オッドアイ少女と同棲、そして世界が変わる 作:古明地こいしさん
お互い荷物の確認をするためそれぞれ別行動にした。と、言っても1階がアインハルト、2階が俺だ。なんでか気にはなったがその疑問は直ぐに解決された
「アインハルト...様子見に来たはいいが...なんだこの部屋」
筋トレグッズばかり...えっ、アインハルトってやっぱり格闘系か
とはいえこれ相当高い...バーベルも...あとはサンドバッグも...サンドバッグって安物だと数千円で買えるけど高いのだと数万だろ?ユミナから聞いた。というかあの子ほんとにそういうのに詳しすぎる
「見ての通り私の部屋ですが?」
なにその、見て分からないかって顔は。分からんわ!どこの世界に自室をトレーニング部屋にする少女がいるんだよ!?そういうのは専門のとこでやるんだよ
脳ミソ筋肉かって
「ちょっと来い」
アインハルトを引っ張る。アインハルトは言われた通り着いてくるため手を離すが、アレを見たあとだとごねられたら力じゃ勝てませんよね俺
女の子に負けるって男としてどうよ
「地下室?」
「さっきアインハルトの部屋に来る途中、部屋を見て回ったんだがここって、アインハルトが好みそうな部屋だと思ってな」
部屋の内装を見せると、アインハルトは笑顔ではなかった。が、その目は輝いていた
あの親が言った意味、理解できたわ。女の子らしい部屋っての
「移動は手伝うよ」
「あ、大丈夫です」
「...やっぱり信用されてない?」
頬をかきながらたずねると
「い、いえ!ここまでしてもらって信用してないなど...ただ...」
「ただ?」
触られたくない、もしくは恥ずかしいとかかな
「鍛錬になりますので!」
脳筋だった
「それにしてもアインハルトが1階だった理由がまさか筋トレ系部屋になるからか...まぁ2階でやられたら絶対ドンドンうるさいだろうからな」
クリアによると地下室は防音であのエースオブエースの1番軽い砲撃なら耐えられるとのこと
逆に言えば普通の砲撃だとあの空の女王は壊せると
高町なのは、恐るべし
名前を知ってる理由は管理局勤務目指してるんだし有名どころは知っておかないとな
と、コーヒーを飲んでいたらアインハルトがやってきた
「お疲れ様、アインハルトもコーヒー飲むか?」
「ではお願いします」
「砂糖とミルクは?」
「ミルクだけお願いします」
ん、と応えてコーヒーをいれるとアインハルトに渡す
「落ち着きます」
「俺と一緒なのにか?」
「はい、むしろ相手がレイさんでなかったら断空拳を当てています」
その断空拳が何かは知らないが信用されてるって事でいいんだよな
「さて、これから生活においてのルールと役割分担を決めたいんだがいいか?」
「はい」
クリアに頼んでモニターを出してもらう。記録もかねて
「まずは料理だがこれは当番制にするか?それとも俺が引き受けようか?」
「そう...ですね、私が夜しっかりといるか分からないのでお願いできますか?」
夜遊びする予定あるんかい、あんな鍛えときながら夜遊びとはまぁ凄い趣味をお持ちで
「んじゃ遠慮なく俺が担当する。洗濯、流石にアインハルトのを俺が洗う訳にもいかない、かといって別々にしてるとお金も時間もかかる。だからどっちかが妥協しないといけないが」
「私の衣類は大丈夫ですよ」
「よくない、流石に男として出来るわけないだろ、とりあえずだ。洗濯に関しては任せていいか?洗濯するものは洗濯カゴに入れとくからさ。もちろん別々の買って」
「ど、努力します...」
まぁここは彼女に覚悟決めてもらわないとな、さて、ここからが本題だが
「掃除なんたが、自室とトレーニングルーム?地下室?以外は俺がやっとくよ。どうせトレーニングとかで忙しいんでしょ」
「う、はい」
「あとはお金の工面だが、親がなんとかしてるらしく、今から引き出しにいく。もちろんアインハルトの分もあるし、引き出すついでに家に足りないもの買おうと思うから一緒に来てくれるか?」
「はい、分かりました」
飲み終えたようで立ち上がるアインハルト、俺は居間の電気を消して出ようと靴を履いて、玄関を開ける時、忘れていた事があった。一応お互いを知ってるとはいえ一緒に住むことになったんだ。やることしとかないと
「レイ・マクスウェルだ。よろしく」
俺の手を見てこれが自己紹介で挨拶だと理解したのかアインハルトはフルネームで名乗ってくれた。アインハルト・ストラトスではなく...
「ハイディ・アインハルト・ストラトス・イングヴァルト、これからよろしくお願いします」
お互い強く握った...........
ちょっと握った手が痛くなったのは黙っとく