異世界迷宮でロマンスを【完】   作:ノイラーテム

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スキル結晶

「この場所を水屋と呼び、ここから上水道を分岐させる。母屋には料理用、離れ(・・)には風呂を沸かすための分量を。洗濯物はここで行うし、露天温泉にはここから適当に区切ったスペースまでだな。もっとも何処まで拡張するかでも変わるんだが」

 

「承知しました。となると銅管はその周囲になりますね」

 

「ああ。結局は火に当てる面積調整の問題だからな」

 

 あれからルミと現地での生活体験による相談を繰り返した。

 

実際にどの程度の大きさが居るとか、細かいニュアンスに関しては現場でなければ判らないからだ。その上で銅管が必要な理由は、水の移動という意味だけではない。火で焙ることで水を沸かす訳だが、水は分量少なくスペースが狭い方が速く温度が温まるのだ。焼いた石をプールに投げ込んでも水は温まらないが、少しばかり区切った水たまりなら温泉の代用には成る。そして銅管を焙れば、中の水を沸かすボイラーになるわけだ。もちろん専用の鍋みたいな中間貯蔵庫があっても良い。

 

「他に大掛かりな物は何かありますか?」

 

「そうだな。鉄板というか銅の板で大人数の食事を作りたいんだが……。銅の厚さであったり、火元との距離で温度調整。後はサラマンデル……鉄板の上から温める、銅の棒があっても良いな。上下させることで、上から焼き目を付けたり、熱気で中を蒸すんだ」

 

 昭信は大きなフライパンで水に溶いた小麦を焼いていく。

 

つなぎ(・・・)には卵のほか、根菜を練って入れることで粘りを出してシート状に何枚か焼いた。後は乾燥マカロニを軽く茹でてシートの上に置き、刻んだ野菜と薄切りにした肉を載せていく。最後に焼いた金属製の蓋でプレスすれば、『●●風お好み焼き』の完成である。ちなみに広島人はネットミームほど名称を気にしないので大丈夫だ。本当にキレるのは、『あれはお好み焼きではない』とよく分からないレッテルを貼られ、『あれをお好み焼きと呼ぶな』と言われることだからな。

 

「承知しました。みんながこちらに揃い次第、その辺りを製作する事にします。他にも何かあれば大抵の事はこなしますよ」

 

「あえて言うなら肉を薄切りにする機械だが……その辺は包丁で行けるからな。鉄の串があれば、屋台モドキの料理が出来るぐらいだな」

 

 そんな風に週一回は経験則をまとめた会議をやっている。

 

五日戦って一日休日。それとは別に何処かで会議を行い、その日は半ドンとなるスケジューリングになる。買い物をする為に大きな町へ転移するのもその日になるので、基本的にこちらは不定期であった。

 

「俺は仲買人の所へ顔を出すから、ルミは鍛冶師のギルドに行ってくると良い。おそらくは問題ないはずだ」

 

「才能が必要なので確実とは参りませんが……頑張ります」

 

「ルミなら問題ないさ。信じているというよりは確信だな」

 

「……何かご存じなのですか? あ、いえ。秘密ですね」

 

 この日までに何度か戦い、彼女は探索者レベル10に至っている。

 

俺がソロで戦った後で何度か連れ回し、修業を積ませたり感想戦による反省会もしている。もちろんその過程で棍棒を振り回させて鍛冶師の条件はクリアしているし、念のために剣や槍で攻撃させたりもしておいた。一見判り難くしているが、ルミは鉱山主の娘だったのだ。技術者が自分のコツを隠したりするのも知っているだろうし、既得権益の為に情報を秘匿している事に気が付いたのだろう。そして鍛冶師はドワーフにとって花形のジョブであり腕力修正でパーティー戦闘力も向上する。ドワーフの貴族たちを中心に、経験則の積み上げがあってもおかしくはないからな。

 

「念のために移動費込みで金をいくらか持っていけ。ただし買い出しはいずれ日を改め、みなが揃った時にでもやろう」

 

「はい。登録だけだとは思いますがありがとうございます」

 

 小口現金用の箱を用意して、そこに定額の金を入れておく。

 

何か必要経費があった場合は、そこから購入し、遣った分は常に補充するシステムにしておいた。銅貨なんかあっても面倒なので全部放り込んでも良いくらいだが、奴隷全員を信用できるわけでもないので、定額システムにすることで『誤魔化せないから盗まない』と予め釘を刺すことにしておいたという訳だ。

 

「必要そうな物が五つほど集まりましたのと、情報もいくらか」

 

「それは助かる。特に情報はどれだけあっても良い」

 

 シュナイドラーの所に顔を出し、五つのスキル結晶の代金を支払いに来た。

 

コボルトが二枚、牛、はさみ式食虫植物、兎。高速で突撃する俺の戦闘スタイルに見合った組み合わせであり、揃った段階で即座に声を掛けたのはセンスを感じる。この時点で用意してくれたのは実にありがたい。現地産の武器でも戦えるなら、奴隷の為に獲得経験値二十倍をセットできるからな。

 

「コボルトが五千五百と五千三百。牛が四千。はさみ式食虫植物が五千五百。兎が四千九百。合計で二万五千二百ナールですな。なお、コボルトと兎は誰かが試しているのか高止まりしています。暫くはこの傾向が続くでしょう。はさみ式植物は人気であり、あまり落ちないようですな」

 

「なるほどな。追加発注の前に情報の方を聞いておこう」

 

 金の精算を行いつつ、改めて情報を求めておいた。

 

流石に相場の情報自体が俺に対して価値があるとは思っていないだろう。あくまで価格に対する担保であり、もし俺がスキル付与のギャンブルをするようならば、高くなるから止めておいた方が良いですよという釘を刺す行為なのだろう。原作では主人公が出物を狙った時に忠告していたが、シュナイドラーは二手・三手先を読んで最初に告げたと思われる。

 

「まずは学者の間で未分類の情報から参りましょうか。装備名が変わる事から違うスキルなのでしょうが、判別の難しい効果なので別名にするか悩ましいスキルだそうです。二つありまして一つは防御無視、もう一つは動作速度低減となります」

 

「うん? ああ……効果のほど区別つき難いという事か」

 

「そういう事になりますな」

 

 代金として並べた銀貨をつつくとシュナイドラーは頷いた。

 

実に学者然とした仕草であり『良くできました』とでも言う表情だ。そして俺はこのことから、原作で主人公がデュランダルに比べてフラガラッハの火力が低過ぎると判断した話を思い出した。要するにこの世界に置けるスキル名が正式に決まってないので、ブラヒム語を日本語に翻訳する段階で齟齬が出ているという訳だ。下位のカードが二割/四割、上位のカードが半分/全て。と仮定すれば何となく想像は出来る。

 

(剣のダメージが10、両手剣が12と仮定して攻撃力五倍でデュランダルもフラガラッハも威力60。素材で微妙に差がついてそれも五倍になるのか、五倍抜きでそこそこの差と考えてみよう。デュランダルが100でフラガラッハが90くらいの差が無いとしても、防御無視の割合が違えば更に10程度の差が出かねない。ボーナス武器のランクが1であっても、これでは大きく異なるよな)

 

 スロット数を誰も分からないので素材の差で威力に差もあるだろう。

 

現地人がスキル無しのオリハルコンの剣で戦うくらいなので、それなりの差が無いとわざわざ使わないだろう。となると五倍は載らずに素材毎に5くらいの差があると考えれば割りとあり得るのではないだろうか? オリハルコンの上にもう2つ素材があるそうなので、フラガラッハがオリハルコンで、デュランダルが最上位の金属だと思えば想像し易い。その上で火力にそれほどの差が無くとも、防御値が半減と0では『累積して』大きな意味があるのだ。

 

「前者は武器を構成する素材の差と、攻撃を受けるモンスターの防御力の差で判り難くなる。幾つもの防御無視を付けた装備を用意するのは現実的ではないし、それこそモンスターによっては防御が固い物も低い物も居るので参考にならない。だから検証に付き合ってくれる者も少ないからデータが集まらないという事だな?」

 

「おそらくそうなりますな。しかし、頭ではなく物で見れば実に判り易い」

 

「俺の国には『百聞は一見に如かず』という言葉がある。物にも依るが」

 

「なるほど」

 

 シュナイドラーは俺の応えよりも、説明に使った銀貨に注目した。

 

商人なのに『金で遊ぶな』とは口にしない。銀貨の枚数で実例を示したことで、『割合で防御を無視するスキル』という実感が持てたのだろう。彼の頭脳ならば意味は理解していただろうが、戦わないのでどれほどの差が出るのか微妙だっただろうしな。

 

「金額にも依るが下位のカードは発注しよう。防御の硬いモンスターも居るし、普段は攻撃力二倍の方が便利でも、階層によって使う事になる。ところで何のカードなんだ?」

 

「トロールですな。相手次第なのもあってサイクロプスよりは安いようです」

 

「よりにもよってあの愚鈍そうなトロールが? ……いや、死の妖精の側面か」

 

 どのモンスターから出現する結晶化で値段に差が出る。

 

その為に尋ねたのだが意外な相手だった。だが、伝承を紐解けばそれなりに納得は出来る。世界的に有名なムーミン・トロールは別としても、本来のトロールは死を象徴する精霊なのだ。国民的人気アニメのトトロがその名前に由来することから、主人公の女の子たちは実は死んでいたのではないかという胡散臭い話も有ったりするのだ。そして最上位のトロールが『白羽の矢の狒々』みたいな存在なら、それなりに納得できる話だった。

 

「もう一つの方は蜘蛛から出る結晶で、武器に使うと少しずつ相手の回避速度が遅れ始め、防具に使うと相手の攻撃速度が遅れ始めるそうです。ただ性質上、それほど有効でもないようですな」

 

「最上位のカードを使ったとしても高が知れそうだしな。こっちは不要だ」

 

 おそらくだが蜂の結晶が持つ、ダメージ増進の速度版だろう。

 

リアルタイムで戦うMMOや狩り系のゲームならまだしも、普通の『モンスター相手』には微妙過ぎる効果である。何しろスキルスロットの数が判らない以上、無理に試すほどの効果ではないのだ。何度も攻撃するボスであろうとも、『間に挟まってはいけない』という追加ルールもあると思われるのでどうしようもない。精々がタンク役の騎士なり竜騎士が余った防具に入れる程度だろう。微妙な能力の代わりに、攻防どちらにでも使えるのではないだろうか。

 

(ただし、最上位の効果次第では対人戦の為に秘匿されてる可能性はあるな。モンスター相手で苦戦する世界なんだ。人間を殺すための装備なんか公表できるはずもない)

 

 モンスター相手に不評なのに、対人では使えるのか?

 

それはイエスという他はない。貴族が相手を殺そうと計画した時、あるいは決闘で同格の相手と戦う必要が出た時。その時に、僅かな遅れで最終的な決着が変わる可能性もあるだろう。前者は奇襲だし後者はタイマンなのだ。諸条件が調整されて、有用化するのである。そんな物を重要視できるという事を言いふらされたくはないので、たとえ気付かれていたとしても、口に出す訳にはいかない内容に成る。

 

「それで他にはどんな情報を?」

 

「せっかくです。もう少し話をしていきませんかな。茶も用意させていますので」

 

「……そうだな。お言葉に甘えるとしようか」

 

 学者的に未分類の情報から始めたので、次は判り易い情報だろう。

 

そう思って続きを促すとシュナイドラーは人を呼んで茶を淹れさせる。香り高いハーブティーを楽しみながら話すべきネタを思案し始めた。自分で振った医学的ネタではあるが、実のところそう話題が多いわけではないのだ。

 

「そうだな。以前にした風呂に関わる話で石鹸について話そうか。石鹸そのものは汚れを落とす効果に他ならないが、その汚れの中に病の元が隠れているとされている。放っておけば揮発していく強い酒や酢と併用することで、病の元を断てる確率が高まる訳だ」

 

「傷口を水で洗え、無ければ小便でとよく言いますな」

 

「それは毒や泥の話だな。石鹸や酒はもう少し作用が強い」

 

 話題なんかそうそう思いつかないので、作る予定の石鹸の話でもしよう。

 

原作ではロクサーヌとエッチすることも兼ねて制作された石鹸だ。風呂を作る話をした段階で石鹸もいずれ作る心算ではあった。これは自分でも使うが、エレーヌ達に贈ったり、不動産を扱っていた店が風呂屋をやり始めたら売り込みに行くつもりだったからな。奴隷が何人もいるからコイチの実を沢山購入してもおかしくは無いし、清潔さを保つことで、風呂の健康効果を高められるであろう。

 

「その上で、だ。石鹸はただ作るだけではなく香りを付けることも出来る。そしてこの茶が香り高いように、健康に良い薬草を混ぜ込んで健康を保つのにも使える。一つ一つの効果は微々たるものでも、すべて累積すれば大きな差が出るだろう」

 

「確かに。言われてみれば王侯や上級貴族の方はみな健康ですな」

 

「言っておくが俺は遊び人皇太子とは違うぞ?」

 

「ははは。そういう事にしておきましょうか」

 

 そんな他愛のない話をして暫くティータイムに興じた。

 

一つ一つの知識は見知った物だが、組み合わせることでシナジー効果を増すという仕様。シュナイドラーは難しい命題を解いたというよりは、まるでパズルを組み上げる為のピースを見つけたかのように他愛なく喜んでいるようだ。

 

「話の続きなのですがな。カエルに跳躍に関する効果、つぼ式食虫植物にHP吸収の効果があるそうです。それと鳥に敏捷性を向上する効果がある結晶もあるそうですが、非常に人気でまず出回らないとか。安くても二万、まず身内で使ってしまうことが多いようですがね」

 

「そうだろうな。俺でもそうする。まあ、その辺りは最終形で良いだろう」

 

「最終形……ですか? なかなかに聞きなれない言葉ですな」

 

「目先の装備と良い素材の武具に使う最後の締めというところかな」

 

 やはりというか、残りの情報は想像通りの内容だった。

 

カエルの跳躍効果は微妙だが中層のモンスターなのでそこまで安くはなく、つぼ式食虫植物がHP吸収なのは何となく想像できた事だ。敏捷性に関わるのが鳥であるのは流石に想像できなかったが、鷹狩りを考えれば何となく理解も出来る。その上で敏捷は回避だけでなく体捌きや移動にも少しは関わっているだろうし、誰が使っても良い効果である。これに獣戦士のビーストアタックが敏捷由来であることを考えれば、高額になるのは当然だろう。それこそ狼人族の貴族が買い漁っていてもおかしくはなかった。

 

「全てが揃った時に、何を用意するかは理想次第だ。だが目の前に問題があって、対処できる方法も予算も限られている。先ほどの話で防御が硬いモンスターの階層がどこかにあって、しかし全体では防御無視よりも詠唱中断の方が遥かに有効ではある。HP吸収があれば奴隷が死に難くなるとしても、詠唱破棄を揃える方が確実に安全だからな」

 

「なるほど。いずれ欲しいし、最後までには集めるとしても今では無いと」

 

「そういう事だ」

 

 予算がふんだんにあれば別だが、今は火力もあるし敏捷性は要らない。

 

また回避に寄るHP維持も含めて付けるにせよ、出合い頭に一体・二体と倒してしまう上に、神官の全体手当や薬もあるので無理には良いしHP吸収ですらスロット枠の問題で弾かれてしまうのだ。時間を掛けてダマスカス鋼の剣で四枠を探すとしても、その費用も考えれば膨大な物になる。やはり何十万かの予算を確保する方法は考えておくべきだろう。

 

「つぼ式が安いなら鍛冶師に隻眼を目指させる経験の一環で、二重付与をやらせても良いがな。やはりその為の予算が問題に成る訳だ。なんとも世知辛い」

 

「二重付与ですか。博打の中の博打ですぞ。おやめになるべきでしょう」

 

「隻眼の条件やもしれぬ。ならば生涯の何処かで一度は試させるだけのこと」

 

 本来であれば話す必要のない推測だった。実際、ルミにも話してはいない。

 

古より存在する『隻眼のナニカ』を考えていく時に、『目を痛める』以外に『偏る』『吟味』『見抜く』『芸術性』などが出てくるのだ。歳経た鍛冶師に審神者、芸術家に魔術師などなど。それを考えれば可能性の一つとして、様々な挑戦や、系統立った挑戦が条件足り得た。詠唱遅延を複数回と詠唱中断など、鍛冶師ならば誰もが試す内容だろう。そこから詠唱中断とHP吸収であったり、MP吸収と知力二倍などであれば、自然と原作主人公ですらセリーに実行させるに違いない。だからこそ複数スキルの組み合わせ吟味をやらせるわけだ。

 

「隻眼を目指させるのですか……。ならば止めることはできませんな。ただ、成功した場合は教えてくださると幸いです」

 

「おいおい。普通は俺が相当な歳になっているはずだぞ」

 

「その時まで何とか生きていることにしましょう」

 

 冗談めいた話の中で、簡単に情報を消化しておく。

 

残りの予算も限られた中で、次の発注に関して考えておかねばならない。コボルトは必須として、他に何を頼むべきだろうか? 鋼鉄の剣で三枠を探すか、ダマスカス鋼の剣で四枠を待ち続ける時間も考えなければなるまい。

 

(手持ちは残り4万。購入成功時の代金を考えれば2万を切っている。剣はひとまず鋼鉄として最優先でMP吸収、サイクロプスと詠唱中断か? カエルと鳥はひとまず要らんが二枠以上の足防具は欲しい。こちらは鉄としても……待てよ、防具であれば別に足じゃなくても良いのか。最初はお試しでスロットのある皮鎧でも良いな)

 

 昭信は素早く自分の希望を切り捨てた。

 

いずれ予算がふんだんに使えるようになってから考えれば良いのである。そう考えればフラガラッハの代用品としての現地産武器が必須になる。そうなるとMP吸収を付けてビーストアタック(足りなければスラッシュも)というのが前提になってくるわけだ。そこに詠唱中断があれば下位互換ながら戦える訳で、獲得経験値二十倍込みで暫く成長重視で戦えば良いと判断したのであった。

 

「コボルトを二個追加しよう。それと水流剣や水触剣など魔法に関わる付与した時の効果について調べてくれるとありがたい。ダメージの属性が人魚なら水に変わるまでは良いとして、コボルトを使うとどうなるか知らんでは買うかどうかも決められんしな。そういったことも含めて、追加発注に関しては見合わせたい」

 

「なるほど。この結晶で成功するかも分かりませんしな。手数料は千ナールですが……ご確認はよろしいので?」

 

「ここまで話を引っ張った男が詐欺を働くのか?」

 

「ははは。それもそうですな」

 

 ひとまず無理をせずに余計な買い物はせず、使う予定のコボルトのみだ。

 

それなら買う予定の物が少々高くなっても問題は無いし、慌てふためいて金策をしないでも済む。また、属性剣の効果次第ではまた武器に付ける付与の内容が変わりそうだったので、無理には頼まなかったのである(威力が上がるのか、時間が延びるのか、魔法が飛ぶのかなど様々な可能性があった為)。

 

そして帰宅した昭信は、鍛冶師になったルミと共に最低限の修練を積み、スキル付与に問題なく挑めるだけの下地を積んだのであった。

 

●買い物と微成長後

アキノブ・タケダ。狼人族。♂。24歳。獣戦士17レベル。

 

 活性枠。入替枠。

 

獣戦士17/英雄12/剣士20/探索19/神官11。村人5/戦士3/薬草採取士10。

 

 更新順(古 → 新)

 

キャラクター再設定1、鑑定1、詠唱省略3、ワープ1、必要経験値十分の一(31)、5thジョブ(15)。

 

武器5(31)、獲得経験値十倍(31)、腕力1。もしくは獲得経験値二十倍(63)との入れ替え。

 

 

ルミ。ドワーフ。♀。17歳。鍛冶師5

 

 

資金。2万2000ナール

 

小口現金。3000ナール(常時調整)

 

入手。スキル結晶五枚。鋼鉄の剣(空き、空き、空き)、ウッドステッキ(空き)。

 

スキル結晶管理用。コボルトx2、ハサミ式食虫植物、牛、兎。

スロットのある装備。鉄の剣(空き)、鋼鉄の剣(空き、空き、空き)、ウッドステッキ(空き)、皮の鎧(空き)。




 鍛冶師ゲット、スキル結晶も購入。いよいよ次回でスキル付与です。
そして武人ビルドでも獲得経験値二十倍と、経験値効率二百倍になる予定。

●鉄板焼きグリルとサラマンデル
 スペイン文化圏にある上下から挟む鉄板焼きですね。
何もしない時は普通の鉄板なので、お好み焼きとかステーキ焼けます。
作るのは趣味であり、他の作品との差異を作るくらいの理由ですね。

●原作に無いスキル結晶
 誰もが思うツボ式やカエルや、それとは別に一風変わった蜘蛛・トロールを考えてみました。

・つぼ式食虫植物。HP吸収。
・カエル。跳躍強化/二倍。
・蜘蛛。動作速度低下。安価。
・トロール。防御無視(20%/40%)
・鳥。敏捷強化/二倍。高額設定。

『蜘蛛』効果。動作速度低下。
 武器につけると攻撃するたびに相手の回避動作が下がり、防具につけると防御するたびに攻撃動作が下がる。一回ごとの差が小さく、蜂と同じで誰かが挟まったり、攻撃や防御失敗で効果が失われるので人気は低い。
ただし決闘を代理で行う者や、貴族・大商人に雇われた暗殺には有用と思われる。

『トロール』防御無視。
 武器の名前は違うので効果が違うが、スキル名は未分類で同じである。
下位の結晶では20%/40%の低下率となり、上位のカードでは50%/100%低下する。原作主人公がデュランダルとフラガラッハの差を『MP吸収の差のみ』と判断したことに対して、あり得る可能性として『翻訳元の名前が無い』と判断した結果。日本語的にはスキル防御貫通で、鎧通しなどの武器銘がつくのではないかと思われる。大地の妖精ではなく死の妖精としてのイメージを元に選びました。

『鳥』高額商品。
 誰にとっても損のない効果であり、この作品ではビーストアタックは敏捷補正+@と考えている為、狼人族が買い漁って居るという設定。

●デュランダルとフラガラッハの差
 どちらも形状は同じ大剣でスキルがほぼ同じなのに、なんであの結果?
そう思った結果、『素材の差』+『防御無視の比率』と考えました。その上で……。

A案。素材の差1~2ダメージx攻撃力五倍=10ダメージ

B案。素材の差5ダメージ前後x2=10ダメージの差

C案。キャラの攻撃力が五倍であって、素材やランクは付与最大数あまり関係ない。

 こう考えた時、真っ先に外れるのがC。
現地人的にはこれでも良いけれど、主人公が弱い時期だからありえない。
AとBは主人公にとってあまり変わらないけど、現地人の武装を考えると最もあり得る。そこに敵が10p分の装甲を持っていたとして、半分残ってると5ダメージ分の差、10ダメージの差と合わせて15くらいのダメージ差があったのではないかと考えてみました。

武器ダメージの例。
・片手剣10
・両手剣12
・素材毎に+5。攻撃二倍・五倍はここには載らない。

・銅の剣。12+5(1)
・鋼鉄の剣。12+15(3)
・オリハルコンの剣。12+40(8)
・フラガラッハ12x五倍+40(8)。防御無視50%
・デュランダル12x五倍+50(10)。防御無視100%

●属性剣
 コボルト使った時の効果が分からないんですよね。
ダメージの変換率が50%→100%と変わるのか、遠くまで飛ぶようになるのか、それとも時間が2ターン以上になるのか? その辺が決まってないので、今のところは武器の結論が出てません。お金が無いのが一番の理由ですが。

剣士30レベル時の派生職があるとして、何の条件が必要だと思いますか?(使えるとも覚えるとも限らない)

  • 一意専心。剣だけでトドメを刺し続ける
  • 武芸百般。多数の手段を使ってトドメを刺す
  • 常在戦場。船の甲板や高地で戦う
  • 人間の殺害数が重要。迷宮では無理
  • 最初の文明設定が重要だから無理
  • 剣士自体が派生職。50レベルだけ
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