課題…
…とりあえず、本編どうぞ
「…ん?ここは…どこだ」
ある建物の中で、イエローは目覚めた。
「…いや本当にここどこだよ!?」
かなりの困惑を彼から感じる。そりゃそうだ。いきなり全く知らない場所にいるのだから。
「イエロー、やはりお前もいたのか。」
続いてヴェロナが目を覚ました。
「おっ、ヴェロナ。やっぱお前もいるよな?
…なぁ、俺らさ、夢の中かどうかは知らないけどさ、なんか頼まれたよな?」
「あぁ、だが、妙だ。"何かを頼まれた"という事は覚えているのに、それ以外は何も覚えていない。内容はともかく、誰から頼まれたかということすらもな…」
どうやら、ヴェロナもイエローも、"何かを頼まれた"ということ以外はよく覚えていないらしい。
「…ま、なんとかなるだろ。」
「楽観的だなお前は…」
イエローはどうにかなるだろと思っているようだ
それをヴェロナに楽観的だと突っ込まれるが、イエロー自体がそもそもクソ強いのでなんとかなるというのもあながち間違いでもない…はず?
「まあな。」
「それにしても…すごい光景だな…」
「すげぇ高い建物もあるし…なんか空にリングが浮かんでるぞ!?」
ヴェロナはガラス越しに見る景色をじっくりと眺めている。
イエローは空に円環が浮かんでいることに気が付き、興奮している。
そうこうしていると…
「…ヴェロナ、構えろ。誰か来てるぞ。」
「あぁ、分かっている」
部屋の外から足跡が近づいてくる。
その足跡の主はこの部屋へと近づき、ドアを開けた。
それは長い黒髪を持つ女性だった。白い制服に身を包み、尖った耳…所詮エルフ耳と呼ばれる耳をしていた。
彼女の名は七神リン。連邦生徒会所属の幹部である。
「失礼します先…」
そこからの言葉は出てこなかった。
何故なら、彼女の目線の先にいたのは謎の生物2体だったからである。そりゃ困惑もする。
彼女は先生、つまりイエローとヴェロナを迎えに来たのだが…連邦生徒会長は『頼りになる人がここに来る』(要約)という伝言と彼らの名前だけを彼女に伝えたのだ。そのため、彼女はイエローとヴェロナが人間だと思い込んでいたが、蓋を開けてみれば全く違う謎の生命体なのだから、そりゃ驚きで固まるだろう。
リンが困惑やらなんやらで硬直していると、イエローが口を開いた
「とりあえず敵ではないっぽいな?ってかコイツの頭上にもリングがあるのか…」
「おいお前、硬直しているぞ。大丈夫か?」
「…ハッ失礼しました。とりあえず、ここがどこか分かりますか?」
「いや全然?何もわからない」
「知らないな。」
「ここは複数の学園が集まる学園都市キヴォトスです。」
「学園都市…」
「キヴォトスだと?」
「はい。…失礼。申し遅れました。私は七神リン、学園都市キヴォトスの連邦生徒会の幹部です。」
「そしてあなたはおそらく、私たちがここに呼び出した先生…のようですが…ああ、推測系でお話したのは、私も先生がここに来た経緯を詳しく知らないからです。」
「俺らも何でしょうここに来たかは分からんのよねぇ…」
「あぁ、いつの間にかここにいた。」
「混乱されてますよね。分かります。…私も先程同じ状況でしたから。」
「まぁそりゃ、自分で言うのもなんだけどこんな謎生物が先生って言われたら誰でも困惑するわ…」
「こんな状況になってしまったこと、遺憾に思います。でも今はとりあえず、私についてきてください。」
「どうしても、先生にやっていただかなくてはならない事があります。」
「…良いだろう。何をすればいい?」
「ま、やってやろうじゃないか。で?何をすればいいんだ?」
「…学園都市の命運をかけた大事なこと…ということにしておきましょう。」
「ええ…?初っ端からそんな重大なことせにゃならんの?ちとハードすぎないか?まぁやるけどもさ…」
「そのような重大な物事の解決を最初から頼まれるとはな…だが、約束は約束だ、やってやろう。」
リンはエレベーターの中に移動する。イエローとヴェロナもそのすぐ後ろをついて行く。
エレベーターから見える都市は、まるで近未来のようだった。
「うおぉぉ!すげぇ!なんかワクワクしてきた!」
「すさまじい文明力だな…」
「キヴォトスへようこそ。先生。」
「先ほど、キヴォトスは複数の学園が集まっているとお話しましたが、その数は数千を超えています
これらの膨大な数の学園が、集まって出来ているのがキヴォトスです。そして、これから先生が働くところでもあります。」
「きっと先生がいらっしゃった所とは色々な事が違っていて、最初は慣れるのに苦労するかもしれませんが…。」
「でも先生なら、それほど心配しなくてもいいでしょう。」
「あの連邦生徒会長が、お選びになった方々ですからね。」
「連邦生徒会長?」
「ふむ、このキヴォトスのトップといった所か?」
「…それは後でゆっくり説明することにして。」
(チン)
どうやら目的の階に着いたようだ…すると、菫色の髪を持った生徒がリンに詰め寄る。
「ちょっと待って!代行!見つけた、待ってたわよ!連邦生徒会長を呼んできて!…うん?隣にいる謎の生物は?」
黒い髪を持ち、大きな翼を持つ生徒もリンに近づく。
「首席行政官。お待ちしていました。」
ブロンド髪のメガネをかけた生徒も、またリンに近づく。
「連邦生徒会長に会いに来ました。風紀委員長が、今の状況に納得のいく回答を要求されています。」
その他にも、白い?髪をサイドテールにしている生徒もいる。サイドテールの生徒は特に何も言っていないが、恐らくは同じ要件だろうと考えられる。
どうやら菫色の髪を持つ生徒だけでなく、その場にいる生徒全員が連邦生徒会長に会いに来たらしい。
そして、特徴的なのが、彼女たちが持つソレ。
銃だ。
「あぁ……面倒な人たちに捕まってしまいましたね。」
「こんにちは、各学園からわざわざここまで訪問してくださった生徒会、風紀委員会、その他時間を持て余している皆さん」
(リンの奴普通に毒吐いてやがるよ…)
(苛ついているのか?)
「こんな暇そ…大事な方々がここを訪ねてきた理由は、よく分かっています。」
(今暇そうって言いかけたよな?誤魔化せんレベルだぞこれは…)
(やはり苛ついているのは間違いなさそうだ。恐らく彼女らに時間を使いたくないのだろう…)
「今、学園都市に起きている混乱の責任を問うために…でしょう?」
(…混乱?)
(やはり、大きな何かが起こっているのか。)
「そこまで分かってるなら何とかしなさいよ!連邦生徒会なんでしょ!」
「数千もの学園自治区が混乱に陥ってるのよ!この前なんか、うちの学校の風力発電所がシャットダウンしたんだから!」
(普通にやべぇなソレ…。)
「連邦矯正局で停学中の生徒達について、一部が脱出したという情報もありました。」
(矯正局…か。悪事を働いた者たちがそこに収監されるのだろうか?)
「スケバンのような不良たちが、登校中のうちの生徒たちを襲う頻度も、最近急激に高くなりました。
治安の維持が難しくなっています。」
(要はこっちでいうユタラプトルみたいな感じか?不良って。)
「戦車やヘリコプターなど、出所の分からない武器の不法流通も2000%以上増加しました。
これでは正常な学園生活に支障が生じてしまいます。」
(どうやら、ここは俺達が思っているよりも数倍危険な場所らしいな…)
「…。」
「こんな状況で連邦生徒会長は何をしているの?どうして何週間も姿を見せないの?今すぐ会わせて!」
「…連邦生徒会長は今、席におりません。正直に言いますと、行方不明になりました。」
「え?」
「は?」
「…え!?」
「…!!」
「やはりあの噂は…」
(…推定俺らを呼び出した連邦生徒会長が行方不明…マジ?)
(連邦生徒会長1人が居なくなった途端にこのザマか…殆ど連邦生徒会長がキヴォトスを支えていたようなものだな…)
「結論から言うと、サンクトゥムタワーの最終管理者がいなくなったため、今の連邦生徒会は行政制御権を失った状態です。」
「認証を迂回できる方法を探していましたが…先ほどまで、そのような方法は見つかっていませんでした。」
「それでは、今は方法があるということですか?首席行政官?」
「はい。」
「この先生方こそが、フィクサーになってくれるはずです。」
「!?」
「!!」
「この…謎の生物が?」
「…マジ?」
「これは…相当な大役を背負わされたな…」
「ちょっと待って。この先生方?は一体どなた?どうしてここにいるの?」
「それが俺にもさっぱりなんだよなー。」
「ええ…?」
「キヴォトスでは見かけない生物だと思っていましたが…先生だったのですね。」
「はい。こちらのイエロー先生と、ヴェロナ先生は、これからキヴォトスの先生として働く方であり、連邦生徒会長が特別に指名した人物です。」
「行方不明になった連邦生徒会長が指名…?ますますこんがらがってきたじゃないの…。」
「まぁとりあえず、自己紹介から。どうも、地底から来たリーパーキングのイエローだ。よろしく頼むぜ。」
「砂漠から来たベロナサウルスのヴェロナだ。よろしく頼む。」
「こ、こんにちは、先生。私はミレニアムサイエンススクールの…い、いや、今は挨拶なんてどうでもよくて」
「「どうでもいい!?」」
「そのうるさい方は気にしなくていいです。続けますと…」
「誰がうるさいって!?わ、私は早瀬ユウカ!覚えておいてください、先生!」
「よろしくな!」
「あぁ、しっかり覚えておこう。」
「…先生は元々、連邦生徒会長が立ち上げた、ある部活の担当顧問としてこちらに来ることになりました。」
「連邦捜査部「シャーレ」」
「単なる部活ではなく、一種の長法規的機関。連邦組織のため、キヴォトスに存在する全ての学園の生徒たちを、制限なく加入させることすら可能で、各学園の自治区で、制約無しに戦闘活動を行うことも可能です。」
(それってフツーじゃね?)
「なぜこれだけの権限を持つ機関を、連邦生徒会長が作ったのかは分かりませんが…シャーレの部室はここから約30km離れた外郭地区にあります。今は殆ど何もない建物ですが、連邦生徒会長の命令で、そこの地下にとある物をあ持ち込んでいます。」
「先生を、そこにお連れしなければなりません。」
そう言うと、リンはどこかに通話する。
「モモカ、シャーレの部室に直行するヘリが必要なんだけど…」
そうリンが言うと、桃色の髪で、手にスナック菓子の袋を持っている生徒のホログラムが出現する。
「シャーレの部室?…あぁ、外郭地区の?そこ、今大騒ぎだけど?」
「大騒ぎ…?」
「矯正局を脱出した停学中の生徒が騒ぎを起こしたの。そこは今戦場になってるよ。」
(さっそく俺等の出番か?)
「…うん?」
「連邦生徒会に恨みを抱いて、地域の不良たちを先頭に、周りを焼け野原にしてるみたいなの。
巡航戦車までどっかから手に入れてきたみたいだよ?」
(巡航戦車とは一体何だ?)
「それで、どうやら連邦生徒会所属のシャーレの建物を占拠しようとしているらしいの。まるでそこに何か大事なものでもあるみたいな動きだけど?」
「…。」
「まあでも、もうとっくにめちゃくちゃな場所なんだから、別に大したことな…あっ、先輩、お昼ごはんのデリバリーが来たから、また連絡するね!」(ブツッ)
(戦闘行為より昼メシの方が優先度高いってマジ?)
「…。」
「(プルプル)………。」
リンは明らかにキレている。
「…大丈夫そ?」
「深呼吸でもして落ち着け。」
「…だ、大丈夫です。…少々問題が発生しましたが、大したことではありません。」
そう言った後、リンはユウカたちをじーっと見つめる。
「…?」
「な、何?どうして私たちを見つめてるの?」
「ちょうどここに各学園を代表する、立派で暇そうな方々がいるので、私は心強いです。」
「…えっ?」
(なるほど、あの子らに手伝ってもらうつもりか。)
「キヴォトスの正常化のために、暇を持て余した皆さんの力が今、切実に必要です。行きましょう。」
「レッツゴー!!」
「行くとするか。」
「ちょ、ちょっと待って!?ど、どこに行くのよ!?」
「そりゃ、シャーレの部室付近以外に何があるってんだ?」
「それはそうですけど!」
そうして全員でシャーレの部室付近へと向かうのだった。
ARKキャラ解説
ユタラプトル
小型の肉食恐竜。
ほぼ全てのマップに湧くため、ARKの顔とも言える生物。現実ではユタラプトルは他のラプトルとは違い、パワータイプだったようだが、ARKではスピードタイプになっている。
序盤のエリアに湧くにしては若干高めの戦闘力、かなりの足の速さ、さらに複数体で襲ってくる上に、初心者の場合はまだゲームに慣れていない段階ということもあって、初心者がよくコイツにキルされまくってトラウマになるそうな…
ちなみに以前は野生個体は拘束して一方的に攻撃してくる技を持っていたが、今は使わなくなっている(一部の亜種を除く)。
飼いならした後は序盤から中盤の始めにかけて優秀な戦力や移動手段となる。
戦闘描写は次回からです。
…どうしようかな戦闘描写。一応頭の中ではどんな感じが浮かんでるけど、これを上手く文章にできるかどうか…とりあえずちょっと更新が遅れることになりそうです…
さて、桶の桃ジュース様、この作品を評価してくださりありがとうございます!
そして、
剛力様
猫っぽい猫様
renkonzkzv1様
いい感じに爆ぜるブラキディオス様
キヴォトスの企業担当を目指す人様
お気に入り登録ありがとうございます!
これからも頑張っていきます!
ARKのキャラとか用語解説は…
-
いる
-
もうちょい短くして
-
いらない