前回のぉ〜あ ら す じ
「ん、銀行を襲う」
おわり!!!!!!
…ということを実際にしてきたイエロー達。
無事にブラックマーケットを抜けて安全な所までやってきた。
「ふぅ…もうここまでくれば大丈夫でしょう。」
「やった!大成功!」
「お疲れ様、皆よくやってくれた!」
「本当にブラックマーケットの闇銀行を襲っちゃうなんて…ふぅ…」
「あんな奴らただの戦闘能力皆無、腰抜け、顔液晶のクズだよ」
ボロクソに言われる銀行員…まぁ同情はしないが。
「せ、先生、口が悪いです…」
「顔液晶は草」
「シロコちゃん、集金記録の書類はちゃんと持ってるよね?」
「う、うん…バッグの中に…」
「あと、もうさっさとトンズラしたかったから渡された札束持って帰ってきちった☆」
イエローはお札を持って帰ってきていた
「うへぇ!?何してるのさ先生!?」
「うええええっ!?現金盗んじゃった!?」
「おいおい…」
「えーっと、よく数えてなかったから…これ一億以上あるんじゃね?」
「どれどれ…うん、そんくらいあるね。ほんとに5分で一億稼いじゃったやー。」
「有言実行か…」
相当な大金を持って帰ってきてしまったイエローとシロコ。
「はぁ…ま、まぁ、これだけのお金があれば少しは借金も…」
「ダメ、これは許可しない。絶対にだ。」
「な、何でよ!?」
「そもそも、これがどこから出たお金なのか理解してるか?」
「え?」
イエローからの質問の意味が分からず、セリカはポカンとする。
「このお金があの闇銀行に集まってたって事は…つまり、対策委員会とはまた違うかもしれんが、同じようにカイザー共からの借金を負った誰かが限りある時間を…青春を費やして返したお金かもしれない、それを自分達のために使うということは、ひどいと言っていたあのブラックマーケットのサイクルと同じ事をしようとしてるって事だぞ。」
「…あ」
セリカはこのお金を使うことの意味に気づいた
「そうだねー、先生の言う通り。それに…こんな方法に慣れちゃうと、ゆくゆくはきっと平気で同じ事をするようになるよ。そしたら…この先またピンチになった時、「仕方ないよね」なんて言いながら、やっちゃダメな事に手を出すと思う。」
「うへ〜、このおじさんとしては、カワイイ後輩がそうなっちゃうのは嫌だなー。」
「俺も皆がそうなるのが嫌なんじゃい。だからさっきはちょっと厳しめに言ったんだよ。」
「…そうやって学校を守ったって、何の意味があるのさ。」
「…」
「こんな方法を使うくらいなら、最初からノノミちゃんのゴールドカードに頼ってたはずー。」
「…私もそう提案しましたが、ホシノ先輩が反対されて…先輩の気持ち、分かります。いくら頑張ったって、きちんとした方法で返済をしない限り、アビドスはアビドスじゃなくなってしまう…」
「うへ、そういうこと。だから、このバッグは置いてくよ。頂くのは例の書類だけね。これは委員長としての命令だよー。」
「…ま、借金を少しでも減らしたいっていうセリカの気持ちもめちゃ分かる。でも、ここは退いてくれ。」
「…分かったわ。」
「ん、先生もたまには良いこと言うね。まるで何かの部隊のリーダーみたいだった。」
「ま、これでも一応、リーパー達の纏め役だったからな。皆からはリーダーって言われてたし、あながちシロコの言う通りだよ。」
「ん、やっぱり先生って凄い。」
「あぁ、イエローは本当に凄いぞ。」
「ハハッ、センキュー。んで、このバッグ…というか札束どうするよ?」
「あ、このバッグは私が適当に処分しておきます☆」
「センキューノノミ。」
「ほい、頼んだよー。」
そうして改めて帰路につこうとした時
「…!!待ってください!何者かがそちらに接近しています!」
「追っ手か?」
「い、いえ…敵意はないようです。一体…べ、便利屋のアルさん!?」
何の因果か、アルがこちらへ向かっているらしい。
「マジで!?」
「あー…なるほど。理解した。皆、覆面を被れ。俺は少し隠れておく。」
「「「「「「…?」」」」」」
どうやらヴェロナは何故アルが追いかけてきたのか心当たりがあるようだ。
そうして言われたとおりに覆面(ヒフミはたい焼きの紙袋、イエローはダンボール)を被ると…
「はぁ、はぁ…ま、待って!!」
アルが来た
「何だ貴様は」
イエ…アクセルがそう問いかける。
「あ、落ち着いて、私は敵じゃないから…」
(何であいつが…?)(撃退する?)
(どうかな。戦う気がないって相手を叩くのもねぇ…)
(俺は叩く時は叩くけど、流石に叩く気がない相手を叩くのは気は乗らんなぁ…よっぽどのクズは例外だけど)
(あの…お知り合いですか?)
(まぁねー、そこそこ)(まぁ知り合いではあるわな)
「あ、あの…た、大したことじゃないんだけど…銀行の襲撃、見せてもらったわ…ブラックマーケットの銀行をものの5分で攻略して見事に撤退…あなた達、稀に見るアウトローっぷりだったわ!」
「…!?」
「ほう…見ていたのか…」
(えマジ?おったんかい…演技に集中しすぎて気づかんかった…)
「正直、すごく衝撃的だったというか、このご時世にあんな大胆な事ができるなんて…感動的というか…わ、私も頑張るわ!法律や規律に縛られない、本当の意味での自由な魂!そんなアウトローになりたいから!」
そういうアルの目は輝いていた。
…その眩しい光とは対照的に、少し前イエローが拾ったガラスは"自由"という言葉に反応して暗く輝いていた…
(一体…何の話?)
「そ、そういうことだから…な、名前を教えて!!」
「名前…!?」
「その、組織っていうか、チーム名とかあるでしょ?正式な名称じゃなくてもいいから…私が今日の勇姿を心に深く刻んでおけるように!!!」
(うへ…なんか盛大に勘違いしてるみたいだねー…)
「…はいっ!仰ることはよーくわかりました!」
(ノノミ先輩!?)
「私たちは、人呼んで…覆面水着団!」
「…覆面水着団!?」
アルは驚く、そりゃこんなクソダサい名前なんて…
「や、ヤバい…!!超クール!!カッコ良すぎるわ!!」
えぇ…?*1
(…)
「うへ〜、本来スクール水着に覆面、アクセルさんはダンボールが正装なんだけどね、ちょっと緊急だったもんで、今日は覆面だけなんだー。」
ホシノも話をうまく合わせている。
(なんか妙な設定を付け足してる!?)
「そうなんです!普段はアイドルとして活動してて、夜になると悪人を倒す正義の怪盗に変身するんです!
そして私はクリスティーナだお♧」
「そして、俺はアクセル。決して姿を見せず、闇に紛れ任務を遂行する。」
「「だお♧」…!?きゃ、キャラも立ってる…!?
それに、アクセルさん、闇に紛れて任務を遂行…!あなたすごくアウトローね!憧れるわ!!!」
(アウトローって何だっけ?)
「うへ、目には目を歯には歯を。無慈悲に、孤高に、我が道のごとく魔境を行く。
これが私らのモットーだよ!!」
「な、なんですってー!!」*2
「…何してるの、あの子たち…あと先生…」
「わー、アルちゃんどハマりしちゃってるじゃん。特撮モノ*3のイベントに連れて行ってもらった子供みたいな顔してる!」
(もういいでしょ?適当に逃げようよ!)
「それじゃあこの辺で、アディオス〜☆」
「行こう!夕日に向かって!」
「夕日、まだですけど…」
「覆面水着団は実働部隊5人、後方担当2人、リーダー1人で活動中だ。今後の活躍を期待しているといい。いずれまた会うだろう。」
(ヴェロナ、先回りして帰っといて。)
(了解した)
そうして覆面水着団は退散した。
「…よし!我道の如く魔境を…その言葉、魂に刻むわ!私も頑張る!」
「…」
(事実を伝えるべきなんだろうけど…いつ言おうか?)
(面白いからしばらく放置で)
これは草
「あ、あの…
「ん?これはまさか、覆面水着団が私たちのために…?」
「いや、それはないわ…ただの忘れ物じゃない?」
「結構重いよ?何が入ってるんだろ。」
このバッグは例の書類と大量のアレが入っていたバッグ。それを開けると当然…
「ひょええ!?」
「!!こ、これは…!!」
その頃、アビドスでは…
「…あれ?現金のバッグ…置いてきちゃいました。」
「何だってーー!?」*4
「えーっ!?」
「うへ〜いいんじゃない?どうせ捨てるつもりだったんだし、気にしない気にしない。」
「うん、誰かに拾われるでしょ、きっと」
「ですね☆お金に困ってる人が拾ってくれると良いですね。」
お金に困ってるやつが拾ってるんだよなぁ…
「あはは…いいことをしたって思いましょう。お腹を空かせた人が、あのお金でお腹いっぱいになれると思えば…」
「うう…もったいない…どう考えてももったいなさすぎる!!全くもう!皆お人好しなんだから!」
その頃便利屋サイドでは…
「ええええーっ!?」
「うわわわわーっ!?」
「これって…」
「…もしかしてこれで、もう食事抜かなくていいんですか?」
そして、便利屋オフィス。そこで覆面水着団の正体を告げられたアルは…
「なあぁぁぁぁぁにいぃぃぃぃーーっ!!??」
こうなった
「覆面水着団がアビドスとイエロー先生だったですってええ!?」
「あはははー、アルちゃんショック受けてるー!超ウケる!」
「はぁ…」
今回、イエローはあるキャラとの繋がりを示唆する言動をしています。