機動学園ガンダムさん   作:壱段

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第7話『リライター、試される日!セイラ・マスの選択

第7話『リライター、試される日!セイラ・マスの選択』

 

 

 ‍ 登場人物(本話の中心)

• アムロ・レイ:リライターの旗手。筆記と補給を越える新たな道を歩む。

• セイラ・マス:風紀委員でありながら、リライターの理念に揺れる心を抱く。

• カミーユ・ビダン:芯派のリーダー。線を描くことへのこだわりがアムロとの対立を深める。

• シャア・アズナブル:補給派の代表格。アムロへの複雑な思いを隠して協調に動く。

 

 

 本編

 

【風紀室・夜】

 

セイラ・マスは、机の上に置かれた一枚の紙をじっと見つめていた。

 

──風紀委員長代理としての通達書。

 

「リライター派、校内活動制限処分の件」

 

「……これが、私の仕事。でも、これは……正しいのかしら」

 

その紙をそっと裏返すと、以前アムロが残していった言葉があった。

 

「僕らは、過去をなぞるために書いているんじゃない。

未来の自分に伝えるために、書いているんだ──」

 

セイラの手が震える。

 

「アムロ……」

 

 

【中央広場・リライターの机】

 

アムロたちリライターは、明日の校内演説に向け準備をしていた。

 

新入生や中立派がちらほら集まり、騒ぎが大きくなる気配があった。

 

そのとき、セイラが風紀委員を連れて現れた。

 

「アムロ・レイ。あなたたちリライターの机は、校則第3条に抵触します」

 

アムロは驚いたように顔を上げる。

 

「セイラ……?」

 

「机の撤去を命じます。従わない場合は、風紀による強制執行も辞しません」

 

その言葉に、新入生たちのざわめきが広がった。

 

アムロは立ち上がり、静かにセイラの目を見据える。

 

「セイラ。君は僕に、消しゴムをくれたよね。

筆記と補給が争っていた時代に、君だけが“その間”に立ってた」

 

「だからこそ私は、風紀でいるのよ。アムロ。

中立でなければならないからこそ、どちらにも寄れないの」

 

その瞳に、わずかに揺れる光が宿っていた。

 

 

【一瞬の沈黙──そして】

 

風紀委員が机に手を伸ばそうとした、その時だった。

 

「やめろッ!」

 

声をあげたのは──シャア・アズナブルだった。

 

「リライターは、補給者の理屈を超えている。だがそれでも、俺は見ていた。

こいつが何をしようとしているのか」

 

アムロが目を見開く。

シャアがアムロをかばう形で風紀と向き合ったのは、初めてだった。

 

「……シャア、君は……」

 

「勘違いするな。俺は補給者だ。だが、“白紙”のまま生徒たちが書くことを恐れてはならない。

それは俺たち教師──いや、“先輩”の怠慢だ」

 

セイラは目を伏せる。そして、静かに風紀通達を破り捨てた。

 

「……風紀の判断を、明日まで保留にする。あなたの演説、見届けさせて」

 

アムロは深く頭を下げた。

 

 

【夜・リライター本部】

 

その夜、リライターの部屋には静かな緊張が流れていた。

 

カミーユからの伝言も届いた。

 

「明日、芯派のアトリエ前で待つ。君が“線”の意味を変えるというなら、見せてみろ」

 

アムロは新しいノートを開いた。白紙の1ページ目に、こう記した。

 

「セイラ、ありがとう。君が中立に立ってくれる限り、僕は描き続けられる」

 

 

✨次回予告✨

 

第8話『描かれた未来へ――三派激突!合同演説会』

カミーユ「アムロ、線とは未来だ。君の線は、どこへ向かう?」

シャア「俺は補給する。だが、君の“描き直し”に期待する者もいる」

アムロ「答えはまだない。でも、描くことだけは……やめない」

 

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