異能溢れる銃社会で自称最強武器片手に生きる 作:刀ってええよな
妖刀ほしぃ
やあ、皆んな俺だ。
今日もイマジナリーフレンドに挨拶をしていくぅ!
脳内でこんなテンション高く喋ってるけど現実世界の俺の顔めっちゃくちゃ真顔だぜ?
なぜなら、仕事中だからだ!
仕事は仕事でも表の仕事だ。
裏のお仕事は、刀持ってターゲット含む敵をズッバンしていくお仕事だが表のお仕事は、銃を整備するお仕事だ。
最初は、刃物を扱う仕事をしたかったんだがここの都市の連中は、刃物なんかに興味は無く、銃関係ばかりのお店しか無い。
そんなこんなで刃物を扱うお店を開いても閑古鳥が鳴くわけで、泣く泣く銃を整備する仕事を始めたわけだ。
まさか銃を効率的に無効化するために学んだ知識がここで活かされるとは思わなんだ。
おかげでとある自警団専門の整備士になった。
自警団の名前は、『Gun Arrest Neo 自警団』略してGAN自警団。
うん、俺でも分かる。ネーミングセンス無!
ちなみに殆どの会社や企業の名前の頭にgunが入ってるぞ。頭ん中銃弾しか詰まってねぇ。
そんな弾づまりが起きてる自警団の整備士なんだが最近面白そうな子がこの自警団に入ってきた。
彼の名前は、マグで記憶喪失で氷菓という女性隊員にここに連れて来られた。
記憶喪失で名前が分からず異能を見た氷菓が名前を付けたらしい。ネーミングセンスについてはノーコメントで。
そんなマグだが名前から分かる通り異能は、磁力を出す異能らしい。
ここで、異能について解説していこう。
異能は、正体不明の能力でいつから出現したのかイマイチ判明していない意味不な能力だ。
この異能だがもちろん特徴がある。
それは、“放出するだけ”という特徴だ。
放出だけであり放出する強さは操作できても一度放出して仕舞えば操作することは出来ない。
昨日の首チョンパした炎の異能のやつも火炎放射のように放出するだけでどっかの消防隊みたく炎を操ることはなかった。
まぁ、出してる途中だったら少し操れるから昨日のやつも火炎放射じゃ無くて海賊王目指す弟の兄みたく足止めに使ったらよかったのに。
そして、新人のマグも例に漏れず磁力を放出するといった異能を持っている。
ていうか、一回その異能で職場荒らされたし。
そのおかげでもう一回楽しい銃整備が出来たなぁ!嬉しいなぁ!おかげで傭兵たちの死体が二割り増しでバラバラになったなぁ!
まぁ、刀を握れたから良しとするかということで、
「はい、どうぞ」
「有難うございます!」
「まさか、銃を磁力で壊すなんてねぇ」
「それほど奴隷の扱いに怒ってたんですよ、彼」
受け取った銃に異常がないか動作確認している女性隊員。
彼女は、先ほど話に出た氷菓という女性で幸薄そうな見た目をしているが中身は熱血のように熱い性格をしている。
「大丈夫だったのか?」
「はい!ていうかマグくんの異能のおかげで傭兵を倒すことができたんですよ!」
「へー、ならまた今度会った時褒めとこ」
マグに会ったら頭を撫でることを予定表にぶち込み、もう少し話を聞く。
「それでどこの傭兵だったんだ?」
「え〜と、確か『ハンター』っていう新しい傭兵会社らしいです」
名前にgunがついていない。俺ちゃんポイント10点
「強かった?」
「いえ、他の傭兵会社と変わらなかったんですが異能を持った傭兵が多くて少し大変でした」
「ふ〜ん」
個人的にその会社調べとくか。
「よし!壊れる前よりも動く気がします!有難うございました!」
「いえいえ、それが俺の仕事だから」
「それじゃあ、失礼します!」
「頑張れよ〜」
氷菓が整備室から退室していく。
「...今日もやんちゃするか」
「ここだ!突入しろ!」
高層マンションの中に傭兵たちが突入していく。
ここで傭兵について解説しよう。
傭兵には主な仕事が二つある。
一つは、昨日のようにターゲットを護衛する仕事だ。仕事の割合的にこっちが多い。
そしてもう一つが、ターゲットの殺害。
昨日の俺みたくターゲットを殺す仕事で今、突入している傭兵も殺害依頼らしい。
一つ目に関しては、よくあることだが二つ目の仕事に関しては、あまり起きない。
なぜなら傭兵会社に対してあまり旨味がないからだ。
ターゲットの護衛ならばターゲット含む会社で警備すれば報酬が得られるが、殺害依頼だと被害が多数で報酬を得ても銃整備や人員補充で消えていく。
大体、殺害依頼が出るところは護衛の傭兵を雇っているため殺害依頼は両者共に旨味がない。
ならなぜ殺害依頼があるのか。
それは、ブランドを作るためだ。
私たちは、あそこの会社のターゲットを殺しましたよ、だから私たち傭兵を雇いませんか?という要するに評判だ。
ターゲットを殺すこと=強さに直結するため難しいターゲットを殺すことが出来れば護衛の依頼が増えるといった殺しの循環ができる。
まぁ、俺はまだ一度も護衛も殺害依頼も失敗してないから依頼が絶えない。
そんなこんなで正座しながら護衛依頼者の部屋の前で待機していると傭兵部隊が扉をぶち壊しながら入ってきた。
「...」
「おい、そこをどけ殺させたくなかったらな」
ショットガンを持った傭兵が頭に銃口を押し付ける。
「聞いてんのか!」
「おい!やめろ!そいつは、」
言い終わる前にショットガンを持っていた傭兵の胴が地面に落ちるそれに続くように下半身も倒れる。
「...ここを通りたければ我を倒せ。...推奨はせぬがな」
「...殺せぇ!!」
戦いの火蓋が落とされた。
さて、今回の依頼主に報酬ついでにさっきの傭兵について情報を貰お。
え?戦闘シーン?そこになければ無いですね。
ということで血振りしてから依頼主がいる部屋に突入ぅ!
「ひ!?...な、なんですか驚かさないでください!...入ってきたということは...」
俺の後ろを覗き見し安堵したような表情をする依頼主。
「有難うございます、おかげで助かりました。こちらが報酬です」
ケースに入れられた札束を確認して受け取り、傭兵について聞く。
「先ほどの傭兵について情報ですか...」
少し考えるふりをする依頼主。
「では、また護衛依頼を受けてくださるなら教えします」
う〜ん、この依頼主...まぁ、悪いことしてなさそうだからイイよ!
「有難うございます。...先ほどの傭兵は、『ハンター』という傭兵会社で最近できた所です」
ほ〜ん
「ここまでなら色んな傭兵会社と同じなんですが他に無い特徴があります」
「殺害依頼を積極的に受ける会社なのです。貴方は関係なさそうですが傭兵会社にとって殺害依頼は、あまり旨味がありません」
「ですが、その傭兵会社は積極的に殺害依頼を受けています。その甲斐あってか瞬く間にこの裏社会に名が浸透しました」
「他には、異能者の数が少し多いくらいですかね」
ふんふん、まとめると血の気が多すぎる傭兵会社〜少しの異能者を添えて〜ていう感じか。
「私が把握している情報はこれくらいです」
もう少し、詳しい情報が聞きたかったんだが...まぁいいや、感謝感謝!
ほんじゃあ帰りますか!
お、清掃員さん死体掃除頑張ってもろて。
「...私です、ボスの言う通り“サムライ”の強さは異次元です。銃を使わずに傭兵を嬲り殺しにする強さには警戒を覚えます。...えぇ、はい、ボスの言う通り“サムライ”を...」
スマホを懐にしまいソファへと腰を下ろす。
後ろに控えていた使用人に酒を注がせる。
「くくっ、目障りな奴らは全員次の計画で抹殺する...!」
持っていたウイスキーグラスを上に持ち上げ呟く。
「全てはボスのために...」
ウイスキーを飲み干しグラスを空にする。
ウイスキーを飲み干した本人は、誰にも見せられない顔をしていたが後ろの使用人は、気づくことなくウイスキーのおかわりを入れていた。
・Gun Arrest Neo自警団
主人公の職場
主に非人道的会社と対立
実は新生しておりその時にNeoがついた