フューチャーカード バディファイト side機空隊   作:[Unknown]

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初投稿です。ゆっくりしていってください。


第一話  WBC,開幕!!!

 

 

2058年、第6回ワールドバディチャンピオン(WBC)

各国から代表者が集まり、世界チャンピオンを決める大会。四年に一度行われるこの大会は、世界的な一大イベントである。

 

「世界が熱狂するこの大会が迫ってまいりました!!今回の会場は、なななんと我らが超東驚!!第六回大会にして、日本での開催です!!」

 

超沖縄・那覇戦略基地。

 

テレビから流れる実況者の熱烈レポートを、お茶をすすりながら聞く者たちがいた。

 

[機空隊]。12人の選ばれし女子により編成される特殊部隊。日本の空を守る守護者。

 

「ねえ、今回は出るの?フブキ。」

口を開いたのは一条 春香(いちじょう はるか)。話しかけた相手は彼女の僚機であり、機空隊のエース・黛 吹雪(まゆずみ ふぶき)

 

「そうね…今回は出ようかしら。前回は忙しくて出れなかったからね。」

眉を動かさず、ゆっくりとお茶を嗜みながら返す。

 

「どんなファイターがいるのか、楽しみね。」

黛がそう言うと、機空隊のメンバーたちが不敵にほほ笑んだ。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

「今大会では地区予選、本予選を経て、世界大会への出場者を絞ります!!!各国からは最大4名までの代表者が出場可能で、選び方は各国様々です!!!今回の日本予選において、地区予選では本予選出場者をを各地域で行われるトーナメント戦で、本予選では日本代表を超太陽島で行われるランダムバトルで選出します!!!」

 

テレビでは快活な女の子―――「奈々菜 イオン」がバディの「タコ吉」に乗ってレポートをしている。

 

「それではスクリーンをご覧ください!!!」

 

大きな会場の空中にホログラムが映し出され、つらつらとレギュレーションなどが書かれていく。

 

「今大会での地区予選は6つの地区で行われます。即ち、関東ブロック、東北ブロック、中部ブロック、関西ブロック、中四国ブロック、九州ブロックの六つです。これらの各予選で10人を選出し、本予選に進出、超太陽島での戦いに移ります。超太陽島では勝ち点を取っていくランダムエンカウントバトルを行います。この本予選は3日間かけて行われ、終了時に最も勝ち点の多い順に4人が日本代表に選出されます!!!」

 

画面に出ている煩雑な情報を短くまとめ上げ、イオンはさらに続ける。

 

「そして、ここで選出された四名の代表が、5か月後のWBC、'ワールドバディチャンピオン'本戦に出場するのです!!!」

 

会場で見ていた観客たちは歓声を上げ、興奮は最高潮であった。

 

「それでは、皆さん、WBCを、めいっぱい楽しみましょう!!!」

 

 

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「今回はどういう戦術で行くの?」

エントリーフォームを記入する黛の横で、もう一人のエース、神宮寺 栄(じんぐうじ さかえ)が声をかける。

 

「いつもと変わらず、攻守一体でいくわ。攻めるときはだれも止められず、守りに入ったら絶対に負けない。単純だけど、一番強い戦術よ。」

黛は静かに返す。その声には大胆不敵な自信がこもっている。

 

 

「フブキ、油断は、禁物。」

そういったのは神宮寺の僚機、イロナ・グライエフ。

 

「ふふ、大丈夫よ。イロナ、自信はあっても、油断はしないから。」

 

 

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一週間後

 

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「さあさあやってまいりましたWBC予選九州ブロック!!司会と実況はわたくし、風向 吉助(かざむき よしすけ)がお送りいたします!!」

 

会場が歓声に包まれる中、すでに第一試合を行う手はずになっている黛は、バディの一条 春香を隣に、ファイティングステージに立っていた。

 

 

「いける?」

 

「もちろん。」

 

一条の問いに短く返す。

 

 

刹那、開場が沸き立つ。

 

「それではファイターの紹介です!!会場東側にたたずむは、黛 吹雪選手、開場西に陣取るは万寺 力(まんじ りき)選手です!!」

 

拍手、歓声。興奮は絶頂に達しつつあった。

 

「それでは九州予選Aブロック第一試合を開始します!!ルミナイズをどうぞ!!!」

 

 

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「飛べ、戦士たちよ。美しき空を守るために。ルミナイズ、蒼空の守護者。」

コアガジェットは右手に嵌められたメカニックな小手。

 

「猛れ、暴竜よ!!ここはお前の独壇場だ!!ルミナイズ、不停止の暴竜(アンストッパブル・デュエルドラゴン)!!」

コアガジェットはデュエルドラゴンの頭部を模したオブジェクト。

 

 

「「「バディファイッ!!!」」」

 

 

「「オープンザフラッグ!!」」

 

「ヒーローワールド。バディは「二天双翼・ハルカ&フブキ」。」

 

「デンジャーワールド。バディは「絶大暴竜 ゼルギュラグネ」!」

 

会場の興奮は、最高潮。戦いが始まる。

 

「先攻は黛選手です!!!」

 

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「ドロー、チャージ&ドロー。キャスト、「インフォ―ネット・オペレーション」。デッキからサイズ3の《機空隊》と、《ウエポン》それぞれ一枚までを手札に加える。」

 

 

インフォ―ネット・オペレーション

ヒーローW/魔法

■【使用コスト】ゲージ1を払い、ライフ1を払う。

■君のデッキから、サイズ3の《機空隊》のモンスター1枚までと、《ウエポン》1枚までを手札に加え、デッキをシャッフルする。「インフォーネット・オペレーション」は1ターンに1回だけ使える。

 

 

「ゲージ2を払い、『搭乗』。「旋風四式・碧空” カナメ・サカナギ」。搭乗時、デッキから《ウエポン》をサーチ。」

 

黛の隣に円陣が出現し、そこから重厚な装備をまとったカナメが召喚される。

 

 

旋風四式・碧空” カナメ・サカナギ

モンスタ/ーサイズ/3/攻撃力:6000/防御力:6000/打撃力:2

■【コールコスト】ゲージ2を払う。

■このカードのソウルが1枚以下なら、このカードは『ウエポンリンク』を得る。

■このカードが登場か『搭乗』した時、君のデッキから《ウエポン》1枚までを手札に加え、デッキをシャッフルする。

『パージ』『移動』『2回攻撃』『ソウルガード』『搭乗』〔ゲージ2を払う〕

 

 

「サーチした「フェザーブレード “MAT-Ⅰ”」をカナメに『ウエポンリンク』!効果でワンドロー。」

 

「よし来た。これで攻撃力+3000,打撃力+1、さらに貫通を得るわ!」

 

 

フェザーブレード “MAT-Ⅰ”

アイテム/攻撃力:3000/打撃力:1

■このカードが《機空隊》のソウルにあるなら、そのカードの攻撃力+3000、打撃力+1し、『貫通』を得る!

■【対抗】【起動】君のターン中、手札のこのカードを君の場の『ウエポンリンク』を持つ《機空隊》1枚のソウルに入れてよい。入れたら、カード1枚を引く。

 

 

「続けてライトに「“熱風七式・炎天” カガリ・オオバ」をコール。」

 

「はーい、フブキ、これ、支援のワンゲージとワンドローね。」

 

「ありがとう、カガリ。」

 

 

“熱風七式・炎天” カガリ・オオバ

モンスター/サイズ1/攻撃力:2000/防御力:2000/打撃力:1

■このカードが登場した時、君の場に他の《機空隊》があるなら、君のデッキの上から1枚をゲージに置き、カード1枚を引く。

■このカードのソウルが0枚なら、このカードは『ウエポンリンク』を得る。

『パージ』(【対抗】このカードのソウルの《ウエポン》1枚をゲージに置く。この能力は1ターンに1回だけ使える)

『移動』『ソウルガード』

 

 

 

「「フェザーブレード “MAT-Ⅰ”」をカナメに『ウエポンリンク』しワンドロー。さらにレフトに「“修繕装備・浅葱空 ”ラナ・コレット」をコール。」

 

「さあ、お仕事の時間ね。」

 

 

“修繕装備・浅葱空 ”ラナ・コレット

モンスター/サイズ0/攻撃力:1000/防御力:2000/打撃力:1

■このカードのソウルが0枚なら、このカードは『ウエポンリンク』を得る。

■【対抗】【起動】君のドロップの《ウエポン》1枚と、君の場の《機空隊》1枚を選び、ゲージ1を払ってよい。払ったら、選んだドロップのカードを、君の場の選んだカードのソウルに入れる。入れたら、君のライフを+2!この能力は1ターンに1回だけ使える。

『パージ』(【対抗】このカードのソウルの《ウエポン》1枚をゲージに置く。この能力は1ターンに1回だけ使える)

『移動』『ソウルガード』

 

 

「ラナ、能力発動。」

 

「はーい、任せて。これでいい?」

 

「ええ。ありがとう。ドロップから「機動装甲盾 “朝凪”」をソウルインし、ライフ+2。」

 

 

機動装甲盾 “朝凪”

アイテム/攻撃力:0/防御力:3000/打撃力:1

■このカードが《機空隊》のソウルにあるなら、そのカードの防御力+3000し、相手の場のカード全ての打撃力−1!

■【対抗】【起動】相手のターン中、手札のこのカードを君の場の『ウエポンリンク』を持つ《機空隊》1枚のソウルに入れてよい。入れたら、カード1枚を引く。

 

 

「ライトに「“南風三式・薄雲”リサ・ナナミ」を押し出しコール。」

 

「が、頑張ります!」

 

 

“南風三式・薄雲”リサ・ナナミ

モンスター/サイズ0/攻撃力:2000/防御力:1000/打撃力:1

■君の場の《機空隊》全ては、相手のカードの効果で、破壊されず、能力を無効化されない。

■このカードのソウルが0枚なら、このカードは『ウエポンリンク』を得る。

『パージ』(【対抗】このカードのソウルの《ウエポン》1枚をゲージに置く。この能力は1ターンに1回だけ使える)

『移動』『ソウルガード』

 

 

「さあ、アタックフェイズよ。カナメ、ファイターにアタック!!」

 

「おっけー、任せて。はぁぁぁぁっ!!!」

カナメのブレードがうなりを上げながら万寺に襲い掛かる。

 

「ぐおおおっ!!!!4点、だと?!」

大きな目を見開いて驚愕する万寺を気に留めず、黛は宣言する。

 

「ターンエンド。」

黛吹雪:手札6枚、ゲージ0,ライフ11。ライト:リサ・ナナミ、レフト:ラナ・コレット、アイテム:カナメ・サカナギ

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「ようし、俺のターンだ。ドロー、チャージ&ドロー!装備、「如意槍 咢」!」

 

 

如意槍(にょいそう) (あぎと)

アイテム/攻撃力:6000/打撃力:1

 

 

 

「キャスト、「裂神呼法」!2ドローだ。続けて「螺旋集気」!ワンゲージワンドローだ!」

 

 

裂神呼法

魔法

■【使用コスト】ゲージ1を払い、ライフ1を払う。

■カード1枚を引く。さらに、君が《武器》を装備しているなら、カード1枚を引く。「裂神呼法」は1ターンに1回だけ使える。

 

 

 

螺旋集気

魔法

■君のデッキの上から1枚をゲージに置く。さらに、君のライフが6以下なら、カード1枚を引く。「螺旋集気」は1ターンに1回だけ使える。

 

 

「まだまだぁ!キャスト、「餓狼深気功」!ライフ+8!続けて「血流呼気」!ライフ+4だ。」

 

 

餓狼深気功

魔法

■君のライフを+2する。さらに、相手のライフが君のライフより4以上多いなら、君のライフを+6!!!

 

 

血流呼気

魔法

■君が《武器》を装備していて、君のセンターにモンスターがいないなら使える。

■君のライフを+4する。君のドロップゾーンの「血流呼気」1枚につき、回復する数値を1減らす。

 

 

「ようし、いくぜぇ。キャストォ!「死中活路“Re:S”」!!ライフ15を払って5ゲージ5ドローだ!!!」

 

 

死中活路“Re:S”

魔法

■君のライフを好きなだけ払う。払ったら、払ったライフ3につき、君のデッキの上から1枚をゲージに置き、カード1枚を引き、このターンと次のターン受けるダメージを1減らす。「死中活路“Re:S”」は1ターンに1回だけ使える。

 

 

 

「おおっと!!万寺選手、血迷ったか!!!ライフを15払うという狂気の策にでたぁッ!!!」

怒涛の回復と急激なライフの使用に、実況と観客は思わず驚く声を上げる。そして万寺は手を止めることなく次のカードを使う。

 

 

「3連続キャスト。「黒獣闘法」。デッキトップ12枚をドロップだ。」

流れるようなカードの連続。またも会場がわく。

 

 

黒獣闘法

魔法

■次の2つから1つを選んで使う。

・君のデッキの上から4枚をドロップゾーンに置く。

・【対抗】バトルしている《地獄》のモンスター1枚を選び、このバトル中、攻撃力+2000、防御力+2000し、『反撃』を与える!さらに、君のドロップゾーンが15枚以上なら、このバトル中、攻撃力+2000、防御力+2000!!

 

 

「さあ、バディよ!来たれ!!センターにバディコール!!!「絶大暴竜 ゼルギュラグネ」!!!」

 

 

絶大暴竜 ゼルギュラグネ

モンスター/サイズ3/攻撃力:9000/防御力:7000/打撃力:3

■【コールコスト】ゲージ2を払う。

■このカードが登場した時、このターン中、君の場の《デュエルドラゴン》全ては相手のカードの効果でレストされない。さらに、君のドロップゾーンに《デュエルドラゴン》4種類以上があるなら、君のデッキの上から4枚をゲージに置き、8種類以上があるなら、相手の場のカード全てを破壊し、破壊した枚数分相手にダメージ!!

『貫通』

 

 

闘争を求めてデンジャーワールドを徘徊する怪物がファイティングステージにその姿を現す。

 

 

「登場時、能力発動!!ゲージを+4し、お前の場のカードすべて破壊だ!!!」

 

 

ゼルギュラグネが咆え、大爪を振り下ろした瞬間。

 

ガキイィィンン!!!

 

突如空中に現れたシールドによってはじき返された。

 

「なんだと?!」

万寺は目を見開く。

 

「私がいる限り、仲間たちは効果で破壊させません!!」

力強く叫んだのはリサ・ナナミ。見た目は年端もいかない可憐な少女だが、デュエルドラゴンを前にしてもひるまない。じつに肝っ玉が据わっている娘だ。

 

「チィッ!仕方ない。キャスト、「暴連撃」!ゼルギュラグネに2回攻撃を付与!そしてアタックフェイズだ!ゼルギュラグネ!ファイターをアタックだ!!」

 

「ゴアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

大爪が振り下ろされる。しかし黛は慌てず、落ち着き払ってラナに指示を出した。

 

「ラナ、能力発動。ドロップから“朝凪”をカナメのソウルに。」

 

「了解だよ、フブキちゃん。それからライフ+2もね。」

一切の遅滞なくカナメのソウルが追加され、そしてソウルから具現化した朝凪がゼルギュラグネの攻撃を完全に弾き飛ばした。

 

「ばかな!防御力は6000のはず!どういうことだ!」

 

「朝凪はね、ソウルに入っていると、そのカードの防御力を3000アップさせます。それが2枚。今のカナメさんの防御力は12000です。」

状況の理解が追い付いていない万寺に向けて、ラナが懇切丁寧な解説を添える。

血管を浮き立たせ、驚愕の表情を浮かべる万寺は、できるだけ情報をかみ砕いて飲み込むと、2回攻撃を指示した。

 

「ゴアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

今度は大爪がリサめがけて振り下ろされる。

 

「うわああぁぁぁぁ!!!」

無残にも引き裂かれて、リサが破壊される。

 

「さて、そろそろ終わりかしら。」

 

「いいや。まだだ。俺にはこいつがある。ファイナルフェイズ!!!ゼルギュラグネを、必殺モンスターに!!センターにコール、“大暴竜 ゼルギュラグネ “狂爪暴牙 Re:B””!!」

 

 

 

大暴竜 ゼルギュラグネ “狂爪暴牙 Re:B”

モンスター/サイズ3/攻撃力:18000/防御力:7000/打撃力:3

■【コールコスト】ゲージ3を払い、君の場の《デュエルドラゴン》1枚をドロップに置く。

■場のこのカードは相手のカードの効果で、破壊されず、手札に戻せず、能力を無効化されない。

■君のドロップに《デュエルドラゴン》3種類以上があるなら、このカードの打撃力+2し、さらに、6種類以上があるなら、このカードが1枚で攻撃しているバトル中、相手は【対抗】を使えない。

■このカードが攻撃した時、君のドロップに《デュエルドラゴン》9種類以上があるなら、相手にダメージ2を与え、相手のゲージ2枚を捨て、相手は手札1枚を捨てる。

『貫通』『3回攻撃』

 

 

 

 

2本だった腕は4本に増え、暴力と破壊の権化のようなデュエルドラゴンが姿を現す。

闘争それのみのために生まれたかのような見た目であった。

 

 

 

「対抗。キャスト、“舞い降りし蒼天”。ドロップの““北風三式・夕雲” ユカリ・マノ”をコール。登場時、デッキから朝凪をソウルイン。さらに手札からラナに朝凪をウエポンリンク。」

 

 

舞い降りし蒼天

魔法

■【使用コスト】ゲージ1を払う。

■【対抗】君のドロップの《機空隊》のモンスター1枚を、【コールコスト】を払ってコールする。「舞い降りし蒼天」は1ターンに1回だけ使える。

 

 

 

“北風三式・夕雲” ユカリ・マノ

モンスター/サイズ2/攻撃力:5000/防御力:5000/打撃力:2

■このカードが登場か『搭乗』した時、君のデッキかドロップの《ウエポン》1枚までをこのカードのソウルに入れる。デッキを見たら、デッキをシャッフルする。

■このカードのソウルが0枚なら、このカードは『ウエポンリンク』を得る。

『パージ』『移動』『ソウルガード』『搭乗』

 

 

 

「構うものか!!!いけ、ゼルギュラグネ!!ファイターを叩き潰せ!!!俺のドロップには《デュエルドラゴン》が合計で7種類ある。よって、今のゼルギュラグネは打撃力が+2されている!耐えられるものなら耐えてみやがれ!!」

 

「ウガアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」

 

ゼルギュラグネの攻撃が宙に浮いて黛を守るカナメに直撃した。直撃はした。しかし黛には1ダメージしか与えられていない。

 

 

「ば、ばかな!どういうことだ!?攻撃力は足りているはずだぞ!!!」

 

「ええ、足りているわ。でもあなたは、一つ重要なことをラナから教えてもらわなかったの。」

淡々と黛が説明するなか、ライトではラナが意地悪そうな笑顔を見せている。

 

 

「機動装甲盾“朝凪”は、《機空隊》のソウルに入っていると、相手の場のカードすべての打撃力を1減らすのよ。いまソウルに入っている朝凪の数は合計で4枚。あなたの切り札の打撃力は、今1しかないのよ。」

 

「そんな、馬鹿な。ええい、仕方がない。ゼルギュラグネ、ラナ・コレットを攻撃せよ!!」

 

「ウガアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」

 

「くうッ!!」

追加の二回の攻撃でラナが完全に破壊された。

ゼルギュラグネの攻撃は強烈だったが、黛を敗北に追い込むには完全に力不足だった。。

 

 

「くそう。ターンエンドだ。」

 

万寺 力:手札3枚、ゲージ7、ライフ3、センター:大暴竜 ゼルギュラグネ “狂爪暴牙 Re:B”

 

 

黛 吹雪:手札4枚、ゲージ0、ライフ12、レフト:ユカリ・マノ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「さて、決着をつけてやるわ。ドロー、チャージ&ドロー。キャスト、ハイパーエナジー“Re:S”。ゲージ+4し、ドロップからバディ搭乗。「二天蒼翼 ハルカ&フブキ」。」

 

「おっけー、いくよ、フブキ、」

 

「ええ、任せて。ハルカ。」

 

会場がまた沸く。歓声とともにフブキとハルカは兵装を身にまとう。空を舞う戦士たちが纏う、人智を超越した原理で稼働するインターフェースだ。

 

 

ハイパーエナジー“Re:S”

魔法

■このカードは「ハイパーエナジー」としても扱う。

■君のデッキの上から4枚をゲージに置き、君の手札かドロップのカード1枚までを選び、コストを払って、そのカードに『変身』か『必殺変身』か『搭乗』か『着任』してよい。その後、以下の3つから1つを選ぶ。「ハイパーエナジー」は1ターンに1回だけ使える。

・君が『変身』しているなら、そのターン中、相手の場のカード1枚の防御力を0にする。

・君が『搭乗』しているなら、カード1枚を引き、君のライフを+2!

・君が『着任』しているなら、このターンと次のターンのアタックフェイズ中、君のアイテムのソウルの《艦載機》を、【コールコスト】を払ってコールしてよい。

 

 

 

二天蒼翼 ハルカ&フブキ

モンスター/サイズ4/攻撃力:10000/防御力:6000/打撃力3

■このカードのソウルが3枚以下なら、このカードは『ウエポンリンク』を得る。

■このカードのソウル1枚につき、君の場の《機空隊》全ての攻撃力+3000、防御力+3000!

■【対抗】【起動】お互いのアタックフェイズ中、君のデッキから《ウエポン》1枚までを、手札に加えるか、このカードのソウルに入れ、デッキをシャッフルする。この能力は1ターンに1回だけ使える。

『パージ』『3回攻撃』『ソウルガード』『搭乗』〔君が『搭乗』している《機空隊》1枚の上に重ね、ゲージ2を払う〕

 

 

「さらにキャスト、ツーマンセル。2ドロー。続けてキャスト。機空整備士の日常。ドロップから《機空隊》のモンスターと《ウエポン》合計2枚までをサルベージ。今回は1枚だけ。」

 

ツーマンセル

魔法

■君の場に《機空隊》があるなら使える。

■カード1枚を引く。さらに、君の場にソウル1枚以上がある《機空隊》があるなら、カード1枚を引く。「ツーマンセル」は1ターンに1回だけ使える。

 

 

機空整備士の日常

魔法

■【使用コスト】ゲージ1を払う。

■君のドロップのカード名が違う、《機空隊》と《ウエポン》合計2枚までを手札に加える。「機空整備士の日常」は1ターンに1回だけ使える。

 

「ユカリ、パージ。」

 

「はい。了解しました。」

フブキが指示する、とユカリのソウルからカードが1枚、ゲージに行く。

 

「ライトに押し出しコール、“寒風一式・雪天” イロナ・グライエフ。」

 

“寒風一式・雪天” イロナ・グライエフ

モンスター/サイズ0/攻撃力:2000/防御力:5000/打撃力:1

■このカードが登場した時、君のドロップの《ウエポン》1枚を、君の場の《機空隊》1枚のソウルに入れてよい。

■このカードのソウルが0枚なら、このカードは『ウエポンリンク』を得る。

『パージ』(【対抗】このカードのソウルの《ウエポン》1枚をゲージに置く。この能力は1ターンに1回だけ使える)

『移動』『ソウルガード』

 

「イロナ、ドロップからフェザーブレードを頂戴。」

 

「了解。」

返事とともにドロップからフェザーブレード “MAT-Ⅰ”がソウルに入る。

 

「レフトにラナをコール。ラナ、ドロップからフェザーブレードを頂戴。」

 

「はいはーい、任せて。ライフ2のおまけつきだよ。」

またもやドロップからフェザーブレード “MAT-Ⅰ”がソウルに入る。

 

 

「さて、行きましょうか。まずはイロナ、センターのゼルギュラグネにアタック。」

 

「了解。погибни(くたばれッ)!」

 

「ギャアアアアアアアアアアアア!!!」

大きな断末魔とともにゼルギュラグネが破壊される。

 

「な、なんだと?なぜあのモンスターがゼルギュラグネを破壊できる?攻撃力は足りていないはずじゃ?」

またもや驚いた表情で万寺が叫ぶ。

 

「私たちが搭乗しているハルカ&フブキはソウルのカード1枚につき、自分の場の《機空隊》すべての攻撃力が+3000されるの。今のソウルは7枚。つまり全員攻撃力+21000よ。」

冷酷にフブキが告げる。

 

「そんな、馬鹿な…」

 

 

「さあ、続きよ。私たちでファイターにアタック。行くよ、ハルカ。」

 

「オッケー。せいっ!!」

 

 

「無駄だ。そんなものぐふうううう!!!なんだと?!死中活路“Re:S”の効果で受けるダメージは5も減らされているんだぞ!それなのに、ダメージ2!?ということは、打撃力7!?バカな!そんな暴力的な数値、ありえるのか!?」

あまりのダメージに、物理的にも精神的にも万寺はもはや満身創痍だった。

 

「ええそうよ。あり得るのよ。ハルカ、2回攻撃行くよ。」

 

「はい任せて。おりゃあ!」

 

「ぐああああああああああああああ!!!!!!!!」

 

 

 

【Game set. Winner,Mayuzumi Hubuki!!!】

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「やるじゃん、流石フブキ。さすがだね。」

試合後、選手控室で《機空隊》の一人、東雲 恵麻(しののめ えま)が話しかける。

 

「ありがとう、恵麻。次のファイトではあなたの力も借りるからね。」

黛の表情はあまり動いていないが、その声は明らかにうれしそうである。

 

「ふふ。フブキ、楽しそうね。」

 

「そうね。確かに楽しいわ。すごく久しぶりな気がする。」

 

「次の相手はどんなファイターなのかしらね。」

 

「どんなファイターでも関係ないわ。撃破するのみよ。」

先ほどの楽しそうにほほ笑む顔から一転、冷徹な狩人のような眼差しになった。その眼光はまだ見ぬファイターに向けられていた。

 

 

続く。




読んでくださりありがとうございます。書き物って難しいですね。
もしよろしければ、感想を書いてくださいますと、私が喜びます。
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