今回初めての投稿で下手くそな内容だと思うのですがどうか温かい目で見てください
第1話 Re:プロローグ 転生
魔女教大罪司教。それぞれが世の理を超えた権能を持ち、己が欲望のままにその力を使い全てを破壊する生きた厄災。
その内の一人であり魔女教最高戦力、強欲の名を冠する大罪司教レグルス・コルニアス。
──そんな彼の命はたった今尽きようとしていた。
──────。
ああああああ。ああああああああ。ああああああああああ
思い出した。今、思い出した。
「僕をコケにした七十九番とペテルギウスが大事にしていたガキだ」
「ふざけるなよ! これで僕が死んであの娘が母親とペテルギウスの仇をとるなんてっ反吐が出る!」
「あの女が僕が死んで喜ぶなんて、絶対に許さない、絶対に絶対に絶対、絶対、絶対、ぜっ……たい」
本来の正史であれば彼はここで人生を終え強欲の魔女因子はナツキ・スバルの手に渡る筈だった
既に屍と化した彼の体に異変が起こるまでは……
ドクンッ
獅子の心臓は再び鼓動を開始する。
今ここに新たな強欲が誕生した。
***
「エミリアたん、スッキリしない顔してんね」
ジッと、レグルスの沈んだ穴を見つめ続けるエミリア。その横顔にかすかな憂いがあるのが見えてスバルはそう声をかけた。
あの凶人に対して、同情すべき点は欠けらもない。その点はエミリアも同感していたはずで、土中の末路に心を痛めることなどないはずだが。
「レグルスのことなんだけど……私どこかで会ってた気がして」
「初対面じゃなかったってこと? それなら、いつ」
「それがね、思い出せないの」
スバルの問いかけに、首を傾げた。それは奇しくも、土中に沈むレグルスが絶叫したのと同じタイミングだった。
そして、新たな強欲が誕生した瞬間でもあった。
「だったら教えてあげよう」
運命の歯車は加速し止まるところをしらない。この結末がこの世界に一体どの様な影響を与えるのか、今はまだ誰も知るよしもなかった。
「(フッ決まった、これこそ俺が望んでいた強欲ムーブ第一歩! あ〜やばい俺カッコ良すぎない? しかも生エミリアたんかわいいすぎんだろ! あーマジ結婚したい今からでも無理やり連れて帰ろうかな? いやでもラインハルト目の前にいるしなーそれにさすがに原作カップリングを引き裂くのは気が引けるし、まぁここは予定通り意味深な台詞吐いてずらかる通称"意味深な敵キャラムーブ"を遂行するとしますか)」
一人のバカを除いては……
ー時間は少し遡りー
突然だが諸君俺はたった今転生した、より正確には憑依転生といったところか。
俺は前世では特に何かしたというわけでは無い。
普通に生き、普通に就職し、普通の家庭を築き、普通に死んだ。そんな可も無く不可も無い人生だったと思う。
そして前世の俺は無類のアニメ好きでもあった。特に転生ものが好きで何度も頭の中で妄想し現実との差異に落胆したことだろうか。
そんな中で俺が一番好きだったアニメがあるその名はリゼロ正式名称『Re:ゼロから始める異世界生活』というよくある転生系のアニメである。
そして俺はこの作品の中でレグルス・コルニアスと言うキャラが一番好きだった。
この作品を知っている人からすると頭おかしいんじゃねえの? と思われることだろう、事実自分でもそう思う。
何故ならこのキャラ、リゼロ屈指のグズである。
何せこいつ100人の妻を持ちながら、気に入らないことや癇癪を起こすとすぐ妻を殺し初対面の女性には処女かどうかを質問しそうでなければ即殺すという頭のいかれた童貞なのである。
そのくせ強さはあのリゼロ界きってのキングオブチートことラインハルトさんと舐めプしながら互角という素質だけなら最強のなろう系主人公だ。(まぁ中身がノミ以下なんですけどww)
その分無駄にプライドが高く、馬鹿正直に攻撃全てを真正面から打ち砕いて自分が優れていることを証明しようとしたり、絶対に本気を出さないところなどとても勿体なく能力が宝の持ち腐れ状態なんですよ。
正直俺の方が上手く権能使えるなんて思ったりもしていた。そして今、気づけば俺はレグルスになっていた。
「マジか」
あぁ神様、前世の自分は一体何をやらかしたのでしょう、まだレグルスになるまでは良い、こいつは性格以外は素晴らしいスペックを持っているからだ。
だが、タイミングが悪かった。
今の俺がいるのはプリステラの地下つまり主人公達に倒された後だってこと……
だがそうだとしたらおかしな点がいくつかある。まず初めに俺自身に一切の傷が無いということ。
主人公達にやられたレグルスはそれはそれはとんでもない傷を負っていた筈だ。権能の無敵化が破られ上空から叩き落とされたのだから当然だ。
そして二つ目、自分の体の中に新たな力を感じるということ、もしかしてこれって俺という異物が混ざったことで新たな力が発現したってこと?
早速俺は試しに水に向かってこの権能を使ってみた。
すると何ということでしょう、水が逆流し始めたではありませんか、もしかするとこれは……
「時間が巻き戻ってる?」
なるほど、ふーん……
この力あったら、獅子の心臓のデメリット消せるくね?
【朗報、俺最強の力を得る】
……マジで? ヤバくね? これあればラインハルトさん余裕ですやん?
フハハハ、もう何も怖いものは無い、第3部完‼︎
そうと決まればオメーラやることは一つだよなぁぁ
男なら誰しもが想像したであろう
俺が長年憧れて来た夢を叶える時が来た!
それは……
意味深な台詞を吐く強キャラムーブ
さあ早速準備するとしようか、どう登場しよう今のうちに口調を変えておくか。
「さあ、僕はどう立ち回るべきか」
あぁ楽しみだ、今この瞬間から主人公はお前だけじゃなくなったぜ、ナツキ・スバル。この物語をどう変えてやろうか……オラ、ワクワクすっぞ!
ーそして現在ー
「「ッ?!」」
「お前、なんで……」
「生きているのか、とでも言いげな顔だね、君の言っていることは正しいまさかこの僕が一度死ぬことになるとは、実に貴重な経験だった、よければぜひ一言お礼を言わせてくれないかな」
ナツキ・スバルにはレグルスの言葉が頭に入っていなかった。
確実に倒した筈の相手が無傷で、あろうことが死んだ事に対して感謝を述べようとしている事態に脳が理解を拒んでうまく話すことができない。
だが次に
「しかも、まさか一度のやり直しもしないで強欲の大罪司教であるこの僕を打ち倒すとは……どうやら僕としたことが君の実力を見誤っていたようだ」
「……は?」
それは彼から思考能力を奪うには十分すぎる言葉だった。
今まで例外を除いて誰にも話してこなかった、いや、話すことのできなかった魔女の呪いであり彼を英雄たらしめる唯一の権能。
ナツキ・スバルという男の存在証明、それをあろうことか例外と同じ大罪の名を冠する者に言い当てられたのだから彼の動揺は測りしれないものであった。
「おや、何か不味いことでも言ってしまったかい? と聞きたいところだけど……やめておこう、さっきの意趣返しって訳じゃないんだけどここはあえてこの言葉を君に送ろう」
──そしてレグルスは呼吸を整えて一言。
「その顔を見れば十分だ」
「ッレグルス!!」
その瞬間、何者かが割って入りレグルスに向かって音速を越える攻撃を繰り出した。
「ラインハルト!」
ルグニカ王国最強の騎士であり歴代最強の剣聖ラインハルト・ヴァン・アストレアが繰り出した一撃は、凄まじい轟音と共にレグルスを吹き飛ばした。
常人であれば体がミンチになる程の威力であり、人間相手に繰り出す攻撃では無い。
しかし、レグルスはまるで何事も無かったかの様に立ち上がり話し始める。
「あのさ、いきなり攻撃するなんてどうかしてるんじゃないかな? だいたい僕は今彼と話していたってのに急に割り込んできたかと思えば、蹴りを入れて吹き飛ばすなんてこれって僕という個人に対しての権利の侵害だよね? 僕と話したいならさ話し終わるのを待つなりやりようはいくらでもあるよね? それなのに君は一方的に自身のやりたいことを僕に押し付けてそれも対話では無くいきなり暴力で解決しようだなんてとても常人の判断とは思えないね、僕は他人のことを尊重せず自分の考えばかりを一方的に主張する輩が一番嫌いなんだそう言った連中ははっきり言って死んだ方がマシだと思っているんだけど君はどう思う? さっきから黙っているそこの君確かエミリアだったかな?」
一瞬驚いて固まった彼女だがすぐに冷静さを取り戻して答えた
「私はそうは思わない、それにあなたが言っていることはあなた自身のことだもの」
エミリアはレグルスをじっと見つめて迷うことなく問いかける。
「そんなことよりもあなたは私のことを知っているの?」
しばしの沈黙の後、先に口を開いたのはレグルスだった。
「もちろん知っているとも、何せ間接的とはいえ君の故郷を滅ぼし母親が死んだ原因はこの僕にあるからね」
「っ?!」
エミリアはここに来て一番の怒りをあらわにする。いつもの彼女からは考えられ無い敵意がレグルスを射抜くが当の本人は全く気にしていない。
「それでだ剣聖、今の話を聞いて僕を逃す気はあるかい?」
「もとより逃すつもりはないがますます見過ごせなくなったよ」
普段と口調は変わらないが今の彼からはとてつもない怒気が放たれている。それは敵意を向けられていないスバルですら恐怖を抱く程の……
「成程、どうやら僕に逃げ道は無いらしい」
そして強欲は、遊びにでも誘うかのようにラインハルトに向かってある言葉を口にする。
「ラインハルト・ヴァン・アストレア、僕レグルス・コルニアスは貴殿に決闘を申し込む……こんな感じで良かったかい?」
一度負けたのにも関わらずレグルスは自分の勝利を微塵も疑っていなかった。しかしどこまでも相手を舐め腐る態度だけはあい変わらずだった。
それでもさっきまでのレグルスとは明らかに何かが違う。ラインハルトの本能は目の前の男に最大限の警笛を上げていた。
だからといってこの決闘を受けないという選択肢は彼に無いのだが。
「その決闘受けてたとう」
『最強』対『最凶』の戦いが今、幕を開ける
(さて、この力は一体どれほどのものか試運転も兼ねて試させてもらおうか……剣聖)
いざ書くとなったら思ったより難しく多くの時間が必要でこんなに大変だとは知りませんでした。続きは内容が決まったら書くと思うので今後ともよろしくお願いします。