まさかのあのキャラが主人公!? ドレンが主役だ!!「俺の推し!」 機動戦士ガンダム二次創作作品    作:くまのすけw

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主役のドレンとその相棒?黒い三連星のガイアの軍と戦場から離れた日常の風景の一コマですw おじさんたちのだらだらした日常をお届け(^o^)


『ドレンとガイア』③ Scene2

Scene2

 

 

 ある日、ひょんなことから地元のコロニーの町中で偶然に知り合った、重MSのベテラン・パイロット――。

 

 ()()()()()()()

 

 まるきりの有名人だな!

 黒い三連星の異名は敵味方を問わずに戦場に知れ渡る。

 それはお互いいいトシこいて、()()()()()()()()()()だとかいうおやじ同士の腐れ縁のはじまりだ。

 

 言えばひどく馬鹿げていたが、このジオン公国の軍人である俺にとり、これまで()しへの()()()しか生きがいのなかった戦場という日常に、ほんのささやかながらも()()()()()()をもたらしつつあった。

 それは温かな……何かしらだ。

 

 平日の午後。

 

 殺伐(さつばつ)と散らかったリビングで、地味な見た目をした中年のおっさんが何故(なぜ)かして、ふたりきり……!

 

 本来は招かれざる客、ガイアはむっつりした真顔でこちらを見つめてくるが、これに真顔で俺も応じるのだった。

 かつてヤツが勝手にひとの家に持ち込んだ()()のありかを聞いてきやがるのに、そんなものはなから聞くまでもないのだから。

 

「ああ、テーブルの下、すぐ足下にまとめて置いてあるだろう? まったく勝手に物置にしやがって、邪魔なことこの上ない!」

 

 目でガラストップのテーブルの下を示しながら文句を言うに、ああとうなずきながら何食わぬさまでみずからの足下をごそごそとやりだす小太(こぶと)りなオヤジさまだ。

 まったく透明なんだからそんなの見りゃわかるはずなのに、まだ不機嫌なツラで言い返す。

 

「うん? なんだ、()()()()()()(かぶ)せてあったから見落とした。どれ、ふうむ、前回のままでいじってないんだよな?」

 

「いじっていいのか? 前にも言ったがこの俺はオタクでもなければおまえみたいなガノタでもない。従ってヘタなことにはそうそうこの首を突っ込まない主義なんだ。あっと、塗料で部屋を汚さないようにちゃんとそっちの新聞紙を敷いてくれよ?」

 

「了解。つうか、これっていつの新聞だ? 相変わらず不景気なことばっかり見出しになってるが……まあいい、そういや腹が減ったな? まずは腹ごしらえをするか」

 

「あ、酒盛りが先か? 良い酒飲んじまったら気分が良くなってそれで終わっちまいそうだが、それに肝心の手元があやふやになって細かい作業どころじゃなくなるだろう?」

 

 作りかけのプラモの箱に入っていたこまごましたパーツをその手に取りだしかけて、ふとそれを元に戻すドムのパイロットは、そこでおもむろに立ち上がったりする。

 不審に見上げる俺を見下ろしながら、何食わぬさまで言うのだった。

 当たり前みたく。

 

「誰が飲むなんて言った? ただの腹ごしらえだ。悪いが台所、使わせてもらうぞ。はっ、このひとりもんのろくでなしが、冷蔵庫、また()()()()みたいになってないだろうな?」

 

 ブチブチと文句をたれながら、勝手にひとさまの台所に入り込んで、冷蔵庫をガチャリと開けたりするまことに(ひと)りよがりなパイロットさまだ。

 来てからまったく(わる)びれることがない。

 それだから呆れた顔で見つめる俺を振り返って、あちらもまた呆れたさまで言ってきやがった。

 

()()()()()()()()()()()()()? 野菜と肉は切らすなと言っておいただろう? 安い冷凍ものでいいんだから、それなら保存も利くだろう。この卵はいつのやつだ?」

 

「いちいち覚えているもんか、(くさ)ってなければいいだろう! 冷凍ものは下のほうにまとめて置いてある。あと常温で保存が利くドライフードが横のラックにあるし、なんなら軍の支給品のレーションだってあるだろう? 不足はないはずだ」

 

「お、ほんとだ。よしよし、これならそれなりに作れそうだな……!」

 

 ()()()()()()()なんてほぼ皆無(かいむ)の一人暮らしのおっさんに言っても仕方がないようなことをブチブチとぶうたれる、雰囲気こじゃれたイタリア系おやじだ。

 イケメン気取りが時々鼻につく。

 来るたびに物の配置を変えやがるし。

 

 ()()にこっちはいやいやで応じてやっているのに、まるでじぶんの家よろしく他人のキッチンでガチャガチャと仕事をやりはじめるのだ。

 それで遠目にも慣れた手つきで食材をさばいていく。

 

 はあ、もっともらしげな顔つきといい、普段の見慣れたパイロットスーツじゃないからパッと見じゃただの料理人みたいだな?

 

 そんな性格何かと難ありの歴戦の勇者さまに、こちらは手持(ても)無沙汰(ぶさた)でどうしたものかと考えあぐねる副官の艦長代理だった。

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!!!

 

 中華か? いやイタリアンだよな??

 まあ、おっさんのそれであれ、うまい手料理が食べられるのはありがたい。

 ありがたいのはありがたいのだが、これってなんなんだ?

 

 その人となりががさつで乱暴なイメージに似合わず、人並みかそれ以上に家事全般に()けているという中年の軍人パイロットの背中をはたと見つめてしまう俺だった。

 なんか謎の時間だよな!

 おまけ何の気なしに思ったことをまんま口にしてしまった。

 

「そういや、三人で同じ屋根の下に寝泊(ねと)まりしているんだよな? ひょっとして、食事は全部おまえが作っていたりするのか?」

 

「あん、他に誰がやるんだ? 食事だけじゃない、掃除洗濯、あそこでの日常における家事その他諸々(もろもろ)はこのオレが主に取り仕切っている! ふん、でなけりゃあんな()()()()()()()()とまともな生活が成り立つものか……」

 

「確かに、だが意外だよな? あの泣く子も黙る()()()()()()()()()()()が、まさか家事が得意だなんて! そりゃ手先が器用なのは知ってはいたが……!」

 

 精巧(せいこう)なガンプラ作るのが趣味だなんてそれだけでも驚きなのに、いろいろと多彩(たさい)な特技を持ち合わせているエースパイロットを目の前に、果たしてこれと得意なものが見当たらないひなびた軍人のおじさんだ。遠い目つきとなってどこともしれぬ天井を見上げてしまう。

 

 ()()()は特技だなんて言えないもんな?

 

「どうせならおまえにも教えてやろうか? 少なくともあいつらよりはスジが良さそうだ。そのガンプラと同じでな! なんならうちに来てみればいい。みんなで歓迎するぜ?」

 

 こちらからは見えない手元で手早く一品料理を仕上げながら、皮肉っぽいにやけヅラの横顔を見せる客人に、リビングで尻をつけたままの亭主関白な主は口元をひん曲げて言葉を(にご)すばかりだ。

 

 ちくしょうめ、もう()()()()()がしてきやがった……! 

 

「ん、コワイから遠慮しておく。もとより血に()えたオオカミどもの巣にひとなんか招き入れるな! (うった)えられるだろう?」

 

「はん。確かに驚かれはするな? そう、時々来るバカなセールスの営業どもをまずはこのオレが真顔で出迎えて牽制(けんせい)して、次に片目の()()()()()したマッシュがビビらせてこの足下をすくい、最後のだめ押しで図体でかくておまけ()()()()()のオルテガの野郎にとどめをブッ刺さされて、みんな這々(ほうほう)(てい)で逃げ出していく……わはは!」

 

堅気(かたぎ)の人間に()()()()()()()()()()()()()なんかかけるんじゃない!! トラウマになるだろう? 戦場でもあるまいに、そんなんで軍に()()()()が来たらどうするんだ! めんどくさい、最終的に文句を言われるのは現状、この俺だったりするんだろうが?」

 

「悪いな、その時には世話になる。その代わりと言っちゃなんだが、今はこうしてこっちが世話してやってるんだから、まあギブ・アンド・テイクってヤツだろう? ほら、できたぞ……!」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 両手に持ったプレートにうまそうに湯気(ゆげ)が立つ料理をこんもりと盛り付けて差し出してくる、もはやがっつり()()()()()()だ。

 はあん、これってこうやって料理するんだ? なんて内心で感心しながらもはやろくな文句も言えなくなる俺は、目の前に広げた新聞紙の上のプラモを奥に追いやって、銀色の皿のブツを迎え入れる。

 自然とツバが出てきた。腹も鳴る。

 

 さっぱり名前がわからないがうまいことには間違いないのは、見てくれとニオイが保証してくれている。太鼓判(たいこばん)だな。

 

 袖無(そでな)しのジャケットの胸ポケットから取り出したナイフとフォークを一人前この目の前において、みずからも席に着く凄腕パイロットは、ちょっと自慢げにこちらを見やっては言った。

 

「味はもちろん、見た目もそう悪くねえだろう? ()()()()()()()だったから、若い頃はしごかれたりした。あいにく途中で脱走しちまったが、ひなびた店を()がせたかったのかもしれないな? 今となっては、もうあるのかないのかもわからないが……」

 

 ふうん。戦争で家族を亡くしているとは聞いていたが、そのおじさん自体はどうなんだかわからないな。初めて聞いた話だ。

 万一にもどこぞのサイドの()()()()()()()()()()()()だったなんてことになったら最悪だから、話は広げずにテキトーな(あい)づちだけ打つ俺だ。

 

「ほう、今からだって遅くはないんじゃないか? ()()()()()()()()()()()()()()()! だとか、いくらでも客がつくだろう。命知らずな物好きどもが! 軍人は金の使い道が限られるんだ」

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

「すまん。冗談だ。前言撤回!」

 

 口さえ聞かなければイタリア料理の頑固(がんこ)店主で通りそうなこの男はさておき、後の連れたちはどこをどう見てもアウトローなヤクザ者どもだ。

 客商売なんかできるわけもなく。

 

 よってはなからそんな気もないだろうトリオのリーダーも、みずからの手料理のパスタを一口ほおばって、しきりと納得しながらうそぶくのだった。

 

「我ながら上出来だ。食えよ。ふん、しょせん堅気には縁のないヤクザもんだ、オレたちってのは。だからせいぜい今のうちに金を(かせ)いで、後は悠々自適(ゆうゆうじてき)でコロニーやら地球やらを見て回るってのがいいだろう。どうせ()()()()()()()()()()()()……!」

 

「ああ、前にも言っていたな、フリーランスのMSパイロットで余生(よせい)()ごすのか? これも前に言ったが、できるかそんなこと?? よしんばまんまと自機のドムをかっさらっても、そんなもの弾薬の補給やら機体の維持やらに金がかかって仕方がないだろう! およそ現実的じゃない。まだ流しの料理人のほうが現実味が……いや、あのふたりを連れていたらどこでも()()()になるな。今のうちに(たくわ)えをしこたま積みましておくのが()()()だ。それ以外は推奨(すいしょう)できない……おまえ、けっこうな負債を抱え込んでいるんだな? やつら戦場では頼りになるが、シャバでは……」

 

「いいからさっさと食え。冷めちまうだろう」

 

 冷めた目線で一瞥(いちべつ)くれてそれきり黙々(もくもく)と食事に集中する凄腕料理人、もとい歴戦のパイロットだ。俺も言われたとおりに目の前のプレートに意識を向ける。おんなじ食材を使ってこうも変わるのかと内心で驚嘆(きょうたん)しながら一口ほおばった。

 

()()()……!」

 

 代わり映えしないただの日常が、無愛想なおやじによってちょっとだけ色づく。

 目の前で()しをひたすら推している時の興奮とは、また違った穏やかな居心地の良さを感じつつある俺だった。

 おまけにうまい酒まであると来ている。

 退役したらこんな生活もいいもんだなとぼんやり思ったりしかけて、したり顔する隣のベテランパイロットと目が合うと、微妙な気恥ずかしさにこの視線をそらしてしまう。

 

「こうやってあいつらの胃袋もつかんだのか? そりゃなつきもするだろうな。ずるいヤツめ!」

 

「戦略家と呼べ。腹が減らないヤツはいないからな。おまえもこのオレの()()()()()()()()()()()()()餌食(えじき)だってことだ。たらふくお見舞いしてやるぞ、覚悟しろ!」

 

「だからあの手土産か? 本当の戦略家じゃないか! やばいぞ、酒の力も加わったら無条件で降伏勧告(こうふくかんこく)を受け入れちまいそうだ! 反則過ぎるだろう、こんな波状攻撃?」

 

「いい夢見させてやる!」

 

「何を言っているんだ? ……()()()!」

 

 うまい料理にテンションが高くなっていたのか、不覚にも尻のあたりから()()()()()が鳴って、飲んでもいないのに顔が赤くなる俺だった。

 ()()()()()()()()()()()

 

 出物(でもの)()(もの)、ところ構わず!

 

 苦い笑いで受けるオヤジはひげ面の口元をかすかに(ゆる)める。

 

 なんか(うれ)しそうだな?

 

「それしか()()がないのか? まったく大した肥満おやじだな! だがお互い様だから文句はない。うちじゃ誰も遠慮しないからな! 礼儀だなんてどこ吹く風だ」

 

「そう言われると何だか楽しそうだよな? ちょっと行ってみたくなった……いやいや、だまされちゃダメだ! わるいオヤジの言いなりにはなるまい、くわばらくわばら!」

 

「言っておけ。おまえはもうオレの術中(じゅっちゅう)だ。()()するんだろ? これまで残したことないし。()()()()だってまだあるしな!」

 

「わかった。降参する。もう好きにしてくれ。(くや)しいがうちのキッチンはおまえさんの占領下だ。……ん、今、()こいたか? なら()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()??」

 

 思ったままを言ってやるに、あちらもちょっと顔を赤らめてひげヅラをそむけたりする。

 ほんとにお互い様だな。文句はない!

 

「おまえ、()()()()()がないよな? おまけに良く聞いてやがる」

 

「俺みたいなおやじを相手に照れるのがどうかしてる。ひとのケツは平気でもみやがるのに! だが食事中は(ひか)えたほうが無難か。わかった善処(ぜんしょ)しよう。あと()()()付け加えるならば……」

 

「?」

 

 真顔で向き直る俺に、あちらも怪訝(けげん)な顔を向けてくる。

 

 まだ顔が赤いな?

 

 おじさんがどうして照れるんだ。

 

「礼を言う。()()()()()()()()()()()()()()()()()。言ったことなかったよな? そういや彼女でもあるまいにだ?」

 

「……! おまえはやっぱりデリカシーがない……」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 微妙な顔つきのジェットストリームアタッカーにきょとんとなるベテランの臨時艦長職だ。

 よくわからないままにまた余計なことを聞いてしまう。

 

「あれ、またこいたか? トイレならあっちだぞ?」

 

「ぐ、おまえはほんとうにデリカシーがない!」

 

「???」

 

 代わり映えしない日常はにわかに色づき始める。

 ちょっとした連帯感を感じ始めるおじさんたちなのだった。

 ただしこの前途(ぜんと)多難(たなん)ながら……!




お話がかなり迷走しはじめているので、今後において正しい舵取りをするべくアンケートにご協力お願いします! 地味にMSのデザインとかもやりはじめているのですが、こちらでも公開したりしたほうが楽しいですかね? 

お話にどんな要素があればより面白くなると思いますか?

  • ロボットのリアルな戦闘シーン
  • キャラの戦場での活躍描写
  • キャラクターの心理描写
  • 戦場を離れた日常風景描写
  • ほのぼのシーン
  • お下劣な掛け合い
  • 感動的なストーリー性
  • おじさん同士の恋愛
  • キャラクターの裏切り
  • ゲイノベル的な性愛描写
  • 立場を超えた葛藤・愛憎劇
  • シリアスな死亡シーン
  • 厳密なオリジナル設定の踏襲
  • ファースト以外のキャラ登場
  • オレも仲間に入れてくれ!
  • オレもイラストなら描けるぞ!
  • オレこそガノタだ!!
  • もっとハチャメチャにやれ!!
  • 主役のアムロ・シャア・ララァ目線のお話
  • とにかくガチムチで汗臭い男の友情と愛憎劇
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