ダンジョンに進化するモンスターがいるのは間違っているだろうか?   作:寝心地

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第15話

数時間して俺は例の自然溢れる階層に戻る。しかしそこは以前の様な静かな自然ではなく何やら騒がしい

 

見てみると街とは離れた位置で巨人が暴れておりそれに向かって人間が突撃していた

 

巨人は手強い様で人間が吹き飛ばされていた

 

その影響で経験値が減ってしまってはたまらない、俺は急いで駆け出し巨人の頭を噛み千切った

 

「何だ!?」

 

「狼ehy!!」

 

人間が何か言っているがお前らの相手は後だ。巨人の体から煙が上がり顔が再生する

 

魔石を食わない限り再生を続けるのだろう

 

「ゴアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 

巨人は叫び声を上げ此方に拳を振り下ろしてくるが酷く鈍重だ

 

易々と避けられた事に腹が立ったのか巨人は大振りで攻撃してくるが無駄だ

 

時空間魔法ポインター 闇魔法アサルト・シャドウボム

 

アサルトが巨人の体を貫きシャドウボムが巨人の体から魔石を露出させる

 

貰った!!

 

俺は魔石に食らい付き噛み砕く

 

「強いeby種類3byだ!!」

 

「警戒2vzt」

 

サラサラと灰になっている巨人を背に俺は人間達に向き合う、次は貴様らの番だ

 

闇魔法アサルトを四方に飛ばす

 

「魔法@tp気を付けろtap」

 

常時発動スキル:世界言語のスキルレベルが上がりました

 

「テメェら盾持ってこい!!」

 

スキルレベルが上がったからかより流暢に聞こえるようになった。盾を構えじっくり近付いて来る奴らに俺はシャドウボムを食らわせ包囲網を破壊する

 

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かなりの数の人間が死んだ様で大量の経験値が手に入る、この分なら40レベル位は行きそうだな

 

「止めろおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

そこに背後から白い髪の冒険者が現れたあの時の人間だ

 

無謀にも俺に向かってくるらしい

 

「ファイアボルトオオオオ!!!!」

 

それはもう見た、避ける位ッ!?

 

俺は大きく飛び上がり奴のファイアボルトなる魔法を避ける。しかしそれが着弾した位置を見て俺は固まった。明らかに普通じゃない。あの時からまだそれ程経ってない筈だ。あの時が本気じゃなかった?いや、それはあり得ないあの顔は必死にあの子供を助けようとしている顔だった。そんな奴があの場面で手を抜くとは考えにくい

 

となると急激に成長した?一体どうやって?

 

目の前の人間に興味が尽きなかった俺は久々に楽しめそうな相手に思わず笑みが零れ魔法を発動していた

 

闇魔法アサルト

 

「ッ!!ファイアボルトオオ!!」

 

俺の放ったアサルトに器用に魔法をぶつけ相殺する

 

俺はその隙に奴に近付き爪を振り下ろすが奴は紙一重で避け反撃してくる、しかし俺の毛皮に阻まれ奴の得物のナイフが通らず脚で振り払うと大きく吹き飛んでいく

 

何だ?さっきの魔法はまぐれだったのか?

 

しかしフラフラになりながらも立ち上がり右手を構える。また魔法を使うつもりなのか、懲りない奴だ

 

俺は奴の魔法が放たれるより早く奴の体目掛けて牙を向いた

 

「ッ!?ファイアボルトオオオオ!!」

 

俺の口に熱が伝わり思わず飛び退く、口の中を狙われたらしい

 

「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ」

 

良く見ると奴はボロボロだった、俺が攻撃したからじゃない。明らかに殴打の跡が見られる、あの巨人と戦っていたんだろうか?

 

今にも倒れそうなのに向かってくるとは、根性のある奴だ、そしてこういう奴程戦いが長引けば面倒臭い

 

どうしたものかと考えていると背後から何かをぶつけられる感覚に陥った

 

「クラネルさん!!」

 

「リューさん!!」

 

成る程、あの白髪の奴はクラネルと言うのか、そして女の方がリュー、更に眼鏡を掛けた女もどっちも見るからに手練れだ。途端に勝てるか怪しくなってきたな

 

俺はそう思いつつ次の手を考えながら奴らの動きを警戒した

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