エロ星人、ダンジョンのある地球で繁殖する   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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私達の私室

 私達が三國さんの宇宙船に到着すると、内装が凄く変化していた。

 

 そもそも宇宙船の部屋はコントロールルーム、シャワールーム、作業室、艦長室だけであり、残りは倉庫になっていたのだが、新しい部屋が幾つか作られていた。

 

「お、お前ら早かったな。何かあったのか?」

 

 代表して私ことマユミが不良っぽい男性に絡まれたからノルマこなして早めに帰ってきた事を話すと

 

「他の冒険者とのトラブルか……そういうのも確かに有るよな。まぁ何事も無く帰ってきてくれたから良かった。今まで寝る場所が無かったからな。簡単に作ってみたぞ」

 

 三國さんが新しく作ってくれた部屋は私達用の部屋だったらしく、中に入ると壁には液晶テレビサイズのモニターとタブレットサイズのモニターが設置してあり、その下には作業用の机、反対側にはロフトベッドが置かれており、ベッドの下のスペースは色々な物を収納できるようになっていた。

 

 上段のベッドには床下のパネルを起動すると、上に上がれるようになっており、はしごとかもいらなかった。

 

 ベッドの上にはスイッチが置かれており、スイッチを押すと、ベッドがカプセルの様屋根が現れて、ベッドを包み込む。

 

 そして、中に液体が流れ始め、無重力のような浮遊感と寝やすい最適な温度で極上の眠りを届けてくれるらしい。

 

 ちなみに顔には自動で呼吸器が伸びるようになっていて、呼吸については何も問題がないらしい。

 

「一応この水は飲んでも息苦しくなるだけで呼吸するのは問題ないけど、長時間飲んでいるとお腹が膨れて、朝お腹タポタポになるから呼吸器は付けておいてくれな」

 

 と三國さんは言う。

 

 それに私達は意識すればスリープモードに移行できるので眠りについては本当に快適に過ごすことが今でもできているのに、こんなの使ったら、疲れは一切残らないだろう。

 

 試しに入っていたミキがベッドから降りてきて

 

「凄い心地よかった! 僕あんな気持ちいい寝具は感じたこと無いよ」

 

 とのこと。

 

 カプセルウォーターベッドというべきそれに私達は大興奮。

 

 あとは部屋には幾つかコンセントが付けられていた。

 

「地球の家電製品も使えるようにコンセント設置したから適当にやってくれ。WiFiとかはスマホから飛ばせる様になっているし、有線並に早いからラグとかは無いはずだ」

 

 なのでゲームとかを買ってくれば遊べるようになったらしい。

 

 モニターの方もキーボードがテーブルに格納されており、スイッチを押すとテーブルからキーボードが生えてくる。

 

 地球のキーボード配列と同じにしてくれていて、画面に映すと検索エンジンやゲームを購入できるポータルサイト、動画サイトなどが既にインストールされていた。

 

「ここにマイナンバーカードをセットしておけば電子決済してくれるようにしてあるから有効的に使ってくれ」

 

 テーブルの隅にはカードを設置できるスタンドが設置されており、これもボタンを押すことで収納することが出来る。

 

 マイナンバーカードを置いてみて、試しに遊んでみたかったゲームを私が購入してみるとマイナンバーカードから金額が差し引かれて、ゲームのインストールが始まった。

 

 5GBあるゲームだったが、数秒でインストールが終わり、遊べるようになる。

 

「インストール早すぎるでしょ」

 

「まぁ俺の技術を使えばこんなもんだ! 驚いたか?」

 

「す、凄い! 凄いですよ! これで色々なゲームで遊べる!」

 

 スミレが凄い食い付きをしている。

 

 あぁ……そう言えばスミレ自身はゲームが好きなのに親が制限していて長時間遊べないって嘆いていたな……。

 

 ちょっと待てよ……スミレって宇宙人製の義肢で神経伝達とか強化されているから、反射やプレイングが求められるゲームとかって今凄い上手くなっているんじゃ……。

 

「エージェントレジェンズやろう! ミキ! マユミも! 今夜やろうよ!」

 

 ほら始まった。

 

 私もやったことあるけどあれパソコンで上手くやれる自信ないんだけど……。

 

「三國さん、コントローラーとかマウスとかは作れるの?」

 

「あー、ちょっと待ってろ」

 

 三國さんが部屋を出て数分後、バイクとかで被るヘルメットを持ってきた。

 

「スミレはこれで大丈夫だろう」

 

 スミレには色々なボタンが付いたゲーミングマウスが渡され、私とミキにはヘルメットが渡された。

 

 何でも脳の信号でゲームを動かせる装置らしい。

 

 レジェンズをダウンロードしてみてゲーム内の修練場に移動してみて銃を撃ってみる。

 

 するとキャラが私の思った通りに動いてくれる。

 

「す、凄い! 思った通りにキャラが動いてくれるしヘルメットの重さも全然ないから疲れない」

 

「これ外部ツールとかチートとかじゃないわよね?」

 

 スミレが三國さんに言うが、あくまでコントローラーの機能を脳波で制御するようにしただけだから外部ツールやチートとは検知されないと言われた。

 

 スミレは義肢に似たような機能が付いているから要らないだろとマウスを渡したらしい。

 

「まぁ私はキーボードとマウスがあれば十分だけど」

 

 スミレは私達と遊べるほうが楽しみらしい。

 

「ただ5時間は寝ろよ。体壊すからな」

 

「はーい」

 

 スミレに忠告しているが、深い眠りは普通の人でも10%から20%くらいしか無いので、スリープモードで強制的に深い眠りになって5時間も眠れば普通の人よりも眠っていることになる……はず。

 

 まぁ私はそこまでゲームにのめり込む事は無いと思うけど……。

 

 まだ案内する部屋があると言われて別の部屋に向かうと、キッチンと食堂がそこにあった。

 

 食堂では色々な調理機材が置かれており、昨日作られたオーブンレンジだけじゃなくて、炊飯器や自動調理器、IHっぽい火の使わない加熱調理台や自動でスライスしてくれるマシン等が置かれていた。

 

「これ使えば色々料理できそうですね」

 

「こういうのってロボットとかが全自動とかでは作れないの?」

 

「数種類なら問題ないが、ファビアン星人製だぞ……あのレーションを思い出してみろ」

 

「「「あぁ……」」」

 

 三國さんが調整すれば大丈夫だと思うが、ファビアン星人の技術だけで作ったら栄養価しか考えないデストピア飯しか出てこなさそう。

 

「料理は当番制な。これくらいならできるだろ」

 

「ま、待って、私家庭科の授業くらいでしか料理作ったことないんだけど」

 

 スミレが声をあげる。

 

 確かにスミレは料理つくってるイメージは無かったが……本当に無かったんだ。

 

 ミキは料理上手なの知っているし、私は両親の帰りが遅くなることが多かったからある程度の自炊はできる。

 

 というより当番制ってことは三國さんも作るの? 

 

「三國さん作れるの?」

 

「ん? 地球の料理はある程度学習した。レシピ通りに作れば失敗することもないだろう」

 

 はへぇ……そんなもんか……。

 

 当面はスミレの当番の時はミキが補助してくれるってことになり、それ以前に大量に買い込んだ冷凍食品や惣菜、弁当がまだあるし、当分はそれでいいだろう。

 

 ちゃっかりドリンクバーが食卓近くに設置されている方が私的には嬉しかった。

 

 三國さん曰く冷凍室に原液かジュースを入れておけば勝手に補充されるらしい。

 

 コーラ、白ぶどう、普通のぶどう、オレンジ、りんご、カ◯ピス、サイダーの出るジュース系と烏龍茶、緑茶、ほうじ茶が出るサーバー、お湯と水が出る奴、砂糖とミルクの量か調整されるコーヒーサーバー(ココアも出せる)と3種類並んでいた。

 

 あとビールサーバーもある。

 

「ビール飲むか?」

 

「僕達未成年なんだけど」

 

 ミキが真っ当な事を言うが、肉体改造されて肝機能は普通の人の数十倍強いから酔えないかもなと言われてしまった。

 

 酔えない酒って何が楽しいんだろう? 

 

 あと1部屋整備できたと言われたので、その部屋に入ってみると、薄暗い部屋で大きなベッドにお風呂、プレイ用のグッズが並んでいる大人のプレイルームだった。

 

「汚れてもここで洗えば良いからな」

 

 三國さん、やっぱり宇宙人なんだな……頭のネジがぶっ飛んでる。

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