ARKアーカイブ   作:公開

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現在パヴァーヌ編の登場生物をどうしようか悩んでいる所でございます。
また時期が来たらアンケートを取りますので、その時はぜひ投票していただけると幸いです。


風紀委員長

 

「ゲヘナの風紀委員長…空崎ヒナ。外見情報も一致します、間違いなく本人です。」

 

「ついに総大将のお目見えかぁ。にしてもちっちゃいな風紀委員長。成体の姿なら一口で頂けそうだなぁ…」

 

物騒なこと言ってらぁ…

 

「ちょっと!?まさか食べようとしてるんじゃないわよね!?」

 

「いやしねえよ!?俺を何だと思ってらっしゃる?」

 

「ん、強い変な生き物」

 

「アベレーションの頂点捕食者」

 

「事実だからなんも言えねぇ…」

 

 

「えーっと…あたし帰っていい?」

 

「いいぜ。気を付けて帰るんだぞ?」

 

「今日は本当にありがとう、イエロー先生。また便利屋の皆さんと会う時は呼んでほしいな。」

レイカは隠れながら帰った

 

 

 

 

 

「ヒ、ヒナ委員長…そ、その…これは、素行の悪い生徒を捕まえようと…」

 

「便利屋68のこと?どこにいるの?今はシャーレとアビドスと対峙しているように見えるけど。」

 

「え、便利屋ならそこに…」

 

しかし便利屋の姿はない。もうすでに逃げているのだ。判断が早い。

 

「い、いつの間に逃げたのですか!?さ、さっきまで確かにここに…!」

 

(マジだ!?もう居ねぇ!どこ行ったんだあの子ら。)

 

「…」

 

「え、えっと…委員長、全て説明いたします。」

アコは観念?したのか、全て説明すると言った。だが

 

「…いや、もういい。大体把握した。察するに、ゲヘナにとっての不安要素の確認及び排除。そういう政治的な活動の一環って所ね。」

流石風紀委員長。恐ろしいほど早く物事を理解した。

 

「でもアコ、私たちは風紀委員長であって、生徒会じゃない。シャーレ、ティーパーティー、それに連邦生徒会長。そういうのは、万魔殿(パンデモニウム・ソサエティー)のタヌキたちにでも任せておけばいい。」

 

「俺タヌキについて知らんけどタヌキって何ぞ?」

 

「哺乳綱食肉目イヌ科タヌキ属Nyctereutesに分類される生物群の総称だな。」

 

「多分今使われたのはそういう意味ではないと思いますが…」

 

「詳しい話は帰ってから。通信を切って校舎で謹慎していなさい、アコ。」

 

「…はい。」

アコは通信を切った。

 

 

 

「…」

 

「ハロー風紀委員長。さっき君の部下がしでかしやがったことについてはご存じで?」

イエローはヒナに恐れずに話しかける。なんかキレてね?

 

「もちろん。事前通達無しでの他校自治区における無断勢力運用、及び他校生徒たちとの衝突。…けれど、そちらが風紀委員会の公務を妨害したのも事実。違う?」

 

「…ほーん。そうか、そうかそうか。つまり風紀委員会はそんなやつなんだな」

 

「…?」

 

「お前らは所詮、民間人、そして民間人が経営してたラーメン屋を砲撃しておいて公務だのなんだのほざきやがる野郎ってことだろ?もし柴大将の身に万が一があったらどうするつもりだったんだ?不慮の事故でした〜で済まされる話じゃないんだぞ」*1

イエローは成体の姿の時の、凄まじい圧を込めて風紀委員会に言葉を放つ

 

「「!?!?」」「…どういうことか聞かせて頂戴。」

 

「…ありゃ?知らなかったんか?カイザーによって立ち退き済みって事を知ってるくらいなら柴大将がまだここに残ってることも知ってたと思ってたんだが…ま、知らんなら全部教えてあげるわ。」

 

地底の死神と棘恐竜、対策委員会説明中…

 

「…つまり、イオリ達は便利屋とは一切関係のない、カイザーの立ち退きを無視して残っていた民間人が経営していたラーメン屋を迫撃砲で攻撃した、と?」

 

「そんな感じ。」

 

「…イオリ、チナツ、後で詳しく聞かせてもらうわ。」

 

「は…はい…」「…分かりました。」

 

と、そんな時。

 

「うへ〜、こいつはまた何があったんだか。すごいことになってるじゃ〜ん。」

現場にホシノがやってきた。

 

「!!」「えっ!?」「ほ、ホシノ先輩!?」

 

「この緊急事態に遅れるとは、らしくないなホシノ。」

「…」

 

「ごめんごめん。ちょっと昼寝しててね〜、少し遅れちゃった。」

そういうホシノ。

 

「…なるほどなぁ。」

 

「こっちは本当に大変だったのに!ゲヘナのやつらが…!」

 

「でも全員撃退した。」

 

「まだ全員ではないですが…まぁ大体は。」

 

「ゲヘナの風紀委員会かぁ…便利屋を追ってここまで来たの?」

 

「うんにゃ、俺達を追って来たらしい。…と言っても、行政官…確かあの変態の独断行動だったらしいけど。」

 

「へ、変態…まっさかー、行政官なんていうお偉い人がそんな変態なんて…うへ、なんで皆黙ってるのさ?」

 

「正直、否定しきれないわね…」

 

「風紀委員長からも言われててて草」

 

「…まぁ話を戻して、事情はよくわからないけど、対策委員会はこれで勢揃いだよ。ということで、改めてやり合ってみる?風紀委員長ちゃん?」

改めて戦うかをヒナに問うホシノ。

 

「…一年生の時とは随分変わった。人違いじゃないかと思うくらいに。」

 

「…ん?私のこと知ってるの?」

 

「情報部にいた頃、各自治区の要注意生徒たちをある程度把握してたから。特に小鳥遊ホシノ…あなたのことを忘れるはずがない。あの事件の後、アビドスを去ったと思ってたけど」

 

(あの事件…ねぇ。ここ、アビドスで何があったんだ?)

 

「…」

ホシノの目は…悲壮感を醸し出していた。

 

「あの目…そうか、そういうことか。あの事件ってのは、きっと…」

 

「あの事件…前生徒会長…ホシノの目…おおよそ想像は付く。」

 

「「「「…?」」」」

 

イエローとヴェロナは、ヒナが言うあの事件について大体察したようだ。

 

「…まぁいい。私も戦うためにここに来たわけじゃないから。…イオリ、チナツ。撤収準備、帰るよ。」

ヒナは風紀委員会に帰るよと言った

 

「…ま、こちらからしてみりゃそっちのほうがありがたいな。少なくとも今の俺ら2人の力じゃヒナを相打ちに持っていくのが精いっぱいだ。普通に負けもありうるしな。」

 

「えっ!?」

 

「帰るんですか!?」

 

そして帰る前にヒナは…対策委員会に頭を下げた。

 

「事前通達無しでの無断勢力運用、そして他校の自治区で騒ぎを起こしたこと。このことについては、私、空崎ヒナより、ゲヘナの風紀委員会の委員長として、アビドスの対策委員会に正式に謝罪する。」

 

「今後、ゲヘナの風紀委員会がここに無断で侵入することは無いと約束する。どうか許してほしい。」

 

 

「…それに加えて、大将のお店の再建費やら何やらを賠償すること。それだけはしっかりとしてほしいぜぃ。

まぁ、ぶっちゃけ大将のお店を破壊された以外はあんまり俺は気にしてないしな。」

 

「分かったわ。」

 

「ならヨシ!」 

 

「委員長…」

 

「ま、待って委員長!あの校則違反者たち…便利屋はどうするんだ!?」

そうイオリは言うが…

 

「…」(ジロッ)

 

「あ…う…」

ヒナの眼光に威圧された。

 

「ほら、帰るよ。」 

そうして風紀委員会は撤退していった。

 

 

 

 

 

 

 

帰る前に、ヒナが話しかけてきた。

 

「…シャーレの先生‥‥あなたに直接伝えたい事がある。‥カイザーコーポレーションのこと、知ってる?」

 

「もちろん。あの【自主規制】で【自主規制】な【自主規制】野郎共のことだろ?」

放送禁止用語を多用するなァ!

 

「イエロー、お前はもうちょっと言い方がどうにかならんのか?」

 

「実際そのとおりだから問題ナシ!」

 

「そ、そう…*2…これはまだ万魔殿もティーパーティーも知らない情報だけど…あなた達に知らせておいたほうがいいかもしれない。

…アビドスの捨てられた砂漠‥‥あそこで、カイザーコーポレーションが何かを企んでいる。本当なら、廃校予定のアビドスに教える義理はないのだけど。」

 

「教えてくれてセンキュー、ヒナ。これでそこをぶち壊せるわ。後、アビドスは終わらねぇよ?俺たちが復興させるからな。」

 

「そう…じゃあまた。イエロー先生、ヴェロナ先生。」

そうしてヒナは帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれほど大規模な兵力を、一糸乱れずに…風紀委員長、凄い方ですね…」

 

「ん、もったいない。強い人と戦えるチャンスだったのに。」

 

「シロコ先輩、どこぞの戦闘民族*3みたいだね…まぁ私だって、もちろん喧嘩を売られたら逃げるようなことはしないけど。」

 

「うへ〜、結局おじさんは状況が全然分かってないんだけど、何があったの?」

 

「説明したいところなのですが、私たちもまだ分かっていないことが多く…風紀委員長は何故ここに来たのでしょうか?」

 

「んー、部下の独断行動を察知して来たんじゃね?」

 

「その線が濃厚だと思うが…」

 

「今回の件で、色々なことが分かりました。慌ただしいことばっかりで…分かっていないことだらけですし、さっき聞いた事も理解できていません…」

 

「…帰ってゆっくり休んで、そっから全力で調べようぜ。」

 

「…ですね。では、今日は一旦解散として、また明日学校で状況を整理しましょう。」

 

「…うん、そうだね〜。アヤネちゃんの言う通りだよ。今日はもう解散。明日また教室で。」

そうして各自解散していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ホシノ…お前、誰に会ったんだ…?何のために…?」

イエローは気づいていた。ホシノはお昼寝していたわけではないことに。

誰かに会いに行っていたことに。

 

「ふむ、イエロー、何を悩んでいるのかニャ?」

 

「!」

後ろからイエローにとって聞き覚えのある声が聞こえた。慌てて後ろを振り返る。そこには…

 

「…まさか、オメーまでキヴォトスに来てるなんて思わんかったぜぃ。コクエイ」

 

「それはこっちのセリフニャ、イエロー。」

 

目の前のメスのシャドウメイン、コクエイがいたのだった。

 

「それで、何しに来たんだ?コクエイ。」

 

「特に何も。単純にイエローに接触しておくべきだと思っただけニャ。」

 

「そうかぁ…でも安心したぜ。戦友がこっちに来てくれているのは心強いからな!」

 

「ふふ…さて、戦友の顔も見れたことだし、吾輩はそろそろトリニティってとこに行くニャ。」

 

「あ、そうそう。阿慈谷ヒフミって子に会ったら、このなんかカバンの奥底に入ってたキチ…いや、ペロロっていうキャラクターの人形を渡しといてくれんか?俺は使わんし、ヒフミにあげたほうが絶対良いからな。」

 

「…了解したニャ。それじゃ、また会おうニャ。イエロー。」

 

「ま、トリニティに行くことが会ったらまた会おうな!」

 

そうしてコクエイは去っていった。

 

「なんか、いつかトリニティでも一悶着起こりそうな気がするが…ま、コクエイもいるし何とかなるだろ。」

 

 

 

ちなみに、この時トリニティでは、謎の白い怪物の目撃情報が寄せられていたとか…

 

 

 

*1
割と盛大な勘違い

*2
割とイエローがえげつないこと言って引いてる

*3
サ◯ヤ人




キャラ解説
コクエイ
メスのシャドウメイン。
ちなみに漢字に直すと黒影
名前に黒と付いているが黒くはない。
イエローとは付き合いはそこそこ程度だが、仲はいい。


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