ホロライブJP最強王決定戦   作:七星かいと

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3.一回戦第四試合『姫森ルーナ』 VS 『博衣こより』

「開けたよー。みんな見えてるー?」

 

「みえてっかー? へいみーん、ほしよみー。ホロライブJP最強王決定戦、一回戦第四試合の配信を始めるぞー!」

 

 

見えてるー

見えてますよー

きちゃ

始まったー

第四試合ってことは姫とこんこよか

主催の試合だー!

 

 

「よし、無事に枠があいたという事で、かなたさん。ついに始まりましたよホロライブJP最強王一回戦第四試合!」

 

「なんでそんな説明台詞なんだよ。というかさっきそれ僕言ったよ。違くて、まず自己紹介自己紹介! キャッチコピーは握力50kg! ぎゅっ、ぎゅっ、握りつぶしちゃうぞ☆ ホロライブ4期生かなたんこと解説を担当する天音かなたでーす。そして?」

 

「はーい。実況を担当するのは私、彗星のごとく現れたスターの原石!バーチャルアイドルの星街すいせいでーす。そして!」

 

「そして! じゃないよ、もう一人この席にいないよ! 僕とすいちゃんでフィニッシュだよ! やめてよね、僕の見えないもう一人がいるみたいな演出すんの!」

 

「今日も突っ込みがキレキレのかなたさんです。まぁ、掴みはこの程度にするとして、第一試合と第二試合の振り返りからまずは始めるとしましょうか」

 

「すいちゃん冒頭からボケすぎじゃね……? いいけども。いいですけれども。では、改めて一回戦第一試合、スバル先輩とみこ先輩の試合は壮絶な殴り合いを制したスバル先輩の勝利! 待ってる間にアーカイブ確認したけど、あれやばかったね。二人ともバチバチの肉弾戦してたやん」

 

「みこちのMP管理がガバったせいで負けたけど、あれがなかったらじりじり体力とMP削られてたスバルちゃんが危なかっただろうねー。なんならみこちは如意棒で別の島にも移動が簡単にできたし、離れてMP回復しつつ遠距離でちくちく攻撃し続けたら勝てた可能性はあったね」

 

「結構冷える絵面になったかもしれないですけど、それもまた戦術ですからねー。でもノリと勢いで近距離戦を選んでしまったみこ先輩と近距離戦しかできないスバル先輩の殴り合いは面白かったですけれども」

 

「撮れ高としてはかなり最高だったと思う。みこちの犬神家というか、土筆は爆笑したよね」

 

「風真流やべぇわ……。いろはちゃん、普通に現実であれができるっていう事実にびっくりだよ。マジで」

 

 

今日もかなたんの突っ込みがよう冴えとる

すいちゃん生き生きでボケてて草

第一試合、リアタイしてたけどマジヤバかったわ……。コメントでみんな風真流に引いてたよね

スバルの容赦のなさもやばかったわぁ

確かに、遠距離からチクチクしてたらみこちの有利だったのか

最初から近距離戦挑みに行ってたからなぁ

見てるほうは楽しかったけど、勝ちを狙うんだったら遠距離攻撃出るならそれにこだわるべきだったかもね

まぁ、結果論結果論

 

 

「一回戦第二試合、ミオちゃんとリオナの試合はすいちゃん達が実況と解説をしてたわけだけど、こっちもこっちで凄かったね」

 

「第一試合と同じく第二試合も浮島での戦いだったわけですけど、まさか初手でリオナちゃんが"アース"の能力で浮島二つを土でつないだ挙句、MP全部つぎ込んで中央の浮島にぶつけると思わなかった」

 

「おかげで、中央の島で"フォーチューンテラー"の能力使ってバフ積んでたミオちゃんが吹っ飛んだし、バフも解除されちゃったからねぇ」

 

 

あれは見た目やばかった

コロニー落としってあんな感じだったんかな

大質量での吶喊は見た目ド派手で凄かったわ

初期スポーンが真ん中の島だったミオちゃんがタロットカード引いて結構なバフ積んだり罠仕掛けてたのが全部ぱぁになったからねぇ

MP使って具現化したタロットが一気に消えてすっごいしょんぼりしてたよね

 

「そのあとは武器として選んだテコンドーを駆使して怒涛の接近戦! 正直、これはリオーナが勝った! と思ったら」

 

「自分が落とした島の破壊力でぐっちゃぐちゃになった地面に足を取られてコケて」

 

「倒れた先にあった岩を避けようと体をひねったところでハマってた足を挫き」

 

「そのまま"フォレスト"の能力を使ったミオ先輩が周りにあった植物を使ってリオナちゃんを拘束して、それまでのうっ憤を晴らすような怒涛のラッシュで勝ち切るというね」

 

「往年のお笑いコントかと思ったよね」

 

 

あれは神がかってた

マジでお笑いコントの一場面だった

リオーナがこけた後、足をひねって自傷ダメージ喰らったところでのミオしゃのポカン顔は見ものだった

そのあとゲラりながらリオナちゃんを蔓で縛り上げてそこから殴る蹴るの猛ラッシュ

途中リオーナのドMスイッチ入っててなんかセンシティブな声上がってたよな……

あれアーカイブ大丈夫なのかちょっと心配になった

 

 

「まぁ、そんなこんなで二試合終わったわけだけど、かなた的にはどう? 見てて面白い?」

 

「面白いですねー。ただやっぱり借り物の能力がメインなのもあって、ミオ先輩みたいに自分の能力モチーフの奴を選んでないメンバーは能力行使にまだまだ不安が残りますね。リオナちゃんも、今回"プリンセス"の能力を全然使えてなかったですし」

 

「そこはまぁ、実際に試合数を重ねて経験を積むしかないかな。こればっかりは、センスもあるだろうし、やっぱり実践に勝る経験値はないわけよ」

 

「すいちゃん、なんでそんな脳筋思考なん……?」

 

 

すいちゃんは割と脳筋

力こそパワー! な感じだゾ

ホロライブきっての武闘派とホロリスの間だと噂されてっからなぁ

ホロメンのガチバトルイベント、今回が初めてのはずなのに武闘派とはいったい……?

バトルロイヤル系のゲームとか強いからだと思う

後は時々みんなの雑談から聞こえてくる内容でね

 

 

「皆にそんな風に思われてるなんて誠に遺憾である」

 

「絶対そんな風に思ってないだろ! めっちゃくちゃ笑ってるじゃないですか」

 

「うん、全然思ってない」

 

「じゃあ言うなよ! って違う! だめだ、すいちゃんに突っ込み続けてると話が進まない! さて、というわけで今の時間帯は一回戦の残り三試合を並行して行っていきます! 僕たちはルーナ対こよりの第四試合、フブキ先輩とぼたんちゃんの第三試合は第一試合と同じくあやめ先輩といろはちゃん、団長とはじめちゃんの第五試合はすでに敗者復活枠に進むことが決まってるみこ先輩とリオナちゃんが実況と解説を行う枠をそれぞれ立ててますので、皆さんも同時視聴したり、アーカイブで各試合を見たりしてくださいね」

 

 

はーい

了解ー

どの試合も楽しみ

第二試合から変わらない冒頭のやり取りしてて草

かなたんが全部突っ込むからすいちゃんが生き生きしちゃってw

楽しそうで何より

 

 

「あ、かなたかなた、巻けって。ここ以外試合始まったって」

 

「すいちゃんがボケてるからだよ! まだ説明終わってないよ! えっと、とりあえずステージ決めルーレットと選手入場ー!」

 

「どきどき、どきどき……海上ステージだぁー! 海の上だぁー!」

 

「海上ステージは海に浮かぶ船が舞台! 二十隻の木造小型船が鎖と木製のタラップで繋がってるステージ!」

 

 

ぐだぐだで草

巻けって指示がまさか出るとは

おお、海のステージか! 第一第二試合ともに浮島だったから浮島と荒野以外のステージは初お披露目だ!

無双シリーズにこんな感じのステージあったな……

小型船って言っても結構大きいな

まぁ、そりゃ船だし

木造ってことはまさか、燃えるし沈められる?

ギミック仕込んでそう

 

 

「浮島の時と同じようにどこに生成されるかはランダム! とりあえずそれぞれの様子を見ていくよ! まずはルーナ! ルーナは船団のど真ん中に現れたね。そして登場と同時にMPフルで使って"プリンセス"の能力を発動!」

 

「大量のルーナイトが姿を現していくぅー! "プリンセス"はんなたんが元々持っている能力をもとに作られているから流石に使い慣れてるね」

 

「ルーナは呼び出したルーナイトに索敵を任せつつ、自身は動かずにMP回復に努める感じで序盤を進めていくつもりみたいだね。ちなみに"プリンセス"はMPを消費して自身の思い通りに動く兵隊を作り出す能力だよ! 許可もらったから言うけどルーナの"護ってルーナイト"って能力が元になってるよ」

 

「色々な能力を持つルーナイトを召喚する能力だけど、デチューンされて使用者の想像する兵士しか作れなくなってるね」

 

「一回ルーナが呼び出した本物のルーナイトたちと模擬戦させてもらったことあるんだけど、能力持ちだったりガチの戦闘能力者だったり豊富過ぎてさすがの僕でも引き分けに持ってくのが精いっぱいだったよね」

 

「ガチの天使族と引き分けるルーナイト達って何者……? ま、まぁ、それはさておき、もう一つの画面にはこよ! こよも登場と同時に"アルケミスト"によりMPを消費して色んなものを作り出していくぅー!」

 

「こよりの"アルケミスト"はHPを消費してこよりが今まで作ったことのあるアイテムを作り出す能力だよ。うん、HPを使って。つまり、使えば使うほどこより自身が不利になってく能力だよ」

 

「ちなみにこよがスポーンしたのは船団の右下にある船だね。んなたんがいる場所からはだいぶ離れてる」

 

姫がMPでルーナイト召喚で、こんこよがHPでアイテム想像かー

姫が本来持ってる能力って色々なルーナイト召喚なのか……

それも全員フルに能力使える上に、姫からのバフがつくタイプだから本来以上の力が出せる。ソースは自分

召喚されたルーナイトがいるぞ! 囲め囲め!

というか、どれだけ呼び出されたかわからないけど、それと引き分けたかなたんって何

天使族だぞ、弱いわけないやん。悪魔と並んで異族の二大種族やぞ

逆に数いたとはいえ、その悪魔に引き分けたルーナイトたちがなんだよ

ルーナイトやぞ、それくらいはできるだろ

説得力すげぇな……

そんでこんこよはアイテム生成か

召喚魔法とクリエイト魔法って考えると、体力消費してアイテム作るのはなんかわかる

こんこよとルーナ姫の位置は結構離れてるけど、これ姫にたどり着くまでにルーナイトがすげぇ増えるんじゃね?

とか言ってる間にもうHPが半分になった

ってあれ、待ってこよちゃん、それ船のパーツ! 木だよ!?

船の手すりにマヨネーズかけたー!

そんでもって大きく口を開けて食べたぁー!?

 

 

「はい、というわけでこよの能力二つ目は"イーター"! なんでも食べれるし、食べた分だけHPを回復する能力!」

 

「ちなみにこれは言ってもいいって言われてるから言うんだけど、この能力、元ネタはまつり先輩の保有能力です」

 

「詳細は伏せるけどまちゅりがあんだけ食べてもそこまで太らない理由の能力だね」

 

 

うわぁ、すげぇ絵面だ

自分で生成したマヨネーズ船の欄干にぶっかけて食べてHP回復しとる

こよちゃん、人間離れしてくなぁ

躊躇いがなさすぎる

さすこよ

うーん、マヨネーズ味!、じゃないんよ

さすが、しゃもじ溶かして食べた女は一味違うぜ

まちゅの能力かー

太らないわけじゃない能力で草

まぁ、まちゅ公式から太らされたりリバウンドさせられたりするから……

お太りになられてたからな

まちゅー

夏色まつり:名前覚えたからな

ひぇっ

本人おった

なーむー

 

 

「まつりもよう見とる」

 

「まつり先輩に覚えられちゃった人たちは頑張ってね! さぁ、そんなことを話している間に、作り出したアイテムを装備したこよりが船のマストに上って索敵を開始したけど、逆にそのこよりをルーナイトが発見!」

 

「見つかったこよ目掛けてルーナイトの大群が向かっていく! これ、某戦国とか三国のゲームで見たことあるな……」

 

「作品名言っちゃだめですからね! 版権的に!」

 

「それはフリ? フリ?」

 

「フってないわ! いうなよ! マジで言わないでくださいね!?」

 

 

またコント始まってて草

かなたんが丁寧に全部拾って突っ込むから

第二試合の時も始終こんな感じだったからなぁ。相性いいよね、本当に

ボケと突っ込みのバランスが良い

一対一だからね

と、こよちゃんがルーナイトに気づいて動き出した

マストから一気に飛び降りてヒーロー着地するあたり、こんこよもちゃんと獣人族だよね

なんだかんだ運動神経いいからなぁ、こよちゃん

フィジカルつよつよコヨーテだからねぇ

 

 

『さてと。ルーナイトさんたちの進行方向と規模から考えると、ルーナ先輩は多分船団の中央あたりにいるっぽいかな? 試合開始から今の時点で十分。ルーナイトさんたちの移動速度からすると、生成されてから十分であそこまで移動してきたって考えれば、逆算すれば……うん、大体の目安がついた』

 

「こういうところ見ると、こよってマジで頭いいんだってわかるよね」

 

「ルーナイトの動きから逆算してルーナの位置把握するとか、それも今の一瞬でしょ? それ計算したの。普段あんだけぽやーっとしてる感じなのに、ガチるとこよりの頭脳明晰さが出てくるよね」

 

「っと、ここでこよが白衣に装備したフラスコを手に取って、そのまま投擲! ルーナイト達が移動中の船に向かって飛んでいくー!」

 

「あ、これ僕知ってる」

 

『必殺! 足止めする薬ぃー!!!!!』

 

「着弾した薬がドクロマークの粉塵をばらまきながら大爆発ぅー!」

 

「そのままこよりは爆発した船とは逆方向に移動を開始! 自身の計算で導き出したルーナがいるであろう中央船団に向かって走っていく! どうやら自分の能力にバフをかけるタイプの薬を飲んだらしく、一気に速度が上がってるよ!」

 

 

えっぐぅ……

アニメの爆発やん

それも、お仕置きされるときの爆発やん

ホログラのあれか

いや、確かに足止めはできてるけれども

爆発の規模がシャレになってねぇ

投擲の正確さもすげぇけど、それより威力よ

船がほぼ原形残してないぜ……

しかも延焼も始めてるからあれ、さらに規模上がっていくんじゃない?

早期決戦するつもりかよ

移動速度も速いっていうか、あれ、こよちゃん自分で作った事あるってマジ?

そりゃ秘密結社の博士枠ですわ

 

 

「ここで視点のピックアップをんなたんメインに切り替えるよー。今は……ルーナイトにお姫様抱っこされたんなたんが移動を始めながら選んだ武器である武器辞典を開いてる!」

 

「MPは移動しないほど早く回復していくわけだけど、これならルーナは移動してないからね。あくまでルーナイトが移動してるだけだからルーナのMP回復は変わらず早くなるってわけ」

 

「移動しない時間が長ければ長いほどMPの回復量は上がってくからね。それで開いた武器辞典で何をするかと言えばー?」

 

「"プリンセス"の能力でルーナイト達にどんどんいろいろな武器が供給されていくー!」

 

「"プリンセス"で創造できるのはあくまで使用者が想像できる範囲にデチューンされてるからね。本来の能力だと召喚したルーナイトの能力を全部再現した上に、呼び出したルーナイトの意識もコピーしてくるけど、んなたん自身が理解しているものしか作れない」

 

「だからこその武器辞典! 使用者が理解しているものしか作れないなら、理解させてくれるものを持ち込んでそこから作る!」

 

「おかげで原始的な武器から近代兵器まで実に様々な武装がルーナイト達に供給されていく! 元々の鎧と槍と盾装備だったルーナイト達の装備もどんどん変わっていくぞ」

 

「ピンクのヘルメットをかぶった近代的軍隊爆誕とか怖すぎる。でも爆弾を自由に作れて食べることさえできれば回復も容易なこより相手だと別にそこまで理不尽だと思えない不思議」

 

 

姫の能力、素が強すぎるんでデチューンされてもそこまで弱体化された感じがしない不思議

タイマンバトルなのに大量の兵士が近代兵装引っ提げて襲いに来るとか恐怖以上の何者でもない

でも相手はこんこよだぜ

無限に爆弾を獣人の肩で投擲してくる上に、どんなアイテムが出てくるかわからないびっくり箱みたいな相手だからなぁ

それこそ自前でいろいろな兵装作ってても驚かない

ホログラ見る限りやべぇからなぁ

 

 

「ちなみに、これはコメント見てて思い出した余談なんだけど」

 

「はいはい?」

 

「こよ、今回の戦いに結構能力制限かけてるらしくて」

 

「というと?」

 

「大量破壊兵器の類は作るとHPが満タンでも一瞬で全損する値にしてるんだって」

 

「あいつ大量破壊兵器作ったことあるのかよ!」

 

「それこそ今回んなたんが作ってる近代兵器をはるかに超えるレベルのを作ったことがあるらしい」

 

「怖いよ! あいつマジで何作ってるんだ!? 秘密結社だってやっていい事と悪い事があるだろ!」

 

「電子世界で作って現実世界だと作らなかったからセーフって言ってた」

 

「アウトだよ!」

 

 

こっわぁ

マジで何やってんだこんこよ

秘密結社だからってさぁ

セルフナーフしてるんか

強すぎる

最初の時も薬品系とマヨネーズしか作ってなかったしなぁ

あれも制限かけてるんだろうなぁ

 

 

「さて、そんな雑談をしているうちに今度はこよに動きが出てきた」

 

「近代兵器で武装したルーナイト達から逃げながら船を飛び移って移動していたこよりが遠くの船団に目掛けて薬品が入ったフラスコを連続で投擲!」

 

「着弾地点がちゅどんちゅどんと爆破されていくぅー! いいね、いつぞやかの7大豆思い出すよ」

 

「あのわためが火炎瓶やら爆弾やらばら撒いてたやつね。切り抜きで見たよ! にしてもこよりの奴、あんなにぶん投げてどーするつもりなんだろ。あれ、自分の進行方向も潰してるよね?」

 

「いやー、まぁ、それはもう一つの画面を注視すればくわかるんじゃないかなぁ」

 

『あいつぅー! ドッカンドッカンやべぇのらー!』

 

「ああ、ルーナが居そうな位置を予想して逃げ道つぶしてるのか」

 

「近くの船が爆発炎上して沈んでいく中、んなたんは自身を抱き上げているルーナイトにもう一つの能力、"スケーター"での高速移動を付与! つるつるスケートのように戦場を滑りながら移動していくぅ!」

 

 

無造作に投げてるようできっちり姫の移動地点予測してるのマジでずのー

これがHoloxの頭脳か

そんで後ろから追いすがるルーナイトから逃げてるのも凄い。銃弾やら矢やら雨霰と振ってるのに全部避けてる

前に立ちふさがるルーナイト相手にも色んな薬品ぶん投げて的確に排除しとる

いつの間にかなんかみこちが持ってた如意棒握ってるし

あれ、こんこよの発明品だったんか

アクションへたっぴコヨーテの姿はいったいどこに

ゲームがへたっぴなだけで、こんこよ意外にフィジカルの人だから

姫も姫で、もう一つの能力は移動系か

ルーナイトの移動能力あげるほど移動司令官としての役割が強化されるからね

移動しながらもルーナイトと武器をずっと召喚し続けてるもんなぁ

無限兵士 VS 無限爆弾の戦いとか怖すぎる

 

 

「移動中にも色々な薬品やアイテムを作り出してはマヨネーズぶっかけて船の一部を食い荒らしてく! シロアリかな?」

 

「やめてあげてよ! 確かに白衣着てるから白いけど! マヨネーズぶっかけてるところ白いけど! シロアリ扱いはあんまりだろ!」

 

「と、そんなことを言ってる間にこよが投げた足止めする薬がんなたんがいる船に着弾! 船体が爆発するぅー!」

 

「ルーナーァ!?」

 

『いやぁぁああああ!!!!!!』

 

うわぁ……

大 爆 発

ルーナ姫がいた船の上半分が木っ端みじんに

これ、下手すると船が沈んで姫様場外負けになるのでは?

遠距離戦いって地味になるかと思ったらクッソド派手で草

こんこよはこんこよで近づいてきたルーナイト達と銃撃戦始めてるし

雨あられと振ってくる銃弾を作ったなんかよくわからない壁で防いでる……

あれも発明品かー

 

 

『たぶんかなたんとすいちゃんが見てくれてると思うので解説すると、この盾はこよが発明した弾性を凄く強めた素材で作ったもので、衝撃にものすごく強い盾です。特許取得済みで、結構色々な世の中で防弾素材として使われてるよー。いろはちゃんには軽く一刀両断されたけど』

 

「実況解説の仕事奪って解説しないでくれない?」

 

「いやでも、あれがなんなのかこよにしかわからないし……」

 

「参加者がメタ解説するなって言ってるの! で、ルーナの方は煙が晴れて状況がわかってきたけど、ルーナは無事だね」

 

「その代わり、周りにいたルーナイトが全滅してる。んなたんの事庇ったんだろうなぁ」

 

『ルーナ先輩の状況はまだ詳しく把握できてないですけど、とりあえず解説がてらここのルーナナイトさんたちを一掃しますね。この二つの薬剤は、片方が空気中の二酸化炭素を酸素と炭素に分解したうえで炭素と結合して小さく圧縮された炭素の球を作り出す効果を持っていて、もう一つの薬剤は空気に触れると全方位に向けて風をばら撒きます』

 

「あいつ、勝手に解説始めてるぞ」

 

「博士だから解説キャラやりだしてるのは別にいいんだけど、言ってる事相当物騒じゃねーか!? 炭素でできてるとはいえ弾丸作って全方位に風でばら撒くって言ってんぞ!」

 

 

つまり、どういうこと?

右の薬剤で相手の中心に大量の弾丸を生み出して、それを一気に散弾としてばらまく

セルフクレイモアかよ

物騒だなぁ!

びっくりどっきりコヨーテ

色んなの開発してるなぁ

 

 

『ちなみに両方とも特許所得済み! こよの資金力は大体こういう発明品の特許に支えられております。と、ゆーわけでー、いっけぇー! 爆っぜろぉー!』

 

「時間差で二つの試験官をぶん投げるこよ! 銃弾をばら撒く近代化兵装を身に着けたルーナイト達の中心に落ちた試験官が割れて一瞬で大量の弾が生まれていく!」

 

「後から落ちてきた試験官が同じ場所に着弾! やべぇ! こよりお前、なんかすさまじい暴風が生まれてるじゃねーか! 何作ってんだお前!」

 

「弾丸だけじゃなくて、嵐みたいに周囲をなぎ倒す風でルーナイト達が吹っ飛んでいく……」

 

『あの量を一気に炸裂させると、風速100メートルくらいが一瞬で発生します。わかりやすく言うと、竜巻や大型台風レベルの風が生じるわけですね』

 

「バカじゃねーの!?」

 

「一人で台風つくってるんじゃねーよ!」

 

「というか、なんでこよりは大丈夫なんだよ! どう考えてもお前にも影響出るだろ!」

 

『なんでこよは無事なんだよ、という突っ込みが多分配信で行われてると信じて言いますけど、あの薬、影響範囲がものすごく限定されるんですね。直径一メートルが最大風速で、そこから1メートルずつ離れるにつれて反比例的に風速が減衰していくので、こよとしては爆心地の中心にあったモノが飛んでくるのを防げばどうにかなるわけです。今の着弾地点はここからざっと20メートルくらいは離れているので、ここまでは風の影響がほとんどないわけですね』

 

 

的確にコメントの内容読まれてて草

まぁ、そういう突っ込みしたくなるのはわかる

こよちゃんも、盾で防いでるからいいモノの、その盾に当たる音がやべぇからなぁ

今調べたけど、風速100メートル、ガチで竜巻クラスだったわ

そりゃルーナイトも船も吹っ飛ぶよなぁ

こんこよ、敵に回しちゃいけないタイプだわ……

 

 

『風を生み出す薬は使う量を適切にすれば一定の方向に一定の強さで風を生み出すので、風力発電なんかに利用されています。炭素で弾丸を作る薬も、火力発電所で永久機関的に使われてますね』

 

「火力発電で生み出された二酸化炭素を炭素と酸素に戻してさらに燃料として使うって事?」

 

「なんか、ここ数年電気代安くなったなぁと思ったんだよ! こよりが原因か!」

 

「人類の発展に寄与しすぎてる……」

 

「なんでそんな奴が秘密結社で博士やっててVTuberやってるんだ……?」

 

『趣味です!』

 

「実況解説と会話すんな! お前こっちの声聞こえてないだろ!」

 

 

これまでの戦いと違って遠距離戦な上に、こよちゃんに余裕がありすぎて解説してくれるの凄いわ

実況と漫才始めてて草

映像に突っ込むコントみたいwww

一方の姫様の方は起き上がった後で周りのルーナイト達を召喚してるけど、HPが半分くらい削れてる

ルーナイトが庇ったとはいえ、あの爆発だったもんなぁ

再びの爆弾を経過して移動しようとしてるけど、周りの船もう沈んでるしなぁ

逃げ場がない

 

 

『やべぇ、これもしかして詰んだのら? 逃げ場がねぇのらよ! いや、空飛ぶタイプのルーナイトを創造できれば……?』

 

『さーて、春の一掃大祭りも終わりましたし、ルーナ先輩を索敵せねば! というわけで、とう!』

 

「暴風が収まりルーナイトを一蹴したこよが索敵用のマストを求めて隣の船へ移動! 四足移動でマストを駆け上がる!」

 

「野生に戻りすぎだろ!」

 

「一方のんなたんは頑張ってルーナイトを召喚するも、周りの船はこよが投げた"足止めする薬"により沈没済み! 移動する先がない!」

 

「ルーナイトが連なって肩車してるけどあれ何してんだ?」

 

「橋掛けようとしてる……?」

 

『んー、よし、予想どおりルーナ先輩丸裸! それじゃあ、皆さんご一緒にー!!!!!』

 

 

これはさすがにどうしようもないか

逆転厳しいだろうなぁ……

こんこよの周りにいるルーナイトは全滅。こよりにルーナイトを向かわせようにも、姫の周りは移動できる船がない

頑張ってルーナイトブリッジ作ろうとしたけど失敗してルーナイトは海に沈んじゃったし

そしてこんこよはマストに上って、ルーナ姫の位置を完全に捕捉してる

今さらっと四足歩行しとったな

四足歩行で壁走りするのをさらりと披露するのやめてもろて

姫は何とか移動しようとしてるけど、飛行タイプのルーナイト作ろうとして失敗してるなぁ

翼は生えてるけど羽ばたけてないという

ジェット噴射できるようにするにはMPが足りないかー

皆さんご一緒にって、ああ、もしかして?

こよちゃんだからなぁ

 

 

「必死に打開策を探すルーナ! でもその姿はマストに上がったこよりに捉えられている! ああっ、橋をかけようとかなりの数肩車しあって縦に長く伸びたルーナイトタワーが一番近い船に向かって倒れるけど長さが足りない! ルーナイト達が海に沈んでいったー!」

 

「そんな中こよが観客を煽りつつ、その手には複数のフラスコが握られている! これはもう、さすがに決まったかぁー!?」

 

『よしっ、いっけぇー! "足止めする薬"ぃー!』

 

「こよが投擲したフラスコがきれいな放物線を描いて一個、二個、三個とんなたんがいる船に向かっていく!」

 

「高い放物線、中くらいな放物線、小さな放物線で、最後にまっすぐストレートでぶん投げる! っておい、まさかお前、飛距離と着弾タイミング調整して全部一緒に当てるつもりかよ! オーバーキルにもほどがあんだろ!」

 

『ああっ、あれ、さっきから爆発してたのあれが原因か! こよりぃ!!! あとでおぼえてるのらよーーー!!!!』

 

「飛んでくるフラスコを見つけたんなたんがものすごい形相で叫ぶ! いつもの優雅さがかなぐり捨てられてるぞ!」

 

「そして綺麗に飛んでいくフラスコをルーナイト達が必死で撃ち落とそうとするも、当たらない! さすがに飛んでる小さいフラスコを狙撃するにはエイム力が足りないか!」

 

「さぁ、そして飛んで行った四つのフラスコが船に着弾するぞ! さぁ、皆さんご一緒にー!!!」

 

「たーまやー!」

 

「たーまやー!」

 

『こーよやー!』

 

 

たーまやー!

かーぎやー!

こーよやー!

ちゅどーん!

やーなかーんじー!

 

 

「着弾したフラスコが大爆発! コメント欄も息の合ったコメント芸を披露しつつ、ルーナが船ごと木っ端みじんに吹っ飛んだー!」

 

「助手くんの形した爆煙が出来上がってる……」

 

「ルーナがいた場所からこよりに向かって光が飛んでくる! 一回戦第三試合! 勝者は! 博衣こよりぃー!」

 

こんこよやったー!

大勝利!

助手くんのきのこ雲とか芸コマだなぁ

割と一方的な戦いになったなぁ

相性問題だと思うけどね

例えばスバルと姫でこのフィールドだったら、たぶん姫にすりつぶされてたと思うし

逆に荒野みたいな開けているうえに狭いフィールドだったりするとこんこよ準備できずに終わってた可能性あるし

ここで手に入れた能力で次の試合どうなるか変わってくるんだろうなー

 

 

「さて、結構なスピーディーさで終わったけど、他の試合はどうなってるのかな?」

 

「えー、すいちゃん、ここが最後です」

 

「え? うっそだー。スタートこそダレたけどかなり早く決着ついたよ? 昨日の二試合よりは確実に早かったと思うけど」

 

 

マジ?

結構早く終わったと思ったけど

マジ。複窓で見てたけど、他の二試合がかなり早めに終わった

出だしも遅かったしなぁ

で、結果はどうなったんだろう

わくわく

 

 

「運営から結果が届いてる。せっかくだから発表するけど、一回戦第三試合、フブキ先輩対ぼたんちゃんの試合は、開始から速攻をしかけたフブキ先輩がぼたんちゃんに何もさせずに瞬殺で勝利」

 

「ぼたんが瞬殺!? フブさんマジか。やばいね、それ」

 

「詳しくはアーカイブ見なきゃだけど、マジで速攻終わったみたい。で、一回戦第五試合、ノエル団長対ばんちょーの試合は、ノエル団長の圧勝。模擬戦でも出てた荒野のフィールドが舞台だったみたいなんだけど、番長が団長に一矢報いるシーンもありつつ、始終団長のパワーに押されて負けちゃったみたい」

 

「うわぁ、どっちもアーカイブが楽しみだねー」

 

「というわけで、総括すると、一回戦に勝って二回戦にコマを進めたのはスバル先輩、ミオ先輩、フブキ先輩、こより、ノエル団長の五人! この後、また別枠で今日の試合振り返りと明日の第二試合、敗者復活の組み合わせを決めるルーレットを回すよ!」

 

「敗者復活戦に挑むのはみこち、リオナ、ぼたん、んなたん、番長の五人。この敗者復活を勝ち抜くと明後日の準決勝にコマを進めることになるんだね」

 

 

振り返り枠もあるのか

今見たら枠が立ってた。二時間後だって

それまでにハイライトの編集とかいろいろ準備するのかー。大変そうだなー

まぁ、そこはこんこよ驚異の技術力でなんとか

昨日まではそれ笑える冗談だったけど、今日の試合見るにマジ度が増して笑えないんだよなぁ

こんこよ驚異の技術力というか科学力というか

流石秘密結社の頭脳枠

こういう事もあろうかと! って絶対に言う機会狙ってそう

 

 

「じゃあ、そろそろこの枠は閉じるよー。皆見てくれてありがとね」

 

「明日はすいちゃんがお仕事で実況でも参加できないので、僕の相方は誰になるのかな」

 

「今のところそのあたりまだ決まってないんだけど、この後の二時間で決まるかも? 試合を目で追える人がそこまでいっぱいは居ないからなぁ」

 

「むしろすいちゃんがあそこまでしっかり実況できてたことにびっくりだたちょ、僕は」

 

「見える人たちはだいたい試合に出てるし、私みたいに明日ちょうど仕事のメンツも結構いるもんね」

 

「いざとなったら、トワかココを引っ張り出すから大丈夫! たぶん! 確かあいつら明日暇だって言ってたはずだし!」

 

「まぁ、明日の実況解説が誰になるかはお楽しみに! って事で! それじゃあ、実況の星街すいせいと!」

 

「解説の天音かなたでした! それじゃみんな、まったねー!」

 

 

おつまち!

おつかなたー

おつかれさまー

明日も楽しみ

この後のアーカイブ見るのも楽しみだぜ

 




試合ルール
戦況ダイス2d10を振って、先に5ポイントになったほうが勝利
有利不利で有利側が+1、有利有利と不利不利は+-0。
ファンブルは-2、クリティカルは+2として扱う
ファンブルの-分で0を割る場合は相手の+として扱う


1:ファンブル-2
2・4・6・8:有利
3・5・7・9:不利
10:クリティカル+2


試合会場ダイス→3 海上
①荒野②都市③海上④樹海⑤兵器工廠⑥浮島

第4試合:姫森ルーナ VS 博衣こより

姫森ルーナ 所有能力
①プリンセス
②スケーター
武器:武器辞典

博衣こより 所有能力
①The アルケミスト
②The イーター
武器:獣人族の為武器は無し

第一ダイス 9-6 (姫不利 こよ有利 0-1)
第二ダイス 4-8 (姫有利 こよ有利 0-1)
第三ダイス 9-6 (姫不利 こよ有利 0-2)
第四ダイス 2-9 (姫有利 こよ不利 1-2)
第五ダイス 3-10(姫不利 こよクリ 1-4)
第六ダイス 5-3 (姫不利 こよ不利 1-4)
第七ダイス 2-10(姫有利 こよクリ 1-6)


博衣こよりの勝利
獲得能力→???

お読みいただきありがとうございました。
次回、インタールードとして一回戦の振り返り&二回戦及び敗者復活の組み合わせ決め。
来週の土曜日には書き上げて投稿したいところ
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