ホロライブJP最強王決定戦   作:七星かいと

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私生活の諸々あり、投稿が一日遅れて申し訳ありません。
来週こそ土曜日にきっちり投稿したいところ。

魑魅魍魎さん、誤字報告ありがとうございました。修正済みでございます。

それでは割と突貫工事で書き上げました、敗者復活第三試合をお楽しみください。


8.敗者復活第三試合『獅白ぼたん』 VS 『響咲リオナ』 VS 『轟はじめ』

「さて、始まりましたホロライブJP最強王決定戦、敗者復活は第三試合。実況はホロライブDEV_ISよりReGLOSSはネタ枠、担当! 儒烏風亭らでんでございます! そして敗者復活第一、第二試合に引き続きまして解説はこちら!」

 

「みんなー! こんやっぴー! ホロライブ四期生、常闇トワ様です! やっほー、やっほー。いぇーい。今日最後の試合だよー」

 

「第一試合、第二試合を経てややほわほわし出したトワ先輩はともあれ、話をどんどん進めていきましょう。全体進行はだいぶ余裕を持っていたので予定通りずれはないですが、明日の戦いを考えると出場者の皆さんには準備や休憩をしっかりとってもらいたいですからね。できる限り巻いて進行していこうと思います」

 

「まて、ぽやぽやしたボケをしたトワがバカみたいじゃん! 突っ込めよ!」

 

「スルーして話を進めてまいりますが、この枠では最初に言った通り敗者復活の第三試合をリアルタイムで観て実況解説を行っていきます。一回戦の敗者五人の中から第三試合までのシード枠に収まった獅白ぼたん先輩、敗者復活第一試合を勝ち抜いた響咲リオナ、敗者復活第二試合を勝利した轟はじめの三名で行われる三つ巴の戦いが行われます。本日最後を締めくくる最後の戦い、楽しみですね」

 

「そーですね」

 

 

トワ様拗ねちゃった

らでんちゃんがちゃんと台本通りに進めようとして完全にトワ様のボケをスルーしてたからね

なんだかんだと暖簾に腕押し系の相手苦手だよね、トワ様

拗ねるトワ様かわいい

大空スバル:トワは構わないと意外と面倒くさい奴だよ

さくらみこ:スバルが後方彼氏面してる

姫森ルーナ:リオナには頑張ってほしいのらね

白上フブキ:白上は戦ったボタンちゃんを推すよ!

白銀ノエル:じゃあ団長はばんちょーを応援するよー!

大神ミオ:みんな頑張って戦ってほしいなー

みんなもよう見ておる

 

 

「今日最後の試合だから皆さん集まってきておりますね」

 

「あれ、こよりは? あの子も試合ないっしょ」

 

「こより先輩は、何やら二試合目がなかった分の調整で第一試合でゲットした能力の試しというか、慣らしを今してるらしいですよ。話によると、昨日も今日の調整で朝方まで機材のあれやこれやをやっていらしたみたいで、第一、第二試合の間も不測の事態がないかAIこよりさんと一緒に試合を監視してらした様なので。ようやく、一試合だけが行われる敗者復活第三試合に至って自由時間がとれたみたいですね」

 

「バイタリティ、えぐ。流石こよりというかなんというか」

 

 

こよちゃん、今日の睡眠時間三時間くらいだってSNSで呟いてたからな

普段なんだかんだ結構寝てるからねぇ、こよちゃん

寝不足&超過労働でさらに今裏で特訓してるとかストイックすぎんか

まぁ、それがこよちゃんなので

そういうことするからこんこよ三人説が出るんだぞ

実際は六万人超えてたけどな

あれは並行世界だからノーカン

 

 

「そんなわけでして、こより先輩はおそらく今回の試合は観戦にいらっしゃらないと思います。なんてお話をしている間にそろそろ試合開始が近づいてきているので、敗者復活第一、第二試合の振り返りを行ってまいりましょう。まずは第一試合、姫森ルーナ対響咲リオナ、今更ながら敬称略で進めさせていただきますが、敗者復活の初戦は非常に静かな立ち上がりから始まりました」

 

「二人とも"プリンセス"の能力で兵隊を作り出してたけど、ルーナのルーナイトはともかくまさかリオナがリオナを三人も召喚。四人の響咲リオナとなりフォーマンセルでの戦闘を選択してたね」

 

「いきなり『さんりおな!』とか言い出して、あいつどこに喧嘩売ってるんだギリギリすぎるだろと各所で評判になりましたが、まぁそれはそれとして。大体人数的な戦力差としては五十一対四という構図になりましたが、個別で見た戦闘力に差がありすぎた、といったところでしょうか」

 

「場所が浮島だってこともあって、ルーナが島墜としを警戒してたのもデカかったね。今回はルーナが上、リオナが下の島にスポーンしてたからその心配はあんまりなかったんだけど」

 

「一回戦のインパクトが大きすぎましたからね……。しかしながら序盤は上の島から落下傘部隊と化して、襲撃してくる近代化武装済みのルーナイト達に翻弄される響咲リオナ達でしたが、"プリンセス"で作り出した自分そっくりの分身たちに迎撃を任せている間に準備を進め、土の柱を上の島まで一気に伸ばした挙句、接続した瞬間に島を崩壊させる判断は見事としか言いようがありませんでしたね」

 

「ルーナの居城を崩す、崩落する島の欠片でルーナイト達を攻撃する、対戦相手を自分たちと同じ土俵に連れてくるの三つを同時にこなす凄い選択だったね。ルーナもルーナイトに守られて無事に下の島へ降りれたけど、動揺が激しかったのか召喚してリオナを攻めたててたルーナイト達が崩れちゃったし」

 

「後は四人の響咲リオナが一気呵成に姫森ルーナを襲撃。召喚したルーナイト達が姫森ルーナの守護と迎撃を担当するも戦力差に追い込まれ、響咲リオナの勝利と相成りました」

 

 

リオナちゃんの試合派手でいいよね

見ごたえたっぷりだった

姫も最初は凄く有利に戦ってたけど、土台崩されてからが脆かった

戦略勝ちというか、なんというか

第三試合でもまた派手にやってほしいな

 

 

「次は敗者復活第二試合だね。みこち対はじめの戦いだったけど、こっちは大激戦だったよ」

 

「舞台は兵器工廠。ようやく日の目を見たさくらみこの"マシーナリー"により兵器工廠全体が轟はじめの脅威となったわけですが、"ダンサー"と"サンダー"を使い急加速と急停止を駆使して兵器工廠を縦横無尽に駆け巡りマシンを攻撃をかわしながら探索を行う轟はじめという構図が序盤の動き、でした」

 

「みこちがPONして兵器工廠の電気系統落とすまではね」

 

「逃げ回る轟はじめの姿を見ながら気が大きくなったさくらみこ。序盤の大失敗として、轟はじめに向けて放った威力の高い砲撃が躱され、その背後に存在した発電機を破壊。兵器工廠の半分が停電し無効化される仕儀と相成りました」

 

「それを見て、もう半分の電力を落とすべく探す番長に、泣きべそかきながら必死で波状攻撃を繰り広げるみこちの様子、あれ絶対今日の振り返り配信で切り抜きだしてほしいわ」

 

「繰り広げられる波状攻撃をなんとか掻い潜り、もう半分の電気も止めようとする轟はじめ。発電機を見つけたところまでは良かったのですが、こんどは轟はじめが大チョンボをやらかします」

 

「電気の止め方がわからなかった番長、すっごく悩んで頭から煙を出した挙句、みこちのマネをしたんだよね」

 

「すなわち、物理破壊による強制停止。しかし思い出してください、轟はじめの能力は"サンダー"と"ダンサー"。一回戦でもわかる通り、轟はじめは"サンダー"での遠距離攻撃を行わず徹底して体に纏わせて身体能力を強化する方法で使用していました。そんな轟はじめがさくらみこを見習って電気をたっぷり蓄えてる発電機を物理破壊しようとしたとき何をしたか。そう、必殺技、"滅紫の雷"によるライダーキックです」

 

 

かっこいいポーズとともに繰り出されるライダーキック

バチバチ雷エフェクト散らしながら放たれる必殺技は超かっこよかった

発電機に突き刺さったばんちょーが自分の電気と相まって感電するまでは

最終的に発電機の爆発で感電からは解放されたけど、爆発に巻き込まれて体力半分以上減らしたからね

観てる俺たち大爆笑、マシンが止まったみこちあえんびえん

カオスだったにぇ

さくらみこ:マジでどうしようかと思ったよね、あんとき

まぁ、みこち的に最大攻撃力失ったからね

 

「大ダメージと引き換えにみこちの"マシーナリー"を封じたはじめだったけど、あれ実際まだまだ周りに機械製品はあったから発電能力持ってる兵器とかバッテリーが残ってる兵器は普通に使えたんだよね」

 

「ええ。しかし今まで扱っていた兵器工廠事態に備え付けられていた、主電源から電気をもらっていた各種武器が全部使えなくなったさくらみこはそこに気づけず白兵戦を選びました。そこからは一進一退の大激闘。接敵した二人が如意棒と空手をフルに使って大激突。その途中でバッテリー式の兵器が使えることに気づいたさくらみこが周囲の兵器で轟はじめを一気呵成に攻め立て始めました」

 

「そのあたりではじめのMPが尽きかけて、いったん離れるわけだけど」

 

「轟はじめの電撃により誘爆した煙幕弾。それにより相手を見失ったさくらみこが闇雲に攻撃を仕掛ける中、物陰に隠れながらMPを回復する轟はじめ。ここで一度仕切り直しか、というところでさくらみこが撃った炸裂弾――着弾点に爆発を起こす弾丸が偶然轟はじめの居場所に当たり大ダメージ。あぶりだされた轟はじめが逃げを打つところで――大爆発」

 

「みこちが周りの兵器の自爆ボタンを押したんだよね、これ」

 

「コメントも、実況していたわたくしも、解説をしていたトワ先輩も最初何が起こったかわからなかったのですが、モニターしてくれていたこより先輩が直前の様子を瞬時に切り抜いて送ってくれたことで事態が発覚。現場の二人以外は大爆笑に包まれました」

 

「まぁじで面白かった。トワ、息できずに死ぬかと思ったもん」

 

「その後は"フレイム"の能力で爆炎を操って完全なる自爆を回避したさくらみことMPを回復した轟はじめの殴り合いを制して、轟はじめの勝利と相成りました。というわけで、振り返りが少し長くなり過ぎましたがそろそろ選手入場、およびステージ確定です」

 

 

大激戦だったからなぁ、敗者復活第二試合

大爆笑と大熱戦が合わさってた

みこちのPONが光ってた

さくらみこ:爆発は芸術だってスバちゃんが言ってたから……

大空スバル:言ってねぇよ!?

大神ミオ:お前のPONを人のせいにしてるんじゃない

さくらみこ:畜ミオ!?

漫才は置いといて、ステージは……荒野だ!

番長がいきなりししろんに襲い掛かった!

リオナがいきなり四人に増えた!

『さんりおな!』じゃないんだよ!

 

 

『"滅私の雷"ャ!』

 

『"さんりおな"!』

 

『判断が速い!』

 

 

「試合始まるよー! 場所は荒野ステージ! 狭い、視界が広い、遮蔽物がほとんどない、の短期決戦用ステージだぁ!」

 

「さぁ、始まりました敗者復活第三試合。ステージはトワ先輩が仰っていたとおりの荒野ステージ。三人とも大体等間隔で、直角三角形のような配置でスポーンしました」

 

「ステージと位置関係を判断した瞬間にはじめが電気を纏ってぼたんに飛び蹴り! リオナも分身を作り出していきなり準備完了! しかしその分身がいきなり半分に!?」

 

「やばいですね、えーっと、今何が起こったかと言いますと。まず、彼我の位置を把握した番長が、ぼたん先輩に"ダンサー"と"サンダー"を組み合わせた先制攻撃を仕掛けました。それを横目にリオナが"プリンセス"で分身を生成して戦闘準備を整えたんですが、番長の攻撃を横っ飛びで避けながら"アーミー"で拳銃を二挺作り出したぼたん先輩が転がりながら二発撃って分身にヘッドショット二回連続で当てて分身を消した、という感じの事が一瞬で行われましたね」

 

「まさに瞬く間の攻防! っていうかぼたんの判断力とエイム力がやべぇ。はじめもはじめで決断力ヤバすぎだろ。ガンギマリ過ぎなんだけど」

 

「さぁ、これは短期決戦なるか! 起き上がったぼたん先輩が大技を放って一気にMPが枯渇した番長に牽制の銃弾をばら撒く! 番長はそれを必死に地面を転がることで回避! したところにリオナの分身が突っ込んで踵落とししだぁー! 腕を交差させて直撃は防ぐものの、HPも着実に削られていく!」

 

「さらにリオナ本体と追加で生み出した分身がぼたんちゃんに向かっていった! 番長にばら撒いたせいで尽きた弾丸を補充すべく換えのマガジンを生成しているぼたんちゃんを左右から挟み込むようにして交互に近距離戦を挑んでいく! けどそこはぼたんちゃんの間合いだ! マガジンを交換しながらリオナの蹴りを捌いて捌いて捌きまくる! ガン=カタじゃねぇかあんなのどこで身に着けたんだぼたんの奴! かっけぇ!」

 

「ぼたん先輩の拳銃と徒手空拳を組み合わせた華麗な立ち回りに大興奮のトワ先輩。二人のリオナが武器として選んだテコンドーを駆使しての連携を拳銃で捌きつつ至近距離での発砲。それを"アース"で生み出した小さな土塊で防ぐ! これは互角の立ち回り! ここにきてリオナの近距離戦闘能力がセンス爆発してきているぞ!」

 

「一回戦でのミオちゃん戦、敗者復活第一試合で大量のルーナイトと三人の分身と合わせて戦ったことで、近接戦闘のセンスが一時異的なものかはわからないけど爆発的に上昇してるね。あれ、もしかして影分身的な効果を持ってる? あれ、トワも修行する時に使いたいんだけど」

 

 

目まぐるしい……

最初からクライマックスが過ぎる

いきなり切り札の一つ切った番長もだし、分身殺法を初手出したリオナもだし、それを的確に迎撃してるししろんもやべぇ

番長はリオナの分身と殴り合い、ししろんもリオナと分身の一対二でバチバチやり合ってる

今までの試合もそうだけど、マジでアニメや映画でしか見れねぇよこんなバトル

姫森ルーナ:リオナ、ルーナの分まで頑張るのらよ!

大空スバル:行けはじめ! 空手の力見せてやれ!

ししろんがんばれー!

お、番長がリオーナの分身倒した!

えぐ、振りぬいた手刀でリオ/ーナになった

紫電纏った腕の振り抜きで何か飛んだぞ

手刀の斬撃飛ばしたって事……?

 

 

「二か所で繰り広げられる互角の戦い! ぼたん先輩とリオナ達の戦いは銃声と打撃音の応酬、番長とリオナの戦いは肉同士を打ち合う打撃戦! 戦いは状況が硬直しているか!」

 

「問題はボタンの弾数がどこまで持つか。最初に生成してからひっきりなしに攻撃され続けてるから、"アーミー"で換えのマガジン作る暇がないせいで、弾数が心もとないよ」

 

「ぼたん先輩もそれをわかっているのか、徐々に弾を撃つ数が減っていく! そして視点は変わって番長とリオナの分身が繰り広げるバトルを観ると、蹴りを蹴りで捌いている番長の右手に紫電が集まっていく!」

 

『"りゃいこう――"』

 

『……っっ!!!』

 

『"――いっちぇん"!!』

 

「紫電を纏った横薙ぎの手刀が炸裂! 分身のリオナが上下に真っ二つ――今はじめなんて言った!?」

 

「"雷光一閃"ですね。敗者復活第二試合を決めた"紫電一閃"は雷を纏った蹴りでしたが、こちらは手刀の振り抜きですね。見てください、リオナの分身を真っ二つにした後、紫電を纏った光がぼたん先輩とリオナ達の方へ飛んでいきます。余波で斬撃飛ばしましたね、あの番長」

 

「人間やめてるんだが!? こよりの奴、マジで何てもの作ってんだ!」

 

「まぁまぁトワ先輩。ゲームですから、ゲーム。そして飛んで行った番長の"雷光一閃"がリオナの分身を巻き込んで消す! そしてそれを見て好機と距離を取ろうとしたぼたん先輩でしたが、リオナが盾に使った土塊の欠片が踏み出した先にあったせいで体勢を崩した!」

 

『しまっ……!?』

 

『チャンス――"空滑り"――からの、"ネリ・チャギ"!!』

 

 

リオナが飛んだ!

何あれ、空中を滑って加速してる!?

上に向かって滑りあがるってもしかしてあれがゲットした能力!?

姫森ルーナ:んなたんの"スケーター"なのらね

ああ、姫が自分を抱きかかえてたルーナイトを動かす時に使ってた

場所を選ばず滑れるの!?

ござるさんの"ランナー"みたいなもんか

勢いよく空から落ちてくる踵落としだー!

 

 

 

「崩れた足元のせいでぼたんちゃんは踏ん張りがきかない! それを見てルーナから奪った"スケーター"で空へ向かって滑りあがりながら加速するリオナ! 結構な高さまで一気に移動したところで身体を抱えながら右足だけ伸ばした状態で回転――あれ、伸ばした足を"スケーター"で滑らせながら回転速度上げてるのか!」

 

「くるくる勢いよく回転しながら墜ちていくリオナの踵落としがぼたん先輩に炸裂! 交差させた銃で受け止めるも銃が砕けてぼたん先輩の肩口に踵落としが突き刺さる!」

 

「やっばっ、ぼたんちゃんの足元に衝撃で罅入ったクレータが出来上がってるよ。はじめといい、リオナといい、平気で人間種の平均値超えてくるね」

 

「それがこのゲームというか、システムの凄い所ですね。っと、武器を失ったぼたん先輩へ着地したリオナが胴を薙ぐ回し蹴りを放つ! ぼたん先輩がまっすぐ吹っ飛んで荒野の地面に転がっていきました! しかしこれでぼたん先輩が距離をとる余裕ができた! しかし"アーミー"は武器を作るのにHPを消費する! ぼたん先輩のHPは残り三割くらいなので、作る武器によっては一気に体力を持っていかれるぞ!」

 

「ぼたんちゃんが作ったのはコンバットナイフ! HPの消費はかなり少ないけど、徒手空拳の相手に近接で猛威を振るう刃物を持ってきた判断は流石! リオナも残っていたMPを全消費して再び分身を一人作り出す!」

 

「そして番長はあれ、動かない……? MPを回復しているみたいですね。MPは自然回復しますが、動かないでいると回復力が上がります。おそらく、最初とさっきの大技により消費したMPを回復させて次の大技に備えようという考えだと思います」

 

 

リオナの大技炸裂から一気に盤面が冷えたな

ししろんが武器生成、リオナが分身生成、番長がMP回復で自分の場を整えてるね

緊張感がやべぇ

これ、もしかして次で決まる?

なんだかんだ、リオナもダメージ結構溜まってるしな

さりげなく分身のダメージフィードバックされてたもんな

 

 

「そういえば、コメントでもあったけどリオナの体力もだいぶ削れてるね。リオナが"プリンセス"で作り出しているのが自分の分身なので、実はMPや体力がある程度リオナとリンクしてる裏仕様があるよ」

 

「ルーナ先輩のルーナイトさんや、ミオ先輩の狼さんたちは純粋に召喚獣扱いなのでそういうリンクはないんですが、何分リオナは自分を作り出しています。本人曰く、『ルーナイトを作れる能力ならルーナイトである自分が作れないのは嘘でしょ!』という発想でやってみたらできた、という感じなわけですが、能力を共有して使えるメリットの代償に、MPやHPを共有して分身が消費した分はリオナ自身に帰ってくる仕組みになっています」

 

「まぁ、それでも手数が単純に増えるならそのデメリットを補って余りあるメリットなんだけど……こう、結構ぎりぎりの戦いになるとそのデメリットが足を引っ張るね」

 

「ここまでリオナ本体はダメージらしいダメージを受けていないのに、残りHPは半分を切っています。番長の体力がかなり余っているのと、ぼたん先輩がナイフと獣人種としての膂力をもって攻撃すればリオナのHPは一発で吹っ飛ぶのを考えれば、状況的にだいぶ番長有利と言ったところでしょうか」

 

「でもまだわからないよ。今までの試合も、圧倒的有利、みたいなところから大逆転もあったしね。ぼたんちゃんもリオナもはじめちゃんも、勝利目指して死力を尽くしてほしいよね」

 

 

そんな仕様あったんか

まぁ、分身だから、それも納得

影分身みたいなもんって話だったからね

にしても、場が静かだ……

リオナは本体と分身で番長とししろんの動きを見張ってるし

ししろんはいつでも動ける体制を取りながら番長とリオナの動きを観てるし

番長は構えを取りながらじっと動かな……電気!?

番長からバチバチ電流があふれてる!

え、ナニコレ、派手!

 

 

「さぁさぁ、ここで動きが出ましたよ! MPをマックスまで回復した番長の身体から紫電が溢れ出す! 溢れた紫電が当たりの地面に走り、さらに"ダンサ-"の能力発動を示す銀光が身体から立ち上る! 明らかに大技の準備をしているぞ!」

 

「番長が敗者復活試合でゲットしたのは"マシーナリー"だったから、これは"サンダー"と"ダンサー"の複合能力だよね。というかそっか、構えも"ダンサー"の能力範囲なのか。ポージングもダンスの一部って言われればそりゃそうだもんね!」

 

「地面に走る稲光が派手な決着を予感させる! そしてリオナの意識が番長にそれた隙にぼたん先輩が動いた! しなやかな四足駆動で一気にリオナに肉薄! 気づいたリオナが慌てて振り返るもぼたん先輩の動きが速い! 本体を突き飛ばして逃がした分身が首をナイフで切り裂かれ、先ほどのお返しとばかりに胴を蹴り飛ばして分身が消された! 分身のおかげでなんとかぼたん先輩の一撃から逃げ延びたリオナが立ち上がるもぼたん先輩の次なる一撃が――ない!?」

 

「ぼたんちゃんの身体に黒い何かが纏わりつく! それはリオナも一緒だ! これは……砂鉄!? 周囲の地面から溢れ出した砂鉄が二人の身体を拘束していく! はじめちゃんの"サンダー"が砂鉄を操ってるのか! え、そんなことできるのこの能力!? 幅広すぎんだろ!」

 

「こより先輩曰く、能力ができる範囲は術者の想像力に依る部分がかなり大きいらしいです。つまり番長が考える電気の能力は、自身のバフ、砂鉄などの操作、雷を纏わせる、みたいなそのあたりなのでしょう。とはいえ、ここまでの規模や威力はこれまでの二試合を経て得た経験によって磨かれたものだとは思いますが」

 

「この間NARUTOとかレールガンとかハンターハンターをホロメンから借りてたからなぁ。これの為の予習だったんだ」

 

「本当に素直だなあの番長!?」

 

 

ああ、うん。わかる、これまでの技にそのイメージはあった

分かりやすいけどそれだけでこんなことまでできるのセンスの固まりすぎんだろ

とはいえ、これどうすんだ? ししろんとリオナが捕まったけど

砂鉄での拘束がなんだかえっちぃ

おまわりさん、こいつです

大空スバル:読んだ?

大空警察だ! 逃げろ逃げろ!

大空スバル:なんで逃げるの!?

さくらみこ:うわぁああ、さっきの試合で刻まれたトラウマがよみがえるぅー!

白銀ノエル:はじめちゃんの攻撃、団長の防具も壊されちゃったしなぁ。威力凄いよ

喰らった二人の証言が物騒すぎる

お、番長が構えを取ったぞ

 

 

『お二人とも、これで決着をつけましゅからね! 行くぞ! ライトニングオーバー、能力上昇200パーセント! これが、はじめ最大の一撃……!』

 

『やべ、リオナ、これオレたち負けたかも!』

 

『ぼたん先輩!?』

 

『いやー、だってほら、ナイフも磁力に引っ張られてどうしようもないし、多分今から銃作っても同じだし?』

 

『だからって潔すぎませんか!?』

 

『いいかリオナ。諦めたっていい、そう考えるんだ』

 

『ダメですよ!?』

 

「さぁ、砂鉄の縄で拘束された二人の漫才をしり目に、番長の体を覆う輝きが増していく!」

 

「地面から立ち上る稲光もさらに強く激しくなっていく! はじめからぼたん、リオナまでをまるで直線で結ぶかのように雷のラインが引かれていくよ!」

 

『名付けて――――』

 

 

なんだ、どうなった!?

やべぇ光と轟音だけがとどろいたのだけはわかった!

目が、目がぁー!

バルスされたぁー!

耳が壊れる、壊れた!

マジモンの雷だったぞ、今の

雷が至近距離で墜ちるとあんな感じになるのか

嫌な仮想体験だな!

 

 

『――――"神雷・閃華"!!!!』

 

「ご、轟雷一閃! まるで本物の雷が落ちたかと錯覚するような轟音と光を伴って番長が直進! 進路上にいた対戦相手二人をまとめてぶち抜いたぁーー!!!!」

 

「直撃を喰らった二人は跡形もなく消失! 二筋の光が拳を突き出した格好のまま残心の態勢を取っているはじめちゃんに吸い込まれていった!」

 

「つまりこれにて決着ぅ!!!!!! 敗者復活第三試合勝者! そして明日の準決勝へコマを進めたのは! 我らがReGLOSSのばーんちょう! 轟、はじめだー!」

 

 

番長勝ったぁー!

最後の一撃やべぇ威力だったな

一瞬過ぎて何が何だかわからなかった

大空スバル:え? もしかしてこの後のルーレット次第で、スバルこれと戦うの?

さくらみこ:頑張れスバル。骨は拾うよ

白銀ノエル:スバちゃん。頑張ってね

白上フブキ:こんがりおいしい北京ダックまだー?

大空スバル:全員スバルが負ける前提で話してないか!?

大神ミオ:うちもさすがにこの威力と対峙するの嫌だなぁ

姫森ルーナ:お疲れさまなのらね

 

 

 

「雷を纏って、雷と一体化し、雷速と化して移動しながらの正拳突きかぁ……。射程と威力やばいけど、今みたいに溜めが必要みたいだから近距離戦で攻め立てれば出させないことはできそうだね」

 

「実際、今まで番長が繰り出していた必殺技は大体タメや大きなモーションが必要なので、そこをしっかり突けばうまく戦えそうではあります。ただ一回戦、敗者復活の二戦を経て明らかに能力の練度が上がっているので、明日はさらに溜め時間やモーション関係が解決されているかもしれませんね」

 

「後、はじめがこの試合で二つ能力をゲットしたわけだ。何をゲットしたのかはわからないけど、組み合わせによっては明日さらに戦闘力上がるかもね」

 

「ただ増えた能力がMP消費系だった場合、現在高いレベルで纏まっている"サンダー"と"ダンサー"の複合戦術にノイズが入る可能性もあります。実際、近距離戦ばかりだったぼたん先輩は"アーミー"メインでほとんど"ウインド"を使っていませんでしたし、番長が武器として選んでいる空手と"アーミー"は相性があんまりよくありません。リオナの"プリンセス"をゲットした場合も同じく、番長の場合完全に宝の持ち腐れになる可能性があります。呼び出せる対象がひどく限られる可能性がありますからね」

 

「ペンギン召喚しても強くなさそうだしね……」

 

「逆に"ウインド"や"アース"をゲットした場合、できる範囲が広がりすぎて変に器用貧乏になる可能性も否めません。個人的に一番番長に有利な組み合わせは、ぼたん先輩から"ウインド"、リオナから"スケーター"の取得です。"ウインド"は属性的に"サンダー"との相性がよさそうですし、空中移動の補助もできそうです。"スケーター"も足場を選ばず滑れるようになること、すなわち摩擦力の減衰と考えると蹴りや拳の威力を増すことができる可能性もあります」

 

「能力が各メンバーの発想次第、と考えると本当にいろんなことできそうだよね」

 

「最も、能力の検証を行える時間は明日の試合開始まで。最初に各々が選んだ能力が一週間ほどの練習期間があった事を考えるとそうそう容易に使いこなせるようにはならないと思いますし、使おうと頑張って色々なものが中途半端になる恐れもあります。今の能力を突き詰めるか、あるいは新しく手に入れた能力を補助として使うのか。いずれにしろ、明日の準決勝も非常に楽しみですね」

 

 

色々考えるんだなぁ

まぁ、準備期間で全部の能力試すわけにもいかなかっただろうし

試合で疲れてもいるだろうからねぇ

流石に寝るか。こんこよ以外

いや、さすがにこよちゃんも寝るのでは?

どうだろうな……

うちの推し、そのあたりちょっと色々信用ならないから……

助手くんたちからも寝ないと思われてて草

 

 

「それじゃあ、この枠はそろそろ終わりしよか?」

 

「そうですね。まだまだ話は尽きないところでございますが、いつまでも話していてもきりがありません。今日の振り返り枠はこの後21時からとなります。各試合の振り返り、および準決勝の組み合わせ決めとフィールド決めを行う予定です。皆さまも、奮ってご参加のほどよろしくお願いします」

 

「それじゃあみんな、おつやっぴー。まったねー」

 

「お相手はホロライブ四期生常闇トワ先輩と、私儒烏風亭らでんにて送らせていただきました。また次回の配信でお会いしましょう~。さようならでーん」

 

 

振り返りも見に行くよー

おつらでんー

おつやっぴー

二人ともお疲れさまー

 

 

 




というわけで、これで二日目の試合はすべて終了。
次はインタールード二回目。筆のノリ具合にもよりますが、今回も前後編になるかもです。
まだ全然書けてないので頑張ります。

それでは敗者復活第三試合のリザルトです。

試合会場ダイス→1 荒野
①荒野②都市③海上④樹海⑤兵器工廠⑥浮島

第3試合:獅白ぼたん VS 響咲リオナ VS 轟はじめ

獅白ぼたん所有能力
①アーミー
②ウインド
武器:なし

響咲リオナ所有能力
①プリンセス
②アース
③スケーター
武器:カポエラ

轟はじめ 所有能力
①ダンサー
②サンダー
③マシーナリー
武器:空手

第一ダイス 2-1-6 (ぼた有利 リオファ はじ有利 2-0-2)
第二ダイス 8-2-3 (ぼた有利 リオ有利 はじ不利 3-1-2)
第三ダイス 5-5-7 (ぼた不利 リオ不利 はじ不利 3-1-2)
第四ダイス 1-4-10(ぼたファ リオ有利 はじクリ 1-2-4)
第五ダイス 2-8-6 (ぼた有利 リオ有利 はじ有利 1-2-4)
第六ダイス 2-7-10(ぼた有利 リオ不利 はじクリ 2-2-6)


轟はじめの勝利
獲得能力→???、???
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