ダンジョンに進化するモンスターがいるのは間違っているだろうか? 作:寝心地
それは唐突にやってきた
ダンジョンでモンスターの魔石を食っていたある日
「…………………………」
バールが現れた、手には紙切れを持っておりバールに開かせる
| 20階層で待つ |
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その一言が書かれた紙切れと三人のドラウグを連れ俺は直ぐ様20階層の異端児達の隠れ家へと向かう
「ガルムっち!!」
最初にリドが出迎え詳しい話を聞く
「実は仲間の一人が拐われた、名前はクリフ、
何時の話だ?
「数日前だ、俺達も散々手掛かりを探し回ったが見つかったのはこれだけだ」
リドはそう言って毛の様な物を見せてくる、匂いを嗅ぐとうっすら血の臭いが付いていた
となると普通は殺されたと考えるのが妥当だが何故拐われたと?
「クリフが拐われた時別の仲間が一緒に居てな、クリフの咄嗟の判断でソイツは隠れられたらしいんだが、人間がクリフを拐うのを見ていたらしい」
ふむ、ソイツらの特徴は?
「男だ、ヤバい感じだったらしい、名前も言ってたな、確かディックスとか何とか」
ディックスか、殺すでも魔石狙いでもなく拐ったと言う事は売り飛ばして金に変えるつもりか、見世物にするかの2択だな。まぁ金に変えるのが9割って所だろう
「ど、どうする?」
リドの言葉に俺は異端児達を見回しレイに目を向ける
……………………レイ、仲間の為に命賭けられるか?
「???そレハ勿論でスが、一体何を?」
俺はリドとレイに作戦を伝える
俺達は2つ上の階層に登りレイに歌を歌って貰う、場所はクリフと言う奴が居なくなった近くだ
俺は隠密を使い近くに待機、ドラウとマドラも近くの岩影で死体の振りをしている
「おいおい、こんな所にまだ居やがったぜ」
何処からか声が聞こえ俺は耳を澄ませる。人数は4人、手には武器を持ち下衆な顔を浮かべている。間違いなくコイツらだろう
ちらりとレイの方を見るとレイは恐怖に怯えている、振りなのか本当にそうなのか分からないが取り敢えず掴みはバッチリと言う奴だ
「人語を操るモンスター、これでまた計画が捗るぜ」
計画?その辺も詳しく聞こう。まぁ、聞くのは1人で十分だがな
俺は隠密のまま魔法使いっぽい男を殺しもう1人、盗賊っぽい格好の男を頭から噛み殺す
「あ?」
リーダーっぽい男は何が起こったのか分からないと言う表情と間抜けな声が上がった
俺はその隙に男を押し倒し喉元に爪を突き付け念を送る
テメェ、最近人語を喋る
「な、何だテメェ!?」
俺は爪を突き付けていた手を体に押し付け力を込める。メキメキと骨が軋む音と衝撃が腕に伝わる
「ガハッ!!止めろ!!」
話したら止めてやるよ
俺はそう伝え更に力を込める
「や、止め…………ッ!!……そうだ!!そうだよ!!
「今ハ何処に居ルンでス!?」
レイが叫ぶ
「う、売った。闘国に……名前は言わなかったが女のガキだ……」
闘国………………お前がさっき言ってた計画って何だ?
「め、迷宮!!迷宮を作ってるんだ!!先祖の呪いだよ!!俺達はそう義務付けられてるんだ!!だから金が必要だったんだよ!!」
男はそう叫び俺はソイツを見下ろす
クリフを捕まえたとして、そのまま外に出したら外に騒がれる筈だ、お前らはそんな危険は犯さないだろう。どうやって連れ出した?
「か、隠し通路だ!!隠し通路を使って連れ出した!!」
その隠し通路にはどうやって行く?何処にある?
「18階層だ!!壁にある!!鍵がないと開かない!!」
お前も持ってるだろ、寄越せ
俺が凄むと人間はゆっくりと雑嚢に手を伸ばし赤い瞳の様な物を取り出す。ドラウがそれを奪い取る
「も、もう全部話した!!だから頼む助けッ」
その言葉は続かず俺の爪の汚れとなった
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レベルアップのメッセージが何とも後味の悪い物に感じた