とある港、妹紅と紫は一隻の豪華客船の前へとやって来た。
「この船でいいのか」
「えぇ、この船に六大流派の忍者が集まっているわ」
私と紫は船へと乗り込む。
船の中へ入ると多くの人の姿が見えた。
「ここにいる奴ら全員忍び関係者か?」
「そうね、各流派の情報収集に来た忍者に、コネクション作りに来た裏の人間、娯楽ために来た人間。まー色々ね。今回の任務結果を予想する賭けなんかやってる所があるって噂もあるわよ」
紫と話しながら歩いていると二人の姿を見て近づいてくる青髪の女性がいた。
「あっ!河城さん」
「やぁ、八雲さん。それに助っ人の人、あたしは河城にとり。今回の任務を依頼した者だよ普段は御斎学園の用務員をやっているよよろしく」
「あぁよろしく、私は
そういって私は偽名をにとりを伝えた。
今回の任務中の私は斜歯忍軍の藤原妹紅ではなく、御斎学園転校生の中忍、燈火灯としている。
それにしてもまさかにとりがいるとはな。
久しぶりに幻想郷の住人そっくりな人に会い内心私は驚いていた。
ここ数十年わりとあきらめ気味でまともに探してなかったからな。
探していた時期にまだ生まれてなくて、実は今探せは案外いるのかもな。
「二人とも今船に来た所でしょ、名簿登録を済ませてきな」
「はい、分かりました」
私は紫の後へ着いていき、登録を済ませた。
その際、スマホのようなデバイスをもらい、他の参加者のいる部屋へと案内された。
私たちが最後のようで部屋にはすでに10人の少女達がいた。
「もうじき大会説明が行われますので部屋から出らないようお願いします」
そう言い残して案内人は行ってしまった。
「灯、今のうちに参加者に挨拶して、名前と顔を覚えておきましょ」
「そうしよう」
参加者全員と軽く挨拶をし、所属流派と階級を教え合った。
斜歯忍軍上位、中忍 比那名居天子
斜歯忍軍下位流派指矩班、中忍 永江衣玖
鞍馬神流上位、中忍 大妖精
鞍馬神流下位流派バヨネット、中忍 宇佐見蓮子
ハグレモノ上位、中忍 鬼人正邪
ハグレモノ下位流派
比良坂機関上位、中忍頭 十六夜咲夜
比良坂機関下位流派公安隠密局、中忍 豊聡耳神子
隠忍の血統上位、中忍 チルノ
隠忍の血統下位流派
「ほとんどが初見の人ばかりね、十六夜って人は去年の御斎学園卒業生だったかしら.灯はどう?知っている人はいたかしら」
「…いや、まぁ、はじめましたの奴らばかりだなぁ」
妹紅は内心ではそんなことがあるのかと驚いていた。
永江衣玖に至っては同じ流派にいたの一度も顔を合わせたこともない。
それから10分ほど時間をつぶしているを船が揺れだす。
どうやら出港したのだと妹紅は思った。
出港と同時に妹紅たちの前に黒服の人間が突如として出現した。
「ようこそ時代の忍び達、私の名はミスターN。明日から3日間を行われる大会について説明を始めさせて頂きます。本大会では各流派二人一組となって最も得点を稼いだチームが優勝となります。また個々の得点での個人優勝も存在します。
1日ごとに得点の獲得方法が異なり、明日の獲得方法はこの船内に隠された巻物を見つけ、巻物の内容を達成することが主なものとなっております。1日の最後での戦闘でも得点を獲得することが出来ます。
巻物関しまして、隠されたものと他に固有の巻物をそれぞれの皆様が宿泊する部屋に御座いますの後ほどご確認ををお願い致します。固有以外の巻物は受け渡し、戦闘での戦果として獲得して構いません。しかし、1日最後の戦闘では巻物を獲得できません。皆様の『居所』はお配りしたデバイスで確認することが出来ますので戦闘は船内であればどこで起こしても構いません。
1日最後の戦闘が終了してから得点集計を行います。その際所持している巻物を集計いたしますのでご注意ください。
以上が大会1日目の内容となります。ご質問に関しましては後ほど個別にお願い致します」
ミスターNが一呼吸おいて手を叩く、すると台座が出現しその上には水晶玉が置かれていた。
「この水晶玉は一時的に皆様が使う『忍法』、『特技』、『奥義』を共有することが出来る『プライズ』となっております。
今回は各流派ごとに使用して頂き忍法を追加で修得して下さい。中忍頭の人は忍法の修得は追加ではなく入れ替えこととなりますので、忍法を入れ替えずそのままでも構いません。
水晶玉の使用後本日の23時まで船内で自由に過ごして構いません。23時以降は必ず個人に割り振られた部屋で過ごしてもらい明日の6時まで部屋から外出を禁止致します。」
ミスターNはお好きな順番にどうぞと言い台座の横に立つ。
「忍法の共有か、ところで紫の忍法構成ってどんな感じだ?生憎私は斜歯忍軍の忍びとバレるわけにいかないから『博識』『爆破』『破術』『霊草』の『汎用忍法』*1しかないように忍法は変えてきたぞ」
「そうね、私は『集団戦攻撃』『誘導』『戦場の極意』『絶境』『数奇』で時間をかけて戦いをするタイプだしどうしようかしら」
「私は『戦場の極意』で幅広く対応出来る様でもにしておくかな」
紫と相談し、私は『戦場の極意』を修得、紫は忍法をそのままにした。
「それじゃ、灯。私は河城さんに大会説明にことを伝えに行くから」
「そうなのか、分かれる前にいつでも情報が共有できるよう『感情』を結んでおこう」
「はい、あのテレパシーのようなものですね分かりました」
そうして妹紅は自身の特技である『伝達術』を応用し紫と波長を合わせて感情を結ぶ。
結べる感情は共感か不信か
まあ共感だな、これから任務を共にする仲間だからな
紫が結べる感情は愛情か妬みのようで愛情を選んだことが妹紅にも伝わる。
「それじゃ紫、明日からの大会頑張ろうな」
「えぇ、また明日」
二人は部屋を出て、別れていった。