呪いの王がBLEACH世界に足を踏み入れる 作:ジェネリックたい焼き
それとやっぱりキャラの口調とか凄く難しい……。
それではどうぞ
今日は私が宿儺様と出会うまでの人生を語ってやろう。
私はなんて事ない普通の村に産まれた子供だった。家族にも恵まれ、幸せな日々を送っていた。
――――あの日までは……………………
――――それは、雲一つ無い晴れ空から始まった。
その日、私は数え年で10歳となった…………けれどいつもと変わらず、父様と庭で竹馬をして遊んでいた……そしてそれを母様が縁側で眺める。
母様のお腹には新たな命が宿っていた。
幸せな毎日だった――――
『父様!母様!見ていてください!!』
『おぉ〜〜!上手いぞ裏梅!!その調子だ!!』
『うふふ』
あの頃は竹馬が楽しくてしょうがなかった。近所の私と同年代程の子供たちは、私のこの真っ白な髪が珍しいのか、怖かったのか…………理由は今となっては分からないが会う度いつも石を投げられた。
けれど、父様と母様はそんな私をいつも慰めてくれていた…………
『良いかい裏梅…………近所の子供たちに何を言われても気にしなくていい。その髪は、君の大切な個性なんだから』
『そうよ、貴方は私と旦那様の可愛い可愛い子。見ず知らずの他人から何を言われても無視しなさい』
石を投げられて泣いた時は、いつも抱きしめて、頭を撫でてくれていた。私はそんな時間が大好きだった。2人の暖かい身体に包まれるといつも安心できた。
『次も見ていてください!!』
『勿論だ!』
『ええ……』
こんな幸せな日々が毎日の様に続くと思っていた。――――けれどそんな愚かな考えは、容易く崩れさった。
あれは3日後のこと…………丁度その頃から私の体温が日に日に下がっていった…………正直私にはなんの変化もないように感じたが、父様たちは違った。
日を跨ぐごとに冷たくなっていく私の体を心配して、高い金を払って医者に診てもらった事もあった。だが、それでも何の異常は見られなかった。
そしてそれから1週間。私は許されざる事をしてしまった………………。
あの日はいつも通りの時間に起き、いつも通りに過ごした。
その時、私の身体からほんの僅かな冷気が漏れ出ていることに気付いていれば結末は変わっていたのかもしれない…………まぁ、今となっては手遅れだが………………。
昼間は問題無かった。
――――だが事件は眠っている最中に起きた。
その日、私は父様と母様がどこか遠い所に消えてしまう夢を見ていた。
あの夢は酷いものだった…………1本の川を隔てて向こう側に居た両親は、こちらに一切振り向こうとせず私から離れていった。
『お待ち下さい!父様!母様!!!』
だがそう叫んだ時、父様と母様が振り向いてくれたのだ。
『ダメだ裏梅、こっちに来てはならない…………』
『そうよ、貴方は未だこっちに来るべきじゃないわ…………』
あの時の私は父様と母様の言っている意味がわからなかった。
『『この事は背負うな…………。――――お前は(貴方は)生きろ(生きて)…………』』
そう言った2人は振り向き、私から離れていってしまったのだ。
『父様ッ!母様ッ!』
そんな叫び声と共に私は飛び起きた。
『はぁっ、はぁっ、はぁっ…………夢か………………』
あの時は、息絶え絶えといった様子で暫くは呼吸すらままならなかった。
――――そして私は気付いてしまった………………。
『えっ…………父……様………………母…………様…………』
いつも私を挟んで寝ていた両親の全身が氷に包まれていたのだ。
『なんだ…………これは……………………』
あの時、暫し呆然としていた私は、どれ程の時間その氷を眺めていたのかは分からない………………けど、次意識を取り戻した時には、両親の氷を砕き割ろうと血塗れの手で分厚い氷を殴り続けていた。
――――一晩中、その氷を殴り続けた。けれどあの時の呪術を毛ほども知らない私は、無我夢中に殴り続けたが、か細い腕ではほんの少しの氷も削れなかった。
そしてその状態のまま1日が経過した………………。
流石に近所の住人が異変に気がついたのか家に入り込んできた。
かつての私にはそれを追い出す選択肢などなく、助けを求める為に駆け寄った。
『お願いだ!父様と母様を助けて!!』
そう願い、相手の手を取った瞬間、目の前の人間が一瞬にして凍りついたのだ。
『……………………え?』
その時私は、この惨状…………両親を殺したのは私自身だと気がついた。
そのことに気付いた私は心が持たなかった………………。
『――――わた、わた、しが、とうさまと、かあ、さまを、、、、、、あ、あぁぁ、あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!!!!』
そこからの記憶は無い…………気付いた時には、私にも良くしてくれていた八百屋のおばさんも、私に石を投げてきていた少年も、小さな村全てが氷に覆われていた。
そして私はその中心でしゃがみこんでいた。
『何故だ………………どうして………………』
私はそんな事ばかり幽鬼のように呟いていた。
そして1晩か、はたまた1日か…………どのくらい経ったのかは分からなかったが、私はゾンビの様に歩き出した。
『父様…………母様………………』
あの時の私はこのまま餓死してしまいたかった、けれど、あの最後の夢出みた光景2人が私に『生きて…………』そう言ったのが忘れられず結局、死ぬ決意は出来ずじまいだった…………。
おぼつかない足取りで、いつの間にか入っていた森の中を彷徨い続けた。
その道中も襲ってきた野生動物は、私が何もせずとも身体に触れただけで凍って死んだ。
奇しくも両親殺したこの力が、私の身を守る為の術となっていたのだ。
だが、触れるもの全てが凍る為、飲食の確保など出来るはずもなかった。
そしてかれこれ1月程経った頃、暴走していた氷も少し落ち着き、無差別に凍らせる事は無くなった…………そのお陰か漸く心が少しは落ち着いてきた時期に、 私は運命の出会いをした…………。
『これは…………?』
この時、敬愛する宿儺様と出会ったのだ。初めは怖い容貌の男が来たと思っていた。
あの時の私はどうかしていて、「これは…………?」と聞かれたから、思わず見ず知らずの他人に、私の過去を話してしまった。
『分からない……いつもこうなんだ、気づいたら周りの人間が冷たくなっている』
『父様も母様も私のせいで同じように死んだ。そこの化け物もだ……』
『着いてこい童』
こうして私の話を黙って聞いてくださっていた宿儺様は、おもむろにそう言うと、私を背に背負い、どこかへ向かわれた。
その姿は父様を思い出させ、私は安心して眠りについた。
「何だ裏梅…………」
「いえ、なんでも御座いません」
感謝いたします宿儺様…………私を暗闇から救い出して頂いて…………あのまま生きていれば私は空虚な人生を送っていた事でしょう…………。
「私の全てを捧げます……宿儺様…………」
「…………?あぁ」
この過去は完全に捏造して書きました。これは作者の妄想ですので、解釈違いなど起きたら申し訳ございません。
術式の発言は、確か4~6歳程からだったので裏梅は遅咲きになります。
この作品は1話大体5000文字位なのですが、どの位の文字数が皆様にとって丁度いいのか教えて頂きたいです。それを目安に執筆します(アンケート結果によって投稿頻度も変わります)
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1000文字前後
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2000文字前後
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3000文字前後
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4000文字前後
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5000文字前後
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7000文字前後
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9000文字前後
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10000文字以上