異能溢れる銃社会で自称最強武器片手に生きる   作:刀ってええよな

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 最強の武器って刀だよな?


始まりぃ

 

 

 唐突だが最強と聞いて皆んなは何を思い浮かべる?

 

 多分ほとんどの人は銃だと答えるはず。核ミサイルが最強!という捻くれた意見は受け付けません。

 

 だが俺の中では違う。

 

 俺が思う最強の武器とは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「A班は、ターゲットを目標地点まで護衛しろ!俺たちの班は、ここでヤツを迎え撃つぞ!」

 

 とあるビルにて、銃を武装した黒服の男たちが隊をなして一つの扉に銃を向ける。

 

「さ、流石にここまでやったら勝てますよね?隊長?」

 

「...分からん。だが、ここでヤツを殺せれば俺たち『ハンター』の名声も」

 

 ヌ、という擬音が聞こえると同時に扉が切り裂かれる。

 

「来たぞ!殺せ!」

 

 隊長の掛け声に反応した隊員たちが銃を乱射する。

 

 銃の発砲音が止まる。

 

 落ちた薬莢の音と硝煙の煙だけが辺りに立ち込める。

 

「や、やったのか?」

 

「おい!油断する...びゃ?」

 

 隊長と呼ばれていた男の顔が斜めに切られる。

 

「ひっ、ひぃ!?」

 

「隊長がぁ!?」

 

「に、逃げ...」

 

 隊長の顔が地面に落ちると同時に隊長の部下たちが続々と蜘蛛の子散らすように逃げようとする。

 

 しかし、逃走が許されるはずもなく刀を持った男に次々に切られていく。

 

 頭を突かれ死ぬ者、肩から袈裟斬りにされる者、胴体と下半身が泣き別れになった者。

 

 多種多様に切り裂かれていく傭兵たち。

 

 次第に恐怖を発する者たちは居なくなり静寂が辺りを包む。

 

「ひっ、ひっ、な、なんなんだよ?なんで刃物如きで銃に勝てっ!?ガァ!?」

 

 最後に残った明らかに新人だと見受けられる傭兵が刀を持った襲撃者に肩を刺される。

 

「...忘れるな」

 

「な、何を!?」

 

 突如として刀を持った男が口を開く。

 

「我が名は、サムライ也!」

 

 刺していた刀をそのまま斜めに動かして袈裟斬りにする。

 

 最後に新人傭兵の目に写っていたのは、窓から飛び降りているサムライだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ひゃ〜!!やっぱ、たまんねぇわ!

 

 最後の「我が名は、サムライ也」ってカッコよすぎだろォ!?

 

 ...ふぅ、少し興奮しました。

 

 どうもこんにちは!誰に挨拶してるか分からんがこんにちは!

 

 俺の名前は、刀夜で転生者だ。

 

 まさか、ラノベ好き...の友達の俺が転生するとは、人生何があるか分からんな。

 

 この世界が友達の言う原作かどうかは知らないが俺は、絶賛楽しんでいる。

 

 現在も傭兵をコロコロしてターゲットが乗ろうとしている白い車にダイレクト着地をかまそうとしいる場面だ。

 

 なんで命狙われてんのに高級車で逃げようとするのかねぇ?

 

 オラ!着地ぃ!

 

 ターゲットは、奴隷商で有名な裏社会の人間でとある組織から依頼されて俺がコロコロしに来たっていうのが今回の件だ。

 

 はいじゃあ死にましょうって危なぁ!?

 

 護衛いるならちゃんと言えよな!

 

 護衛の異能は、珍しくも無い炎系か。

 

 この世界では異能と呼ばれる特殊な能力を持つ人間がおり、裏社会のトップや最強傭兵は大体異能を持っている。

 

 もちろん俺も転生特典?かどうかは知らんが異能を持っている。

 

 俺の能力は...まぁ、いつか解説するだろって言うことで死ねぇ!

 

 首チョンパ!体チョンパ!脳汁ブシャー!

 

 工夫もなくただ炎をぶん投げてくる雑魚護衛をコロコロして怪我した足で逃げようとするターゲットを追いかける。

 

 とりあえず早く依頼終わらせて鎧のメンテナンスをしたいので早足で向かいま〜す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ、クソが!」

 

 怪我した足を引き摺りながら壁を頼りに路地裏を通る奴隷商の男。

 

 彼の経歴は、皮肉にも奴隷という立場から始まった。

 

 肥溜めのような場所で母に産み落とされ、口減しとして奴隷商に売られた。

 

 毎日、死んだような目をしながら働く同じ奴隷の奴らを見ながらも男の目は死ななかった。

 

 いつか絶対に成り上がってやる!そして奴隷商の奴らを奴隷のように扱ってやる!と、

 

 そして男は、買い取られた先で購入者を殺し会社を乗っ取り金や権力を集め昔いた奴隷商を奪い取った。

 

 彼の人生は、幸せの絶頂であった。

 

 奴隷の頃と違い清潔感のある服や、欲しいがままに手に入れることができる金、そして女。

 

 全てが男の自由のままであった。

 

 絶対に諦めてなるものか、まだまだ成り上がって見せる、裏社会の全ての権力を握って、幸せに、幸せに生きて...

 

「その命、貰い受ける」

 

 幸せに生き...て...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「課長、ヤツがまた出ました」

 

「お?今回の被害者は?」

 

 少し楽しみといった表情をする男と、その表情を見て呆れた顔をする若い女が会議室で話している。

 

「今回の被害者は、奴隷商で有名な...」

 

「いや、やっぱいいよ、奴隷商の奴らは全員死んだほうがいい。やっぱ“サムライ”は、いい仕事をするな」

 

「課長...」

 

 女は、男に呆れるような視線を向けると男は、笑いながらも違う話題を提供する。

 

「まぁまぁ、“サムライ”のことは一旦置いといて。新人はどうなった?」

 

「彼のことですか?」

 

 真面目な顔になった男に合わせて女の方も顔の表情を正す。

 

「ああ、氷菓に拾われた記憶喪失の新人君だ」

 

「彼は、変わらず自分の記憶を思い出せていません。今は、氷菓と同じ班に組み込んでいます」

 

「それでいいよ、出自は謎だが精神性的にも異能的にも彼は、この自警団に必要だ」

 

 男は、席を立ち窓の外を見る。

 

「もしかするとこの腐った裏社会をぶち壊してくれる要になってくれるかもしれないな」

 

 男は、微笑みながら窓の外に浮かぶ月を眺めた。

 

 






・ガンサイシティ

 主人公のいる場所。

 現代でいう東京みたいな場所。

 血生臭さlevel1000みたいな場所。
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