小説投稿経験が少ないので、読みずらいなど何かあればコメントいただけると嬉しいです。
小説の書き方を教えてくださるコメントも歓迎です。
もうちょっと早く試合のシーンにいけると思ったんですけど書きたいこと書いてると思った通りに行かないですね
これ書いているときにじさんじ甲子園っていうのがやってたんですけど、めっちゃ熱かったです。
英雄VS神速のカードがめっちゃやばかった
野球好きな人いたらYouTubeで見てみてください!
午後の授業は、午前中とは打って変わって静かに終わった。
現在は放課後。
帰り支度を終えた僕は、確認したいことがあって職員室へと向かう。
今ごろ織斑くんは、篠ノ之さんと一緒に剣道場で身体を動かしている頃だろう。
「あぁ、潮田か。どうした?」
「潮田くん、何かありましたか?」
「お二人に確認するのが正しいのか分からないんですけど……
ISの訓練機って、使うことは可能ですか?」
二人は顔を見合わせ、少し感心したようにうなずいた。
「ほう、行動が早いな。
訓練機の使用は予約制だ。基本的には担任を通して、空いている時間に予約する形になる。
その点、お前の判断は正しい。
加えて言うなら、ISを使用するアリーナも同じく予約制だ。今後はそちらも確認しておけ」
「はい、分かりました。
……ちなみに、来週の試合までに訓練機とアリーナが使える日って、ありますか?」
「山田くん、スケジュール出せるか?」
「はい。少々お待ちください……えっと、
3日後の金曜日と、休み明けの月曜日にそれぞれ1時間ずつ空きがあります。
予約、入れておきましょうか?」
金曜日に1回、そして試合前日の月曜日にもう1回。
下手したら一度も触れないことも覚悟していたけど……これはかなり運がいい!
「はい、お願いします!」
「では、予約しておきますね。
……あっ、もしかして織斑くんと二人分ですか?」
「いえ、織斑くんは篠ノ之さんに教えてもらうそうなので、とりあえず僕の分だけで大丈夫です」
「篠ノ之が?」
「はい。今、一夏くんの動きを見るって言って、一緒に剣道場に向かいました」
「そうか……織斑も、少しは自分で考えるようになったか」
表情は普段と変わらないけれど、どこか嬉しそうに見える。
やっぱり、弟のことが気がかりなんだろう。
「潮田、お前は教えてもらう当てはあるのか?」
「一応はあります。
これから確認に行くので、どうなるかは分かりませんけど」
「そうか。担任という立場上、特定の生徒に肩入れはできんが……応援はしているぞ」
「ありがとうございます!」
思わず声が大きくなってしまったけれど、織斑先生も山田先生も微笑んでくれた。
……なんか嬉しい。
「そうだ。実は私もこのあと、潮田くんを探そうと思ってたんです」
「え? 山田先生が?」
「はいっ。ちょっと待ってくださいね」
そう言って、山田先生は自分のデスクから何かを取り出し、こちらに差し出してきた。
「はい、こちら。潮田くんの部屋の鍵です」
渡されたのは「1030」と書かれたタグの付いたルームキーだった。
「あれ、しばらくは家からの通学になるって聞いていたんですけど……」
「あぁ、その予定だったが、学園側で、やはり早めに寮生活に移ってもらった方が、余計なトラブルを防げると判断した。
ちなみに荷物は潮田のご家族に連絡して持ってきてもらった。もし、足りないものがあれば土日にでも買うか、家に帰るかしてそろえろ。」
確かに、変な逆恨みをした女性に絡まれない保証もないし、僕の場合は去年のこともある。
後でありがとうってお母さんに送っておこう
「わかりました。ありがとうございます。」
「はい、ルームメイトの子とは仲良くしてくださいね。」
「寮って二人部屋なんですね。
……一応確認なんですけど、織斑くんと同じ部屋ですよね?」
当然だと思いつつも、大事なことなので念のため聞いておく。
「え、えーと」
「いや、お前たちはそれぞれ別の部屋だ」
「なんで?!」
思わず敬語も飛んでしまった。
「あまり考えたくはないが、もし学園に外部の者が侵入し、潮田や織斑を狙った場合……
同じ部屋にいたのでは、両方同時にやられる可能性があるからな。
少しでも離そうということで、それぞれの部屋を分けた。理解してくれ」
……確かに、言っていることはもっともだ。
だけど、どこかモヤモヤする。
心のどこかで「女子と同じ部屋でいいのか?」と思っている自分がいる。
でも、もう決まってしまったことなら、仕方ない。
「……わかりました」
「だからと言って、女子に手を出すなよ」
「出しませんよ!!」
はぁ……なんだか、部屋に行くのがちょっと憂鬱になってきた。
「それじゃ、私は織斑くんにも鍵を渡してきますね!」
「ああ、よろしく頼む」
そう言って、山田先生は足早に職員室を出ていった。
「では、僕もこれで失礼します」
「ああ。また何かあったら来い」
「失礼します。こちらに更識さんがいるって聞いたんですけど……」
僕は次に生徒会室を訪ねていた。
織斑くんに話した知り合いがここにいると聞いたからだ。
「あら?渚君じゃない!久しぶりね!」
「お久しぶりです。楯無さん」
僕の知り合いというのがこの「更識楯無」さんだ。
出会いのきっかけは――やっぱり“暗殺”だ。
更識家は、裏の世界にも関わりのある一族で、殺せんせーに関する情報を得て、
妹のためにと、彼女はISを使って暗殺を仕掛けてきたのが初対面だった。
結局、暗殺は失敗に終わったが――
そのとき、殺せんせーが更識さんを“手入れ”したことで、
妹・更識簪さんとの確執も解消された。
その後、E組と更識姉妹はたびたび交流があり、文化祭につけ麺を食べに来てくれたこともあった。
さらに、僕がISを操縦できると知ったあとには何度か連絡をくれて、
殺せんせーの存在が世間に明かされた後も、気にかけてくれていた。
「そんなにかたくならなくていいのに~」
「前からこんな感じだったと思いますけど……」
「ま、いいわ。とりあえず、そこのソファに座って」
言われた通り、僕は生徒会室のソファに腰を下ろす。
すると、後ろからそっと紅茶が差し出された。
「こちら、どうぞ」
「ありがとうございます。
……あの、あなたも更識家の関係者ですか?」
「その子は、生徒会の会計を務めてる布仏虚ちゃん。
彼女の家系――布仏家は、うち更識家に代々仕えているのよ」
「仕える家系」なんて本当にあるのか……。
世界は広いなあ。
「布仏虚です。あなたの話はお嬢様から聞いています。
妹ともどもよろしくお願いします。」
「妹?もしかして……布仏さん、いや本音さんって……」
「はい、あの子は私の妹です」
「そうなんですね。よろしくお願いします」
――今日一日しか関わっていないけれど、
正直、あの布仏本音さんが誰かに仕えてるなんて全然想像できない。
初対面であだ名を連呼して、ぐいぐいくるあの子が……仕えるって。
どっちかっていうと、むしろ振り回してる側に見えるんだけどなぁ。
「それで、それで? お姉さんに話って何かしら~?
もしかして……告白? いやーん、どうしよう~♡」
久しぶりに直接これを見た。
妹の簪さんとは違い楯無さんは結構こういうノリをする。
これにはだいぶ慣れてきた。
「いえ、そんなんじゃないですよ。楯無さん綺麗なんだからそんなことむやみに言ったらだめですよ
それより本題なんですけど……。
もしよかったら、金曜日と来週の月曜日、それぞれ1時間だけ、
ISの操縦について教えてもらえませんか?」
「つれないけど、そんなふうにちゃんと褒められると、こっちが照れちゃうじゃない
……そういえば校内でも噂になってたわよ。
男子生徒二人が、代表候補生と試合をするって」
一瞬照れたような表情をするが、切り替えて話をしてくれる。
「そうなんです、僕も巻き込まれてしまって……
せめて少しでもISを動かせるようになろうと思って、頼みに来ました」
「1時間ぐらいなら問題ないとおもうけど……
虚ちゃん、時間作れそう?」
「はい、1時間程度であればスケジュール的にも問題ありません。」
「よし、決まりねっ♪
お姉さんが手取り足取り、教えてア・ゲ・ル♡」
「ありがとうございます!
じゃあ、当日はここに迎えに来ますね」
こうして、訓練の指導を受けられる約束を取り付けることができた。
その後は、近況報告や世間話を少しだけして――いい時間になったところで、
僕は今日から自分の部屋として使う寮へと向かうことにした。
僕は「1030」室の扉を前にして、思わずため息をついた。
「はぁ、今日からここに女子と一緒に住むのか……」
心の準備はできていない。
やっぱり男子と女子が一緒の部屋って、冷静に考えなくても相当おかしい。
とはいえ、すでに決められたことだ。
それに、廊下を通る周りの女子からかなり見られている。
「……よし」
僕は意を決してカードキーをかざし、扉を開ける。
――カチャリ。
「お邪魔します……?」
恐る恐る中へ入ると、部屋の中は意外と普通だった。
いや、設備的には十分すぎるほど快適で、部屋も清潔に整っている。
真ん中に大きめのローテーブル、その奥にベッドが二つ。
「あーっ、ナギちゃんだ~!もしかしてこの部屋なのー?」
と、部屋の方から着ぐるみを来た女の子が歩いてきた。
「布仏さん?!もしかしてここの部屋なの?」
「うん、そうだよ~」
「そうなんだ、でも布仏さんでよかったよ。」
僕は胸をなでおろす。
今日知り合ったばかりだけど、隣の席でよく話したし、
少なくとも完全に初対面の女の子よりは、気が楽だ。
「僕もここの部屋になったんだ。
改めてよろしく、布仏さん。」
「よろしくね~、ナギちゃん。
それに私のことは本音でいいよ~」
「わかったよ、本音さん」
「あ、そうだ、奥側の机にナギちゃん宛の段ボールがおいてあったよ~」
「わかった、ありがとう。」
そう言いながら僕は奥側の机に向かう。
段ボールを開けるとやはりそこには僕の荷物が入っていた。
そして一番上には一枚のメモがおかれていた。
『ごはんをしっかり食べて、ちゃんと寝てね。無理はしないでね。お母さんより』
僕は思わず微笑んでしまった。
昨年まではうまくいかなかった家族との関係。
でも、殺せんせーのおかげで変わった。
こうして純粋に僕を心配してくれていることが、ただ素直に嬉しい。
「なぎちゃん、なんか嬉しそうだね~」
そんな僕の様子に気が付いて、本音さんが声をかけてくる。
「うん、家族からの伝言があって嬉しくなっちゃってね」
「いいなぁ~、あったかい家族って感じだね!」
僕は段ボールを片付けつつ、本音さんと話をしながら時間を過ごした。
この生活、思っていたより悪くないかもしれない――そう、少しだけ思えた。
ご飯も食べ、部屋のシャワーを浴び、もうあとは寝るだけで今日が終わるという状況で僕は今寮の屋上にいる。
僕今日だけでいろんなところに言っているな……
僕がここにいる理由は、あるお願いをするためだ。
そのためには周りに人がいない方がいい。
「律。」
僕はスマホに呼びかける。
するとスマホ画面が表示されそこにはピンク髪の美少女が表示される。
「こんばんは、渚さん。」
この子は自律思考固定砲台の律。
名前の通り、元々はE組に配置された固定砲台だったけど、今は元E組のスマホや、烏丸先生がいる防衛相の端末の中にいる超高性能な人工知能だ。
昔は人の心がわかっていなかったが、元々持っていた非常に高度な学習・思考・自己改造機能に加え、E組での経験を糧に人の心を理解している。今では元E組の立派な仲間だ。
「今日の僕の一日で起こったことって聞いてた?」
「はい、初日にして試合の約束だなんて……厳しい一日でしたね」
「そうなんだよ……
それで、律にお願いがあるんだ。
オルコットさんと織斑くんの、それぞれの専用ISのスペックや使う武器なんかをもし調べられるなら、事前に知っておきたい」
そう、僕は対戦することになるISの特徴を知りたく、律にお願いをするためにここに来た。
「承知しました!探ってみます。
土曜日までには報告します。もし、インターネットにつながらないPCで管理していて情報が取れなさそうであればすぐに連絡しますね!」
「うん、よろしくね、律」
「はい、渚さんも頑張ってください。」
これで僕がやっておくべきことは終わりかな。
後は律が情報を取得できるか、僕自身の操縦技術がどれくらい上達するかだ。
火曜日入学はてきとうです。