「なんだ? もういいのか?」
と、超サイヤ人3を解く悟空。
「これ以上戦ってもあなたたちに勝ち目はないわよ」
「そうかもしんねえな」
「ところで、この星にドラゴンボールっていうどんな願いも叶える不思議な球があるって聞いたんだけど……」
「ああ、あるぞ」
「それを使えば、フリーザ様は復活するのかしら?」
「生き返ると思うぞ」
「じゃあその球、早く持ってきて」
「悪い。使ったばっかしで今は使えねえんだ」
「なんとかしなさい」
「そんなこと言われても、オラにはどうしようもできねえぞ」
「つっ!」
ピクルは舌打ちをした。
「フリーザなんか生き返らしてどうするつもりなんだ?」
「決まってるでしょ。全宇宙の掌握よ」
「そんなこと、ぜってえ赦さねえ」
「だけど、私を倒すのは、今のあなたには無理なんじゃない?」
「一週間……いや、二日だ。二日でおめえより強くなってみせる」
「無理だと思うけどなあ」
「それまで、なにもしねえでくれ。じゃあな」
悟空はそういうとどこかへ消え去ってしまう。
「何もするな、と言われると何かしたくなるのよね」
ピクルは空へ舞い上がり、デスボールを作り出す。
「悪いけど、この星は潰すわよ!』
デスボールが地上に向かって放たれ、地球は破壊されてしまう。
ピクルは爆発の寸前に宇宙船に乗り込み、地球を脱出した。
ナメック星に降り立つピクル。
村へ行き、長老に声をかける。
「あんた、ドラゴンボールを持ってるわね」
「持ってるがお前さんには渡さんぞ」
ピクルは岩を気功弾で破壊する。
長老はびっくりして焦る。
「死にたくなければ、素直に出しなさい?」
「ちょ、長老……」
他のナメック星人たちが心配そうな表情で長老を見ている。
長老は仕方なく、七つのドラゴンボールを用意した。
ピクルは事前に学習したナメック語でポルンガを呼び出した。
「タッカラプトポッポルンガプピリットパロ!」
ドラゴンボールが光り輝き、ポルンガが現れる。
「さあ、願いを言え。どんな願いも三つだけ叶えてやる」
「フリーザ様の復活」
「いいだろう。だがフリーザというものの死んだ地球は存在しない。この星に復活させるか?」
「それでいいわ」
「よかろう」
ポルンガの瞳が光り輝く。
「願いは叶えてやった。次の願いを言え」
その時、フリーザが現れた。
「私を不老不死にしなさい」
その声に振り返るピクル。
「フリーザ様!」
ピクルはフリーザの前に移動した。
「君は一体……?」
「ピクルですよ、ピクル!」
「ピクル?……ぎゃ!?」
フリーザは何かを思い出したのか、冷や汗をたらたらと垂らし始める。
「ピクルさん、私が生き返ったのはあなたの仕業ですか?」
「あのポルンガでね」
ピクルはポルンガを指差した。
「なるほど。……それで、私を生き返らせてどうするおつもりですか?」
「全宇宙を支配したいんでしょ?」
「いえ、孫 悟空に負けてからはどうでもよくなりました。上には上がいるものですね」
「私、その孫 悟空に勝ってるんだけど?」
眉を顰めるフリーザ。
「なんですって?」
「なんならそいつの星も破壊しといたわ」
「そ、そんなことが!?」
「それで、不老不死にはならなくていいの?」
フリーザはポルンガを見た。
「ピクルさん、私を不老不死にしなさい」
ピクルはナメック語で、「フリーザ様を不老不死にして」と、ポルンガに伝えた。
「承知した」
ポルンガの瞳が輝く。
「二つ目の願いは叶えた。最後の願いを言え」
「もう消えていいわ」
ポルンガはドラゴンボールに戻り、上空に舞い上がった球は七方向に散っていった。
「不老不死って本当に死なないのかな?」
「何をする気ですか?」
ピクルは手先に気の刃を作り、フリーザの首を切りとした。
しかし、切り離されるより早く、フリーザの首は胴体と繋がり、傷が塞がっていく。
「すご」
「ピクルさん、ちょっと痛いですよ」
「ごめんね」
ところで——と、続けるピクル。「ギニュー知らない?」
「ギニューさんですか? 孫 悟空とその仲間たちにやられましたよ」
「……そっか」
ピクルは宇宙船に向かって歩く。
「どちらへ?」
「惑星プラントが滅ぶ時にツフル人の王の遺伝子を組み込んだ寄生生物が放たれたらしいわ。それを追う」
ピクルが乗り込んだ宇宙船が宇宙へと飛び立った。