ダンジョンに進化するモンスターがいるのは間違っているだろうか? 作:寝心地
フェイルーン=グルヴェイドに進化した俺は体もある程度馴染みそろそろダンジョンに戻ろうとしていたのだが、俺達は直ぐにダンジョンには戻れずえっちらおっちらとダンジョンに向かっていた
「…………………………」
「…………………………」
その理由は、進化した事でサイズが縮んだ俺がドラウとマドラを背負って走る事が出来なくなった為だ
ガルムの時は普通の狼の10~15倍はでかかった為難なく2人を背負って走る事が出来たが今は普通の狼と差程変わらないサイズになっているのでどう頑張っても1人しか運べない様になってしまった
ステータス的には全然2人を運べるのだがスペース的に無理だ、1度ダメ元で試したが2人とも10歩も走らない内に落ちた
2人を走らせようにも2人の速度は俺に大きく劣る、マドラだけを背に乗せドラウには俺とマドラが速度を上げる系の魔法を掛け走って貰うと言うのが一番現実的だったが俺達2人の魔法を重ね掛けしてもドラウは俺に追い付く事が出来ず仕方なく2人の走りに合わせる形となった
まぁ、こうして自然に触れるのは久しぶりなので決して悪い訳じゃない、ダンジョンで待っている
外の世界を存分に楽しむ俺はダンジョンに戻りながらも色々と見て回ったが大抵は森や山と言った自然ばかりだった、後は外の世界のモンスターも倒してみたが恐ろしく弱かった
数日で外の世界に飽きた俺はさっさとダンジョンに戻ろう思い港町まで戻ってきた
流石に数日で俺達が破壊した跡が綺麗さっぱり無くなっているなんて事は無かったがそれでもある程度復興していた
『殺せ!!殺せ!!殺せ!!』
…………まただ、人間を見付ける度に殻の声らしき物が殺意を訴えてくる、数が増える程その声は大きくなり強くなっていく
取り敢えず声に従う様に俺は見境無く人間を殺し続けた
あの時は手こずったが大して強い奴もいない今この町は瓦礫の山と化すのは決まっている
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『……………………ありがとう。殺して…………死なないで…………殺して…………死なないで…………殺して…………死なないで』
もう何度目かも分からない虐殺と声の礼を聴きながら俺はダンジョンに戻る。声は礼を言うと再び聞き取れない何かを呟き始める
瓦礫の山と化した町を去りダンジョンのある町に戻ってきた、念のため隠密を使い物陰からこそこそとダンジョンに向かう
ダンジョンに入ると隠密を解き体を振るう、実家の様な安心感とは多分こう言うことなのだろう
俺は異端児達の待つ20階層に向かった