エロ星人、ダンジョンのある地球で繁殖する   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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拠点の移動

 山の購入手続きを進める1週間、俺達は時々ダンジョンに潜ったりしながら、動画配信の準備を進めていた。

 

「ずっと何かしら喋ってないといけないの辛い……」

 

「スミレよく喋りながらゲームできるね」

 

「いや、自分の感情をそのまま言葉にしているだけだよ」

 

 マユミの言葉にスミレはそう返答する。

 

 今までやってきたことの無い動画配信……ゲーム実況とかの適性が高かったのはスミレだけだった。

 

「僕、ゲームやるより料理配信とかの方が良いかも」

 

 料理が得意なミキはそっちの方が得意だから、料理系配信はしてみたいと言うが、ゲーム系の実況はスミレが話題を振ってなんとか対応できるみたいな感じが続いていた。

 

 マユミは絵を描けるのが強みなので、イラスト投稿サイトで声は出さずに、画面配信や版権キャラのイラストを投稿して無名にも関わらず、結構な閲覧数を獲得していた。

 

 それこそ初投稿から数日で閲覧数が5000を超える作品が4つも出ていた。

 

「というか皆エロい絵好きだねぇ……PV数が露骨に伸びてるのエロい絵ばっかりだし」

 

 マユミがそう言うが、確かに伸びている作品はどれもR18の絵ばかり。

 

「本当、精子が頭に詰まってるような奴ばっかり……」

 

 そう言っているが、マユミは最近AVやエッチ系のイラスト集を買って勉強しており、俺と性行為する時もこのポーズでセックスしてとか動画を撮りながら性行為をすることが多くなっていた。

 

 というかマユミ自身だけでなく、ミキ、スミレの2人とプレイした時にもの撮影をお願いされてポーズを取ったりしていた。

 

 そんな勉強の甲斐あり、マユミのイラストはドンドンエッチく仕上がり、それを見て勉強しているメイドゴブリン達の絵もエロくなっていくのだった。

 

 メイドゴブリン達も絵を描く楽しさにハマったらしく、というかPVでマウント合戦をしているっぽく、その日出した作品のPV数やお気に入りの数で一喜一憂している姿が見られた。

 

 モチベーションにもなっているらしく、絵を描くことに熱中しているので、毎日8時間以上液タブで絵を描いている。

 

 その姿は締め切りに追われた漫画家達みたいである。

 

 本人達が楽しんでいるのなら良いのだが……。

 

 

 

 

 

 

 

 3人……いや、これからは改造人間達と呼ぶことにしよう。

 

 多分これから関係性が増えて行くと思うと、3人は改造人間であるので、こう呼んだ方が適切だろう。

 

 スミレ含め、改造人間達は配信に向けての準備を進めていたが、俺が思う基準に1週間では達しなかったので、そのまま勉強は続けてもらうが、一旦中断してもらい、山の購入手続きも終わったので、いよいよ引っ越しと移ろう。

 

 コントロールルームにメイドゴブリン達を含めて集めると、俺はパネルを操作して宇宙船を浮遊させた。

 

『反重量装置始動、動力プロセス異常無し』

 

 久しぶりに起動したコルに補助してもらいながら宇宙船を飛行させると、勢いよく移動を開始した。

 

 飛行高度は1500メートル、そこを時速1000キロの速度で移動する。

 

 出そうと思えば、もっと速度は出せるが、別にそんな急ぐ必要も無いので、宇宙船にしてはゆっくり目で移動する。

 

 モニターに外の様子が映し出されるが、地上の様子が見れて、飛行機から見える景色みたいである。

 

 15分もしないで関西圏に入り、目的の購入した山に着陸する。

 

 バキバキと木々をへし折りながら着陸すると、ゴゴゴと宇宙船が地面にドンドン埋まっていく。

 

「ちょ! ちょっと! 宇宙船が地面に埋まっていくんだけど!」

 

「ああ、アンカーを落とすみたいに地面に半分埋まるだけだ」

 

 船体の揺れが収まり、外に出てみると、宇宙船が確かに半分埋まっていた。

 

「これ、光学迷彩で宇宙船は見えてないけど、木々が不自然に倒れているのは見えるんじゃないの?」

 

 ミキの質問に俺はちゃんと考えてあると言い、宇宙船に特殊迷彩を起動すると、木々がそこに生えているように見え、出入口部分にはログハウスが建てられているように見えた。

 

 上から見ても、山に一体化していて違和感は全く無い。

 

「宇宙船ってこんな事もできるんだ……」

 

「宇宙だと宇宙海賊とかも居るからな。光学迷彩だけでなく、特殊迷彩で星の一部に擬態して難を乗り切る事もある」

 

「宇宙ってそんな物騒な環境なんだ……」

 

「まぁ銀河系に宇宙人はほぼ侵入してくることは無いから安心しろ」

 

 とりあえず擬態はOK。

 

 あとはスペースの拡張である。

 

「ちょっと宇宙船の更に地下部分を拡張工事に入るから、少し揺れるかもしれないが、日常生活を送ってくれ。フライングマシンを飛ばせば大阪の繁華街にも近いし、京都観光も行ける距離だから自由にやってくれ」

 

 俺がそう言うと改造人間のミキ達は嬉しそうにスマホで旅行サイトを調べ始めた。

 

 そうか、中学2年生だったから京都への修学旅行はまだ行ってなかったのか。

 

 そりゃ興奮するわな。

 

「ダンジョンには1週間後に潜る予定だ。それまでは自由とする。以上!」

 

 俺は早速、宇宙船……いや拠点の拡張をするための作業に取り掛かるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 今から拠点の拡張を行うが、イメージとしては連結していないアリの巣である。

 

 大きな空洞を幾つも作ることによってその空間で生活や作業が出来るようにしたいと思っていた。

 

 というわけで拡張工事に使うマシンを紹介しよう。

 

「テッテレー、モグラマシンとミミズマシン!」

 

 モグラマシンは大きな穴を掘り、ミミズマシンはその外壁を補強するマシンである。

 

 とりあえず地下空間を作ってもらわないと始まらないので、2つのマシンで穴を掘っていく。

 

 ちなみにコイツらの大きさはモグラが2メートル、ミミズは5メートルあり、普通にでかい。

 

 別の惑星にて地下居城区域を作るために輸送されていた積荷を活用させてもらう。

 

 掘られた土とかはミミズマシンが体内の空間に蓄えて、材質ごとに分けられている。

 

「1日でとりあえず空間はできそうだから、どんな部屋割りにするか決めないとな。ミキ達にもどんな部屋が欲しいか聞くか」

 

 俺は秘密基地感覚で増設されていく空間にワクワクするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 出来上がった地下空間に空気循環装置を取り付けて、地球の空気の比率に空間内の空気を調節していく。

 

 地下空間は一種の核シェルターみたいな物なので、空調設備が無いと窒息死してしまう。

 

 ファビアン星人は一定時間なら無酸素状態でも生きられるが、ミキ達改造人間やメイドゴブリン達は違う。

 

 なのでちゃんと調整する必要がある。

 

 移動用の転移パネルを設置して、拠点内はパネルを踏めば別の空間に瞬時に移動できるようにしておく。

 

 アリの巣の様に掘られた地下空間、いちいち通路を使って移動していたら奥の部屋に到着するのに凄い時間がかかってしまう。

 

 なので、転移パネルを設置することでハブとなる部屋にまず移動し、その部屋から目的の部屋に移動できるようにした。

 

 こうすることで移動の時間は最小限に済ます事が出来るのである。

 

 そしてまず作ったのが俺の作業室である。

 

 宇宙船の中にも作業室はあったが狭すぎて大きな機材を作ることができなかった。

 

 なので大きな機材を作ることが出来る作業室を作る必要があったのである。

 

 学校の体育館くらいの広さの空間を確保し、その中に製作に必要な機材を置いていくと、それだけで半分くらいの面積が埋まった。

 

「ただこれで色々な物を効率的に作れるようになったぞ!」

 

 他にも色々な部屋を作っていくのだった。

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