異世界迷宮でロマンスを【完】   作:ノイラーテム

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剣術指南役

「三十層のロックバードは速度と防御力の両立が厄介だ。だが、この階層でも速度差と高低差に気を付けろ。俺たちには目に見えた脅威よりも隠れた脅威の方が何倍も危険だぞ」

 

「承知いたしました。とはいえ私が盾になることには変わりません。前に出ます!」

 

 二十九層で負傷者が続出したことで、試験的にシモーヌが先に出ることになった。

 

グミスライムと戦った時の焼き直しと言ってしまえばその通りなのだが、盤面を『よく見て』から動くことにしたのだ。昭信は一番邪魔な奴を意識して倒しにいくようにして、残りのメンバーは魔法陣対処を前提として動くことに変わりはないが、陰から飛び出てくるシザーリザードなどの警戒を心がけるようにしたのだ。

 

「奴らの陰にトカゲが二体!」

 

「左側は俺が片付ける! お前たちは右を!」

 

「「はい!!」」

 

 ジャンプして上から様子を探るシモーヌは索敵役でもある。

 

着地と同時に盾役に徹するが、その間は昭信が指揮役を代わっていた。そして動き出した彼がたちまち左側のロックバードを切り捨て、返す刀でシザーリザードを迎え討っている。その頃にはヒューゴーが盾を掲げてロックバードにツッコミを掛け、足元を狙ってルミが槍を突き入れていたのである。そしてグレースがゆっくりめに移動を掛け、残る一体のロックバードに剣を叩きつけていた。

 

(やはり俺が先々に動く時と違って安全だが機敏性に欠けるな。魔法陣を潰そうと思ったら出遅れる可能性がある……が、三十四層でラピッドラビットが大量に出てくるはずだ。速度差を計算に入れた戦い方は今のうちに覚えていないと危険だ。仕方あるまい)

 

 昭信はもどかしさを抱えつつも自分を抑える戦いをしていた。

 

自分が率先して敵を倒せば良い頃は即座に戦いが終わったものだ。しかし低層での無双が可能だったのは十五層までである。そこから先は数が増える上に麻痺などの特殊能力も発動し易くなってきた。その対処に手を取られ、その次は攻撃が通じ難いグミスライム対策。それが終われば速度差を伴う混戦と武人ビルドの面倒な部分に直面してきたのである。とはいえボスであるレムゴーレムを大技の重ね掛けで一撃粉砕など、メイジビルドでは不可能な強さを見せているのだから文句を言うのは我儘であろう。

 

「このまま訓練を兼ねた戦いを重ねてファイヤーバードと戦ったら今日の戦いは終了にしよう。シモーヌはガラス製の器をエレーヌのもとへ、グレースはすまないがグスタフと一緒に午後一番で氷室に氷を買いにいってくれ。領主の館でまた逢おう」

 

「承知しました。御屋形さま」

 

「承知しました。旦那さま」

 

 とはいえ成果が出ていることもあり昭信は満足できていた。

 

三十層までくれば後は三十三層まで難関は無い。ロックバードの後はケープカープ・タルタートル・ハーフハーブと遅めのタイプが並んでいるので、ここから先はむしろ次々に進んだ方が楽なくらいだ。それでも訓練しているのはラピッドラピット対策であるし、ドロップ品である硝石を入手するためだったのである。

 

(ルミのレベルも途中で上がったしやはり適正レベルの問題だろうな。もしレベルキャップだったら上がって直ぐレベルが上がったはずだ。なら他の二人もおっつけレベルが上がるとして……ソードマスターの中位職は剣術指南役なのか。らしいといえばらしいが、むしろ剣匠の方が……いや、同じソードマスターで剣匠級と剣術指南級と言った方がしっくり来るんだがな)

 

 満足できている理由の一つにレベルが上がっていくのがある。

 

停滞していたルミのレベルがまた上がったので、ここから三十三層までノンストップで上がれば経験値が増えることを考慮しても40から41レベルまで上がる可能性は高かった。そうなれば竜革の装備が作れる可能性が高くなるし、何よりもソードマスターの中位職を手に入れていた事が気分を高揚させる。

 

 

『剣術指南役』

 

器用:中成長。敏捷:小成長。体力:微成長。腕力:微成長。

 

スキル:ソニックブレード。シャープエッジ(※)。キーンエッジ(※)。

 

 

(成長率としてはこんなものだろうが……体力なしで腕力小成長の方が強かった気はするな。その上でスキルの方は外すか(・・・)残すか判断に悩むな。ソニックブレードは遠距離攻撃として、ソードマスターと同じシャープエッジに、新しくキーンエッジだと? 鋭い刃とか斬撃という意味は同じとして……何の能力が上がるんだ?)

 

 昭信は5thで経験値四百倍を維持するためにソードマスターは外す気だった。

 

ひとまず中位職の得られる50レベルまで育てる気だったのだが、そこで得られた効果が悩ましい物だったのだ。強ければ残せば良いし、弱ければ外して他のジョブを鍛えればよい。そう思っていたところで判断に悩むような能力が出現したのである。

 

(シャープエッジが剣速を上げた技でそれが失われないように残っているとして、これを複数重ねて悪戯ができるか? いや、不要だな。そこまでの剣速で何を切るのか意味が分からん。遊び人を含めて高速の斬撃が可能になったとしてボスですら二撃目で倒せるのに使う理由がない。やはりキーンエッジの効果とソニックブレードの有用性次第だな)

 

 同じ名前のスキルが登場する例は偶にある。

 

インテリジェンスカード操作もそうだしアイテムボックスもそうだ。パッシブスキルも作者の感想返しでクリティカル発生が重複するという話だったので、シャープエッジによる剣速の上昇も累積するだろう。だがモンスターとの戦いでは間合いが広いのだ。そこまでスイングスピードを速めても連続斬りすることはまずできないし、無理にソードマスターや遊び人と合わせて超高速化する意味は見えなかった。もし決闘でもするなら一考の余地がある程度だろう。そういう意味で鍵となるのはキーンエッジなのだ。

 

(まあいい。ひとまず入れ替えてレベルを上げるか、6thジョブにして料理人なり神官と一緒にレベルを上げておくか。しかしこの調子で料理人の中位ジョブが上がった時にレア食材ドロップ率も累積するのか? それとも別計算で二回落ちるのか? 結晶や防具用の素材が落ちない以上はそこまでする理由がないんだが……気になるな。遊び人取得条件もそろそろ整うし戦士50レベル込みで考慮してみるのも悪くは無いか)

 

 ともあれレベルが上がらなければ分からないし、パッシブは更に分かり難い。

 

仕方なく昭信はソードマスターと剣術指南役を入れ替え、ついでに他のジョブの中位職を得ることも考慮し始めた。そうなってくると十八職(村人・英雄は除く。種族ジョブないし村長のどちらかも除く)が間近に見えてくるので、盗賊を得なくても遊び人に手が届くというのが大きかったのもあるだろう(商人を得て30レベルに伸ばすだけで足りてしまう)。

 

「エレーヌ嬢。本日は三十層に到達したことの報告と、ちょっとした贈り物のために参上させていただいた。少々お時間、よろしいだろうか?」

 

「構いませんよ。ただ、そちらの方をご紹介願えれば幸いですわね」

 

「それは気が利かなかった。初見だったな……グレースまずは氷の壺を日陰に置け」

 

「失礼します。貴重な品ですので挨拶を後にする非礼をお許しください」

 

 その日のエレーヌは張り付いた笑顔であった。

 

自分とは『他の女』とはいえシモーヌもルミもエレーヌから見れば身内である。それに対してグレースに関しては新顔なので序列付けは最低限必要なのだ。しかし昭信とグレースは、意外にも彼女の紹介よりも氷の方が重要性が上だとしてしまった。実際、グレースは自分のことをその程度の存在だと認識している。

 

「エレーヌ。こちらはグレースといって新しく加わっているパーティーのメンバーだ。メイドとしては最低限の振る舞いは出来るだろう。それ以上の扱いは行儀見習いをしているところだと思ってくれれば助かる」

 

「ご紹介に与りましたグレースと申します。奥方さまにはご機嫌麗しく」

 

(うーん。これは困りましたね。ライバルじゃないのは良いのですが……)

 

 想定していたよりも一段低い扱いでむしろエレーヌは困った。

 

こういうと何だが昭信にすねたポーズをしてみたかったのと、格付けがしたかっただけなのだ。しかし、氷より下の扱いの女相手に嫉妬したと思われるのも業腹である。女の子の難しい感性といえばそれまでだが、ここで収めると自分の何かが下がった気がするエレーヌであった。

 

「アキノブさま! パーティーに参加するだけであっても、行儀見習いは身内も同然なのですからその扱いはあんまりですわ。時間のある限り我が家で躾けますから、問題がなければシモーヌと一緒にこちらに寄こしてくださいまし」

 

「……旦那さま。私はどちらでも構いません。良いようになさってください」

 

「そうか。二人が忙しくない程度に頼むな」

 

 仕方がないのでエレーヌはグレースを庇うことにした。

 

少なくとも氷より下ではあるまい、手を付けて色々と覚えさせたら妾にはなるのだという理屈を付ける。これでマウントは完了するし、嫉妬を覚える必要がないならば自分がよいように色々と仕事を覚えてもらうのも悪くないだろう。そう告げるエレーヌに対し、自分は『持ち物』同然だと考えているグレースは昭信に考えを委ねた。もちろん昭信もデリカシーくらいは分かるので、エレーヌが恥隠しで色々小細工している部分は見なかったことにしたのである。

 

「そ、それはともかく……氷ですの? 削って果実の味を付けるとか?」

 

「似たようなものだな。ひとまず場所と金属のボウルを借りてくるぞ。グスタフ、その間に、水に硝石と塩を混ぜてくれ。グレースは離れた場所で酪に入れた卵黄と砂糖を頼む」

 

「承知しました。主殿」

 

「承知しました。旦那さま」

 

 グスタフは二つの中型サイズの壺を抱えており、それぞれを別の場所に置いた。

 

一つ目の壺には水が入っており、アイテムボックスを操作してグスタフが硝石とコボルトソルトを水に溶かし、グレースの置いた氷を入れてかき混ぜ始めたのだ。離れた場所でグレースはもう一つの壺を開けて棒を取り出し、既に混ぜ合わせておいた酪をゆっくりとかき混ぜていく。

 

「削り氷……ではないのですか?」

 

「それでもよかったんだがな。硝石というドロップ品は水に入れると水を奪うんだ。そして氷水を塩が冷やす効果と合わせることで、混ぜ合わせていくと急激に温度が冷えていく。そして金属のボウルをその上に置き……グスタフはもういいぞ。代わりにグレース、この中に酪を入れてゆっくりと中身を入れるんだ」

 

 氷水に塩を入れると温度が低下するが、硝石はその効果を高める。

 

硝石もコボルトソルトも迷宮品であるからか、普通の塩などより効果が高いのかもしれない。思ったよりも効果が早く現れ始め、氷水の上に置いた金属製のボウルが白んでいった。そこに酪に入れて持ってきた卵黄と砂糖が混ぜ合わされ、金属製のボウルの中で凍っていくではないか。いや、凍るというには少し緩やかだが、それは混ぜ続けることで温度が冷え過ぎないのかもしれない(最初から氷水がそこまで冷えない可能性もあるが)。

 

「わぁ……酪が固まっていきますね。なんだか良い匂いがします」

 

「街で見つけた甘く感じる香料を入れてある。思ったよりも甘くないから、砂糖を多めに足したが……想像通りの味付けになれば良いんだがな。上手くいけば削り氷に果汁を入れるより美味しくなるはずだ」

 

 昭信が用意しているのはアイスクリームである。

 

本来は実験を先にするべきなのだが、魔導師ではない昭信は氷室で買ってきた氷で代用したことから試せていなかった。もし駄目だったら頭でもかいてごまかし、冷たくて甘い酪だと言って飲ませる気であった。

 

「御屋形さま。ガラスの器と木の器を持って参りました」

 

「そこに並べてくれ。そろそろ食べられるはずだ。多分、お代わりするからグスタフには悪いが、穴埋めは今度しよう」

 

「構いませぬよ。ワシは酒呑みですので」

 

 出来上がってきた物を四人分の器に入れた。

 

エレーヌと昭信の器がガラス製であり、ペルマスクで造り易いとされたサイズの器であった。無地であるがアイスクリームを入れると、それだけで美味しそうにも見えるし芸術品にも見えるから不思議である。

 

「こんなものだろう。食べてみてくれ。もちろんシモーヌとグレースもな」

 

「では皆さん、いただきましょう」

 

「「はい」」

 

 昭信がボウルから削り取ったアイスクリームを器に移すとエレーヌが促した。

 

中身は少量ずつだがそれぞれに量の差がある。もちろんエレーヌが一番多くてガラスの器、次が昭信で器も同じ。木の器に入れたシモーヌとグレースは同じようであるが、若干少なく見える方をグレースが率先して選んでいたようだ(なお、グスタフは残りのアイスを金属ボウルで回転させ続けている)。

 

「これは……冷たくて美味しいですね! 味わいも濃くて癖になりそうです」

 

「牛乳ではなく酪を使って卵黄を混ぜたからな。濃い味が好まない者は牛乳を混ぜて、卵黄ではなく卵そのものを使うと良い」

 

 エレーヌと昭信だけが会話しており、残りの者は遠慮していた。

 

二人きりの空間を演出するためであるが、それでもシモーヌは口に出さないでいるのが辛そうだった。それでも我慢できているのは、主人であるエレーヌが嬉しそうだからだろう。

 

「酪……ですか。砂糖もたくさん使ってますし大変そうですね」

 

「それはそうだが努力すれば迷宮で採れるともいえる。その意味で一番高価なのは氷になるだろうが……これは魔道士がいれば解決する問題でもあるな」

 

「「「っ!」」」」

 

 もっと食べたいけれど高額なので、また食べたいとは言えない。

 

そう我慢しようとしたエレーヌに対して昭信は笑って可能性を見せたのである。そう、エレーヌがパーティーに加わり、いずれ魔道士のジョブを得ればいつでも可能である。そんな未来を示したのであった。

 

「で、では……本日参られたのは……」

 

「そうだ。三十層に到達したと言っただろう? ここから倒し易いモンスターが続くから三十三層も問題なく越えられるだろう。そうなったらパーティーに加わってほしい……。いや、違うな。婚約を正式に行いたいのだが良いだろうか?」

 

 エレーヌが口開いたところで昭信は本題に入った。

 

ドロップ品でアイスクリームが作れるようになったのはあくまでついでなのだ。三十層に入ってこれからの目途が付き、プロポーズではないがそれに近い話を持ち込むためである。

 

「も、もう……。アキノブさまったら、そんな事を急に言わなくとも……」

 

「それはすまなかったな。だが、これでエレーヌを迎えられることが分かっていてもたってもいられなくなったんだよ。お互いに両親が居れば、家の者に任せて吉日を選んだのだろうがな」

 

 昭信はデリカシーは分かるが空気は読めないので一気に話をすませた。

 

それはそれとして申し訳ない気持ちもあったので、エレーヌが可愛く抗議するのをみて申し訳そうに微笑むのであった。そんな様子を周囲の人間は利かせて中座し、一時的に部屋の外にいって誰も来ないと知っているのに見張りをしたという。

 

「先ぶれの使者の段階から用意しないと駄目だろうか?」

 

「駄目じゃありませんよ。でも、もう少し気を利かせていただきたかったというか……。でも、嬉しいです」

 

 昭信が立ち上がって手を伸ばすと、エレーヌも同様に立ち上がって手を取った。

 

そして二人は抱きしめ合うことでしっかりと触れ合ったのだ。よくよく考えればこれまで機会はあったのにもかかわらず、ロクに触れても無かったような気がする。

 

「用事だけなら根回しの話とかもあるんだが……今はよいか」

 

「はい。お力のことなど私も聞きたいことはありますが、今は聞きたくありません」

 

 そして二人は見つめ合うと唇を交わしたのである。

 

●リザルト

 

アキノブ・タケダ。狼人族。♂。24歳。英雄50レベル。

 

 活性枠。入替枠。不要枠。

 

英雄50/剣豪28/百獣王25/勇者17/剣術指南役5

 

薬草採取士27/神官27/剣士50/探索43/獣戦士51/ソードマスター50/料理人32(一時的に6thジョブにして入れ替え)

 

村人5/錬金術師1/僧侶1/魔法使い1/戦士30/賞金稼ぎ1/騎士1

 

 更新順(古 → 新)

 

キャラクター再設定、鑑定、必要経験値二十分の一。65

 

獲得経験値二十倍・5thジョブ。詠唱省略。79。余りは結晶促進。

 

ルミ。ドワーフ。♀。17歳。鍛冶師39

 

シモーヌ・ナーシャ。狼人族。♀。23歳。騎士38

 

グレース。人族。♀。22歳。暗殺者35レベル

 

資金。29万5000ナール




 という訳で三十層並びにソードマスターの中位ジョブです。

●今の苦労
 実は三十三層まで楽勝なのですが、先に訓練しておいた感じです。
何しろ三十二層から敵が六体、三十四層からボスが二体で下層のボスが雑魚で出てきますからね。まあ、それも愛所のラピットラビットが一番の難関なので、そこを越えたら楽になるんですが……。

●剣術指南役。
 ソードマスターの中位職です。ソードマスター(剣匠)からソードマスター(剣術指南役)になった感じですね。

『剣術指南役』

器用:中成長。敏捷:小成長。体力:微成長。腕力:微成長。

スキル:ソニックブレード。シャープエッジ(※)。キーンエッジ(※)。

 能力的には微妙、場合によっては外すも止む無し。スキル次第なジョブです。
ソニックブレードは強力な技と混ぜると効果範囲がブレるので、思ったより強くなりません。もちろん遠距離攻撃が可能な時点で選択肢としては有用なのですが……人間との戦いはともかく、モンスターと戦って強いのか? という構成ですね。ちなみにキーンエッジは相手の防御を下げて計算する技で、防御無視の仲間です。防御無視が割合で装甲を無視するのだとしたら、こっちはレベル分の装甲点を低く計算するもの。両立はするのだけれど、やはり微妙なスキルになります。何がやりたいかったと言うと……シャープエッジの重ね掛けでFE聖戦の流星剣(連続攻撃)、キーンエッジと防御無視で月光剣(装甲無視)になります。

●エレーヌとの婚約とアイスクリーム
 山間の大きな村なので氷室があって、氷を買えます。
そして氷があれば、塩と硝石で低温化を引き起こしてアイスクリームが作れます!

というのと、三十層になって三十三層攻略に目途が立ったので、家老いろと根回しの始まりですね。次回に寄り親に話をする件とか、婚約用の装備品の話とか、ついでにペルマスクの工房主を呼んだりする話になります。
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