異世界迷宮でロマンスを【完】   作:ノイラーテム

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ソードマスター

「剣士の派生職が本当にあったんだな……」

 

 探索者と剣士レベルが30に到達し、派生職が増えていた。

 

一つはいつもの料理人であるが、もうひとつ見慣れないジョブが存在した。その名は『ソードマスター』どう見ても剣士の派生職だろう。原作主人公が見つけてないのは、剣でトドメを刺し続けるとか条件でもあるのだろうか? そのパラメーターはと言うと……。

 

『ソードマスター』

 

器用:小成長。敏捷:小成長。

 

スキル:ガードブレイク。シャープエッジ(※)

 

(能力傾向は『炎の紋章』のソードマスターに似ているな。ひとまず試してみるか)

 

 能力傾向的には料理人、まとまり具合は暗殺者や博徒に似ている。

 

特定の傾向に特化したジョブであることを窺わせる構成だ。剣士の頃には存在した腕力の小成長が消えているが、これは剣技で戦うジョブであるということを示しているのだろうか? 好きだったシミュレーションゲームに出てきた名前なので気に入ってはいる。

 

「名前的にも試すとしてもお前だろう。まず生死不問タイプじゃないだろうしな」

 

『っ!』

 

 昭信がスパーリング相手に選んだのは四層ボスのパーンであった。

 

魔法を唱える前に走り込むが、離れた位置で発動などはしなかった。そのまま詠唱妨害の付いた剣で斬撃を浴びせると、相手の姿勢が僅かに崩れ、怒りを覚えたような目を向けていた。パーンは体勢を立て直すと同時にジャンプによって離れて再び詠唱することを選択したようだった。

 

「威力は上がってない。能力値依存技ではないのか。次!」

 

『!』

 

 今度はビーストアタックも載せてガードブレイクを放った。

 

だが、いつものビーストアタックのダメージが通っただけであり、特に追加ダメージが増えたような気はしない。念の為に連続で何度か斬りつけてみるが、ダメージ増進のように威力が増していくという事は無かった。

 

『っおおおおお!』

 

「見え見えだ。そんな動きじゃロクサーヌでなくとも避けるのは容易いぞ。しかし、いまいち判らんな。蜘蛛のスキル結晶にあるという、相手の隙を作り出す効果でも無いようだが……。まあ、念の為にこうしてみるか」

 

 二度も魔法を中断させられ、パーンは強引に殴り掛かってきた。

 

だが腕を斬るように攻撃したこともあり、体勢が不十分なので無理やり攻撃しただけの分かり易い一撃だ。昭信は僅かに下がってこれを避けると、オーバーホエルミングを発動。袈裟斬りに乗せたガードブレイクを放ち、返す刀でもう一度ガードブレイクを放ったのである。

 

「……何も分からないのと同義だな。レベルが低過ぎてまだ駄目なのか、そもそも人間用なのか……。もしかして、これは現在の防御を崩す技じゃなくて、次から防御や受け流しをさせない技なのか?」

 

 パーンを一方的に攻撃しているが、剣士は既に30レベルに達している。

 

しかもモンスターは基本的にガードなんかしないので、先手を取れば一方的に攻撃し続けられるのだ。姿勢が崩れたら攻撃し難いのは当然だし、先読みして待ち構えていれば避けられないなんてことはまずない。そんな微妙な状態で戦い続けても、得る物はあまりなかった。

 

「ダメージが増える技じゃないし、練習用の棒切れで人間相手に使ってみるか? 少しばかりレベルを上げて効果を高めてみるとして……問題はもう一つの方だな。シャープエッジ。こいつは鋭い威力の刃なのか、それとも鋭い動作の刃なのか……」

 

 能動的に放つガードブレイクは、おそらく受け流しをさせない技だろう。

 

モンスター相手には使い難いが、対人戦用だと思えば普段は使わないジョブとスキルだと思えば納得は出来る。問題はもう一つの『シャープエッジ』であり、パッシブ系で少しずつ強化されるタイプなので判り難いのである。

 

「威力が上がった様子はなし……デュランダルを試してみても火力が上がってなかったら、剣を振る速度が速く成る感じかな? とりあえず料理人も同じくらいまで上げて今日は終わっておくか」

 

 そしてボス周回をしてレベルを上げてもあまり変わった様子はない。

 

昭信の斬撃は元から隙が無く、大振りの一撃を放つことはあまり無いので参考にならないのだ。もっとレベルが上がれば変わるかと思い、暫くは様子見をする予定であったという。

 

●リザルト

アキノブ・タケダ。狼人族。♂。24歳。獣戦士26レベル。

 

 活性枠。入替枠。

 

獣戦士26/英雄21/剣士30/探索30/ソードマスター10

村人5/戦士3/薬草採取士24/錬金術師1/神官25/料理人10

 

 

 更新順(古 → 新)

 

キャラクター再設定1、鑑定1、詠唱省略3、ワープ1、必要経験値十分の一(31)、5thジョブ(15)。

 

獲得経験値二十倍(63)もしくはデュランダル(63)もしくは獲得経験値十倍(31)と結晶促進三十二倍(31)。端数はいずれもMP回復速度上昇。

 

 

ルミ。ドワーフ。♀。17歳。鍛冶師16

 

資金。3万1000ナール

 

小口現金。3000ナール(常時調整)

 

スキル装備。加速の皮鎧。強権の鋼鉄の剣(詠唱中断、MP吸収、空き)

 

スロットのある装備。鉄の剣(空き)、ウッドステッキ(空き)、

 

特筆すべき項目。大量の皮。皮防具増産中。緑魔結晶。貯蓄中の紫魔結晶

 

現代品の代用レシピ。石鹸・ラムネ菓子




 と言う訳でアンケートの結果、剣士の派生職を出してみました。

能力的にはFEのソードマスター、ボーナス武器もあるので聖戦の系譜です。
パラメーターも含めてモロに対人用で、レベルを上げれば格上にも有利。
そんな感じの能力になります。

アンケートで敗れた他のジョブは封印。
そのうち暇な時にデザイナーズノートに没案として出すくらいでしょう。
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