DRAGON BALL GIRL   作:桂ヒナギク

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1.最強の女サイヤ人

 サイヤ人の宇宙船が、地球へと飛来する。

 宇宙船が岩場に着陸し、ハッチが開いて尻尾の生えた女性が出てくる。

 女性の名はピクル。サイヤ人である。

 ピクルはスカウターで生命反応を確認。高い戦闘力の持ち主が複数人で近づいてくる。

(誰か来る?)

 高い戦闘力の持ち主たちが、ピクルの前へ降り立つ。

「おめえ、誰だ?」

 開口一番は孫 悟空だ。

「ピクル。あなたは?」

「オラ、孫 悟空だ」

「聞かぬ名ね」

 悟飯がピクルの尻尾に気づく。

「あなた、サイヤ人ですか?」

「こんな辺境の星に知れ渡ってるのは光栄ね」

「僕たち以外にもサイヤ人が残ってたんですね」

「どういうことかしら?」

 ピクルが疑問符を浮かべると、ベジータが口を開いた。

「知らないのか? 惑星ベジータは宇宙の帝王フリーザに破壊されたんだ。まあ、そのフリーザはもういないがな」

「あなたは?」

「サイヤ人のくせしてこのベジータ様を知らないだと!?」

「あなた、フリーザ様がいないと言ったわね?」

「ほう。貴様、フリーザの手下か」

 ベジータが戦闘体勢になる。

「ずりーぞベジータ。オラにやらせろよ」

「ふん。貴様は魔人ブウを倒したあとだろ。今度は俺様だ」

 ピクルがバトルスタイルを取る。

 

【挿絵表示】

 

 先に出るピクル。

 ベジータの隙をついて先制攻撃が決まる。

「うおわああああ!」

 ベジータは吹っ飛び、岩壁に激突してめり込んだ。

「はあ!」

 岩壁を気で破壊し、ピクルに迫る。

「赦さんぞ貴様!」

 ベジータはピクルの間合に入ると、顔面に拳を繰り出すが、すんでのところで受け止められる。

「なに!?」

「ほれ!」

 ピクルがベジータを空中へ放り投げるとベジータは舞空術で静止する。

「貴様、強いな? だが……」

 ベジータは超サイヤ人に変身した。

 ピクルも超サイヤ人に変身する。

 

【挿絵表示】

 

「ほおう?」

 様子を窺うベジータ。

 ピクルはベジータの背後へ一瞬で移動した。

「消えた!?」

「後ろだベジータ!」

「何!?」

 振り返るベジータと背後に回るピクル。

「速い!?」

 振り返り様に拳を伸ばすベジータだったが、(いと)も簡単にかわされてしまう。

 ベジータの拳をかわしたピクルは、その手首を掴んで後方へ投げ飛ばした。

 回転しながら吹っ飛んでいくベジータめがけて気功波を放つピクル。

「ベジータ!」

 悟空が瞬間移動でベジータの前に躍り出て盾になった。

「ぐ!」

 押される悟空。

(つ、強え!)

 悟空は超サイヤ人3に変身した。が、しかし、それでも気功波に押し負ける。

「うわああああ!」

 吹っ飛ばされる悟空。

「強えなおめえ。超サイヤ人3を力で押しまかすなんてよ」

「こんなのもあるわよ」

 ピクルは気を上昇させ、超サイヤ人4へ変身する。

 

【挿絵表示】

 

「すげえぞおめえ。オラじゃ勝てねえや」

 悟空が降参宣言をする後ろで、ベジータがカタカタ震えていた。

「ダメだ。もうおしまいだ……」

「ベジータって言ったわね。フリーザ様は死んだの?」

「……………………」

 沈黙するベジータの代わりに、「フリーザはトランクスがやっつけた」と、悟空が答えた。

「そのトランクスってのは?」

「タイムマシンで未来へ帰っていったぞ」

「そうか」

 ピクルは空中へ浮かび上がると、特大デスボールを放った。

 悟空と悟飯は二人がかりでデスボールを受け止める。

「「うおりゃあ!」」

 デスボールは上空へ軌道を変え、宇宙空間で消滅した。

 ピクルは地上に降りると、変身を解除した。

 

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