まさかのあのキャラが主人公!? ドレンが主役だ!!「俺の推し!」 機動戦士ガンダム二次創作作品    作:くまのすけw

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アンケートで男同士の恋愛にまんまと一票入ってしまってw BLまがいの路線がちょいちょぃ見えかけてきた二次創作のパロディですが、ほのぼのが三票で独走なのでさすがに振り切らずにのろのろ運転していますwww 派手なモビルスーツ戦もやってみたいのだけど…! 需要がないみたいで(^_^;) う~ん…!!


『ドレンとガイア』④ Scen2 PartA

Scene2

 

  Part A

 

 

 俺(・)の(・)名(・)は(・)、ド(・)レ(・)ン(・)。

 

 「赤い彗星」こと、シ(・)ャ(・)ア(・)・ア(・)ズ(・)ナ(・)ブ(・)ル(・)少(・)佐(・)が率いるムサイ艦隊の副艦長を務めている。

 階級は中尉。

 忙しい軍務を日々こなしながら、影ながら推(・)し(・)である少佐の『推し活』に励(はげ)んでいる男だ。

 

「ふううっ、なんだか今日は、一(・)日(・)ず(・)っ(・)と(・)散(・)々(・)だ(・)っ(・)た(・)気(・)が(・)す(・)る(・)な(・)? 気のせいか??」

 

 最初から最後までドタバタ続きだった、連邦の別働部隊への強襲作戦がどうにか無事に終わり、今は艦内の自室にこもって、明日への鋭気(えいき)を養(やしな)う中(・)年(・)太(・)り(・)の(・)お(・)じ(・)さ(・)ん(・)である。

 そう!

 戦局は厳しく、連邦のように物資や人員に恵(めぐま)まれてもいない我らジオン公国の巡洋艦では、交(・)代(・)制(・)もへったくれもない。

 休めるときにしっかりと休んでおかないとな!

 戦士にも休息は必要だ。

 

 立場的には、ムサイ級が三隻からなる艦隊の中でも上(・)か(・)ら(・)数(・)え(・)て(・)二(・)番(・)目(・)となるあたり、艦内での居室(きょしつ)はそれなりの広さのものが与えられていた。

 ありがたいことに。

 

 ごく一(・)般(・)の(・)兵(・)卒(・)ならば、それこそ個室ではなく棺桶(かんおけ)みたいなかろうじて身動きが取れるくらいの、ごくごく狭小(きょうしょう)なプライベート・スペースしか確保ができない。

 パイロットなど一部の士官クラスでもなければ、個室などは望むべくもないのだ。

 現にブリッジ・クルーの中でも専用の個室付きは、この俺と、艦隊総司令の少佐ぐらいなものだろうか。

 

 ちなみにパイロットなら、確か隊(・)長(・)の(・)ガ(・)イ(・)ア(・)が(・)個(・)室(・)で、マッシュとオルテガはふ(・)た(・)り(・)で(・)一(・)つ(・)だったはずだ。仕方ない。

 

 巡洋艦の胴体主部の左(・)舷(・)と右(・)舷(・)のふたつに分かれた居(・)住(・)ブ(・)ロ(・)ッ(・)ク(・)には、いざという時に艦の運営に支障(ししょう)を来(きた)さないよう、各人員とそれぞれの居室がバランス良く分けられていた。

 この俺、副艦長のドレンが左舷の個室ならば、反対の右舷のブロックには、総司令である少佐の艦長室が配置される。

 パイロットもまた同様で、ガイアが左舷にいれば、その手下、もとい部下達のマッシュとオルテガの居室が右舷みたいな感じでだな?

 その他のクルーたちも、やはり偏(かたよ)りがないようにそれぞれがばらけて乗艦していた。

 

「…………」

 

 部屋の照明を落とした中で、何をするでもなくぼうっと天井を見つめていた俺だ。

 まんじりともせぬまま、今回の戦闘におけるガイアのリック・ドム小隊の主にMS戦に対する戦術レポートを、枕元の小型ディスプレイに映して、それをぼんやり眺(なが)めたりもする。

 

 機体の戦闘状況記録レコーダから情報収集したものを、戦術AIが独自に解析したものだな。

 だがすぐにディスプレイを消して無重力にこの身を投げ出した。

 ここでは重力がないから形ばかりのベッドなど意味をなさない。

 太い固定ベルトでこの肥満体をがっちり押さえ込まないと安定して安眠できないのだが、いざという時にすぐさま飛び起きれなくなるから、個人的にはあまり使いたくはなかった。

 

 結果として狭小なカ(・)プ(・)セ(・)ル(・)型(・)の(・)寝(・)室(・)をそれぞれに与えられる一般兵たちと同様に、対衝撃吸収軟性(なんせい)樹脂(じゅし)でボコボコと固められたこの部屋の角(かど)っこで、なおかつこの体勢を固定できるネット型の寝袋を利用するのが大半だった。

 

「ふ(・)あ(・)っ……! そ(・)ろ(・)そ(・)ろ(・)寝(・)る(・)か(・)……ん(・)?」

 

 もう他にやることが思い浮かばないので、さっさと寝ようかと思ったその矢先(やさき)に、部屋に来(・)客(・)があることを示す、チ(・)ャ(・)イ(・)ム(・)が(・)鳴(・)っ(・)た(・)。

 

 誰だ? 今ごろ?

 

 頭の中では特(・)定(・)の(・)人(・)物(・)の顔が思い浮かんでいたこの俺だが、ドア横の小型ディスプレイに映るその顔にやはりと納得する。

 

 あ(・)る(・)程(・)度(・)の(・)予(・)測(・)は(・)し(・)て(・)い(・)た(・)か(・)ら(・)な(・)?

 

 それだからこのドア越し、ろくなやりとりもなしに無言で部屋のドアを開ける俺である。

 無重力の艦内ではこのすぐ目の前にその頭が来る。

 やや小太りで小柄で、おまけむすりとした無愛想な中年男と無言でしばし見つめ合って、その首から下を見ては、ちょっとだけ意外そうに目を丸くする。

 

「珍しいな? パ(・)イ(・)ロ(・)ッ(・)ト(・)ス(・)ー(・)ツ(・)以(・)外(・)の(・)姿(・)だなんて? おまえもそ(・)ん(・)な(・)制(・)服(・)、持っていたのか……!」

 

 いつもは見慣れたMS用のカッチリとした専用の黒いパイロットスーツか、いっそのことプライベートの私(・)服(・)ぐらいしか見たことがないので、通常のジオン軍兵士の制服を着た黒い三連星の図は、かなりのレ(・)ア(・)も(・)の(・)だろう。

 だがすると浮かない顔で、今にも唾棄(だき)でもしそうな不機嫌なさま(何でだよ??)の当人、ガイアはうそぶく。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「ふん、どうでもいいだろう? おかげさまでメディカルチェックの時に(パイロット)スーツはクリーニングに取り上げられた。わざわざ私服なんざ持ち込まないから、あいにくこれしかない」

 

「それはいいんだが、おまえも上(・)級(・)の(・)士(・)官(・)なんだから、せめて胸飾りくらいは付けたらどうなんだよ。それじゃただの平(ヒラ)の一兵卒じゃないか? めちゃくちゃ違和感があるぞ……ん、というか、なんだ、おまえ?」

 

 改めてそのひげヅラの顔を見やるにつけ、そこにこれまでとはまた違ったあ(・)る(・)種(・)の(・)違(・)和(・)感(・)を感じて、しげしげとこの不機嫌ヅラに見入る俺だ。

 めんどくさそうにこの視線を外すガイアは、なおのこと不機嫌に口元をゆがめる。

 

「別に、なんでもありやしない……!」

 

 ……こいつ、今ごろ思(・)春(・)期(・)か? 

 

 まるで素直でない不良のパイロットにいささか嫌気がさして、これに対する副艦長はこの声にもはっきりとそれが出ていた。

 

「そ(・)の(・)顔(・)だ(・)よ(・)! ケガしてるだろう、まさかケンカしたのか? おいおい、こんな御時勢(ごじせい)にM(・)S(・)パ(・)イ(・)ロ(・)ッ(・)ト(・)の(・)顔(・)面(・)に(・)一(・)発(・)当てるだなんてとんだイカれた野郎だな? 問題だろう、まさか仲(・)間(・)割(・)れ(・)だなんていいやすまいな?」

 

 あいにく気遣(きづか)うよりも咎(とが)めるみたいな物言いに、やれやれと肩をすくめるヒゲおやじは開き直って茶化(ちゃか)してくれる。

 ほんとに素直じゃないな。

 

「心配するな、ちゃんと倍(・)にして返してやった。この俺の圧勝で一(・)人(・)勝(・)ち(・)だ……!」

 

「そ(・)う(・)い(・)う(・)問(・)題(・)じ(・)ゃ(・)な(・)い(・)ん(・)だ(・)よ(・)! この艦(かん)を預(あずか)かるこの身としては、乗員の士気が乱れるような騒ぎや勝手は放っておけないっ、いくらじぶんが凄腕のパイロットだからって……」

 

 ドアの手前に立ちふさがって通せんぼしたまま、思わずきつく睨(にら)み付(つ)ける。

 するとこの俺の視線に、むっつりしたへの字口のおやじはどこかそっぽを向いて、やがてめんどくさそうに言った。

 

「ああそうか、だがあいにく問題を起こしたのはこのオレじゃねえ。そう、た(・)ま(・)た(・)ま(・)運(・)悪(・)く(・)見(・)か(・)け(・)ち(・)ま(・)っ(・)た(・)か(・)ら(・)な(・)……!」

 

「??」

 

 こいつにしては何やら意味深な、もったいつけた口ぶりだ。

 不可思議に見る俺に、その口元のあたりに明らかに打(・)撲(・)の(・)痕(・)跡(・)がある、けんかっ早いドムのパイロットめは続ける。

 

「デーミスの野郎がな……」

 

「デ(・)ー(・)ミ(・)ス(・)? あ(・)の(・)新(・)人(・)の(・)メ(・)カ(・)ニ(・)ッ(・)ク(・)く(・)ん(・)か(・)? いやいや、そんな問題を起こすようにはちっとも見えなかったぞ?」

 

 やはりいぶかしく聞き返すのに、気分が悪そうにして誰かしらに殴られたのだろう、青黒く変色した右の口端をみずからの手の甲でぬぐうガイアだ。

 ついには反吐(へど)を吐(は)くかの口ぶりだった。

 

「けっ……なあ、覚えているか、あ(・)い(・)つ(・)は(・)あ(・)の(・)時(・)、ス(・)ー(・)ツ(・)の(・)メ(・)ッ(・)ト(・)を(・)被(・)っ(・)て(・)い(・)な(・)か(・)っ(・)た(・)だ(・)ろ(・)う(・)? なんでだと思う??」

 

「な(・)ん(・)で(・)っ(・)て(・)……? そりゃ、デッキにはもう空気(酸素)が満たされていたし、ならこの俺と一緒だろう? メットとか被(かぶ)ってると、どうしても視界が狭(せま)くなるからな!」

 

 そのくらいしか理由が思い浮かばない俺は、なおのこときょとんとして目の前の凄腕パイロットを見返してしまう。

 いざって時には生命をつなぐ命綱だからそれは大事なものだが、戦闘態勢全解除の通常運航状態ならなくとも問題はない。

 な(・)く(・)し(・)た(・)だなんて間抜けでもないことには。

 だがそれ以外にも別の可能性があることを次の言葉で知らされて、ただちにぎょっとなる俺だ。

 

 そ(・)れ(・)は(・)お(・)よ(・)そ(・)最(・)悪(・)の(・)ヤ(・)ツ(・)に(・)だ(・)な(・)!

 

「あ(・)い(・)つ(・)の(・)首(・)か(・)ら(・)下(・)は(・)、ア(・)ザ(・)だ(・)ら(・)け(・)だ(・)……! 知っていたか?」

 

「なっ! そんな、それっておまえ、まさか……!!」

 

 いざという時に生命を維持する上で必要不可欠なメットを持たない……!

 その理由がよもや世の中において軍隊ならずともどこにでもはびこる、人間の悪癖(あくへき)や性(サガ)が原因なのだと理解して、身体中がカ(・)ッ(・)と熱くなる。

 

 いやいや……!

 

 およそ許しがたい暴挙だ。

 あんな無(・)垢(・)な(・)推(・)し(・)活(・)青(・)年(・)に、陰湿(いんしつ)かつ悪辣(あくらつ)な暴力や嫌がらせだなんて、パイロットならずとも殺(・)意(・)を抱いてしまうだろう。

 

 あ(・)れ(・)、殺(・)し(・)て(・)な(・)い(・)よ(・)な(・)??

 

 果たしてその現場をたまたま目撃してしまい、ほぼ反射的にみずからの拳(こぶし)を振り上げた熱血漢のMSパイロットだった。

 これにつき責めるような二の句が継(つ)げないこの俺は、周りの目を気にして部屋の中に入るようにこのMS隊長を促した。

 やむにやまれず内(・)緒(・)話(・)だ。

 こうやって内々に処理しようとするのが愚かな悪習を絶てない理由なのかもしれないが、ことを荒立てるのも決してクレバーではない。

 あのまだ若く未来のあるメンテナンスの性格や立場を考えたら、なおさらだな……!

 

 正直、やったヤツらのことは許せないが、それよりも顔つきがブサイクだがつぶらな瞳にきれいな輝きを宿した好青年のことが気にかかって仕方がない、ブサメンおじさんだった。

 まだ殺気がこの顔つきに色濃く残るガイアが言う。

 だいぶ本気で殴(なぐ)ったのだろう。

 

 おそらくは複数を?

 

「あいつはとりあえずオレの部屋に閉じ込めてかくまっている。メンタルやられちまってるようだが、まあ大丈夫だろう。メディカルチェックは受けさせるが、軍医のおやじには口止めしておいたほうが良さそうだな……」

 

「それは任せてくれていい。あいつは無事なんだな? だったら……」

 

 どうしたものかと暗澹(あんたん)たる思いに駆られる俺だが、折(おり)しもそこでまた新(・)た(・)な(・)来(・)客(・)を知らせるチャイムが鳴るのだ。

 

 ほんとに誰だよ、こんな時間に?

 

 怪訝に思ってまたドアのインターホンのカメラを覗(のぞ)く俺は、ガイアへと視線を向ける。

 

「お客さんだ。ただしおまえさんへのだな? ほら!」

 

 ドアを開けると、そこには二人のドムのパイロットたちがいた。

 つまりはこの隊長の部下の、マッシュとオルテガだな!

 なんでここにいるがわかったのやら。

 

 加えてどちらも非番のくせに、がっちがちのパイロットスーツに身を固めてるってあたりがやる気満々なのを教えてくれるが、ケ(・)ン(・)カ(・)上(・)等(・)はもはや隊長譲(ゆず)りなのか?

 艦を降りたらル(・)ー(・)ム(・)シ(・)ェ(・)ア(・)までしてる、一蓮托生(いちれんたくしょう)の同士のアザありの顔面を見るなり、ますます殺気だって意気込む野郎どもだ。

 

「おい隊長、話は聞いたぜ? まったくこの黒い三連星に戦いを挑むだなんてどんな世間知らずの馬鹿野郎どもなんだ! こいつはきっちりとカタを付けてやらなくちゃな!!」

 

「ガイアの兄い、水くせえぜ! やるなら声をかけてくれよっ、今からだってこのおれがぶちのめしてやるからよぉ!!」

 

 力の加減がわかってるのなら構わないが、そうでないなら遠慮願いたい。

 見るからに堅気(かたぎ)でない素顔をさらしたヤクザ崩れのパイロットたちは、今にも殴り込みに行きかねない語気の荒さだが、冷めた口調のリーダー格に軽くいなされた。

 それでいい。

 

「悪いがもう終わった。ケ(・)リ(・)は(・)付(・)い(・)て(・)い(・)る(・)。わざわざ向こうのブロックから来やがったのか? 寝(ね)てりゃいいものを……」

 

 内心は嬉(うれ)しいくせにそんなものをおくびにも出さないシャイなヒゲおやじは、そこでちょっと考えたそぶりをして、また言い直した。

 

「悪いな、兄弟たち、でもだったらこのオレの部屋に行って、あいつを見てやってくれないか? デ(・)ー(・)ミ(・)ス(・)のことを……若いが頼りになるメカニックだ。09のことを良く熟知してくれてやがる。わかるだろう?」

 

 お、ちゃんと名前を覚えているんだな?

 

 やっぱり面倒見(めんどうみ)のいい隊長さんは、言うなれば四番目の隊員とでも位置づけているのだろう若手の整備士を、二番手と三番手の仲間たちに託(たく)す。

 いい判断だな。

 あいつのことを自室に隔離(かくり)したことといい。

 

 これに対して、すぐさま熱い眼差(まなざ)しでこくりとうなずくや了解するバカどもだ。

 ヤ(・)ク(・)ザ(・)脳(・)はどこまで行っても堅気になれない。

 

「……わかった! つまりはそのメカニックの若いのになめたマネをしくさった首(・)謀(・)者(・)ど(・)も(・)の名前を吐かせて、そいつらをきっちり締め上げればいいんだな? このおれとオルテガとで!!」

 

「ガッテン!! 死なない程度にまとめてぶちのめしてやるぜぇっ、二度とこのおれたちに刃向(はむか)かえないようによぉ!! そのかわいそうなメカニックの前で裸(はだか)にひんむいて泣かせてやらあ!!」

 

 やめてくれ。

 ああ、こいつらも中に引き入れてドアをきっちりと閉めておくべきだったな!

 でかい声で話しが全部筒抜(つつぬ)けなのにほとほと嫌気(いやけ)がさす俺だ。

 顔が上気してる仲間たちの荒ぶったさまを、むしろ冷めた目線で眺める隊長のガイアは、やはり冷めた口調で返す。

 

「……まあそれでも構わないが、にらみを利かせるくらいにしておいてやれ。それよりもあいつの身体を見てやってくれよ。そのへんの手当はお手の物だろう? 医務室の世話にはなりたくない。あと、あいつの名前は、デ(・)ー(・)ミ(・)ス(・)だ。よく覚えとけ……!」

 

 覚えてる! ちゃんと覚えてる!!

 えらいぞ、それもれっきとしたフ(・)ァ(・)ン(・)サ(・)だからな!?

 

 そうとも、それだけであいつはとっても勇気づけられるし、周りの態度もおのずと変わってくるだろう。

 この俺もちゃんと名前で呼んでやろうと心に決めた。

 さしあたって、新しいヘルメットを用意してやらないとな?

 

 黒いパイロットスーツの二人組を目で追い払ってドアを閉めると、難しいツラのおやじと改めて真顔で向かい合う部屋の主だ。

 

「良くやってくれた。大事になる前に食い止められたからな? あと、あいつのことは俺が面倒を見るから、ダメならこちらで引き取る。パイロットが余計なことに気を割(さ)いてられないだろう」

 

 俺からの申し出に、何食わぬ顔のガイアは相変わらずの冷めた目つきで返す。

 とことん素直じゃないな。

 

「いいのか? まさかそれでおしまいってわけでもあるまいが? あいつは事実、傷ついているからな」

 

「人(・)員(・)の(・)配(・)置(・)転(・)換(・)は(・)容(・)易(・)だ(・)。他に僚艦が二隻もいるんだからどうにでもなる。名前がわかればな?」

 

 この立場上でいくらでも対応してやれると太鼓判(たいこばん)を押してやるに、はじめてへの字に曲げた口元をにんまりさせる心底、根性悪のエースパイロットさまだ。

 ぬけぬけと言った。

 

「任(・)せ(・)ろ(・)。どいつも顔面をしたたかにどつき回してやったから、顔を見れば一(・)目(・)瞭(・)然(・)だ。前(・)歯(・)へ(・)し(・)折(・)っ(・)た(・)ヤ(・)ツ(・)も(・)い(・)た(・)よ(・)な(・)? わざわざ名前なんか聞き出す必要はありやしねえ……!」

 

「わかった。すぐに対処する。よもや殺してないんだよな?」

 

 ほんとにドタバタ続きで嫌気がさすが、これが軍隊であり、戦場ってものなのだろう。

 何かまだ言いたいことがありそうなリック・ドム小隊の隊長のヒゲおやじを見つめながら、なぜかなじみのブリッジ・クルーの操(・)舵(・)士(・)の(・)顔(・)を思い浮かべていた俺だ。

 

 あいつの名前、なんていったかな?

 

 こちらもちゃんと覚えておかないと。

 ただ、あいつはそんな厄介ごとには無縁な感じだが、もし関わっていたとしたら俺はどうするのだろう?

 

 考えさせられてしまうが、おかげでその顔を見るのがちょっと怖くもなった。

 それでガイアにおそるおそるに尋(たずね)ねたりするのだが、それでまた機嫌を悪くする隊長さんには、この顔つきがき(・)ょ(・)と(・)ん(・)となるばかりの俺である。

 

 まっこと、世の中ってのは、およそ一筋縄(ひとすじなわ)に行かないものらしく。

 




ちょうどこのおはなしをやってるちょい前が夏の甲子園の序盤くらいだったのですが、あの広島の強豪校の問題でSNSが持ちきりで、それにあおりをくらって今回のような暗いお話になってしまったのか? 本来ならやらなくていいお話だったのか、う~ん…
ガンダムでもあれって余裕であるんだなと驚きがありつつ、だったらBLやおっさんずLove的なことも余裕であっていいんだよなと苦笑いの今日この頃ですwww
ガンダムらしからぬグダグダしたお話はけしからん!というかたはどうぞアンケートでお好みのガンダム像に投票してみてください。がっつり参考にさせていただきますwww

お話にどんな要素があればより面白くなると思いますか?

  • ロボットのリアルな戦闘シーン
  • キャラの戦場での活躍描写
  • キャラクターの心理描写
  • 戦場を離れた日常風景描写
  • ほのぼのシーン
  • お下劣な掛け合い
  • 感動的なストーリー性
  • おじさん同士の恋愛
  • キャラクターの裏切り
  • ゲイノベル的な性愛描写
  • 立場を超えた葛藤・愛憎劇
  • シリアスな死亡シーン
  • 厳密なオリジナル設定の踏襲
  • ファースト以外のキャラ登場
  • オレも仲間に入れてくれ!
  • オレもイラストなら描けるぞ!
  • オレこそガノタだ!!
  • もっとハチャメチャにやれ!!
  • 主役のアムロ・シャア・ララァ目線のお話
  • とにかくガチムチで汗臭い男の友情と愛憎劇
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