深海棲艦跋扈する世界。行くは影の超要塞空母   作:敦賀奈多

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第3話:敵泊地航空急襲作戦

まだ、普通の人間なら誰も起きてない様な時間。

俺は泊地鎮守府を離れて、深海棲艦の勢力圏内であろう海域へと

来ていた。

 

「さてと、潰すか。」

 

何故、こんな事になってると言うと

昨夜気持ちよく寝てた時に深海棲艦の艦載機が爆弾を落として

行きやがったんだ。偵察機に追跡させたら、ここら辺に敵の泊地が

あるようではありませんか。なので仕返しにこちらも爆撃して

やろうと思ってな。

 

「艦長妖精さん。準備は出来てる?」

 

「はい!もちろんです。」

 

俺は空に銃を向けて引き金を一回引く

弾丸は100機の黒色のB-17に変換され、編隊を組んで敵泊地へと

向かって行く。

 

爆撃機(B-17)side

 

《さぁ、いよいよ。私たちの出番だよ。》

 

《焦土にしてやるぜ!》

 

《燃える泊地はさぞ綺麗だろうね。》

 

妖精達は士気十分の様だ。

数刻の後に敵泊地が見えてきて、編隊各機は爆弾層のハッチを開き

爆撃準備をする。

 

《投下ぁぁぁ!》

 

隊長機の合図と共に爆弾を投下していく。

敵泊地は炎上し破壊されていく。迎撃の敵機が上がって来ることも

無く、編隊は爆撃が終わり次第母艦へと帰投して行く。

 

爆撃機(B-17)side out

 

「さてと、終わった様だし。俺達も帰るか。」

 

「そうですね。帰りましょうか。」

 

艦娘side

~トラック泊地 執務室~

 

「何?攻略予定の敵泊地が炎上していた?」

 

トラック泊地の提督である彼、藤田翔中将は秘書官である翔鶴からの

報告を聞いて驚いていた。

 

「はい提督、早朝に行った偵察で発見しました。その時点では

 まだ炎上中でしたので、私の偵察機が来る数十分前に攻撃を受けたんだと

 思います。」

 

「なるほど、何か手掛かりはあったか?」

 

「それが、偵察機からの報告では南下していく大型四発爆撃機の編隊が

 見えたらしんです。」

 

「四発の爆撃機…機体の色は?」

 

「まだ、辺りが暗かったので正確には分かりませんが、おそらく黒色です。」

 

「黒色…分かった。」

 

黒色と聞いて思い浮かぶのは、昨日の作戦で飛龍達を助けてくれた

謎の航空機隊の事だ。

 

「翔鶴、どう思う?何処の基地から飛んできてると思う?」

 

「それなんですけど、付近にそれらしい飛行場は無かったんですよね。」

 

「ふむ。手詰まりか。」

 

なんの手がかりも無い現状では何もする事は出来ない。

しかし、ここで一つの仮説が頭の中に出てくる。

 

「その黒色の航空機は空母から発艦された…?」

 

「提督!?それは…いくら何でも。双発機ならともかく四発機は

 さすがに無理じゃないですかね?」

 

「俺もそう思うけど、無いとは言えないだろ?」

 

「それは、そうですが。」

 

謎の黒色の航空機は空母から発艦されたという仮定にして空母の捜索を

朝礼の時に所属している艦娘たちに伝えた。艦娘たちは最初こそ

驚きはしたものの、助けられた者達は自分達を助けてくれたお礼も

するために気合を入れるのだった。それ以外の艦娘達も興味本位から

士気が上がるのだった。

 

艦娘side out

 

一方その頃俺は拠点の泊地鎮守府に戻っていた。

 

「はっくしゅん!」

 

「大丈夫ですか?」

 

「ありがとう、艦長妖精さん。風邪かな?」

 

「誰かに噂されてたりして。」

 

「えぇ~?」

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