皆さんは正月何して過ごしました?
自分はサッカーの全国大会を見に行ったのですが、帰り道が渋滞していて、車の中で年が明けました。
最後に投稿期間がこんなにも空いて大変申し訳ございませんでした!!
※ほんの少しのネタバレを含みます
真夜中、すでに良い子のみんなは確実に寝ているであろう時間帯、男が1人暗い森の中を彷徨っていた。
そう俺だ!!
オッス、オラしがない一般憑依転生者!
幼馴染も恋人も居なかったし、背後から黒ずくめの男に殴られた訳でもないが、いつのまにかポックリと逝ってしまった。
そして目が覚めると、俺はレグルスに成り代っていた。
転生したと即座に理解した俺は、その場にいた主人公一行へ咄嗟に前世からの夢である、意味深な強キャラムーブをかましてしまい、何やかんやあってとりあえず魔女教に居候しようかと考え適当にブラブラしていたのだが…
「何か考えごとですかコルニアス司教。先程から思い詰めたような顔をしていますが…」
ーおいコイツは一体どういう状況だ?
迷子になって早数日、とりあえず魔女教の誰かと接触してアジトにでも連れて行ってもらおうかと思っていたんだがな。
まさかお前とエンカウントするとは……最高か?
一応簡単に説明すると、俺の目の前にいるコイツの名は【虚飾の魔女】パンドラ。
エミリアの故郷をレグルスと襲撃そのついでに母親を殺し、ペテルギウスことジュースさんが大罪司教になったきっかけの存在。
しかも、俺がラインハルト相手に時間稼ぎをした時に出した【先代剣聖】ラインハルトの祖母を殺害したのもおそらくコイツ。
そして何よりも恐ろしいのはその権能、事象の改変。文字通り自分が思い描いた結果を生み出すという概念系チート。それに加えてこの圧倒的なビジュアル。更にCV釘宮理恵。
能力、見た目、声という三種の神器全てを合わせ持ち、物語の黒幕的ポジションでありながらミステリアス、痴女、合法ロリな欲張り属性セットも兼ね備えたキャラクター。
それがこのパンドラ(推定400歳以上)なんだよなぁ!
俺を引き立たせるにはこれ以上ない舞台装置だとは思わないかい?(暗黒微笑)
それにしてもこの作品、顔は良いのに中身がとんでもない連中が多過ぎるよーギャップ萌えって笑える範疇超えてるよー。
特にこのパンドラは、あのレグルスですら顔で選ばない程の破綻者と言えばどれだけヤバい奴かというのがみなさんにこれでもかと伝わると思う。
でも俺は顔さえ良ければオッケーです!
そんな彼女も魔女因子のせいでこうなった的なことを誰かが言っていたような…まあ今の俺には関係の無い話だ。その役割は俺じゃないしな。
とまあ、そんな見た目だけはヒロイン銀髪ロリな魔女というより痴女ことパンドラ様がなんのようで?もしかして俺に会いにでも来てくれたの?ウレシイナー(棒読み)
「何だかとても失礼なことを考えている気がするのですが…まあ良いでしょう。それで今日は一つコルニアス司教にどうしても確認したいことがありまして、少々お時間をいただいてもよろしいですか?」
…え?、マジすか?
あのパンドラがそんなことのためにわざわざ会いに来たと?
てっきりプリステラ関係で近くに来ているものと思っていたが…
…これは完全に予想外だ。まあ既に原作から大きく離れている時点でこんな風にイレギュラーが発生することも増えてくるだろう。
要するに俺のアドリブ力が試されるってことだ。今後のためにも良い機会だしここは落ち着いて相手の出方を探るとしよう。
「いいさ、君の質問に答えてあげよう。とは言っても僕は無駄なことが嫌いでね、君と話す時間はあまりにも惜しい。どうか手短に要件を伝えてさっさと僕の前から消えてくれるかい?」
「おや、随分と嫌われたみたいですね。私は貴方を…全ての信徒の方々を愛しているというのに。」
…愛してるねぇ、サテラ然りパンドラ然り、魔女ってのはその言葉好きだよね〜発情期ですかこの野郎。
「あのさあ、君達魔女って生き物は本当に人の話を聞かないよね。僕はさっさと用件だけ伝えて目の前から消えろと言ってるんだよ。人が気を遣ってやってるのにさあ、そんな僕の気持ちも汲み取れないでよく魔女教のトップにいられるよね。多くの人間を導いていかなきゃいけない立場の君が、僕という個人の考えを何一つ理解できないなんて話にならないな。それに黙って聞いていれば僕を馬鹿にするのもいい加減にしてくれるかい?全ての信徒を愛しているってことは、そこに僕も含まれているだろうけど、それは一方的な押し付けであって僕個人に対する権利の侵害だよね?そもそも魔女なんかに愛されたいと思うやつなんてこの世に存在する訳がない。いるとしたらそれは狂人かよほど愛に飢えた獣くらいだよ。とても人間のすることとは思えないね」
彼女はその無表情な顔と裏腹にどこか嬉しそうな声色で聞き返す。
「それはつまり、私や貴方は人間ではないと、そう言いたいのですか?」
「…へえ、随分と言ってくれるじゃないか。確かに君の言うとおり僕は君と同じ化け物の部類に入るだろう。その力も精神構造も何一つが周りの定義する人間とはかけ離れているからね。あの剣聖の受け売りだけどこれだけは覚えおくといい、僕はただの化け物じゃない、君のような化け物を殺す化け物だ」
ここで先手必勝!!
あっコイツに手出したら死ぬわと思わせるドス黒いオーラ!!
ー次の瞬間、彼らの周りが突如として暗くなる。
だが、実際に暗くなったわけではなく側から見れば光が飲み込まれたと錯覚する程の重圧が殺気として放たれていたに過ぎない。
一流の騎士や凶悪な魔獣ですら、生物としての格の違いを思い知らされる絶対的強者としての圧。
一般人であれば発狂して即自害するような実体を持つ恐怖。
しかし彼女は、正面から浴びているそれをそよ風のように受け流し、むしろ喜びの表情を浮かべている。
それは、彼女もまた常識では測れない化け物である証明と同時に、レグルスとの対話を、心の底から楽しんでいる証でもあった。
彼女自身、争うことは好きではなく平和的に解決したいと考えているのだが、何故か言葉ではなく殺意が返ってくることがほとんどで、まともに会話ができる者は数少ない。
故に今この瞬間は、彼女にとっても素直に楽しいと思える至福のひとときであった。
「なるほどそれが貴方の考えなのですね…ああ、やはり対話と言うのは素晴らしいものですね」
ええホントに素晴らしい!!
けっこう本気の殺気を飛ばしたというのにその余裕!一般人くらいなら恐怖で一生のトラウマになるくらいなのに(死にます)
ただ立っているだけなのにミステリアスを保ちつつ、格も下げない。この二つを完璧に両立している。
さすがは現代まで生き残った最後の魔女!全ての仕草から謎に包まれた強キャラ感をビンビンと感じるよ!
君のような未だ謎多い黒幕キャラはいくらでも読者に想像力を与える無限の可能性を秘めているんだ。
ただ対等に会話をするだけで、相手の格をグッと引き上げる君の特性は本当に素晴らしい!
ぜひ、今後ともよろしく願いたいね。なにせ君は僕の思い描くストーリーのジョーカー的存在なのだから。
お近づきの印として、ここは一つレグルス名物クソデカ構文でもプレゼントしてあげようじゃないか。
ほんの数秒後に頭が痛くなるような言葉の嵐を受けるとは知らず、薄く微笑む彼女は年相応の少女のように見える。
…やっぱりこんなにも可愛い子が400年以上も生きた魔女だなんて今見ても詐欺だろ。
その可愛い顔で一体どれだけの人の人生を狂わせてきたのか…ホントにおもし、恐ろしい子!
でも大丈夫、俺はそんなことはまったく気にしないさ。これから君は俺の強キャラとしての演出装置だ。それ以上でもそれ以外でもないんだよ。
「君がどう思うかなんて心底どうでもいいからさ、さっさと本題に入ってくれない?まったく、君と違って僕は暇じゃないんだ。こうやって無駄な話をしているうちに僕個人の貴重で有限な時間は刻一刻と減ってるんだよ、君はそのつまらない話で気分が良くなっているのかは知らないけど、僕にとっては心底気分が悪いしこれっぽっちも興味のない話だ。それをこっちが黙っていればペラペラと話続けちゃってさ、これって僕の権利の侵害だよね?君のその低俗で中身の無い脳みそはいい加減他人への思いやりというものを覚えた方がいいと僕は思うんだ。その方が相手に対して不快な思いをさせないし、今こうして無駄に過ごしている時間も少しはマシな使い方ができると思うよ。まあ君ほど自分勝手な癖に権力だけは持っているような輩からすればむしろ気を使われる側なのかもしれないけどさ、僕みたいな堂々の立場を持つ者と会う時くらいはもう少しその小さな頭を働かせたらどうかな?とまあかなり長く話してしまったけど君も僕に意味もなく無駄な話をしたんだ。これくらい最後まで話す権利が僕にあると思うんだよね。それにこの話は今後の君自身にとってもなかなかに有益な話になっただろう?僕がわざわざ今の君に足りていない要素を懇切丁寧に説明してあげたんだ。これで君もほんの少しは完璧に近づけただろうさ。この世で最も完璧で完成された個である僕が言うんだから間違いはないし僕は何一つ間違えない。これで次会った時に何も解決していなかったらそれこそ君は本当に救いようのないろくでなしな魔女だろう。まあ僕は話の内容次第だけどできれば君とは二度と会いたくないけどさ、一応は魔女教という組織のトップなんだからしっかりしてもらわないと僕も困るんだよ。上が無能だと下まで軽く見られてしまうから君は立場という物をもう一度ちゃんと自覚した方がいい。今すぐ君を殺して僕が魔女教を率いてもいいんだけど君を殺すのは少しばかり骨が折れるからね。今だけは素直に君の話を聞こうじゃないか、でもまたつまらないことで関係ない話をした時はどうなるか…忠告はしたさ、後は君の捉え方次第だ。パンドラ」
すごいなこの体、こんだけ話して息切れ一つしないのかよ。それによくもまあペラペラと出てくるな。体に染み付いた癖みたいなもんか。
「あら私としたことが、何せ久しぶりに"対話"というものができてつい嬉しくなってしまいました。では、私が聞きたいことは一つ」
「あなたは一体何者ですか?」
…は?
アナタハイッタイナニモノ…アナタハイッタイ…何者?
ふふふ…ハハハハ…アーハッハッハ!!
なるほどなるほど、そうか!!そういうことか!!
駄目だ、気を抜いたら口元が緩んでしまう。それは
あまりにもパンドラが板につきすぎてその可能性を見落としてしまっていたよ。
分かったぞお前の正体が!!
お前は…
お前は俺と同じ転生者だ!!
何故その可能性を疑わなかったのか、俺という前例がいる以上その可能性は十分にあり得たはずだろう。
おそらく原作では死んでいるレグルスが生きていることで俺が自分と同じ転生者かどうか気になったってところか。
それにその本人と見間違う程の溢れ出る気品とミステリアスオーラから察するに
…まさか!?お前の目的は!?
「その質問の前に一つだけ聞きたいんだけど、今になって僕の前に現れたわけ、そして君の目的を知りたいんだ。同じ魔女教同士、僕にはそれを知る権利がある。それに僕は君の質問に答えるんだ。君も僕からの質問に答えるのが筋ってものじゃない?しかも僕だけが自分の情報を教えるというのは、公平性に欠けると思わないかい?」
どうだこれなら答えるしかあるまい。仮にお前がパンドラとして役作りに徹しているなら、これを答えぬ道理はないはずだ。
「…ええ、確かにその通りですね。まず、私が今になって現れた理由ですが、先程も申し上げたように、あなたが何者かを知りたかったからです。レグルス・コルニアスという存在は本来、あの日あの場所で終わるはずだった。ですが、現にあなたは生きている。だからこそあなたが
そしてパンドラは、その蒼く美しい瞳でじっとこちらを見つめてくる。
なるほど、俺達の間に言葉など必要無いということか!だが今のではっきりと理解した。
お前の本当の目的、それは…
意味深な台詞を吐く強キャラムーブ!!
まさか俺以外に同士がいるとはな!その言葉遣い、そのミステリアスさは本物に勝るとも劣らない。俺がレグルスとしてその域に達したのは十代半ば…
本当はもっと聞きたいし語り合いたいこともあるが、それは互いにとっても野暮ってもんだ。
それに俺達は最早魂で繋がっていると言っても過言では無い!言葉なんぞ交わさずともその目を見れば十分だ!
待てよ、夜月明かりが照らす中、魔女と大罪司教が2人意味深に話し合っているこの場面…めちゃくちゃかっこよくないか!?
まさかパンドラ、お前…初めからこのシュチュエーションを作るために?
俺の考えていることに気づいたのか、パンドラは薄く笑みを浮かべこちらを見つめ返す。
…これは認めるしかないな、誇れお前の脚本力は今の俺より遥か高みにある。
ここは一つや二つ語り合いたいところだが、せっかくこんなにも心踊る舞台を用意されたんだ。
ならこちらがすべきことは決まっている…
俺は今から全力でレグルスを遂行する!!
ー覚悟は良いか
ー俺はできてる
さあ!思う存分楽しもうじゃあないかパンドラ!いや、マイベストフレンド!
***
「…フフフ、ハハハ、アーハッハッハッハ!!やはり気がついたか、【虚飾の魔女】…いやここは【聖女】と言った方がいいかな?」
その言葉に私は少しばかり驚きを感じたのは言うまでもないでしょう。しかも彼は、私のことを【聖女】と呼んだ。彼は知っている、この身に宿る虚飾の秘密を…やはり彼はコルニアス司教ではない、その皮をかぶったナニカだ。
最初に声をかけた時からおかしいとは感じていました。まるで理想の誰かを演じているような立ち振る舞いに、いつもの彼であれば、癇癪を起こし殺しに来るような場面でも至って冷静に返答できていました。
一つ一つは些細な違和感でも、レグルス・コルニアスという人間を知るからこそ、その異質さが大きく目立つ。
何より彼は本来、この場にいるはずが無かった。
私は目的のため、魔女の遺骨を回収するよう大罪司教の皆さんを動かしたまでは良かったのですが…
しかしその結果は、憤怒の大罪司教の封印、強欲の大罪司教の敗北という魔女教にとって決して少なくない被害をもたらすものでした。
私は、この結末を私の持つ叡智の書によっていち早く知ることができた。
だからこそコルニアス司教が生きており、本来の力には到底及ばないといえ、あの【嫉妬の魔女】を追い返したとなれば自ら足を運びこの目で確認しようとするのも当然でした。
そして今、その判断は間違っていなかったと強く確信できました。
過去に自分が手を下してきた数々の英雄達。今のコルニアス司教からは、彼らと同じ強い意思と覚悟を背負った者の気配を感じます。
今までの承認欲求と自己顕示欲の塊であった彼が絶対に持ち得ないであろう決意のこもる瞳はギラギラと輝き、まるでこちらの考えを全て見通しているかのように鋭く、美しかった。
だからこそ少しだけ探ることにしました。あなたは知っている筈だと…その結果、まさか今の時代で【聖女】と呼ばれることがあるとは、彼は虚飾と憂鬱、聖女と勇者の関係について一体どこまで知っているのでしょうか。
あまり気が乗りませんが、最悪、権能の使用も視野に入れなければなりませんね。
もっとも、今の彼に通用するかどうか…
「君の推測は正しい、確かに僕は本物のレグルス・コルニアスでは無い。だが、偽物かと言われればそうじゃない。僕はレグルス・コルニアスでありレグルス・コルニアスは僕なんだからね、僕は僕以外の何者でもない。君もそうだろう?」
やはり彼は、私の知るコルニアス司教ではない、しかしその体は紛れもなくコルニアス司教の物、となれば魂を入れ替えた他考えられませんね。
強欲の彼女も魂の転写について研究していましたし、強欲の魔女因子には私の知らない秘密があるのかもしれません。
「今この瞬間、君と僕の目的は同だってことを確信したよ。でもどれだけ完成された個である僕からしてもこの道のり(意味深な強キャラムーブ)はかなり険しい物だ。それは君自身が一番分かっているんじゃない?」
その言葉に私はどこか納得せざるをえませんでした。実際この100年間で、目的に近づいたとはいえ、滞りなく順調に進んでいるとは言い難い。
「そこで君に提案があるんだけど、これといって難しいことじゃないし、何か君にとって不利益となることでもない。ただ少しばかり君の時間を貰うことになると思うんだけど、大したことじゃない。僕からの提案はただ一つ」
「僕と一緒に来てくれないかい?」
「言っておくけど、別に強制というわけじゃない。君には君のやり方があるだろうし、僕がその方法に口出しすることはない。それに嫌だと思ったのなら断る権利がある」
その提案を聞いた私の頭には、疑問が尽きませんでした。私の記憶が正しければ、コルニアス司教は私のことを嫌っていたはず…いえ、それは以前の彼でしたね。
今の彼も口では嫌っているように話していましたが、私に対する嫌悪感というのはあまり感じませんでした。
ですが理由を尋ねておいて損はないでしょう。
「何故そのようなことを?話が終わったらすぐに目の前から消えろとおっしゃったのはあなたではありませんか?これは一体どういう心境の変化でしょうか」
すると彼は、痛いところをつかれたとばかりにほんの一瞬、顔を顰めましたがすぐさま表情を切り替えその理由を答えてくださいました。
「先程言ったことは…すまない撤回しよう。だがそれは、互いのことを知らなかったからだ。しかし今の僕と君の目的は同じだ。君を誘った理由を知りたいなら、答えは単純、それが僕にとっても利益になるし、何よりも君は1人じゃないんだと言いたかっただけさ」
それに、と彼が続け様に言った言葉は、長年私が待ち焦がれた物であった。
「僕はもっと君を理解したいんだ」
思えば私は、常に怒りや憎悪を向けられていた。他人同士全てを理解できるわけではありませんが、この数百年私の考えを理解してくれる者、しようとしてくれる者は誰1人いなかった。まして相手から歩み寄ってくることなど、私が記憶する限り一度たりともなかった。
コルニアス司教を名乗る彼は一体誰なのか、私の正体や目的をどこで知ったのか、以前の私であれば権能を使ってでも無理やりに聞き出していたのでしょうが、そんなことはどうだっていい。
彼は…彼だけはこの世界で唯一、私の味方でいてくれる。それが着飾った虚飾の言葉であるかは、彼の目を見れば一目瞭然でした。
「君のその(原作への)愛は尊敬に値するよ。ここまでやれたのは間違いなく君の(パンドラになりきる)努力の成果だ。それは何よりも誇るべきことだと僕は思う」
誇るべきこと、ですか。私は自分の行いは正しいのか、時折不安になることがあります。
どれだけ信徒の皆さんのために尽くしても、そうでない方達からは、長らく理解されなかった。それは今までもこれからもそうなのでしょう。
だからこそ私は、より多くの方々に理解してもらうように、分かり合えるように、魔女教の教えを見込みのある方に布教し続けた。
それでもあくまで私と同じ目線で、対等に考えてくれる者はいなかった。
いいえ、いるはずがないと心のどこかで諦めていたのでしょう。
今この時までは…
「この世界の誰もが君の思い(意味深な台詞を吐く強キャラムーブ)を理解しなかったとしても、僕だけはその全てを肯定しよう」
なんでしょうかこの気持ちは、どこか懐かしくも心地よい、心の隙間を埋めてくれるような無条件の安心感は…
もっと彼のことが知りたい、彼のことを理解したい、彼をもっと…愛したい
今までのそれは私以外で形作られた物、長らく眺め続けていたのは、あくまでその表層にすぎず、本質を理解することはできなかった。
なるほど、これが…
「ふふふ、やはり"愛"というのは、こんなにも素晴らしいものだったのですね」
ああ、今の私は一体どんな顔をしているのでしょうか
生憎、今は私と彼の2人だけ…でもどうしてか、この時間がどうしようもなく愛おしい。
いまだに手を差し伸べてくる彼を少しでも長く見たいと思うのは、身勝手でしょうか?
ですが、いつまでも彼を待たせるわけにはいきません。名残惜しいですが、機会はいくらでもあるでしょう。
「さあ、君の返答を聞かせてくれ」
その手を取るのに迷いなどいらなかった。
「ええ、こちらこそ
「?…ああ、よろしく頼むよ」
もう絶対に手放したりはしませんよ
レグルス(偽)勝手に色々と勘違いして勝手にテンションぶち上がったバカ。本人はやらかしの重大さに気づいていない。
パンドラ(本物)勝手に勘違いされてレグルス主に脳を焼かれたと同時に、この世界でのヒロインに決定してしまった。なお性格や人柄はまったく変わっていないので普通に魔女してる。
違う…違うんだ!俺はただデレるパンドラが見たかっただけなんだ!!
やったことの重大さは認めるが後悔はしていない!
パンドラのデレからしか取れない栄養はいずれ癌に効くと信じています。
パンドラの秘密?本当の目的?自分もまったく知りません