モンスターストライク 〜大星痕:グランドクロス〜 作:犬社長
他にも更新待ちの小説がいっぱい有るんだけどね。ネオが獣神化改しちゃったからね。しょうがないね。
一応〈前作〉的な物として『〜星ノ呼ビ聲〜』と言う、この私が妄想を爆絶爆発させて書いたネオの2次創作が有りますが、全く読まなくて良いです。てか読まないで下さい(色々矛盾する)読まなくても問題ないようになってます。ハイ。
では、よろしくお願いします↓
………夢を見ていた。
墨を流したような黒洞々たる闇が広がるセカイに、宝石を散りばめたかの如き星々が浮かんでいる。
その中に、一際大きく、朝空の様な透き通った群青色の輝きを放つ惑星があった。
……何であるかは問うまでも無い。アレは
暗い宇宙に孤独に浮かぶ蒼い方舟。数多の命を乗せた揺り籠。青々と輝くソレは、まるで瑞々しい果実のようにも見える。
いや、ソレは本当に果実なのかもしれない。銀河と言う巨木の、枝の先端に実った美しい果実。
────禁断の果実
────『其処』は、かつて〈禁域〉と呼ばれていた。或いは、〈禁踏地〉とも呼ばれていたかもしれない。
───星の意思、その執行者にして、星の生態系を管理する為のシステム──〈星の花〉である。
かつて〈星の花〉は人類を有害な存在とみなし、人類に対してのみ毒となる〈
更に〈星のセラム〉に適合した新たなる人類──〈新人類〉の登場が世界の混乱に拍車を掛け、軈て人類同士の争いへと発展して行った過去がある。
…しかし、それももう昔の話。
半年前、1人の新人類の少女が幾度もの苦難を乗り越えて仲間と共に〈星の花〉に辿り着き、『人の願い』を星へ届けて混乱の時代を終わらせた。
そして星のセラムは消え、ノーマンも消滅し、それに伴って〈星の花〉もその新人類に力と世界の行く末を託して、永遠の眠りに就いた。
そして星に力を託された少女は、〈
やっと訪れた平和な世界。
それはずっと続く…………………
────大地が、悲鳴と共にヒビ割れ、歪む。
禁踏地全体で、巨大な地震の様なものが起きているのだ。
…驚き飛び立つ鳥達の背後から、天高く土煙が昇っていく。謎の力で内側から大地が引き裂かれ、底の見えないほどの亀裂が次々と生じている。
途轍もない破壊を振りまくこの現象は、宇宙からもハッキリ見えただろう。……なぜなら、かつて禁踏地があった場所を中心に、
軈てその十字の裂け目からは、青色の眩い閃光が溢れ出し、あっという間に大地に生まれた十字の亀裂は、光り輝く巨大な十字架の様なモノへと変貌する。
……地に縫い付けられた光の十字架。それの完成と同時に、星全体を震わす程の甲高い
そしてその『悲鳴』或いは『産声』は、闇に包まれた宇宙の彼方へと響いていく。空間を超え、
……それを宇宙が
そしてその虚無の中から、六本の指を持つ手のひらが現れ、地球へ向かって一直線に伸びた───────
「…………
見慣れた天井を見上げながら、彼女はゆっくりと息を吐く。
そして、若干の寝汗が額に滲むのを自覚しながら、彼女は寝具から上体を起こした。
カーテンを掛けていない窓からは、日の出前の薄青色になり始めた空が見えている。
まだ半分暗い空には光る星々が点々と残っていて、朝と夜の丁度狭間のような景色だった。
「………。」
彼女はベットから降りて、裸足のまま床の上を歩き、窓の前まで歩き寄る。
窓を思い切り開けてみれば、爽やかな初夏の風が部屋に流れ込んで来た。朝だからか、まだ冷たい。
「…冷たい。」
薄いシャツ1枚では肌寒かったので、彼女は部屋の隅から上着を取り出してさっと羽織る。窓を閉める気にはならなかった。
「……何を……何を、伝えたいの……?」
そう呟いた彼女は、窓の外へ出来る限り手を伸ばす。
そして耳も澄ませてみたが、何の音も、歌も、声も聴こえなかった。吹き付ける冷たい風は爽やかだが無機質で、固く口を閉ざしている様にさえ思える。
「……この夢は何?繰り返し見せているのは
彼女の声が空へ溶ける。しかし、空は答を拒絶した。
「………何が始まるというの?」
空は答えを返さない。
しかし、その沈黙の中に彼女は微かな『意思』を感じ取った。
「もしかして………
……不意に吹いた風が、彼女の
その瞬間、幻聴の様に遠くから微かな声が聞こえて来たのを、彼女は知覚した。
──────刻が来たのよ。
──────全てが今から決まるの。
登り始めた朝日の中、老人は畑の真ん中に腰を下ろした。
「ふぅ……。やれやれ、歳は取りたくないの。」
独り言を呟きながら、老人は畑に実る作物へ手を伸ばす。
──彼は街の農家だった。
別に特別な人物でも何でも無い、ただ作物の収穫をしに来ただけの老人だ。
「ほっほっほ…トマトがよく熟れ始めたのぉ。良いことじゃ。」
相変わらず独り言を呟きながら、彼は無造作に赤色のトマトをブチブチと収穫していく。
「む。」
ふと、順調だった彼の手つきが止まったかと思えば、彼は1つのトマトを手に取った。
──そのトマトは真っ赤に熟れ、皮が十字に割れてしまっている。
「おやおや、育ち過ぎて割れてしまったか。まぁ良い。…売り物にはならんが、正直こうやって育ち切った方が美味しいのじゃ。」
後で食べるとするか、と言いながら老人は躊躇いなく割れたトマトを摘み取った。
プチッと茎が切れる音と共に、一瞬だけ周りの葉っぱが揺れ、そしてまた何事も無かったかのように全ては静まり返った…………
ネオMVを手に入れる為に私のオーブは900個逝きました。星玉がキュピらなければ、更にオーブが消えていたことでしょう。物欲センサーって怖い