ARC-V転生美少女物語   作:らびどっぐ

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 選手権編です。この辺乗り切った先の展開をどうするか全然浮かばん……何とか書いてみます。


★アユの脳筋水族館

 やってきましたジュニア選手権&ジュニアユース選手権、舞網チャンピオンシップ。大会は2日かけて行われ、小学生大会のジュニア選手権、中高生大会のジュニアユース選手権ともに1日目は予選、2日目に決勝となる。私は今回、大会には不参加だ……プロ資格持ちなので当然と言えば当然だが。代わりに、実況席で解説を行う事になっている。

 

(さて、と……)

 

 数多くの参加者がいるため、予選はどちらも複数のブロックに分かれて行う。有力選手の参加ブロックは確認しておかないとね。

 

(ふむふむ、ジュニアはみんなバラバラのブロックだね。)

 

 物語のキーになり得る零羅も、見た所別ブロックだ。

 

(こりゃ、決勝8人のうち半分は決まったかな)

 

 で、問題はジュニアユースの振り分けだ。

 

(……栗田部長、可哀想に)

 

 何と初戦で黒咲に当たっていた。これはよほど強運に恵まれない限り初戦落ちだろう。

 

(シンゴが、北斗と同じブロックか……実力自体はあるしジュニアユースは各ブロック2名抜けだから、何とかなるかな……油断さえしなければ)

 

 参加人数の違いもあり、ジュニア選手権は8人、ジュニアユースは16人が予選勝ち抜きになる。

 

(柚子ちゃんは……あらら、これは厳しいかな? ユートがいるじゃん)

 

 次は遊矢の参加ブロック。

 

(えーと、権ちゃんか一緒か……ここは遊勝塾が身内の潰しあいになっちゃってるな。理想は遊矢と権ちゃんツートップで、どっちがトップかって感じか)

 

 良くも悪くも、どのブロックも激戦だ。これは予選とはいえ目が離せない……と言いたいのだが、ジュニアの実況が終わる頃にはジュニアユースの予選もほとんど終わっている。結果だけ確認する、という事になるだろう。

 

「後はなるようにしかならないか……じゃ、行きますかね」

 

『Aブロック第一試合は、二階翼君の勝利です』

『あの子、ロッジの子ですね……懐かしいなぁ』

『懐かしい?』

『知ってる人は知ってると思いますけど、私は元々舞網ロッジって孤児院の出身なんです。あの《隼の騎士》に《進化する人類》を装備するコンボ、私が使ってからロッジの中で流行ったんですよね』

『そうなんですか』

『ええ、自分のライフが相手より低い事を条件に攻撃力を2400まで引き上げて連続攻撃できるんですが《隼の騎士》は元々攻撃力が1000なんで相手よりライフが多い時の元々の攻撃力が1000になるデメリットを実質踏み倒せるんです。今はもっと良い選択肢があるので、寄付のカードの質が上がってくれると嬉しいですね』

 

(本当、孤児院に寄付される中では割と有用なんだよねアレ……なんてこと無い【装備ビート】が孤児院のスタンダードな辺り、一般の子供との格差は感じる。そういう中でジャイアントキリングかますのが気持ち良いんだけどね)

 

『続いてAブロック第二試合、獣王塾の一文字王君と遊勝塾の鮎川アユちゃんの試合です!』

 

 

「戦いの殿堂に集いし決闘者達が!」

 

「モンスターとともに地を蹴り、宙を舞い!」

 

「フィールド内を駆け巡る!」

 

「見よ、これぞ、デュエルの最強進化形、アクション……」

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

「オレの先攻! 《ビーストライカー》を召喚、効果発動! 手札を1枚捨てて、デッキから《モジャ》を特殊召喚!」

 

 大きなハンマーを持つゴツいモンスターの効果で出てきたのは、どこか愛嬌すら感じさせるレベル1の毛玉のような獣族モンスター。

 

『何か可愛いのが出てきましたね、微笑ましい』

『問題はそれでどうするか、ですよ。攻撃表示なんでそのままじゃ良い的です』

 

「目覚めろ、獣王! 《モジャ》の効果! 自身をリリースして手札か墓地から《キング・オブ・ビースト》を特殊召喚する! 墓地から《キング・オブ・ビースト》を特殊召喚!」

 

『何と! 初手から攻撃力2500の最上級モンスターだ!』

『へえ……やりますね。手札の《キング・オブ・ビースト》をコストに《モジャ》を出してそのまま特殊召喚、無駄が無い』

 

「カードを1枚セットして、ターンエンド!」

 

『素晴らしい動きですね、これからに期待できそうな子です。伏せカードが1枚、どう見ますか?』

『多分、攻撃反応罠かコンバットトリックですね。後者の可能性が高いかな……それで主軸の《キング・オブ・ビースト》の打点を補助して戦闘破壊を防ぎ、返しで押し切る気でしょう。確かに《キング・オブ・ビースト》は最上級ですが攻撃力は2500、ちょっと補助すれば全然倒せる数値なんでそこを補ってるんじゃないかと思います』

 

「私のターン、ドロー! 私は《()ガエル》を召喚! 召喚成功時に効果発動、デッキからレベル2以下の水属性、水族のモンスターを墓地へ送る! 《アクアアクトレス・グッピー》を墓地に送って、魔法カード《浮上》! 墓地からそのまま《アクアアクトレス・グッピー》を守備表示で特殊召喚! 《アクアアクトレス・グッピー》の効果、手札から《アクアアクトレス・テトラ》を特殊召喚!」

「フン、そんな低レベルモンスターを並べたところでオレの《キング・オブ・ビースト》に勝てるもんか!」

「勝てるもん! 《アクアアクトレス・テトラ》の特殊召喚成功時、速攻魔法《地獄の暴走召喚》を発動! 攻撃力1500以下のモンスターが特殊召喚された時、デッキ・手札・墓地から同名モンスターを可能な限り攻撃表示で特殊召喚! 《アクアアクトレス・テトラ》2体をデッキから攻撃表示で特殊召喚。あなたも、好きなモンスターを表示形式は自由で特殊召喚して良いよ」

「《キング・オブ・ビースト》はフィールドに1体しか存在できない。《ビーストライカー》を2体、攻撃表示で特殊召喚!」

 

『アユちゃんのフィールドが埋まりました! でも全部低レベルモンスターで、攻撃力も低いですね』

『大量展開するって事は、狙いがあるんですよ。ここからです』

 

【アクアアクトレス】はここからの打点上昇がエグい。この後の光景を見たら実況は『攻撃力が低い』なんて言えなくなるだろう。

 

「レベル2の《鬼ガエル》と《アクアアクトレス・グッピー》でオーバーレイ!」

「オーバーレイ!?」

「エクシーズ召喚! みんなを守る力持ち《ガチガチガンテツ》!!」

 

『アユちゃんここでまさかのエクシーズ召喚! どんな強力な効果を持っているのか!?』

『なんてこと無い打点上昇と破壊耐性の付与だけですよ。攻撃力も低いんで基本守備表示で置いておくモンスターです』

『そ、そうなんですか……』

『エクシーズモンスターだから単体性能的に強いとは限りません。ですが、ちゃんと戦術にマッチするならそれは十分強力なモンスターと言えるんです』

 

「《アクアアクトレス・テトラ》の効果! デッキから『アクアリウム』永続魔法を手札に加える! テトラは3体いるから、3回発動! それぞれ《水舞台(アクアリウム・ステージ)》《水照明(アクアリウム・ライティング)》《水舞台装置(アクアリウム・セット)》を手札に加えて、全部発動! 最後にフィールド魔法《湿地草原》! フィールドの水属性・水族、レベル2以下のモンスターの攻撃力を1200ポイントアップする!」

「1200ポイント!?」

 

『これは凄まじい強化幅だ! これで攻撃力は……』

『《ガチガチガンテツ》のエクシーズ素材2つで400、《水舞台装置》で600上がりますね……だから』

 

《アクアアクトレス・テトラ》 攻撃力300→900→1300→2500

 

「バトル! 《アクアアクトレス・テトラ》で《キング・オブ・ビースト》を攻撃!」

「相打ち狙いか! 甘いんだよ! リバースカードオープン、《ビーストライザー》! 自分フィールドの獣族・獣戦士族モンスター1体を除外して、その元々の攻撃力分自分フィールドの獣族・獣戦士族モンスターの攻撃力をアップする! 《ビーストライカー》1体を除外して、《キング・オブ・ビースト》の攻撃力を1850アップする!」

 

《キング・オブ・ビースト》 攻撃力2500→4350

 

『攻撃力4350! 4000オーバーで見事迎撃!』

 

 確かに、並の相手なら問題なく返り討ちに出来る打点だ。だが、ここまで場が整ってしまったアクアアクトレスは『並の相手』じゃない。フィールドはよく見よう。

 

「永続魔法《水照明》の効果! 『アクアアクトレス』が戦闘するダメージ計算時、その攻撃力・守備力を2倍にする!」

 

《アクアアクトレス・テトラ》 攻撃力2500→5000

 

「ウソだろ!?」

 

一文字王 LP4000→3350

 

『まさかの攻撃力5000! レベル1の弱小モンスターがとんでもないパワーを発揮!』

 

「2体目のテトラで《ビーストライカー》を攻撃!」

「そんな……《キング・オブ・ビースト》がこんな簡単に……あっ! アクションカード!」

 

『呆然とするのはわかりますが、遅い。あれじゃ間に合いませんよ』

 

一文字王 LP3350→200

 

「3体目のテトラで、3体目の《ビーストライカー》を攻撃!」

「うわわわわ! あ、アクションマジック《回避》!!」

 

『大事な事を忘れてますね』

『大事な事?』

 

「アクションマジック《ノーアクション》! アクションマジックの発動を無効にして破壊する!」

 

『アクションデュエルにおいて、アクションカードは自分だけじゃなく、相手も使ってくるって事ですよ』

 

一文字王 LP200→0

 

 

『蓋を開けてみればまさかの後攻1キル! エクシーズ召喚も見られて驚きでしたね!』

『デッキのコンセプトそのものはシンプルです。ジュニアはデッキそのものは扱いやすいものが多いはずなんで、それをどう使いこなすかが見所ですね』

 

 うん、実際シンプルな脳筋デッキだ。アユちゃんは可愛いし、こういうストロングスタイルはスタンダード次元ではわかりやすく人気がある。

 

(案外、私の次に人気アイドルになるのはあの子かもね……将来が楽しみだ)




 そんなわけで、アクアアクトレスの脳筋デュエルを一足先にお届け。
 ここからちょっとお茶を濁したり、ゆるく楽しむ意味でジュニア組のデュエルを順にやっていこうかと思っています。
 アユちゃんのEXデッキは汎用のランク1,2が入っているので先攻なら《ガチガチガンテツ》の代わりに《餅カエル》を立てて妨害を構える事になると思います。結果的にゴーストリックエクシーズが多めに入っているので駄天使が入っても面白いかも(ゴーストリックでやれと言われればそれはそう)

2026/01/16 この先の展開のため、一部修正しました

タツヤのデッキ、何が良さそう?

  • ジェネクス系列
  • ギアギア系列
  • ブンボーグ
  • 幻獣機
  • 裏サイバー
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