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「爆豪殿に対し、全身を硬化させつつ攻めの姿勢でいたのは悪くなかったが……爆豪殿はスロースターター。切島殿が先にスタミナ切れになるのも必然だったか」
「戻ってくるの早っ!さっき試合終わったばっかだよね!?」
「ケロ、その禍々しい液体はなにかしら?」
試合を終え、荷物の中から1本の密閉ボトルを取り出して会場に戻ると、切島殿と爆豪殿による戦いの真っ最中だった。私が右手に持っているボトルの中には灰色に近い毒々しい色のペーストが入っており、それのことを蛙水殿に尋ねられる。
「ああ、これは……レバー、大豆、牡蠣、ほうれん草やら何やら……血を増やすための栄養が取れる食材をとにかく詰め込んでミキサーにかけたペーストだ」
「うへぇ、聞いてるだけで食欲無くしそうな組み合わせ……」
「実際マズいぞ、私とてこんな状況でなければ飲まん。1本しか用意してないしな」
口に入れると、形容し難い、しかし不味いのは間違いないと言った感じの味が広がっていく。しかし、この後の戦いに備えるには必須の苦痛でもあるため、何とかこらえてボトルの中身を飲みきった。
「っっ……けほっ……ふぅっ……!」
「ちょっと、大丈夫?」
「ああ、問題ない……飯田殿と轟殿の試合が終われば次は私だ、ここで失礼する」
「なんつーか……色々すげぇな、ペルヴェーレ……」
控え室に入ると、ちょうど飯田殿と轟殿の戦いが始まる頃だった。
『準決勝第1試合!お互いヒーロー家出身の、エリート対決だ!』
『ヒーロー科、飯田天哉!バーサス!ヒーロー科、轟焦凍!』
『スターートッッ!!』
開始の合図と同時に、もはやおなじみとなった轟殿の先制氷結攻撃が放たれる。飯田殿はその初撃と続く2撃目の回避に成功したものの、2つの氷壁が彼を挟み、逃げ場を失ってしまう。
『飯田囲まれた!轟、一気に決めてきたァァ!!』
左右の逃げ場を無くした飯田殿に氷結が迫る。それに対し、彼はその個性を活かした跳躍を行うことで上に逃げ回避。さらにエンジンを高出力で吹かすことで強化された蹴りをあびせ、倒れたところにすかさず首根っこを掴み、そのまま場外に向けて走り出す。
そして今の攻防で飯田殿の勝ちが決まったかに思えたが、そこは推薦入学者。エンジンのマフラーを凍らせて詰まらせ、スピードを封じたところで全身を凍結させることでら轟殿が勝利をもぎ取った。
『飯田くん行動不能!轟くんの勝利!』
『轟!炎を見せず決勝戦進出確定だ!!』
ここで勝てば、次の相手は轟殿か。しかし、まず考えるべきは次の相手……爆豪殿との戦い。
彼の個性は、大雑把に言えば汗を爆発させるというもの。故に、戦いに時間が経てば経つほど発汗量が増え、必然的に出力も上がる。そしてこれまでの戦いや予選を見るに持久力にも優れており、勅令結印の発動に成功しない限り持久戦はこちらが圧倒的に不利だろう。
だが、先程戦った常闇殿と違って圧倒的な初撃速度という訳では無い。開始と同時に焼尽体躯を発動する一瞬の時間はあるはずだ。
『準決勝第2試合!コイツの次は、いよいよクライマックスだァ!』
『ヒーロー科、ペルヴェーレ・スネージヴィナ!バーサス!ヒーロー科、爆豪勝己!』
『スターートッッ!!』
「死ねェェェッッ!!!」
「滾り巡れ、【焼尽体躯】」
開始と同時に突っ込んでくる爆豪殿の攻撃を、強化した両腕で受け止める。
「私に近距離戦を挑む、その意気は良し」
「上から目線でモノ言ってんじゃねェ!」
『爆豪いきなりの猛攻撃!煙でよく見えねぇが、中どうなってんだァ!?』
煙を上げながらの攻撃に潜んで、いつものように右手の手のひらに傷をつけて出血させる。
「【血装顕現】」
「ッッ!!」
「やぁッ!」
生み出した武器を横薙ぎに振ると、爆豪殿は後ろに跳んで回避し、再び私と彼の間に距離が空いた。
「テメェ、そりゃ……槍か!」
「今のを避けるか。これはまだ見せたことの無い武器だが……流石の反射神経だ」
『一振りで煙が晴れたと思ったら、アリャなんだ!?槍か!?盾にハンマーに槍って、どんだけ色んなもん使えんだぁ!?』
「ハッ!いいじゃねぇか、ブっ殺しがいがあらァ……!!」
「……やはりそちらから仕掛けて来るか」
「オラァッッ!!」
接近戦を仕掛けてくる爆豪殿の攻撃を槍でいなす。だが次第にその勢いは強くなってきており、槍だけで攻撃を逃がすことが難しくなってきている。
『ペルヴェーレ、防戦一方!勢いが増していく爆豪の猛攻に、このまま打つ手なしかァ!?』
「さっきは偉そうな口きいてくれたなァ!あァ!?」
(乱雑な口調に反して、攻撃自体は冷静そのもの……一撃一撃、私の隙を伺うように撃ち方を変えてきている……!)
「そう簡単に見切らせるとでも……!」
爆豪殿の大振りの一撃を回避すると同時に、槍を地面に突き立て棒高跳びの要領で飛び上がり、背後を取る。
「ッ!このッ……!!」
「弾けろ、【裂血弾】」
支柱の槍を圧縮して変化させ、そのままそれを爆破。至近距離での爆発によって私自身もダメージを負ったが、この一撃による裂傷から爆豪殿の体内に私の血を入れることに成功したとなれば、この程度のダメージは傷のうちに入らない。
「【万象灰帰】」
「……ッ!ガッ、あぁッ!!?クソが、ンだよこれ、あちぃッ!!」
『おぉーっと爆豪、いきなりの悶絶!一体何が起きたんだ!』
『スネージヴィナの個性だな。ここまでは隠してた、というより使い所が無かったってとこだろうが……』
「【勅令結印】……チェックメイトだ、爆豪殿」
爆豪殿に付与した血償の勅令を回収し、彼からスタミナを奪う。奪取を加減しなかったため、常人ならその場で倒れて動けなくなるはずだが……それでも彼は立ち、今もその獰猛な顔で私を睨みつけている。
「クソがァ……!舐めてんじゃ、ねェッッ!!」
「何……!?」
「テメェに体力奪われた程度で!俺がぶっ倒れるわけねェだろうがァ!!それにィ……!」
爆豪殿が両手を合わせ、パチパチと爆発を伴う光その手に収めながらをこちらに走ってくる。麗日殿との戦いのような高出力の爆発を近距離で撃とうとしているのかと身構えたが、次に繰り出される彼の攻撃は私の予想から大きく外れたものだった。
「【
「これは……っ!?」
(光と煙による目くらまし!いけない、反射で目を……!)
『また煙幕かよ!……どうだどうだぁ!?』
「ハァ、ハァ……まさか、この策を使わされるとは……!」
「チッ……!」
『ペルヴェーレ!血で壁を作って、無理やり爆豪の攻撃をシャットアウト!!腕からものすげぇ血が出てんが大丈夫かアレ!?』
光と煙で無理やり目を閉じさせられた瞬間、私は槍で自らの腕を貫き、血を大量に放出させることで自分の周りに半ドーム状の壁を生み出した。これは先程の目くらまし後の攻撃を防いだだけでなく、攻撃手段として使える血を大量に体外に放出することにもなっている。
「収束……【裂血弾・掃射】!」
壁の裏にいる彼に向かって、放出した血を圧縮した弾丸を一斉に放つ。
「ッ、らァッッ!!!」
この攻撃に対して爆豪殿は、麗日殿の時のように大出力の爆破をすることによって血の弾を全て弾き返す。
「テメェの熱のおかげで、こっちも随分アガってんだよ……!!」
更に彼は迎撃の爆発で空に飛び上がり、空中で左右の手から交互に爆発させ続けて黒煙をあげながら回転する。
「テメェのその壁!上からねじ伏せて俺が勝つ!!」
何かしら、凄まじい威力の攻撃を仕掛けてくる気だろう。私が今出している壁はそもそもそこまで防御力はなく、重ねることで真価を発揮するものだが……USJの時と違い、1人から回収したスタミナからの造血はそう何枚も壁を作れる量ではない。
「ならば、迎撃一択……!」
壁となっている血を液体に戻し、更に勅令結印で増やした血を全て体外に放出。それらを右手に集め、ひとつに固める。
「テメェと俺、どっちの火力が上だってか!?上等だァ!!」
「この一撃で、雌雄を決しよう……!」
「【
「打ち砕け、【裂血弾・膨張】!」
BAGOOOOON!!!!!!!!
『とんでもねぇ爆発だァ!!爆豪は、麗日戦で見せた特大火力に、勢いと回転を加えた!まさに人間榴弾!!対するペルヴェーレも、血を固めて爆発を起こした、言わば爆発対決!!勝敗の行方は!果たしてぇぇ!?!?』
「はぁっ、はぁっ……」
「クソ、がァッ……!」
まだ、私も彼もステージの上にいる。互いに息も絶え絶えの満身創痍。だが、2人の違う部分は……私は場外ギリギリの所まで吹き飛ばされていること、そして彼の方には、炸裂した私の血が刺さっているということ。
「【万象灰帰】……【勅令結印】……!」
「がッ……クソがぁ……!俺は、まだ、負けて……ねぇ……」
『爆豪くん行動不能!ペルヴェーレさんの勝利!』
『ペルヴェーレ!爆豪との死闘を制し、決勝戦進出ーーッッ!!』
(ここまで追い詰められたのは初めてだ……爆豪殿、末恐ろしい男)
《控え室》
「次は決勝、相手は轟殿……付け入る隙は、やはり攻撃の雑さか」
私と爆豪殿による爆発のぶつかり合いによってボロボロになったステージを修繕するため、緑谷殿と轟殿の戦いの後のように小休止が挟まれることになった。目を閉じながら作戦を考えていると、コンコンと控え室の扉が叩かれる音が聞こえ、扉を開けると……芦戸殿の姿が。
「芦戸殿……?私になにか用が?」
「いやぁ、用って訳じゃなくて。強いて言うなら、応援?私を負かしたからには、きっちり勝ってもらいたくて!」
「そうか……ありがとう」
『さァーて、ステージの補修も終わって、そろそろ決勝戦開始の時間だァァ!!』
「……応援に感謝を。では」
「頑張ってね、ペルヴィ!」
《ステージ》
『雄英高体育祭も、いよいよラストバトル!1年の頂点が、この一戦で決まるゥ!言わばア、決勝戦ッ!!』
『ヒーロー科、轟焦凍!バーサス!ヒーロー科、ペルヴェーレ・スネージヴィナ!』
『今……スターートッッ!!』
「っ……!」
「【焼尽体躯】!」
開始と同時の速攻大規模凍結。瀬呂殿の時のように、初手で決めにかかってきた。
『轟いきなりかましたァァ!ペルヴェーレとの接近戦を嫌がったか、早速優勝者決定かぁ!?』
(寒い……が、この氷の中なら、轟殿側もそう易々と手は出せないだろう……ならば)
『ン……?何だぁ……?氷の中心が赤く光ってるように見えるが……』
「【飛斬・焔鳥】!」
「チッ……!」
先程の戦いの決着の際、爆豪殿から回収したスタミナは、血液に変換せず体内で溜めている。それを解放し、氷山を文字通り切り裂いた。氷山から抜け出した私に対し、彼はすかさず正面から再び氷結を仕掛けてくる。
「このッ……!」
「雑な攻撃だな、読みやすいぞ」
圧縮した血の爆発により氷結を回避し、彼の左側を目掛けて剣を振り下ろす。その攻撃自体は回避されたものの、これでひとつのことがハッキリした。
「やはり、左の炎は使わないのだな」
「……俺は……!」
その時。観客席から、とてつもない声量の男の声が聞こえてきた。
「左を使え!使え焦凍ォォ!!!」
「くッ……!」
彼は自身の周囲に氷結を放ち、無理やり私から距離をとる。
「自らの行動範囲を制限するとは、冷静さを欠いたな……【血技装填】、【禁錮血檻】」
『あぁーっと、今度はペルヴェーレが轟を拘束!常闇の時と同じ、鉄壁の檻だぁぁ!!』
『スネージヴィナの行動、見た目は豪快なようで繊細だ。武器使いの練度といい、ありゃ訓練受けてる動きだな。一方轟は攻撃が単純で、緑谷戦以降、どこか調子も崩れてるな……』
私は、勝利の形に拘るタイプではない。子供たちが見ているのを前提にしても、第1は勝つことだ。だが……この勝ちは、違う。
「……轟殿。貴殿は、敵との戦いでもそうするつもりなのか?」
「なっ……!」
「私は、貴殿がなぜ炎を使わないかなど知らない。だが、将来ヒーローとして敵と相対したときも、その意地を張って氷だけで戦い、炎を使えば勝てたかもしれない相手に対しても、敗北を甘んじて受け入れるつもりなのかと聞いている……!」
「なんだと……!?」
「そのつもりなら、貴殿にヒーローの資格はないな……今はこの勝負の勝敗だけだ。だがヒーローとして戦う時、賭けられるのは自分の命だけでは無い。ヒーローの背中には、数々の人の命が預けられている……!」
「それを忘れて自らの意地に殉じ、多くの人に血を流させることが、貴殿の望むヒーローの姿なのか!?」
「テメェ……!」
「違うと言うのなら、その炎を使ってみせろ……!たとえ忌むべき力だとしても、それが貴殿の力であるのなら!」
「―――ッ!!」
私がそう叫ぶと同時に、轟殿の体から炎が吹き上がる。それを見ると同時に、私は彼を囲む檻を解除し、液体に戻った血を手元に手繰り寄せた。本当の勝負は……ここからだ。
「テメェも、緑谷みてぇに心ん中ズカズカ入り込んできやがって……!どうなっても知らねぇぞ……!!」
緑谷殿との戦いと同じ、冷やされた空気に炎をぶつけることで起きる空気の膨張……!
「受けきれん……!」
『緑谷相手にかましたとんでもねぇ一撃が、再び放たれたぁぁ!!こいつぁアレか、勝負ありってやつかぁ!?』
咄嗟に出した盾ごと吹き飛ばされてしまう。今は煙で隠れているが、既に私はステージ場外まで飛ばされているだろう。
(目測が立たない以上、背中で爆発を起こして戻ることもできないな……発破をかけるだけかけて私の負けか……あの衝撃を食らうより前に地面にかえし付きの支え棒を立てるべきだったか)
負けを察し、諦めと反省に入る。そして、会場の誰もが私の負けを確信しているであろう状況で……観客席から、声が聞こえた。
「「「負けないで、お父様!!」」」
「ペルヴェーレ!これで負けなんて、君らしくないだろ!?僕はまだ、君の勝ちを信じてるよ!!」
(……ッッ!!そうだ、まだ勝敗は決まっていない!考えろ、今からステージに戻る方法!場外負けを確定させない方法を!)
『ア?今観客席からお父様とか聞こえて来たんだが……ペルヴェーレまさかあの歳で子持ちか!?』
『ンなわけねぇだろ』
場外負けは、ステージの外に落とされた時点で確定する。ならば、空中に留って戻ればいい。しかし、私の空戦能力はあくまで爆風の衝撃による副次効果に過ぎないもので、方向感覚すらあやふやなこの煙の中で無闇に撃てば、かえって状況が悪くなるかもしれない。
なら、それ以外の方法で空中に留まるしかない。どうやって、どうすれば?
思考を巡らせる、その刹那。頭の中に、ひとつの姿が過ぎる。それを実現できるなら、確かに空中に留まることが……否、この勝負に勝つことができる。しかし同じぶっつけ本番でも、成功した禁錮血檻とは難易度が桁違いのこと……失敗すれば私の負け。
それがどうしたというのだ。校訓を、あの日の決意を思い出せ。
「限界を超え、苦難の先へ……Plus Ultra!!」
『うお眩しッ!?煙の中から、さっきの氷の時とは比べ物にならねぇ光が出てんぞ!?』
『ありゃぁ……』
「……マジか……」
「「「お父様!」」」
「やっぱり、君はすごい子だ……ペルヴェーレ」
「【紅血風翼】……これならまだ、私の負けにはならないだろう?」
余っている全ての血を使い、背中に一対の翼を生み出す。翼の徐々に爆発を起こすことで姿勢制御と方向制御を同時に行い、空を飛んでいるかのような状態を生み出した。
『な、なんと!!ペルヴェーレ、この土壇場でまさかの空中飛行!!そんなこと出来んならもっと早く見せてくれよぉ!!』
『奥の手……って訳じゃねぇな。アイツ、今の1戦であの技を編み出しやがった』
「勝負を決めるぞ、轟殿」
「上等だ……!」
槍を生み出し両手で構え、翼の一部を圧縮爆発させることにより一気にスピードを出し突っ込む。対する彼は左から炎を吹き出しつつ右から冷気を出した、その個性本来の力を発揮した臨戦態勢。
彼は私の迎撃のため、まず手始めに氷の壁を生み出す。私は飛行の勢いに任せて突撃し、体や武器に纏う熱も合わさってその壁をすぐに貫く。代償に槍は先端が折れて使えなくなり、即座に剣に変化させたがそのリーチはいつもと比べても短い。
氷壁を破った私に対する彼の次の行動は、炎の放出。しかし炎の経験が少ないのが災いしてか、それは全体の出力は高いものの威力に欠けており、私のユニフォームの一部と武器の先端を溶かすだけに留まった。
更に短くなった剣を今度は液体に戻して圧縮し、裂血弾に。炎を抜けた先には彼の姿があり、手を伸ばせば届く程に接近している。
「抜けてきたか……ッ!」
「ここまで近ければ、避けられまい」
彼の懐に、裂血弾を持った手を伸ばす。残った飛行の勢いのままそこに触れ、最後の一撃を放った。
「【血技装填】……【裂血弾】!」
「がッ……!!」
裂血弾の爆発が、彼の体を吹き飛ばす。飛行の慣性が乗った掌底打ちと爆発によってその体は宙を舞い、そのまま……
場外へと、落ちていった。
『轟くん場外!よって、ペルヴェーレさんの勝ち!!』
『以上で全ての競技が終了!!今年度、雄英体育祭1年優勝はぁぁ……A組!ペルヴェーレ・スネージヴィナァァァ!!!』
次回から、また新しくアンケートを取りたいと思っています。こちらに関しては今後のプロットに関わるものですので、是非ご回答をお願いします。