まさかのあのキャラが主人公!? ドレンが主役だ!!「俺の推し!」 機動戦士ガンダム二次創作作品    作:くまのすけw

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前編に続いての後編、ホワイトベース側のお話です。
やっと出てきた主人公のアムロ・レイ!
実際にイラストでも描いてみたのですが、どうですかね?
ビミョー??
反響があればこちら側のお話もいろいろとやってみたいと思います。
二次創作ってやっぱ面白いですね(^o^)


戦士たちの日常 WBにて…① 後編

戦士たちの日常 WBにて…  

   ① Scene2

 

Scene2

 

 見た目まだ若い少年の登場に、その場にいたおなじく若いクルーたちの空気がかすかに変わった。

 はっきりと意識はしないまでも、それぞれがMSのパイロットであったからこその微(・)妙(・)な(・)機(・)微(・)みたいなものがだ。

 それは尊敬や畏怖(いふ)、嫉妬(しっと)のごときものであったか?

 

 そんな場の空気を敏感に感じ取ったものらしい、見た目がいかにもナイーブで華奢(きゃしゃ)な少年はちょっと戸惑いがちに言うのだ。

 

「みんな、どうしたんだ? なんだかやけに暗い感じがするけど……?」

 

 誰も楽しく談笑なんかしてやしない。

 それまでピリついていたのは確かだ。

 しかしだからと言ってそれをはっきりと言葉にするのは誰しもはばかられたし、無理にごまかしても目の前の勘(かん)の鋭(するど)くある青少年はそれすらも見抜くのだろう。

 

 もとよりひとから言わせればエ(・)ス(・)パ(・)ー(・)だなんて言われてしまう特異体質(?)の持ち主だった。

 時としてこの対応に苦慮(くりょ)するのは、この艦の若い士官の艦長を見ていても明らかであり。

 

 よってはじめみなだ(・)ん(・)ま(・)り(・)するのだが、身体つきのゴツい先輩パイロットごしにこれを見るハヤトがぶっきらぼうに答える。

 

「別に、どうもしないさ! ただまじめな話、困(こま)っているんだ。わかるだろ。そっちこそ顔色(かおいろ)良くないんじゃないのか、アムロ? いいや、おまえってば、い(・)っ(・)つ(・)も(・)そ(・)う(・)だ(・)よ(・)な(・)……」

 

「え……?」

 

 元はクラスメートで、民間人出身の若いパイロット仲間同士だ。

 戦争に巻き込まれてどちらもやむなく今に至るという。

 それがどこか険(けん)のある言いようをはっきりと感じて、思わず困惑するエース級パイロットは二(に)の句(く)を継(つ)げなくなる。

 

 するとようやくその場でとりあえず最年長の若い職業軍人が、気まずげに場をとりなすように口を開いた。

 

「いいんだ、気にするな! それよりもアムロ、もうトレーニングルームから出てきちまったのか? ちゃんと体力つけないといざという時に後悔(こうかい)することになるぞ、いくらMSの操縦センスがあるからって! いつも言ってるが、戦場で最後にものを言うのは揺(ゆ)るがぬ精神力とそれを支えるみずからの肉体だろう? だったら……!」

 

 ちょっとお説教じみているリュウの文句には、どうにも浮かないさまであいまいな返事をするアムロだ。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「そりゃ、わかってますけど、あんまり得意じゃないんです。それにリュウさん、おれを置いてさっさと出ていっちゃうし? 周(まわ)りのみんなの目が気になって、集中できなくなるし……!」

 

 十代の多感な年頃(としごろ)の言い訳に、するとおなじく多感な青少年が食ってかかる。

 これにも不可思議そうに目を丸くするアムロだ。

 

「気にしすぎなんだよ! 確かにすごいのはわかるけど、だからってみんな頑張っているんだから、おまえがそんなんじゃあ、余計(よけい)にこっちがみじめになる!!」

 

「え、ハヤト、何を言ってるんだ?」

 

「だからほら、そういうところなんだって!!」

 

「ハ(・)ヤ(・)ト(・)、お(・)ま(・)え(・)も(・)だ(・)ろ(・)う(・)? 他人のことを気にしすぎているのはっ……ふぅ」

 

 普段からみんなの兄貴分として回りを良く見ているにつけ、その心の内や根に持っているものはそれなりに理解ができる。

 ただでさえこどもは、はっきりとそれを表情に出すのだから。

 軍人として訓練を受けていた彼からしたらどちらも幼(おさな)かった。 

 それだからちょっと困り顔で背後に視線を向けるリュウに、いまだ不服そうな顔のハヤトは舌打ちして視線を背(そむ)ける。

 やはりこどもだ。

 気持ちとしてはかわいい弟分たちなのだが、やむなくまた前に向き直るリュウの兄ちゃんは、次にアムロに向けて言ってやる。

 なかば仕方もなしにした仲裁(ちゅうさい)だ。

 

「多少は周りのやつらのことも分かってやれよ? できるだろ、おまえなら。ならおまえさんも、もう一度トレーニングに戻れ。食も細いし、からだつきも華奢なままじゃこの先は乗り越えられないだろう。敵の本拠地に近づくほど、戦いは激しくなるんだ」

 

「え、でも、向いてないんですよ……! 戦争なんて、それにモビルスーツだって、好きで動かしているわけじゃないんだし。みんなが乗れって言うから、でも特(・)殊(・)な(・)の(・)は(・)こ(・)の(・)お(・)れ(・)じ(・)ゃ(・)な(・)く(・)て(・)、お(・)れ(・)が(・)乗(・)っ(・)て(・)い(・)る(・)ガ(・)ン(・)ダ(・)ム(・)な(・)ん(・)だ(・)か(・)ら(・)……!」

 

「だがそのガンダムをうまく動かせるのは、かく言うおまえだけなんだろ? ブライトもそう言ってる。セイラさんやミライさんだって……」

 

「まあまあ! みんなそうピリピリしなさんなって! 気が滅入(めい)っちゃうでしょう? 明るく明るく! 何であれみんなおまえさんに期待してるんだから、そんなむずがることないじゃない、ア(・)ム(・)ロ(・)く(・)ん(・)?」

 

「カイさんは調子が良すぎるんですよ!」

 

 軽薄な笑みでその場を取りなすもうひとりの兄貴分、カイのわざとらしいほど陽気なセリフに、いい加減嫌気(いやけ)がさしたみたいなしかめ面のハヤトが噛(か)みつく。

 おやおやと肩をすくめるのに、気持ちが収まらない小学生みたいな小柄な見てくれの青年は、みずからの端末とひたすらにらめっこする。

 ついには吐き捨てるように言うのだった。

 

「もういいですよ! みんなほうっておいてください。お互いに余計なことに気を回してる余裕なんてないんだから!」

 

「ハ(・)ヤ(・)ト(・)……? ああ、そうか……」

 

 同い年のパイロット仲間の様子をはじめ怪訝にばかり見ていたエースパイロットの少年は、やがて何かしら合点(がてん)してじぶんよりもさらに年下に見られがちな幼なじみに向き合った。

 

「ハヤト、それ、新しいタンクの操作マニュアル・アプリケーションだろ? 実戦の作動シークエンスを組んでいるんだ? でもあまりうまく行ってないんだな? だったら……」

 

「え、そうだけど、なんだよ?」

 

 顔を近づけてこちらのタブレットをのぞき込んでくる天才シミュレーターに、ちょっと気圧(けお)されて身を引く小太りくんだ。

 これに細身の中背がなおのこと身をかがめて利き手を潜り込ませる。

 相手の是非(ぜひ)も聞かずに手早くピ(・)ピ(・)ピ(・)ッと操作コマンドを入力。

 まったく抜く手も見せないあざやかな手さばきでだ。

 

「アムロ、どうしたんだ??」

 

 傍(はた)で意外そうに見ていたリュウが、カイやハヤトと目を見合わせて彼の手元のパッドに見入る。

 

「あっ、何を勝手なこと! 何をするんだよっ、ひどいぞっ、なんだよ、これ……??」

 

 横から奪われた操作端末にぎ(・)ょ(・)っとしながら、慌ててこれを手元に取り戻して様変(さまが)わりした画面の液晶表示に目を白黒させるハヤトだ。太い眉を逆立(さかだ)てて幼なじみを見上げるに、だがいささか悪(わる)びれるでもなく真顔のアムロは淡々(たんたん)と言い放つ。

 その意外なセリフに絶句(ぜっく)するハヤトは、リュウやカイに視線で助けを求める。

 しかしそれが無駄なことをすぐにも悟(さと)った。

 

「だから、ほら? 後付(あとづ)けのブースターで機動力がいくぶんか上がったからって、ハヤトのはあくまでの(・)ろ(・)ま(・)な(・)タ(・)ン(・)ク(・)がベースじゃないか? ましてコアブースターやガンキャノンほどにも機動性があるわけじゃないんだから、速さじゃなくて本来の攻撃力と防御力を主軸(しゅじく)にしてコマンドを組み立てたほうが性能を引き出せるのさ! 無理に前線なんかに出てこなくても?」

 

「そんなっ、それじゃわざわざ改装(かいそう)した意味がないじゃないか? おれだって装備がまともならみんなの役に立てるはずなのにっ」

 

「いやいや、後(・)方(・)支(・)援(・)だって立派な戦力なんじゃない? 敵味方が入り乱れる乱戦状態じゃ、あのタンクのでかすぎる火力って考え物だしね! それにハヤトは性格が落ち着いてて、その分にスナイパーとしてのほうが見所があるんじゃないのかね? 慌ただしい接近戦なんかよりは格段に! そ(・)う(・)い(・)う(・)性(・)分(・)なんでしょ」

 

「ああ、いや、確かに、そのほうがこちらもやりやすいのかもしれないな? みんながみんなガチガチのストライカーなんてのよりか、防御と攻撃のポジションを使い分けられるボランチ、いわゆる伏(・)兵(・)ってヤツか……!」

 

「ええ。おれはそのほうがやりやすいです。だからハヤト、無理にあのかさばる機体で動きながらよりも、おれたちとホワイトベースとの間(あいだ)で中継と援護のほうがタンクの性能を活(い)かせるよ。機動性なんて二の次でいい」

 

「そんな、勝手に決めつけるなよ! え、でも、そうなのか?」

 

 うろたえてマジマジと手の中の端末に注視する若いパイロットの目つきが、しかしながらじきにしっかりと定まってくる。

 傍から見ているリュウもそれを認めていた。

 すっかり迷っていた方向性が、彼の助言により定まりつつあることを予感させる。

 

「いわゆるニ(・)ュ(・)ー(・)タ(・)イ(・)プ(・)の(・)カ(・)ン(・)ってヤツか……! 合っているのかもしれないな? ハヤト、俺からもブライトに言っておくよ。作戦を組み立てる上で重要な柱(はしら)になるかもしれない、今後のな」

 

「ははん、良かったじゃない、いざとなったらけ(・)っ(・)こ(・)う(・)な(・)見(・)せ(・)場(・)、フラウやセイラさんに見せられるかもしれないぜ? 誰も文句のつけようがないってくらいの!」

 

「?」

 

 軽薄も軽薄、おまけ意味深な目つきのカイの軽口に、きょとんとするアムロだが、ハヤトは苦い顔で反発する。

 

「やめてくださいよっ! そんなんじゃありませんっ、タンクは航続距離があるんだから、そればかりだとは限らないでしょう? そうだよ、でもアムロ、おまえからの忠告は素直に聞いておくよ。おかげで少しは考えがまとまったかもしれない!」

 

 じっと手元を見つめてから、ちょっとだけすまし顔でともだちを見上げる少年だ。

 それからまた素直にこうも付け足した。

 

「あ(・)り(・)が(・)と(・)う(・)……!」

 

「ああ、うん。お互いがんばろうな……!」

 

 ピリついていたふたりのあいだの空気が穏やかなものへと変わっていく。

 そこはやっぱり幼なじみの同級生だ。

 するとこれを傍からめでたげに見ていたでかい影の大男も、したり顔して大きくうなずくのだった。

 

「良かったな、ハヤト。おまえの迷いが晴れてこの俺も嬉しいよ。あとアムロ、ちゃんとパイロットとして体力トレーニングはやろうな? 俺もつきあうから」

 

 穏やかな笑みでやさしくうながすリュウの言葉には、えっと大きく目を見開くアムロだった。

 傍で聞いてたカイに茶化される。

 

「え、まだやるんですか? リュウさんも??」

 

「はっは、えらいひとに捕(つか)まっちゃったな? アムロは持久力が唯一の弱点ってヤツだから! ちゃんと克服(こくふく)しないとね?」

 

「お(・)ま(・)え(・)も(・)来(・)る(・)ん(・)だ(・)よ(・)!」

 

「当(・)然(・)で(・)す(・)よ(・)ね(・)?」

 

「あらら……!」

 

 冷たい目つきで巨漢と小僧に見つめられて、軽薄な痩(や)せ男が天を仰(あお)ぐ。

 新たな戦いがすぐそこにまで迫っていた――。




この二次創作ではあまり出番がないホワイト・ベースの面々でした(^o^)
本作でアムロはララアと劇的な出会いと別れをするのでしょうか?
アンケートに一票投じることでこの命運を左右することができるかも知れませんwww

お話にどんな要素があればより面白くなると思いますか?

  • ロボットのリアルな戦闘シーン
  • キャラの戦場での活躍描写
  • キャラクターの心理描写
  • 戦場を離れた日常風景描写
  • ほのぼのシーン
  • お下劣な掛け合い
  • 感動的なストーリー性
  • おじさん同士の恋愛
  • キャラクターの裏切り
  • ゲイノベル的な性愛描写
  • 立場を超えた葛藤・愛憎劇
  • シリアスな死亡シーン
  • 厳密なオリジナル設定の踏襲
  • ファースト以外のキャラ登場
  • オレも仲間に入れてくれ!
  • オレもイラストなら描けるぞ!
  • オレこそガノタだ!!
  • もっとハチャメチャにやれ!!
  • 主役のアムロ・シャア・ララァ目線のお話
  • とにかくガチムチで汗臭い男の友情と愛憎劇
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