成り代わりギルガメッシュは星核ハンター   作:──

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第五話

とある星にて、サイレンと銃声が鳴り響く中、現れた警備兵を剣や槍をはじめとした武具の嵐が襲う。その中心に立つのは黄金の鎧を纏った王。彼は一人、敵陣の只中で殺戮を撒き散らしながら腕を組み、堂々と歩む。

 

「ギルガメッシュ、先行しすぎないでください」

「案ずるな、我に慢心はない……つまり、無敵だ」

 

上空のヘリを殴り飛ばして撃墜したサムがギルガメッシュの隣に着地する。

自慢げに答えながら髪をかき上げたギルガメッシュに、通信越しに横槍が入った。

 

『そーゆーとこが慢心なんじゃない?』

「我は事実を述べておるのだ、戯け」

 

ホタルと銀狼の言葉にギルガメッシュは、おそらく話を聞いていないであろう表情でどこか遠くを見つめている。

 

『そうそう、この前も油断したから私に邪魔されて2位だったんだし?ちょっと前の任務の時も、お得意の油断からの爆笑をかましてたからロボットが突っ込んできたんだし』

「ロボは粉微塵にしただろう。……我が二位になったのはお前がプライドを放り投げたからだとも言える。──さて銀狼よ、今お前が握っている最新のゲーム機を誰が買い与えたか忘れたらしいな?」

『──ギルガメッシュサマハ、サイキョウ、ムテキ』

「棒読みだが、許してやろう。……初めからそう言っておけば良いものを」

 

サムは手に負えないと言いたげな様子でカフカに目線を向ける。

カフカは大袈裟に両手を上げて見せて

 

「残念だけど、彼のあれは慢心じゃなくて本物の余裕よ。彼は一度も本気で追い込まれたことがない。上手に獲物で遊んでいるだけ、決して獲物に手を噛ませないようにしながらね」

 

彼はその褒め言葉に機嫌をよくしたのか、宝物庫からワインを一瓶取り出してカフカへと投げ渡した。

 

「あら、いいの?『我が宝物庫の中身は全て一級品』、なんでしょう?」

「そうだな。だが、お前たちの褒美として、新たに相応しい品を集め、収蔵した。我の気分が良ければその中から褒美をやる」

「──ゴミ箱は!?」

「……あのようなものを我が宝物庫に入れるのは酷く躊躇したが、まぁ新品のものを用意してある」

 

星がキラキラと目を輝かせたのを見て、ホタルやカフカが苦笑いする中、増援の兵が一同の行手を阻む。

数えきれないほど多くの兵器と人が道を埋め尽くしている。

 

「カフカ、この街は消しても構わんのだな?」

「えぇ」

「──来い、『千山斬り拓く翠の地平(イガリマ)』」

 

その場にいた現地の兵士のみならず、味方である星核ハンターたちですら、その光景に息を呑んだ。

上空に巨大な黄金の波紋(ゲート・オブ・バビロン)が現れ、その内側から巨大な剣がその姿を表した。

圧倒的な威容と威圧感を持つそれが、兵士たちへ向けて振り抜かれる。

 

「て、撤退!撤退しろ!」

 

真っ先に正気を取り戻した一人がそう叫んだが、もう遅い。

それは地面を掠めるように地平線を一掃し、そこにあった町並みと、そこに集った兵士を全て薙ぎ払った。

 

「……壮絶な──」

「目に焼き付けたか?もう一度言ってやろう、我は最強だ。並び立つものはいない、覚えておけよ?」

 

彼は機嫌良さそうにそう言って、前にも一度見せた飛行船──ヴィマーナ──を取り出すと

 

「帰るぞ、乗るが良い」

 

そう言って、現地に赴いていた全員を乗せて拠点へと帰るのだった。

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