真・恋姫†無双 糜芳伝外伝 -恋姫時代の政治について- 作:蛍石
賢者は歴史から学び、愚者は経験より学ぶ。
過去を振り返る事は決してネガティブな事ではないんです。
まさか、皇帝と皇后について振り返るだけで4000字超えるとはなぁ(遠い目)
冬の寒さも和らいだ春の陽気、お菓子を食べて満ちたりた気分。思わずお昼寝をしたくなりますが、課題がある以上、今はしている場合ではありません。
お菓子を食べるだけ食べて、椅子に座ったまま居眠りを始めた
そんな私の様子を気にも止めず、糜芳さんは湯飲みに口を付けた後、再び口を開きました。
「話が逸れたから戻そう。 この少帝の擁立もそうだし、順帝の廃嫡にも関わっている閻氏が関わっているのは分かったと思う。 この事が指すのは、皇太后と外戚は次の帝を決める際にも強権を持って事に当たる事ができたってわけだ」
「本当は臣下であるはずの外戚がそんな力を持つなんて、まるであべこべですよね……」
思わずそう漏らしてしまった私に、糜芳さんはあっさりと頷きました。
「確かに主従が逆転してしまってる。 だけど、自家の繁栄を欲する外戚にとってはその状態の方が望ましいでしょ」
「臣下の在るべき姿として、それは正しいんでしょうか?」
「確かに帝と朝廷に尽くす、忠実なる臣下として考えるなら正しくないだろうね。 だけど外戚の多くは、帝より何より『自家の繁栄』を第一に考えていて、そのために娘や妹を後宮に送り込んでいる人達だよ? 皇叔であり、勤皇家である
「それは……そうかもしれませんけど」
「納得できない? 今だってそう変わりはしないでしょ?」
「え?」
「章帝以降の皇帝達がまだ加冠も済んでいないような幼いうちに外戚に擁立されるのも、判断力が乏しいから自分達の意思を反映した政治を行いやすいからってのが大きい訳だし。 孟徳殿が大鉈を振るっている今の朝廷にも一脈通じる物はあるでしょ。 もっとも、民の生活は間違いなく改善の方向に向かってるけどね」
淡々とそう口にする糜芳さんへ何かを言い返そうとしますが、言葉は頭の中でぐるぐる回るだけで舌の上に載せる事ができません。
そんな私の様子を見て、糜芳さんは小さく息を吐いた後に言葉を続けました。
「皇叔という玄徳殿の立場からしたら納得できないのも良く分かるよ。 ただ帝が力を得たとしても、本当に問題は解決するのかな?」
「え? どういう事ですか?」
糜芳さんのつぶやきは、私の耳にしっかりと届きました。現在国の政治が乱れているのは、悪辣な外戚と宦官が
「その辺りも後に回そう。 時間も限られている事だし、さっさと外戚についての説明をしていく。 重点的に話したい跋扈将軍までは駆け足で説明していくね。 まずは陰皇后と馬皇后について。 この二人は賢母と言える方々だったから、皇太后となった後も親族を要職に就けるような運動をしなかった」
そう言って、先ほど私が書き出した一覧の皇后の名前の隣に丸印を書きました。
光武帝 陰皇后 ○
明帝 馬皇后 ○
「陰皇后は世祖に望まれて妻になったんですよね?」
世祖と陰皇后!
思わず食いついてしまいました。先ほどまでのどこか納得できない気持ちは霧散してしまっています。我ながら単純だと思いますが、この二人の逸話は大好きなので仕方ありません。おそらく、大陸でも多くの女の子が同じ様に好む題材なのではないでしょうか。
世祖(劉秀)と陰皇后(陰麗華)は相思相愛のまま夫婦として結ばれたと言われていて、二人を題材とした恋物語はたくさん書かれたり、演じられたりしています。
『官に就くなら執金吾、妻を娶らば陰麗華』とは挙兵前に世祖が口にした言葉であり、既にその頃には世祖が陰皇后へ懸想していた事がわかります。
そういう小説を読んだり講談を聞いたりする度に、私も『いつか誰かと』なんて憧れていた物です。
もちろん今は『ご主人様と』に変わっていますけど!
「あー、腐るほど有るね。
「あれ? 今でも師父は内容選ばずに本を読んでいられると思っていましたが?」
「昔は結構読んでいたんだけど、『自分』を題材にされた小説の噂を聞いてからそういう類の物は読めなくなった」
「え、何ですかそれ。 凄く読みたいんですが」
興味を示した杜畿さんに糜芳さんは心底げんなりとした声を出しました。
かく言う私も少し興味があったりします。無言のまま、糜芳さんの次の言葉を期待してしまいます。
もっともそんな私の考えを遙か斜め上を行く答えを糜芳さんは口にしましたが。
「私と
「男同士じゃないですか!?」
「一部の女性に愛好家が居るんだとさ。 理解できんし、したくもない趣味嗜好だが」
「私にも理解は出来そうにありませんね……。 ちなみに、その噂をお伝えしたのはどなたで?」
「たまたまそのあらすじを目にした姉さんに涙目で同性愛嗜好が無いかを問い質されてなぁ」
「うわぁ……」
思わずそう呟いてしまった杜畿さんの気持ちはよくわかります。
糜芳さんのお姉さんである糜竺さんは、糜芳さんの事を凄く大事に思っている、というか懸想をしているのが言葉の端々からよく伝わってくる人です。
私も、私の気持ちがご主人様と共にあると理解してもらうまで、初対面から素っ気ない態度を取られていました。糜芳さんに色目を使うのではないかと警戒されていたからでしょう。
しかし今では、恋心を抱いている相手が別々だと理解してもらっているため、互いに助言をし合う仲になっています。
そんな糜竺さんが、想い人が男色家であり自分を選ぶ事が無いと分かった時にどうするか。私もご主人様がそうだったら、と置き換えて考えてみれば、分かりすぎるほどに分かります。
私と麋竺さんの事はさておき、糜芳さんは遠くを見る目をしてどんよりとした雰囲気を醸し出しながら、口を開きました。
「いやー。 流石に色々と我慢の許容量を超えるような内容だったからさー、焚書にした上で作者を見つけ出して投獄するかを一ヶ月くらい本気で悩んだだよねー」
「ええと……心中お察しします」
杜畿さんは糜芳さんへ慰めの言葉をかけます。
けど、もしかしたら
その事を糜芳さんに察されると朱里ちゃん達の身に危険が迫りそうですので、慌てて話を戻す事にします。……今度星ちゃんに口止めをしておかないと。
「は、話を戻しましょう」
「そ、そうですね。 師父、お願いします」
杜畿さんも同じ気持ちだったのでしょう。私の意見に賛同してくれて、糜芳さんを促してくれました。
「ああ、うん。 焚書の事は脇においておこうか。 とにかくこの二人の皇后が皇太后となってからも朝廷では外戚が台頭する事はなかった。 だから、章帝の在位中までは古き良き時代だったと言って良いかもしれないね。 本格的に外戚が台頭してきて、色々と衰退が始まるのは和帝の代からだね」
「陰氏の兄弟に関して言えば、二人の人柄も関係してそうですよね」
「母親の鄧氏の薫陶の賜物なんだろうなぁ。 陰皇后も男子を産んでいない事を理由に皇后の位に就く事を断っているし」
陰識と陰興の兄弟は、姉妹である陰麗華が皇后となった後も節義を守り、身の丈を超える身分を求めなかった忠臣でもあります。王莽という反面教師が居た事で、外戚への視線が厳しかった時代だったというのも影響しているのでしょう。
そう考えている間にも糜芳さんは筆を取り、
章帝 竇皇后(外:竇憲)
「次の皇后が竇皇后。 その兄が竇憲で、匈奴討伐の功績で罪を
そう言うと、糜芳さんは和帝の隣に『宦:鄭衆』と書きました。
おそらく、皇后の外戚を除くのに宦官の力を借りた、という事でしょう。
そのままついで、と言わんばかりに鄧皇后の隣に鄧隲の文字も書き入れました。
章帝 竇皇后(外:竇憲)
和帝(宦:鄭衆) 鄧皇后(外:鄧隲)
「鄭衆自身は確かに有能だったらしいけどね。 西域都護だった班超の能力に依るところもあったけど、補佐をしていた和帝の在位期間で漢の領土が最大になったわけだから。 ……まあ、宦官については後で詳しく話すか」
そう呟いた後、糜芳さんは鄧皇后の文字を指差しました。
「次の皇太后は鄧皇后。 ここでも臨朝が開かれて、鄧隲が外戚として車騎将軍に就任して共に朝廷を運営した。 他の皇太后、外戚に比べるのが申し訳ないくらいにまともに政務に取り組んでいる。 それでも、鄧皇后の死後に一門は安帝と宦官李閏、
「まとも、ですか?」
「まともだね。 誅殺された竇憲を反面教師にしてなのか、一族の多くが身を謹んでいたし、本人も加増の申し出を固辞している。 光武帝の以後の外戚の中では、最も陰氏、馬氏の家風に近かったはずだよ。 実際に鄧隲達の処断の原因となったのも、讒訴だったわけだし。 明確に罪を問う事ができなかったんじゃないかな」
「いつまでも鄧氏の影響力が残ったままでは、我が世の春を満喫できないという事ですか。 浅ましいと言うべきですかね?」
「讒訴を容れた安帝にも問題はあると思うけどね。 ずっと鄧皇后に実権を握られていたわけだから、鄧氏一門に恨みを持っていたのかもしれない。 あと、皇太后の一族ではないけど、帝舅として大将軍耿宝という人物も居た。 この人はこの人で、閻顯と組んで大尉の楊震を除いたり、やりたい放題している。 最終的には閻顯と仲違いして、安帝が御隠れになった後に殺される事になるんだけど」
と、とんでもなくグダグダです。
思わずそんな感想を思い浮かべてしまいます。
「あ、玄徳殿。 安帝が鄧氏一門を疎ましく思ったように、私が疎ましくなったら迷わず言ってね。 官を辞して故郷の村で畑を耕そうと思うから」
「なりません、なりませんよ!?」
糜芳さんに別駕従事史になってもらってから、徐州におけるこの人の影響力の大きさを痛感しなかった日はありません。
私の補佐として糜芳さんが就いているから、徐州の豪族の皆さんは協力的に接してくれている、というのは朱里ちゃんの言葉です。実際に豪族の方とお会いすると、別れ際に『糜子方様によろしくお伝えください』と必ず言付けを頼まれます。
糜芳さんを官職から追いやるような事をすれば、間違いなく州政が大変な事になってしまいます。
そんな私を面白そうに見た後、糜芳さんは軽く肩を竦めました。か、からかわれたのかな?
「まあ、良いや。 大きくなる前に崩御した殤帝は飛ばして、次は閻皇后と閻顯……はさっき話したよなぁ。 次の帝を決めるだけの権力を有していたけれど、政治的に対立していた宦官孫程により誅殺された」
そう言って、糜芳さんは筆を動かしました。
安帝(宦:李閏) 閻皇后(外:閻顯)
そう書いた後、糜芳さんは目を下に向けて筆の動きを止めないまま言葉を続けました。
「さて、ようやくここまで話が進んだ。 いよいよ本題の跋扈将軍様のお話。 ……の前に、その父親梁商を挟むか。 長いな……」
面倒くさいと言いたげに口元を歪めた糜芳さんは、小さくため息を一つ吐いた後『梁商』の字を書き込みました。
順帝(宦:孫程) 梁皇后(外:梁商)
「梁商は梁皇后や梁冀の父親。 大将軍に就任した後も特に専横をふるうこともなく、多くの賢良の士を属吏として用いて治世を安定させる事に成功している。 ただ梁冀を含めた一門の放縦を正す事が出来ず、後の梁冀の専横に繋がる事になる。 宦官達と歩調を合わせていたから、帝の周りの風通し自体は悪くなかったっていうのも特徴かもね。 ちなみに、その宦官の中には
「そうなんですか!?」
思わぬところで知り合いの名前が出てきたので、思わず声を上げてしまいました。
「今に続く曹家の繁栄は、安帝の御世から数えて四代の間、漢王朝に仕えた季興殿が作り上げたわけだ」
「四代……! まさに生き字引ですね」
「約三十年っていう長い期間、朝廷の真ん中に居続けたにも関わらず、失政による罷免もないからな。 時勢を見極める目は相当な物なんだろうな。 よくもまあ魑魅魍魎が跋扈する朝廷の中でそんなに長い間仕える事ができた物だよ」
驚いてあげてしまった私の言葉に糜芳さんは頷きました。安帝の御世と言うと、私達が生まれる数十年も前の事です。
その頃から朝廷に仕えていた人間がまだ生きているというのは結構凄い事なのではないでしょうか。
「さて、いよいよ梁冀の話に行くわけだけど、その前に少し整理しようか」
そういうと糜芳さんは、自分の手で書き加えた内容を指差しました。
「一つ目。 章帝よりも後の時代の帝達は、必ず加冠前の帝が外戚か宦官に擁立されている。 これは、幼い方が判断力に欠けていて、自分達の意思を反映した政治を行いやすいから」
「二つ目。 そうやって玉座に着いた帝は、後に宦官や自分の皇后の一族の力を借りて、頭を押さえつけてる外戚の影響力を除いている。 宦官達はその報奨として、権力を得てきた。 後の世の宦官達の栄華は、これに端を発するわけだけど、それについては後で話す」
「三つ目。 外戚、宦官の中にも能吏や忠臣は存在した。 すべて悪辣な賊吏ばかりだとまとめてしまうのは危険」
そこまで言うと糜芳さんは手を戻し、湯飲みに口を付けました。
その後、私の顔を見ながら再度口を開きました。
「玄徳殿も人の目利きに自信が有るなら、そういった立場であっても優秀な人間は積極的に用いた方が良いし、暴走して帝の害になる事を不安に思うなら、それを許さないような組織作りをしてでも登用した方がいい。 そうじゃないと、どこかで人手が足りなくなる」
「人手、ですか?」
「孟徳殿と
そう言うと糜芳さんは喋りすぎて喉が渇いたと言い、お茶を入れ直しに立ち上がりました。
糜芳さんが席を外した後も、私は糜芳さんの追記した一覧を、じーっと睥睨しました。
私は曹操さんの今している、これからしようとしている政治のやり方が好きではありません。糜芳さんも言っていましたが、才能のある人を優遇するのが曹操さんのやり方です。しかしそれは、どんなに性根が善良であっても才能の無い人は冷遇される事になるという事でもあります。
力が無い人でも、泣かずに済み、平穏に生きられる世の中にしたい。それが私の理想であり目的です。そういう曹操さんのやり方には当然納得する事が出来ません。少しくらい能力が落ちたとしても、善良であり、身を粉にして働いてくれる人をこそ用いたいと考えてしまいます。さらに私の理想に賛同してくれるのであれば最高です。
糜芳さんの言うとおり、賢良の士を得る機会はそんなになく、私の理想を笑わずに聞いてくれる人という条件を付け加えれば更に少なくなるでしょう。
しかし、今の私の仲間達は、そんな私を選んでくれました。そういう人達も居る事が分かっているのだから、大陸中を見渡せば、もっと多くの賛同者を得られると思っています。
助言をしてくれた糜芳さんには申し訳ないのですが、やはり長い間培われてきた、外戚や宦官への偏見を捨てる事は私には難しいです。どんなに優秀であっても、どんなに近くにいたとしても、彼らを用いるのであれば苦労して大陸中を巡って、私の理想に賛同してくれる人達を探し出したいです。迂遠であり、大変な道だとは分かってはいますが、曹操さんと同じやり方ができない以上、不器用なりに頑張ってみようと思います。
【後漢の帝、皇后一覧(梁商までの追記済)】
光武帝 陰皇后 ○
明帝 馬皇后 ○
章帝 竇皇后(外:竇憲)
和帝(宦:鄭衆) 鄧皇后(外:鄧隲)
殤帝 なし
安帝(宦:李閏) 閻皇后(外:閻顯)
少帝(懿) なし
順帝(宦:孫程) 梁皇后(外:梁商)
冲帝 なし
質帝 なし
桓帝 竇皇后
霊帝 何皇后
少帝(弁) なし
今上帝(協) (現時点では)なし
最後までお読み頂きありがとうございます
本編の方に繰り返して記載すると文字数稼ぎ扱いになりそうだなぁ、という事で一覧はここに書いておきます。
・居眠り鈴々
星が望んだ監視という役目をしれっと無視する虎娘。大物。
・臣下の在るべき姿
桃香にとっては、当然皇帝が一番強くなくてはいけない。
勤皇家としてはこれ以上ないくらいに正論
ただ、外戚と宦官が勢力を増していく中ではかき消されてしまう言葉でしょうね。
・加冠
元服、成人の事。
・跋扈将軍
後漢で最も悪辣な外戚、梁冀の事。
なお、実際にこう呼ぶと身分に関係なく問答無用で毒殺されます。
・光武帝と陰皇后
昔から憧れていた高嶺の花を、功績を上げて偉くなった後に妻として迎える。
恋愛脳にはたまらない題材でしょう。
実際、光武帝が陰麗華を娶った時には更始帝の配下として要職についていたので、新野の豪族の娘を娶る政治的意義は薄かったと思うんです。
政略結婚による地盤固めを更始帝の周りに警戒されていたため、比較的身分の低い陰麗華を娶るしかなかったとも考えられますが。
事実が分からない以上、本作品では大恋愛だったという扱いで行きます(笑)
・二人を題材とした恋物語
あの世界にも歴史物っていう小説のジャンルは有ってもおかしくなさそう。
という事は、管仲×鮑叔とか、太公望×武王とか、光武帝×劉縯とか有ってもおかしくない……はず。
男同士ばかりやないか!やったね朱里ちゃん、おかずが増えるよ!(下品)
・自分を題材にされた小説
為政者への皮肉などを込めての創作物は作られる事があったはず。
ウェスパシアヌス帝の物が有名ですね。
異性愛者であるにも関わらず同性愛者扱いされるのは、甚だ不本意な物が有るでしょうけど。
・一部の女性
まさか自分の義妹がそうだとは、お釈迦様もご存知あるめぇ。
耳年増という認識はしていますが、腐っているとまでは分かっていないです。
・焚書
「本を焼く者は、やがて人間も焼くようになる」
麟が自制した理由は、上記に集約されています。
言論弾圧ダメ絶対。例え八百一でも。
・星の内緒話
星がこんな面白そうな話、放っておくわけないじゃないか!(作者の中のイメージ)
・疎ましくなったら
牽制球。ただし150㎞の豪速球。
・麟の徐州での影響力
陶謙の主簿をやってる時に培ったんだろうなぁ。
羽柴秀長に近い接し方をしてそうなイメージ。
・三つのまとめ
この話で言いたかった事。
何でこんなに長くなったのやら
・麟と桃香のスタンスの違い
麟は現代日本で生活していた事もあって、華琳に近いスタンスを持っています。
能力重視で、出身、身分は問わずに、有能な人間ならそれを発揮できる機会を作り、働かせるべきだ、という考え方ですね。
それに対して桃香は、人柄を重要視しています。
孝廉による人材発掘を行うのが一般的だった当時の背景を考えると、桃香の方がずっと正常な感覚を持っています。
ある程度儒教を無視してしまっている華琳や麟の方が遥かに異端な存在であり、桃香の意見の方が常識的です。
とはいっても本家曹操と同じく、麟も華琳も完全に儒を無視しているわけではないのですが。
・杜畿
描写は省いていますが、喋っていない時は手紙への返事を書いています。
それは眠っている鈴々も同様です。
・後書きに1600字超え
作者、正気は保ってるか?(白目)
ご意見・感想等ございましたら記載をお願い致します。
以前から記載していますが、本作は感想返しを自重しています。
とは申しましても、皆様にご記載頂きました感想自体は全部目を通し、創作の糧ややる気へと還元させて頂いております。本当にいつもありがとうございます。
少なくとも完結までは、返答できないという不義理を働くかと思いますが、どうぞご了承ください。