まさかのあのキャラが主人公!? ドレンが主役だ!!「俺の推し!」 機動戦士ガンダム二次創作作品    作:くまのすけw

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 主役のドレン達をさておいて、今回は本来の主人公サイド、連邦軍のホワイトベースのある日常風景を切り取ってみます。もちろんテキトーな妄想シーンだけどもw
 前編/後編でお届けの予定!


戦士たちの日常 WBにて…① 前編

Scene1

 

 戦場ではしごく簡単にしてひとが死ぬ。

 

 そうたとえ運が良くとも、その人生や未来を戦禍(せんか)(うず)にさらわれて、思いもよらぬ宿命(さだめ)へと流されてしまうのだ……!

 

 地球連邦軍の新型強襲(きょうしゅう)揚陸艦(ようりくかん)「ホワイト・ベース」

 

 本来の戦術を大きく逸脱したはず型破りな単艦での長期間運用は、もはや戦場におき彼等があからさまな(おとり)として位置づけられること、その確たる証左(しょうさ)に他ならないのだろう。

 

 赤い彗星(ひき)いるジオン軍の精鋭部隊に追われながら、最終目標であるジオン軍の宇宙拠点へと向けて航行する艦内では、およそ軍人らしからぬ面々が、(おだ)やかな日常にひたるのであった。

 

 ()()()()()()()、戦士にも休息は必要だとばかりに――。

 

 居住ブロック・左舷(さげん)・第二図書室にて。

 

 ()()()()()()()()()()

 今は平時における通常運用中の艦内だ。

 乗員がいる区域は無難に電力の供給がなされている。

 

 それだから食堂で食事を終えたら、かならず人気(ひとけ)の少ないこのブロックで身を落ち着けるのが毎日の日課となっていた。

 一度この艦ごと地球に降下した先で非戦闘員の民間人たちを下ろしてからは、特に静かになって集中して物事に打ち込めるのだから。

 

 自分もかつてはその民間人の内のひとりだったハヤト・コバヤシは、手元の端末ディスプレイをひたすら凝視(ぎょうし)しながら頭の中で任意の操作手順を何度も反芻(はんすう)する。

 実機(じっき)(もち)いたシミュレーションでは何度やってもうまくいかないので、(なか)ば意気消沈しながらの涙ぐましい自主練習であった。

 

「くそ、さっぱり意味がわからないや……! この()()()()()()()()、これって本当に運用できるのかな? こんな重力がない宇宙空間で?? いくら足回(あしまわ)りの仕様(しよう)を変えてるからって……」

 

 シビアな戦場ではそのすべてがやり直しがきかない、それこそが命がけのミッションとなる。

 だからこそ中途半端な状態のままで後悔するのは嫌だった。

 するとそんな真剣な面持(おもも)ちで手元のパッドを食い入るように見ている彼に、不意にこの横合いから声をかける者が現れる。

 

 はじめその存在にまるで気がつかなかったが、いつの()にやらそばに立つ()()()は、ただそれだけでそれが誰だか判別できたし、予想に(たが)わぬ軽い調子のセリフが背丈の低い新米パイロットの頭をかすめていった。

 これにちょっとめんどくさそうなカンジで視線をあげるハヤトである。 

 

 

【挿絵表示】

 

 

「よう! 相変(あいか)わらず(せい)が出るねえ? ()()()()! でもあんまり顔つきよろしくないけど、ひょっとしてつまづいてたりする? だからって(こん)()めすぎるとろくなことにならないんじゃないの、ハヤトくん?」

 

「ああ、()()()()……! いたんですか? さっぱり気がつかなかった。確かに詰まってはいるけど、仕方がないじゃないですか。コレ、やっぱり難しいですよ。カイさんが乗ってる()()()()()()とはまるで勝手が違うんですから!」

 

 ()かないさまで言ってくれる(おのれ)よりもまだいくつか年下の青少年、実際ちょっと前まで民間人の学生さんだったなりゆき任せの学徒兵くんに、自身もなりゆきでMSの操縦席に座ることになった兄貴分は何食(なにく)わぬさまで肩をすくめる。

 

「そう言いなさんな! まあね、確かに無理があるって(はた)から見てても思うけどもね? 本来は()()()()()()()()()()()()()、あんなに形を変えて()()()()()()()()()()()()()()()()()()()! って、本気で言ってるのかって? ま、シャレじゃどうにもならないんだけど」

 

「シャレじゃないですよ! 急ごしらえすぎて()()()()()()()()()()()()()()()()()()、乗せられる人間は完全に()()()()()じゃないですか? 責任なんて持てませんよ。アムロは期待しているなんて言ってるけど、腹の底じゃどう思ってるんだか……」

 

 苦い表情でやりきれない心情(しんじょう)吐露(とろ)する。

 そんな若者に、どこかみずからの未来にあきらめたふうな投げやりさを(ただよ)わせる、ちょっとだけ先輩格の兄さんは、やれやれとばかりの軽薄(けいはく)な笑みだ。

 

「フッ、いやはや、()()()()()()()はなっから誰からの助けも必要としちゃいないんでしょうよ? むしろこっちがおんぶにだっこの状態で! それより名前がないのはやりづらいよな、お互いに? ならいまつけちゃえば? そのくらいの権利はあるでしょ、どうする、()()()()()()()くらいにしとく??」

 

「へ、なんですそれは? ()()()……??」

 

 突飛(とっぴ)な提案に思わず(ほう)けた(つら)で同僚の顔を見上げる東洋人の男子に、おなじく東洋系らしき細身でシャープな面立ちの若者は、やはりしての冷やかすような物言(ものい)いだ。

 半分がた冗談まじりなのが見ていてわかった。

 

「だからほら、()()()()()って言うじゃない? ジオンの奴らのあのやたらいかついMS! あれって確か元は陸戦用の機体だったドムをこっち向けに仕立て直した、まさしくおまえさんのそれとおんなじヤツなんだろ? ()()()ってなんなんだろうな??」

 

「知りませんよ! こっちはまじめな話をしてるんですから、やめてください! スレッガーさんは()()()()()()()()()とか言ってるし、あの三人のちびっ子たちは()()けちゃって勝手に広まっちゃってるんですよ? フラウとか、セイラさんにまで!」

 

「じゃあそれでいいんでしょうよ? 悪くないじゃない、嫌ならブライトさんに決めてもらえば? わかりやすいの付けてくれるでしょ、()()()()()()()()()()()()()()みたいな! 見たまんまのやつね」

 

「ひどいな、他人事だからって! もういいですよっ、何とでも呼んでくださいっ……! おれたぶん返事しませんからね?」

 

「はは、そんなふてくされなさんな! かわいいねえ、青春まっただ中のティーンくんは? おっと、()()()()()()()が来なすった。あんまりしょげてばかりいると()()()と気合いを入れられちゃうよ、ハヤトくん?」

 

 普段、限られた人間しか顔を出さないこの室内にまた新たな人影を認めて、そのずんぐりむっくりした筋肉質な身体のラインから誰かを察知するカイ・シデンはにやけ笑いで顔を(そむ)ける。

 するとその肩越しにその人物を認めるハヤトは背筋を正してこれと向き合うのだった。

 

「あっ、リュウさん! て、またいつものトレーニング・ルームにいたんですか? なんだかすごい(あせ)かいてるけど」

 

 無重力の艦内、もっぱらパイロットたちのたまり場となっているレクリエーション・ルームにふらりと顔を出したのは、ふたりよりもだいぶいかつい体つきの大柄(おおがら)な青年で、東洋系よりもずっと浅黒い肌色の真顔で答えた。

 こちらも見るからに若いが民間人上がりの彼等よりはやや年上らしく、落ち着いたそぶりがずっと軍人らしくあっただろう。

 その彼は、意味深な目つきをして低い声音(こわね)に少なからぬ(あつ)がこもる。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「……ああ、まあな? おまえたちこそこんなところでコソコソと何をやってるんだ? ふたりともモビルスーツのパイロットなんだからトレーニングを(おこた)るのは良くないぞ。戦場じゃ最後は()()()()()がものを言うんだからな! さっきもサボり(ぐせ)があるアムロを()()()()()()()()()()()()()()、おまえたちの面倒も見なくちゃいけないのか、この俺は?」

 

「うひゃひゃ、そいつは勘弁(かんべん)! いやあ、身体を(きた)えるのはけっこうだけど、シャワーくらい()びたらどうなんです? 汗くさいったらありゃしないや。いくらむさ苦しい軍人ばかりの軍艦だからって、レディたちもここにはそれなりいるんだから」

 

 自分が普段から軽薄なぶん、とかくまじめで見た目が重苦しいこの下士官どのが苦手なのか?

 どこかあさっての方角向いたまま軽口たたくカイに、当のリュウ・ホセイはやや冷めた目つきで(おう)じた。

 ハヤトあたりからしたらこの二人はどうやらあまりそりが合わないように見えたものだろうか。

 ちょっとだけ警戒した目つきだ。

 

「ふん、おまえに言われたくはないな? そんなににおうか? 確かにアムロのやつが嫌そうな顔してたが、人間なんだから当たり前だろう? シャワーは後で浴びるさ」

 

「はは、おれは嫌いじゃないですよ? 身体動かすのだって嫌いじゃないし、後でちゃんと筋トレします。そうさ、負けてられないよ、ただでさえみんなの足を引っ張ってるのに、役立たずはごめんだ……!」

 

「おやおや、完全にすねちゃって……! 悪かったって、へそをまげるのは戦争が終わってからにしてよ。わかるでしょ?」

 

「知りません」

 

「何の話だ? ん、ハヤト、おまえが見てるそれって、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()? だったらこの俺にも見せてくれよ」

 

 はじめ目をぱちくりさせながらふたりのパイロット仲間たちのやりとりを見て、やがて若い学徒兵が手にした端末の中の画像に見入る職業軍人だ。何やら興味津々なさまでのぞいてくる大柄なマッチョマンに、小柄なのがコンプレックスな若者はこれをちょっと意外そうに見上げる。

 

「え、かまいませんけど、見てどうするんですか? リュウさんは()()()()があるんだからこんなの見たってどうにもならないでしょう……??」

 

 パッドにはMSの各種の操作系の複雑なコマンドモードでびっしりと()()くされるが、これを解除して初期の出撃段階にまで設定を戻すとかろうじてこれがキャタピラ走行の重砲タイプの操縦システムだとわかった。皮肉屋の青年から言わせればぶっちゃけ肥満体型となる同じキャノンの正規パイロットは、なぜだかマジマジとこれを見つめながら答える。

 

「……いや、場合によってはこっちに乗り換えることにもなるかもしれないだろう? 戦場じゃイレギュラーが付きものだ。逆におまえがキャノンに乗ることだって十分にあるんだから」

 

「おれがキャノンに? でもそれって……?」

 

 あまりいい理屈が思い浮かばないハヤトに、横合いから皮肉屋が茶々(ちゃちゃ)を入れる。

 

「それってオレやリュウさんが死んじゃった場合ってことよね! でもセイラさんやスレッガー大尉がいるんだから、ハヤトに乗れなんて言うヤツいるのかな? オレはどっちでもいいけど!」

 

「わからないだろう」

 

「やめてください!」

 

 ケタケタと笑うやせぎすの軽薄男(けいはくおとこ)に、小柄と大柄のぽっちゃり体型が真顔で苦言を(てい)する。ちょっと雰囲気が悪くなりかけたところに、またそこで新たなる気配、高い声色の声が上がった。

 

()()()……!」

 

 中肉中背のこれもまたいまだ若くした青年だ。

 ハヤトと同じ年齢の、パッと見なら少年の部類か。

 これにその場に居合(いあ)わせた誰しもが()()と意識的に息を潜めるのだが、これを敏感に感じ取る彼自身は、ちょっと困惑したさまで仲間のパイロットたちを見返す。

 

 このときにはもう()()()()()()として広く世間に認識される若きエースパイロットだ。

 だが現実は、およそこの風貌(ふうぼう)からはそうとはわからないほどに弱々しくした年頃の男の子であった。

 

 若干(じゃっかん)15歳にして数々の戦功をあげた天才パイロット。

 

 ()()()()()

 

 戦争の行く末すらも左右しかねない、宇宙世紀における新たなる人類の先駆け……!

 だがその彼自身は、皮肉なことに出身は地球、()()()()()()であったという。

 

                後編に続く――

 

お話にどんな要素があればより面白くなると思いますか?

  • ロボットのリアルな戦闘シーン
  • キャラの戦場での活躍描写
  • キャラクターの心理描写
  • 戦場を離れた日常風景描写
  • ほのぼのシーン
  • お下劣な掛け合い
  • 感動的なストーリー性
  • おじさん同士の恋愛
  • キャラクターの裏切り
  • ゲイノベル的な性愛描写
  • 立場を超えた葛藤・愛憎劇
  • シリアスな死亡シーン
  • 厳密なオリジナル設定の踏襲
  • ファースト以外のキャラ登場
  • オレも仲間に入れてくれ!
  • オレもイラストなら描けるぞ!
  • オレこそガノタだ!!
  • もっとハチャメチャにやれ!!
  • 主役のアムロ・シャア・ララァ目線のお話
  • とにかくガチムチで汗臭い男の友情と愛憎劇
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