エロ星人、ダンジョンのある地球で繁殖する   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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3人の武器

 宇宙船にマユミと一緒に戻るとミキがキッチンで本を見ながら何か料理を作っていた。

 

「いやぁ凄いですね。一瞬で発酵させる機械……パン作ろうとしたら、蓋閉じただけで発酵できてるの……これも宇宙人の技術ですよね! 便利だな〜」

 

 俺が作ってみたベーカリーマシンをミキは起動したらしく、材料を入れて、スイッチを押すとパンを焼くところまで含めて終わるのに感動していた。

 

 しかも材料を入れてから数十秒で全工程が終わるので、一瞬で焼きたてのパンを食べることができる。

 

 ミキは夕食にと焼き上がったパンに鉄板で焼いたパテにスライスマシンでカットした野菜とチーズを乗っけて、ケチャップとマスタードソースをかけたらハンバーガーの完成である。

 

「フライドポテトも作ってみたから一緒に食べよう」

 

 と俺の作った調理器具を使いこなして夕飯を用意してくれていた。

 

 俺とマユミはシャワーだけ浴びさせてくれと、シャワールームでシャワーを浴び、スミレも食事に誘った。

 

 するとスミレの部屋には昨日まで無かったゲーム機……ステーション4と言う据え置き機とウィッチという携帯機にも据え置き機にも成れるゲーム機を購入していた。

 

 それに棚にはゲームソフトがそれぞれ3本ずつ……恐らく俺が自由に使っていいって言ったお金全てゲームに注ぎ込んだな。

 

 ヘッドフォンをしてゲームに集中していたが、肩を叩き

 

「飯だよ」

 

 と言うとヘッドフォンを外してゲームを中断してくれた。

 

 全員食堂に揃ったところでハンバーガーをいただく。

 

「あむ……んん! 美味しい」

 

「でしょ! 僕の自信作だよ!」

 

 ミキは作ったチーズバーガーを食べながら、俺の絶賛に満足気な表情を浮かべる。

 

 他の2人からもお店のみたいで美味しい……一部お店以上と褒められてミキはニヤニヤしている。

 

 あっという間に20個近くあったハンバーガーは俺達の胃袋に消えてしまい、食べ終わってしまった。

 

「ふう、ミキ美味しかったよ。ごちそうさまでした」

 

「「ごちそうさま」」

 

「お粗末様でした」

 

 そのまま明日は次の階層に向かうための準備として武器の希望を聞くから考えておくか、サンプルを提示するから選ぶようにと俺は言って今日は解散するのだった。

 

 

 

 

 

 

 俺がサンプルを作っている間に、ミキ、スミレ、マユミの3人はスミレの部屋に集まって武器について話し合っていた。

 

「武器……武器かぁ……多分僕達が言えば架空の武器でも三國さんがそれなりの性能で作ってくれるんじゃないかな」

 

 ミキの言葉に他2人も同調する。

 

 じゃあどんな武器を使うべきなのかと考える。

 

「まず私達の性能のデータを表示するけど」

 

 スミレが部屋のモニターに3人のデータを表示する。

 

 前に測定した体力やパワーの測定結果が出ている。

 

 スタミナはミキが一番、次にスミレ、最後にマユミ。

 

 パワーは一番がスミレ、次にマユミ、最後にミキ。

 

 スピードはマユミが一番、次にスミレ、最後にミキ。

 

 打たれ強さはミキが一番、次にマユミ、最後にスミレ。

 

「ミキはゲームとかで分類するんだったらタンクだよね。マユミはシーフとかの素早く動く系、私はガンナーやアタッカーっぽいけど」

 

「うーん、確かにそうだけど、近接戦闘は怖いな」

 

「だよね……私も怖いから中距離、遠距離で戦える銃系の武器が良いと思う」

 

 ミキが怖いと言い、マユミもそれに同調する。

 

 それを踏まえてスミレは提案書の書類を作成していく。

 

「軽量かつ継戦能力があり、1対多数でも迎撃できる装備で、素材の回収がやりやすいとベスト……盛りすぎかな?」

 

 スミレの言葉にミキは

 

「三國さんだったら作れそうじゃない? そんな気がする」

 

 とりあえずミキは盾を装備したいと言うので盾を希望。

 

 マユミは素早く動けるハンドガン、スミレは軽機関銃を希望に盛り込む。

 

「とりあえずこれで提出してみよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日、俺に3人が提案書を提出してきた。

 

 それをざっくり見て要望を確認し、俺が仮として作った設計図を見せていく。

 

「お前達の要望に沿った武器だと……こんなのはどうだ?」

 

 まずミキの要望盾がある武器。

 

 モンスターの攻撃力がわからないので、宇宙船に積まれているアルファ金属という鉄の数千倍硬くて、アルミニウムよりも軽い金属で作る盾をプレゼンした。

 

 盾の中にはギミックとしてナイフや斧を格納できるようになっており、近接武器を即座に取り出すこともできる。

 

 形としては警察官等が持っている透明かつ長方形の盾に近い。

 

 片手で持つことができるが、ボタンを押すと左右に収納されていた盾が更に展開して広い範囲を守ることが出来る。

 

 それに盾を光らせる事もでき、暗い場所では光源として、光量を最大にすればフラッシュの様に相手を怯ませることも出来る。

 

 一応計算上、レールガンによる射撃にも耐えられる合金を使用する予定なので、モンスターの攻撃はほぼ効かないはずである。

 

 ただ盾をメインにするので、武器は片手に限られる。

 

 そうなると格納されている斧で戦って欲しいが、中距離用の武器としてショットガンはどうかと提案した。

 

 盾の形を工夫することで射撃する際に盾の側面に銃を当てることで銃座とし、銃の重量による手ブレを抑えれば良いという判断である。

 

 ショットガンのタイプはバッテリー式のエネルギー弾タイプ。

 

 というか俺が知る中で一番コスパが良いエネルギー弾がバッテリータイプである。

 

 エネルギーを事前に充填しておき、バッテリー1個当たり20回発射でき、散弾なので小さな弾丸が100発近く周囲に飛び散るように設定されている。

 

 モードを切り替えると単発にして弾丸が飛び散らない様にも出来る。

 

 斧はブレード部分が高速で振動しており、材質以上の切れ味を担保するバイブレーションアックス。

 

 ナイフもボタンを押すと切れ味が増す振動式にしていた。

 

「おお……これならゴブリン如きには負けないはず……」

 

「まぁ過剰戦力だな。俺も深層のモンスターがどれぐらい強いか分からないが、これなら結構強いモンスターでも倒せるんじゃないか?」

 

 続いてマユミの提案である素早く動けるガンナーをやりたいというのは、靴から変える必要があると言われた。

 

 地面を滑るように移動できるホバーシューズに少々重いが、弾数がほぼ無制限のデザートイーグルの様な重量級かつ大型の拳銃である。

 

 ただ弾丸が空気中の水分を急速冷凍して氷の弾丸を高速で射出するため、弾数がほぼ無制限。

 

 反動もほぼ無く、威力は対物ライフル並みを1秒間に最大6発打ち出すことが出来る。

 

 銃の拡張パーツとして水筒の様な水が入ったパーツを取り付けると水が無くならない限り、機関銃の様な運用も出来る。

 

 まぁ基本単発仕様であるが。

 

 これを慣れるまでは1丁、慣れたら2丁で運用し、あとは腰に近接用の片手剣を2本忍ばせておけば中距離、近距離完璧である。

 

 最後にスミレは義手、義足を拡張すれば良いので小型の人型ロボットを提案した。

 

 コクピットに体を預け、義肢の手足を装置に連結すれば乗っているロボットが自由に動き回れるバトルスーツである。

 

 機械の拡張性能も高いし、色々な武装や道具を収納出来る。

 

 何より3人で動く場合素材運搬等もバトルスーツの収納スペースに収めることで多くの素材を持ち帰ることが出来るようになっている。

 

 見た目は俺の前世でよく見慣れたガ◯ダムシリーズのザ◯Ⅱみたいにしていた。

 

「「「おぉ!」」」

 

 3人とも気に入ったらしく、この武器で行くと決め、俺は製作に取り掛かるのであった。

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