エロ星人、ダンジョンのある地球で繁殖する 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
「産まれます! 産まれます……おご!」
1週間後、お腹がパツパツに膨らんだメイドゴブリンが子供が産まれると言うので、赤ん坊を楽に出産できるカプセルベッドを作り、そのに入れた。
中ではロボットアームがお産の補助をしてくれて、しかも出産促進液と痛覚を軽減する液体が入っているので快楽を感じながら出産することが出来るだろう。
『ホゲぇぇぇ!』
カプセルの中から凄い声が聞こえるが、ミキ達3人達もモニターから出産の映像を見て、出産しながらよがり狂うメイドゴブリンにドン引き。
そうこうしていると出産が終わってカプセルベッドが開き、びくびくよだれを垂らして痙攣するメイドゴブリンのAにへその緒が切られて泣き始めたメイドゴブリンの三つ子の子供達。
俺はその子供達を抱き上げると、成長促進液と刷り込み教育を行う円柱状のカプセルの中に入れる。
最初は液体に触れて赤ん坊はもがいていたが、全身を紫色の液体が覆うと、眠るように静かになった。
「え? 死んだ?」
「いや、成体に成長させる液体に浸けた。1日経過すれば赤ん坊から成体に成長するよ」
ミキの質問に俺は答える。
「さてと、ゴブリンメイドで出産の実験はできたな。あと今までメイドゴブリンには簡易ベッドで寝てもらっていたけど、寝る場所作ってやらないとな……トイレも1つじゃ足りなくなるか……増設しないと」
俺がブツブツ言いながら部屋から出ると、他の3人も部屋から退出した。
「出産ってあんな感じなんだ……」
「ゴブリンって多産なんだ……私も妊娠したらあんな感じになるのかな」
スミレとマユミはそんな事を話していた。
ミキは
「メイドゴブリンこれからも増やしていくの?」
「そうだな10人くらいまでは増やす予定だが……」
「そうなるとこの宇宙船の生活スペースだと狭くない?」
「確かに」
宇宙船の大部分は資材や機械等の積荷で埋まっており、整理したりして生活空間を徐々に作っていたが、メイドゴブリンを増やして生活空間を圧迫するより、やっぱりちゃんとした拠点を構築したほうが良いだろう。
「よし、じゃあ山を買うぞ!」
「「「山?」」」
俺が狙っている山があると言う。
山があるのは和歌山県の山で、山道が1本あるだけで他の場所とは隔離された陸の孤島。
値段が山1つで500万である。
特に気に入ったのがこの隣の山に冒険者協会が人員を派遣してなんとか管理しているダンジョンがある点。
将来的にはそのダンジョンの管理会社を作って、ダンジョンの利益を吸い出せるようにすれば文句無し。
それにフライングマシンの5分飛行圏内に大阪の繁華街、10分で京の観光地に行けるのもベスト。
千葉も東京に近いメリットはあるが、首都圏なだけあって広大な面積を買うとなると値段が相応にする。
山梨や群馬、長野などは不人気ダンジョンも企業が利権をガチガチに固めており、首都圏のあぶれた冒険者達を囲い込んで働かせているので新規参入が難しい。
で、色々調べた結果、和歌山県の山が丁度よいと判断したのである。
ちなみに島でも良いかもと思ったが、本土や九州、四国に近い島は山を買うよりも値段が10倍近く高く、それでいて古臭い決まりで現金払いのみでしか購入できない決まりになっていたので、電子決済ができない。
山の場合は活用方法を明記して銀行を説得できればローンを組む事ができるので購入難易度が段違いである。
「というわけで山を購入するための資金調達をこれから行います」
「「「おー!」」」
「で、目標金額は幾らくらいなんですか?」
ミキの質問に俺は手のひらを開く。
「500万円」
「やっす……」
山の中だと高くも無けれは安くもない値段である。
ちなみに山の広さは東京ドーム3個分。
宇宙船が野球場2個分なので大凡1.5倍から2倍の面積がある。
宇宙船を隠すのにも丁度よい。
「で? 今幾ら貯まってるの?」
スミレの質問に俺は250万貯まっていると説明する。
なので残り半分。
税金や諸々の手続きの事を考えるともう50万は必要なので300万は確保しておきたい。
ハッキングして引っ張ってくることもできるが、なるべく裏金は使いたくないので、合法の範囲で稼ぎたい。
まぁ死者蘇生したり改造モンスター作ってる時点で今更であるが……。
「300万だと僕達と三國さんがスライム狩りすれば1週間で貯まるんじゃない?」
「1人1日45万だと4人で180万……2日で終わるじゃん」
「明日から平日で人も居ないし、そうと決まればちゃっちゃと稼いで広い拠点に移動しよう!」
「「おー!」」
3人共にやる気になってくれたみたいである。
俺的にも助かるのでありがたい。
ただ無理はしないようにと忠告をして、俺達は山を買うためにスライム狩りに勤しむことになるのだった。
翌日、俺が起きてメイドゴブリンの子供達を入れた成長促進カプセルの中には小学生低学年くらいの肌が緑色で小さな角が額から生えている母親のメイドゴブリン似た容姿のメスゴブリン達が浮かんでいた。
パネルには完了の文字が書かれており、ボタンを押すと、中の液体が排出されてカプセルが開く。
するとメスゴブリン達が起き始める。
「「「おはようございますご主人様!」」」
可愛いロリボイスでご主人様呼び……世間のロリコンが興奮しそうな一幕である。
「はい、おはよう。具合の悪い所は無い?」
「はい! メイドゴブリンの私達は絶好調です!」
「よしよし」
メイドゴブリンという種族名も定着したらしく、自分達をメイドゴブリンと名乗る。
とりあえずアルファベットのB、C、Dを与え、生活の事は母親に聞く事と寝るスペースは俺が今日中に作るからそれまで母親に仕事の内容を聞いて掃除をしておいてくれと言った。
「「「了解しました! ご主人様!」」」
ビシッと敬礼した3人のメイドゴブリン達は母親が働いているキッチンに移動してやることを教わるのだった。
俺はメイドゴブリンが作ってくれた目玉焼きとジャムトーストをミキ、スミレ、マユミの3人と食べて、ダンジョンに向かった。
今日は武器関連は持ってきておらず、冒険者としての道具はバキューム掃除機くらいである。
「じゃあ12時出入口集合で、昼食食べて混み始める頃までガッツリ稼ぎましょう! 散開!」
スライム狩りを今日も行うのであった。