城に行くと兵士たちがざわついていた
まあ、あれだろうな
王の間に入るとそこには捕らえられた尚文が居た
「鎖の勇者よ、やっと来たか、この盾の勇者はとんでもない所業を犯したのだ」
「何を言ってるんだ!俺が何をやったって言うんだ!」
「槍の勇者様、私はそこの盾の勇者に襲われて…グスッ」
「尚文、お前がそんなやつだとは思わなかったぞ、マイン大丈夫か?」
「マインどういうことだ?なんで元康のとこに、何を言ってるんだ!」
身に覚えのない罪をかけられて激怒する尚史と軽蔑した目で見る元康、元康に泣きつくマインが居た
「くそっ…マイン、なんで!」
俺はここで口を開く
「今朝、こんなもの見つけたんだか」
俺は水晶を見せる
「その水晶は映像を記録する事が出来る水晶だ、どこでそんなものを?」
「なんかそこら辺に落ちてたんだけどこの映像って捏造とかできるの?」
「いや、それは映像を記録するもので作り出すものではない」
王からしっかりと言質をもらった俺は映像を流す
そこには尚文の部屋に忍び込み金貨と装備を盗むマインが映っていた
「マイン?!これはどういうことだ!」
王は驚きの声をあげる
「違うわパp…いや王様!私はそこの盾の勇者に襲われたのよ!」
「でもこれは…」
剣の勇者と弓の勇者は疑いの目を向ける
「マインがそんな嘘をつくわけないだろ!大体、なんでそんなものが落ちてるんだ!」
槍の勇者はマインを庇う姿勢をかえない
「鎖の勇者様は私が嘘をついてるとおっしゃるんですか…グスッ」
泣きながらマインが俺に聞いてくる
生で見るとマインの泣き顔の破壊力は凄いな、槍の勇者がとことん信じるわけだ
ここで物語を大きく動かすと先が予想しづらい
「まあ道に落ちてるものを拾っただけだから、俺はこれが本当とは言いきれないな」
俺はひとまず本編から大きくは流れを変えないものの、剣と弓の勇者には疑問を抱かせる形で終わらせることにした
それにこれで尚文はラフタリアに出会うことができるしな
ひとまずマインの証言を方が信ぴょう性が高いと判決され、尚文は城から追い出され俺達もそれぞれ冒険へと出ることになった
宿に戻るとアクアがちょうど出てきたところだった
「ちょっと!何も言わずにどこ行ってたのよ」
俺は今朝の流れをアクアに伝えた
「そういえば私昨日の記憶がないのだけど、もしかしてイッセイ、あなたもも寝ている私の事を…」
「安心しろ、駄女神に欲情するわけないだろ」
「はあっ?!この顔もスタイルも完璧な女神のわたしのことを駄女神って今言った?!」
ついつい怒るアクアが見たくて言ってしまう
「それはそれで腹たって来たわ!あんたに私の事意識させてやるんだからっ!」
大きな胸を弾ませてアクアは意気込む
「そっか、頑張ってな」
アクアの頭を撫でる
「なんかわたしのこと子供扱いしてないっ?!」
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