遊戯王SPIRITERS   作:オンドゥル暇人

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2026年の初投稿。
メインヒロインの初デュエル回です。



第5話 光姫の初決闘! 閃刀姫 VS 暗黒騎士

 

恭二「さてと今日の活動は何をしようかね」

 

游真「そろそろ白羽さんのデッキを本格的に作成していこうと思う」

 

光姫「え?私のデッキをですか?」

 

 

キョトンっとした表情で問い返してくる白羽さん。だけど彼女はデュエルを覚える為にこの部に入った訳だし、寧ろ少し遅かったくらいだ。

 

 

理央「それは良いけど、白羽さんはカードを何枚持ってるの?」

 

光姫「えっと、このカードだけです」

 

 

白羽さんが取り出したのは「閃刀姫-レイ」のカード1枚のみ。勿論たった1枚じゃデッキは作れない。少なくともあと39枚。一応使えそうなカードは何枚かストックしてるけど、それでもちゃんとしたデッキとしては成り立たない。やっぱり新しいカードを買うしかないか。

 

 

游真「なら"あそこ"に行くのが一番だな」

 

恭二「まあ、この辺ならあの店しかないよな」

 

光姫「どんな所なんですか?」

 

游真「行ってみれば分かるさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学校を出た俺達は街外れのゲーム屋の前に着いた。

 

 

光姫「ここは」

 

游真「俺の行きつけの店『鶴野ゲームショップ』だ」

 

理央「案外普通の店ね。もっと不良とかゴロツキがたくさんいるのかと思った」

 

恭二「あんたはどんなイメージ持ってるんだよ。ここならカードを買えるだけじゃなくて、プレイ用のテーブルもあるからその場でデッキの調整とかも行えるんだよ」

 

 

早速入店すると、扉に付いている鈴が鳴り、店の奥から出迎えの声が聞こえてくる。

 

 

店長「いらっしゃい。おや、游ちゃん!よく来たね」

 

游真「やあ、おばちゃん。いい加減『游ちゃん』は止めてくれよ」

 

 

出迎えてくれたのは、この店の店長を務めるおばちゃん鶴野(つるの)千代(ちよ)さん。他に店員はおらず、偶に孫娘が手伝ってるのだが、今日はいないらしい。

 

 

恭二「よ、おばちゃん。今日はこの子のデッキを作りたくてさ、早速だけどカードパック売ってくんない?」

 

千代「その子のかい?……ほう、あんた、いい精霊を連れてるね」

 

 

おばちゃんがレイを見つめながら、優しい口調で白羽さんに語り掛ける。まさか精霊が見えるなんて思わなかったのだろう。驚く白羽さんとレイを余所に、おばちゃんは一度店の奥に戻り、箱を1つ持って戻ってきた。

 

 

千代「取り敢えずこの中から好きなカードを選びな。あ、お金はいいよ」

 

光姫「そんな!流石にタダなんて申し訳ないですよ!えっと、10万円くらいで足りますか?」

 

理央「そんなにいらないわよ!」

 

 

財布から10万円を取り出そうとする白羽さんを抑え、カードの代金は俺が代わりに支払った。

 

 

游真(いつか段ボール1箱買ってきそうだな)

 

 

俺はそんな事を考えながら購入したカードパックを開封していき、「閃刀姫」で使えそうなカードを手当たり次第に整理し、白羽さんの前に置く。

 

 

游真「それじゃあ、早速デッキを作っていこうか」

 

光姫「はい!確か上限は40~60枚、同じカードは3枚まで、でしたよね?」

 

游真「その通り。閃刀姫はレイを中心に様々な魔法カードを駆使するテーマだ。レイと強力な魔法カードは優先的に3枚入れておくべきだろう。そして欠かせないのが、"リンクモンスター"だ」

 

 

そして俺は白羽さんに5種類の藍色のカードを見せる。

 

 

光姫「他のカードとは随分デザインが違いますね」

 

恭二「リンクモンスターは通常のカードと違ってEXデッキに入るカードで、特殊な召喚条件で出せるモンスターだ。特徴的なのは、レベルと守備力がない事だな」

 

光姫「レベルと守備力がない。両方とも0ということですか?」

 

理央「いいえ、レベルと守備力を持たないだけで0という訳ではないわ。『強者の苦痛』のようなレベルによって攻撃力を減少させる効果や、『月の書』みたいな守備表示に変更するカードの効果を受けないの」

 

光姫「この『LINK-1』という表記は?」

 

游真「それはリンクモンスターを召喚する際に素材として必要なモンスターの数と、リンクモンスター自身をリンク召喚の素材にする際に必要なモンスターの代わりにできる数の事だ。例えばリンク2のモンスターなら、2体のモンスターが必要になるし、リンク3以上のモンスターをリンク召喚する際は2体分の素材にできるんだ。まあ、この5種類はどれもリンク1だから、そこまで難しく考える必要は無い。まずは気楽に40枚のデッキを作ってみよう」

 

 

そうして白羽さんのデッキ作りが始まった。意外と白羽さんは筋が良く、俺達のサポートなんかいらないくらいスムーズにデッキが完成した。

 

 

游真(これも精霊の力……いや、白羽さんの才能か)

 

恭二「よし!デッキも完成した事だし早速デュエルと行こうぜ!」

 

光姫「はい!」

 

理央「でも誰が相手をするの?私達はデッキ内容を知ってるから、フェアな戦いにならないんじゃない?」

 

 

早速デュエルを始めようと意気込む恭二と白羽さんだったが、黒崎さんの一言で俺達は頭を抱えた。さっきまで白羽さんのデッキ構築のサポートをしていたのだから、俺達は彼女のデッキ内容のほとんどを知っている。だが、彼女は俺達3人のデッキ構成を知らない。確かにこれではフェアじゃない。彼女にデッキを公開するっというのも手だが、デッキは決闘者(デュエリスト)にとっての命。例え相手が白羽さんでも、そう易々と全容は見せられない。

 

他の相手を探そうにも、今日は平日の夕方、店の中には俺達以外の客はいない。

 

 

――カランカラン♪――

 

 

どうしたものかっと迷っているその時だった。店の扉が開く音がした。

 

 

??「ただいまー。おばーちゃーん?お客さん来てるのー?」

 

 

俺達がいる店の奥までやって来たのは、群青色のサイドテールが特徴的な少女だった。彼女は俺達、いや俺を見つけると目を輝かせて恐ろしい勢いで飛びついてきた。

 

 

??「游真にぃ!」

 

游真「おおっと、危ないからいきなり飛びついてくるのは止めろって言ってるだろ、陽葵(ひなた)

 

陽葵「アハハ、ごめんごめん。まさか平日に会えるなんて思ってなくて、嬉しくてつい」

 

恭二「相変わらずだなお前は、加減ってのを知らないのか?」

 

陽葵「げっ、恭二いたんだ」

 

恭二「悪かったな!」

 

 

支える俺の体から降りながら恭二と口論をする少女。彼女の名前は鶴野(つるの)陽葵(ひなた)。名前からも分かると思うが、おばちゃんの孫娘だ。

 

 

光姫「えっと……霞理先輩、その子は?」

 

游真「おばちゃんの孫娘だよ。ほら陽葵、挨拶」

 

陽葵「鶴野ゲームショップの看板娘で游真にぃの一番弟子、鶴野陽葵だよ!よろしく!」

 

游真(弟子にした覚えはないんだけど)

 

光姫「あ、これはご丁寧に。私は白羽光姫です」

 

理央「私は黒崎理央よ。よろしく、陽葵ちゃん」

 

 

互いに挨拶を交わす陽葵と白羽さん達。

 

 

陽葵「ところで、どっちが游真にぃの彼女?」

 

光姫「かっ⁉」

 

游真「ませた事言うな。同じ部活の仲間だよ」

 

 

陽葵は「ふーん」っと言いながら、疑いの目を掛けてくる。何故そんな目で見られなければならないんだ。だが、これはタイミングがいい。

 

 

游真「そうだ陽葵、白羽さんとデュエルしてくれないか?」

 

陽葵「デュエル?別に良いけど何で?」

 

 

どうして?っと首を傾げる陽葵に俺は事情を説明すると、陽葵は二つ返事で承諾してくれた。

 

 

陽葵「そういう事なら地下のデュエルリングを使おうよ!付いて来て!」

 

光姫「は、はい!」

 

恭二「俺らも行こうぜ」

 

 

白羽さんの手を引く陽葵を追い、俺達もデュエルリングがある店の地下へと移動する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Noside――

 

 

 

エレベーターで地下に降りた光姫と陽葵はそれぞれリングの両端にある赤と青のゴンドラの上(光姫が赤、陽葵が青のゴンドラ)に乗っている。

 

 

理央「大きな機械ね」

 

恭二「まだ決闘盤(デュエルディスク)が無かった時代はあれでソリットビジョンを投影してたんだってよ。今じゃ信じられねえよな」

 

游真「デュエルリングが残ってるのもこの店だけだからな。そろそろ始まるみたいだぞ」

 

 

游真の言葉にデュエルリングの方へ視線を戻す恭二と理央。視線の先では、光姫と陽葵の2人が互いにシャッフルしたデッキから最初の手札を引いている所だ。

 

 

陽葵「それじゃあ、行くよー!」

 

光姫「はい!」

 

「「決闘(デュエル)!」」

 

 

陽葵 LP:4000 手札:5枚

 

光姫 LP:4000 手札:5枚

 

 

陽葵「それじゃあ先行は私が貰うね。私は『魔導騎士ガイア』をリリース無しで通常召喚!」

 

 

『魔導騎士ガイア』 星7 ATK:2300

このカード名はルール上「暗黒騎士ガイア」カードとしても扱う。

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合、または相手フィールドに攻撃力2300以上のモンスターが存在する場合、このカードはリリースなしで召喚できる。

②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。自分の手札・墓地からドラゴン族・レベル5モンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。

 

 

陽葵の場に群青の鎧で2本の槍を携えた鹿毛の馬を駆る騎士が現れた。

 

 

陽葵「このモンスターは私のフィールドにモンスターがいない時か、相手フィールドに攻撃力2300以上のモンスターがいる時にリリース無しで召喚できるんだよ!更にガイアの効果で、手札からレベル5のドラゴン族モンスターを守備表示で特殊召喚するよ。私は『呪われし竜-カース・オブ・ドラゴン』を特殊召喚!」

 

 

『呪われし竜-カース・オブ・ドラゴン』 星5 DEF:1500

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「竜騎士ガイア」のカード名が記された魔法・(トラップ)カード1枚を手札に加える。

②:このカードが墓地へ送られた場合、自分フィールドの「竜騎士ガイア」1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力以下の攻撃力を持つ、相手フィールドの全ての表側表示モンスターの効果はターン終了時まで無効化される。

 

 

陽葵「カース・オブ・ドラゴンの効果発動!デッキから『螺旋融合(スパイラル・フュージョン)』を手札に加えて、そのまま発動!」

 

 

螺旋融合(スパイラル・フュージョン)』 通常魔法

①:自分の手札・フィールドから、ドラゴン族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。この効果で「竜騎士ガイア」を特殊召喚した場合、そのモンスターは、攻撃力が2600アップし、1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。

 

 

陽葵「私は魔導騎士ガイアを『暗黒騎士ガイア』として扱い、呪われし竜-カース・オブ・ドラゴンと融合!暗黒の騎士よ、呪われし竜と1つとなりて、魔道を極めし竜騎士となれ!融合召喚!出てきて『竜魔道騎士ガイア』‼」

 

 

『竜魔道騎士ガイア』 星7 ATK:2600

「暗黒騎士ガイア」モンスター+レベル5ドラゴン族モンスター

このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、カード名を「竜騎士ガイア」として扱う。

②:自分・相手のメインフェイズに、このカード以外のフィールドのカード1枚を対象として発動できる。このカードの攻撃力を2600ダウンし、対象のカードを破壊する。

③:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。このカードの攻撃力は2600アップする。

 

 

陽葵「螺旋融合の効果で召喚された竜騎士ガイアは、攻撃力が2600ポイントアップするよ!」

 

光姫「え?でも、融合召喚されたのは竜魔導騎士ガイアじゃ……」

 

陽葵「ふっふっふ、竜魔導騎士ガイアはフィールドでは竜騎士ガイアとして扱えるんだ」

 

 

・竜魔導騎士ガイア ATK:2600 → 5200

 

 

恭二「おっ、早速出たな陽葵のエースモンスター」

 

理央「竜騎士ガイア。あの子、霞理君の『キマイラ』みたいに懐かしいカードを使うのね」

 

游真「まあ、あれが一番陽葵に合ってるデッキだからな」

 

 

そんな会話をしながら陽葵と光姫のデュエルを見守る游真達。陽葵は手札から2枚のカード伏せてターンを終了し、光姫にターンが回った。

 

 

陽葵 LP:4000 手札1枚

《モンスター》

・竜魔導騎士ガイア 星7 ATK:5200

《魔法・罠ゾーン》

・伏せカード2枚

 

 

光姫「私のターン、ドローします」

 

 

光姫 手札:5枚 → 6枚

 

 

光姫「まずは……私は手札から『閃刀起動-エンゲージ』を発動します」

 

 

『閃刀起動-エンゲージ』 通常魔法

①:自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合に発動できる。デッキから「閃刀起動-エンゲージ」以外の「閃刀」カード1枚を手札に加える。その後、自分の墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合、自分は1枚ドローできる。

 

 

光姫「効果で、デッキから『閃刀姫-レイ』を手札に加えます」

 

 

『閃刀姫-レイ』 星4 ATK:1500

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:自分・相手ターンに、このカードをリリースして発動できる。EXデッキから「閃刀姫」モンスター1体をEXモンスターゾーンに特殊召喚する。

②:このカードが墓地に存在する状態で、自分フィールドの「閃刀姫」Lモンスターが相手の効果でフィールドから離れた場合、または戦闘で破壊された場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。

 

 

光姫「私は閃刀姫-レイを通常召喚!」

 

 

光姫のフィールドに出現したレイは、普段の制服のような姿からプロテクター付きのスーツを纏った戦闘用の装備をしている。

 

 

光姫「そして、レイでリンク召喚!リンク1!『閃刀姫-カイナ』‼」

 

 

『閃刀姫-カイナ』 LINJ-1 ◢ ATK:1500

自分は「閃刀姫-カイナ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。

①:このカードが特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターは相手ターン終了時まで攻撃できない。

②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分が「閃刀」魔法カードの効果を発動する度に、自分は100LP回復する。

 

 

レイの背後に出現した六角形ゲートから転送されたカイナの装甲が次々とレイに装着された。

 

 

光姫「えっと、EXデッキから特殊召喚されるリンクモンスターはEXモンスターゾーンに置くんでしたよね。私はカイナを左のEXモンスターゾーンに。カイナの特殊召喚に成功したので、効果発動です!相手フィールドの表側表示のモンスター1体を対象にして、次の相手ターンの終わりまで攻撃できなくします。対象は勿論、竜魔導騎士ガイアです!」

 

 

カイナの装甲から伸びる腕から発生した電磁波が竜騎士を捉え、動きを封じた。

 

 

光姫「更に、手札から魔法カード『閃刀術式-アフターバーナー』を発動!竜魔導騎士ガイアを破壊します!」

 

 

『閃刀術式-アフターバーナー』 通常魔法

①:自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。その後、自分の墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合、フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊できる。

 

 

陽葵「ならここで竜魔導騎士ガイアの効果を発動するよ!攻撃力を2600ポイント下げて、このカード以外のカードを破壊する。対象は閃刀姫-カイナ!」

 

 

・竜魔導騎士ガイア ATK:5200 → 2600

 

 

光姫「させません!私は速攻魔法『閃刀機-イーグルブースター』を発動します!」

 

 

『閃刀機-イーグルブースター』 速攻魔法

①:自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。このターン、その表側表示モンスターは自身以外のカードの効果を受けない。自分の墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合、さらにこのターン、そのモンスターは戦闘では破壊されない。

 

 

光姫「効果でカイナはこのターン、自身以外の効果を受けません。そしてアフターバーナーの効果で竜魔導騎士ガイアを破壊です!」

 

 

魔法カードから飛び出た赤い炎がガイアを貫き、破壊する。

 

 

光姫「そしてカイナの効果で、私が『閃刀』魔法カードを発動するたびにライフを100回復します。2回発動したので、ライフを200回復します」

 

 

光姫 LP:4000 → 4200

 

 

光姫「(ここは一気に!)私はカイナでリンク召喚!リンク1!『閃刀姫-カガリ』‼」

 

 

『閃刀姫-カガリ』 LINK-1 ◤ ATK:1500

自分は「閃刀姫-カガリ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。

①:このカードが特殊召喚した場合、自分の墓地の「閃刀」魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。

②:このカードの攻撃力は、自分の墓地の魔法カードの数×100アップする。

 

 

カイナの装甲が外れ、レイは再び現れたゲートから転送された赤いカガリの装甲を装着した。

 

 

光姫「カガリの効果!自分の墓地の「閃刀」魔法カード1枚を手札に加えます。私は墓地のエンゲージを手札に。更に、カガリは私の墓地の魔法カード1枚に付き、攻撃力を100アップさせます!」

 

 

・閃刀姫-カガリ ATK:1500 → 1700

 

 

光姫「私は手札に戻したエンゲージをもう一度発動!デッキから『閃刀機-シャークキャノン』を手札に加えて、そのまま発動します!」

 

 

『閃刀機-シャークキャノン』 速攻魔法

①:自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合、相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。自分の墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合、除外せずにそのモンスターを自分フィールドに特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できない。

 

 

光姫「このカードは相手墓地のモンスター1体をゲームから除外する効果ですが、私の墓地には今、魔法カードが3枚以上あるので、私のフィールドに特殊召喚できます!私が選ぶのは竜魔導騎士ガイアです!」

 

 

陽葵「そうはさせないよ!(トラップ)カード『螺旋蘇生(スパイラル・リボーン)』を発動!墓地の竜魔導騎士ガイアを特殊召喚!」

 

 

螺旋蘇生(スパイラル・リボーン)』 通常罠

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

①:自分の墓地のレベル7以下のドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で「竜騎士ガイア」を特殊召喚した場合、そのモンスターは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。

 

 

陽葵「これでシャークキャノンの効果は空振り、そして螺旋蘇生で特殊召喚された竜魔導騎士ガイアは相手の効果の対象にならず、相手の効果じゃ破壊されないよ!」

 

 

・閃刀姫-カガリ ATK:1700 → 1900

 

 

光姫の墓地の魔法カードが増えた事で、カガリの攻撃力は更に上昇するも、攻撃力はガイアの方がまだ勝っている。だが、光姫はまだ止まらない。

 

 

光姫「私はカガリでリンク召喚!リンク1!『閃刀姫-ハヤテ』‼」

 

 

『閃刀姫-ハヤテ』 LINK-1 ◣ ATK:1500

自分は「閃刀姫-ハヤテ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。

①:このカードは直接攻撃できる。

②:このカードが戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。デッキから「閃刀」カード1枚を墓地へ送る。

 

 

三度出現したゲートから送られてくる3つ目の装甲ハヤテ。緑の装甲を装着したレイは銃を構え、スコープ越しに陽葵を狙っている。

 

 

光姫「ハヤテは相手に直接攻撃できます。バトルです!ハヤテでダイレクトアタック!」

 

陽葵「きゃっ!まさかガイアを無視してダイレクトアタックしてくるなんて、やるね!」

 

 

陽葵 LP:4000 → 2500

 

 

光姫「ハヤテの効果!戦闘を行ったダメージ計算後、デッキから『閃刀』カードを1枚墓地に送ります。私は『閃刀機-アディルセイバー』を墓地に」

 

 

『閃刀機-アディルセイバー』 星7 ATK/DEF:1500

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:自分・相手のバトルフェイズに、このカードを手札から捨て、フィールドの「閃刀」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで1500アップする。

②:このカードが墓地に存在する状態で、モンスターが特殊召喚された場合、自分フィールドの「閃刀」Lモンスター1体を対象として発動できる。このカードを攻撃力1500アップの装備魔法カード扱いでそのモンスターに装備する。

 

 

光姫「メインフェイズ2に入ります。私はハヤテでリンク召喚!リンク1!『閃刀姫-シズク』‼」

 

 

『閃刀姫-シズク』 LINK-1 ◥ ATK:1500

自分は「閃刀姫-シズク」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。

①:相手フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は、自分の墓地の魔法カードの数×100ダウンする。

②:このカードが特殊召喚したターンのエンドフェイズに発動できる。同名カードが自分の墓地に存在しない「閃刀」魔法カード1枚をデッキから手札に加える。

 

 

青い装甲を装着したレイは、光姫を守るようにシズクの巨大な盾を目の前に展開する。

 

 

光姫「シズクの効果!私の墓地の魔法カードの枚数分、相手フィールドのモンスターは全て攻撃力・守備力が100ポイントダウンします。今、私の墓地の魔法カードは4枚、よって400ポイントのダウンです!」

 

 

・竜魔導騎士ガイア ATK:2600 → 2200

 

 

光姫「更に墓地のアディルセイバーの効果!このカードが墓地に存在する状態で、モンスターが特殊召喚された場合、私の場のリンクモンスターに攻撃力1500アップの装備魔法扱いでこのカードを装備させます。シズクにアディルセイバーを装備!」

 

 

・閃刀姫-シズク ATK:1500 → 3000

 

 

光姫「これで、攻撃力は逆転しました。私はカードを2枚伏せます。そしてこのターンのエンドフェイズ、シズクの効果で私はデッキから『閃刀術式-シザーズクロス』を手札に加えます。私はこれでターンを終了します」

 

 

光姫 LP:4200 手札2枚

《モンスター》

・閃刀姫-シズク ATK:3000(EXモンスターゾーン左)

《魔法・罠ゾーン》

・閃刀機-アディルセイバー 装備魔法

・伏せカード2枚

 

 

恭二「今の所は白羽さんの方が押してるみたいだけど、陽葵はまだ諦めてないな」

 

理央「あの子、相当な実力ね。戦略に無駄がない。白羽さんの初戦にしては、ちょっと相手が悪いんじゃない?」

 

游真「かもな。でも見なよ、まだ2ターンしか経ってないのに、あの2人すごい楽しそうだ」

 

 

そう言って游真が見つめる先では、陽葵と光姫が互いに次はどんな手を使ってくるのかと、活き活きとした表情で火花を散らしている。

 

 

游真(そうだ、これが本当のデュエル。こんなに楽しそうだと、少し羨ましいな)

 

 

そんな事を考えながら、游真も2人に負けないくらい興奮した様子で次の一手はどうなるのかと期待を膨らませる中、運命の第3ターンが始まろうとしていた。

 

 





今回はここまで。
後半をお楽しみに。


↓ちょっとしたキャラ紹介
・鶴野 千代(つるの ちよ)
ゲーム屋『鶴野ゲームショップ』の店長 72歳
デュエルモンスターズの精霊が見えるが決闘者(デュエリスト)ではない。
游真とモコモッコを引き合わせたのは実はこの人。

・鶴野 陽葵(つるの ひなた)
千代の孫娘 中学3年 15歳
群青色のサイドテールが特徴的な(自称)鶴野ゲームショップの看板娘兼、游真の弟子。
店の手伝いをしている時、偶然憧れの存在である游真と出会い運命を感じている。
使用デッキ:竜騎士ガイア
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