ダンジョンに進化するモンスターがいるのは間違っているだろうか?   作:寝心地

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第60話

2匹の狼が縄張りを争い互いに牙を剥く

 

方や相手の牙と爪に血塗れにされ方や打撃を受け平然と攻撃を続ける

 

ベート・ローガは苛立っていた、目の前の怪物は自身の攻撃を受けても平然と攻撃を続けている、更に自身の武器フロスヴィルトを警戒してか魔法を放つ事を止め物理攻撃のみで攻めてくる

 

「クソが!!」

 

放たれた蹴りを軽々避けカウンターの牙を食らう、バキバキとフロスヴィルトが砕かれその下にあった皮膚を突き破る

 

「ガアアアアア!!」

 

砕かれた脚を軸に体を捻り蹴りを放つ、顔面に直撃したと言うのに相手は効いている様子は無い

 

「クソが」

 

何度目になるか分からない悪態を付きながらベートはポーションを飲み脚を治した

 


 

まさか脚を砕かれた状態から逆の脚で蹴りを放ってくるとは思わなかった、ああ言うのを執念と言うのだろう

 

下手をしたら脚とおさらばするところだぞ、完全にイカれてるな、お前

 

「ハッ!!その程度の覚悟もねぇなら冒険者何かやってねぇよ!!」

 

そう言いポーションを飲む隙を突き爪を振り下ろすと薬を飲みながら避ける

 

「見え見えなんだよ!!」

 

そう言いベートが蹴りを放ってくる

 

俺も同じだ、お前の(トラウマ)は一体何だ?

 

「あ?」

 

闇魔法:ナイトメア

 

漆黒の闇が辺りを包む、次第に辺りに人影が現れる

 

「ベート?」

 

そこに現れたのは()()()()()()()()の人に獣の耳が生えた様な少女

 

「………リーネ…………なのか?あの狼は…………」

 

「狼?…………悪い夢でも見た?」

 

これは、お前の理想の世界だ、俺の魔法を少し弄りお前の望む世界を作り上げた、好きなだけそこにいると良い、永遠に幸せな(現実)に浸っていられる

 

「???ベート?本当に大丈夫?」

 

「……………………ああ。大丈夫だ、チッと嫌な夢を見ただけだ」

 

「???」

 

ベートはリーネと呼んだ少女を蹴り頭を吹き飛ばす、血が吹き出る事は無く靄の様に消える

 

「反吐が出る、舐めんじゃねぇ、俺の()は俺だけの物だ、テメェが好き勝手弄くって良い代物じゃねぇんだよ!!」

 

そう吠えるベートに俺は牙を剥く

 

フロスヴィルトなる武器を片方失いポーションで癒したとは言え重傷を負っている

 

いくら奴が吠えようと俺の有利は変わらない

 

速度で撹乱しベートの背後に回る、これで俺の勝ちだ!!

 

ベートは反応できず俺は勝利を確信する、そんな俺に向けて何かが飛んでくるとバランスを崩しベートは牙から逃れる

 

「お、お待たせしましたっす!!」

 

「間に合ったか」

 

リヴェリアを離脱させたラウルと言う男が戻ってくる、奴1人で何が出来るかと思ったがその背後から更に2人の人物が現れる

 

「…………やるわよ、ティオナ」

 

「……うん、ティオネ。覚悟しろ狼、ガレスの仇だ」

 

身体中に茨の痣を付けたガレスを殺した時にいたアマゾネス2人組が立っていた

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