エロ星人、ダンジョンのある地球で繁殖する   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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3体の素体ゲット

 ダンジョン内の草原を歩いていると、早速バスケットボールサイズのスライムを見つけた。

 

 とりあえず素手で戦ってみることにする。

 

 スライムは核となる赤い玉が液体の中に存在しているので、そこに手を突っ込んで核を掴んだら思いっきり引き抜く。

 

 バチャ

 

 核を引き抜かれたスライムは液体に変わってしまい、手には核がキラキラ光っている。

 

「これが1個100円のスライムの核か。核だけ採取する人もいそうだけどな」

 

 他の冒険者の方はどうしているのか見てみると、スライムを見つけたら袋でスライムを包み、それから核を掴んで体外に引き抜く。

 

 すると袋の中でスライムが液体に代わり、液体を運搬することができるっぽい。

 

「なるほどなぁ」

 

 俺はポケットにスライムの核をしまうと、早速別のスライムを探しに向かう。

 

 スライムがどう湧いてくるか観察していると、地面の小石が光り始め、そのうち液体が体を纏いだし、スライムへと変わっていく。

 

「地面の石にも秘密がある感じか?」

 

 俺は指輪型スキャナーでスキャンしてみるが、普通の石と表示された。

 

「なんだ、違うのか……このダンジョンという空間が石を変質させるのか? うーむ謎だ」

 

 俺はバキューム掃除機のノズルを右手に、本体を左手に持って移動する。

 

 するとスライムをまた見つけたので、スライムにノズルを突っ込んでスイッチを入れる。

 

 キュイイインゴボゴボとバキューム掃除機はスライムを吸い込み始め、数秒でスライムは掃除機の中に吸い込まれてしまった。

 

 掃除機の中を見てみると、スライムの液体と核がそれぞれ別々に分離されている。

 

「よしよし、ちゃんと分離して吸い込まれているな」

 

 今ので15リットルほどのスライムを吸い込めたので液体の値段が30円……450円の買取価格になる。

 

 別次元に収納されているので重く無く……というかこのバキューム掃除機自体が重さが500グラム程度なのでめちゃくちゃ軽い。

 

 そのまま俺はどんどん掃除機で周囲のスライムを吸引していき、金を稼ぐのだった。

 

 

 

 

 

 

 30分ほどスライムを吸い込んでいると近くにタンクローリーがやって来てお兄さんが近くの冒険者からスライムを買い取っているのが見えたので、俺も向かってみる。

 

「あ、どうもこんにちは。お兄さんもスライムの液体売る感じですか?」

 

「はい、あのどの様に重量を計算しているのですか?」

 

 するとタンクローリーを運転していたお兄さんはホースを持ってきて、ホースからスライムを吸引すると教えてくれた。

 

 やっていることはバキューム掃除機と一緒。

 

 俺はお兄さんに言ってホースに流し込んでも良いですかと聞くと、どうぞと言われたので、バキューム掃除機からスライムの液体の入ったボトルを取り出し、口の部分の大きさを調整してホースのノズルに突っ込み、中にスライムの液体を流し込んだ。

 

 するとガソリンスタンドのメーターの様な機械がタンクローリーに付いており、流し込んだ分だけ値段が表示されていく。

 

「なんだいお兄さん魔道具だったのその掃除機」

 

「魔道具?」

 

「ん? 知らないのかい? ダンジョンで採取される素材を使って科学では解明できない品物は魔道具って呼ばれているんだよ。その掃除機のボトル、明らかに内容量と隔絶した量が入っているから魔道具かなって」

 

 俺はとりあえず話を合わせることにして、冒険者だった父親の品でスライム狩りをするのに持っていけと言われたと説明すると納得してくれた。

 

 メーターには105.9リットル、値段が3177円と表示されていた。

 

「マイナンバーカード出して」

 

「はい」

 

 お兄さんにカードを見せると、機械をかざしながらお兄さんがボタンを入力するとチャリンという音がした。

 

「今値段分お金入れたからまた持ってきてくれな」

 

 と言われた。

 

 電子通貨だから通貨の様に財布開いて中の値段を確認できないのが辛いな。

 

 俺の時代だとスマホと連動していて、銀行口座の金額が表示されるアプリがあったが……せっかくだから帰ったらスマホのデータ持ってきて自作してみるか。

 

「ん?」

 

 そんな事を考えていると次の階層のゲート前で俺を馬鹿にしていた女の子達が、次の階層に進むのが見えた。

 

「ダンジョンで起こった事件、事故は基本自己責任とは言え……そんなに簡単に通して良いものなのかねぇ」

 

 俺はそう思いながらスライムの収集を続けるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 3時間ほどスライムを収集していると、いつの間にか次の階層に向かうゲートの前まで来てしまっていた。

 

 鉄製の自動ドア……というより電車のドアを2回りデカくした感じで、ちょっとやそっとじゃ壊れなさそうである。

 

 ダンジョンの階層ごとに物理的な扉を設置することで、下の階層からモンスターが這い出て来ないようにしているのかもしれない。

 

 まぁ一種の安全装置だろう。

 

 俺はスキャナーのところに冒険者カードを置いてみるとビーとエラー音がして

 

『階級がたりません』

 

 と機械音声で言われてしまった。

 

「なるほどねぇ……」

 

 俺は自作しているマイナンバーカードを指輪型スキャナーに触れると、立体映像型のコントロールパネルが出現し、それで冒険者カードの階級ロック機能をコピーしてからロックの解除コードをぶち込む。

 

 そしてマイナンバーカードをゲートのスキャナーに触れさせてみると、扉が開いた。

 

「お、開いた。やっぱり星間移動をしているような種族と地球の技術格差はどうしようも無いね。気分は未来から来た猫型ロボットと同じってか」

 

 俺はまぁ次の階層程度ならまだ安全だろうと見物感覚で先に進むのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「あー、なるほどねぇ……次の階層はゴブリンが出るのか」

 

 緑色の肌、額に小さな角、ほぼ全裸で手には棍棒を持ったモンスターが徘徊しているし、階層が違えば世界観も変わるのか、先程までは草原だったが、ここは巨大なトンネルの様な場所で、巨大な通路の横に脇道に繋がる地位さな通路が幾つも繋がっていた。

 

「順路の看板が建てられているし、恐らくこの広い道沿いに進んでいけば次の階層に行けるのかな?」

 

 俺はとりあえず順路の大きな道は良いとして、脇道に向かってみると、先程俺を馬鹿にしていた女の子達がゴブリンに犯されていた。

 

 1人は頭が陥没していてゴブリンに棍棒で思いっきり殴られたのであろう。

 

 恐らく即死。

 

 もう1人は下半身をズタズタにされており、手足が潰されて動けないようにされている。

 

 見たところ彼女も死んでいる。

 

 最後の1人はまだ意識がありそうだが、ゴブリン達に輪姦されており、息絶え絶え。

 

「うーん、まぁもう死んでいるのと同等か」

 

 俺は光学迷彩を起動して彼女達に近づくと、バキューム掃除機のスイッチを起動した。

 

 ジュポンジュポンジュポン

 

 2体の亡骸と重傷の1人の女の子をバキューム掃除機で吸い込むとその場を後にするのだった。

 

 ゴブリン達はいきなり犯していた少女達が消えて驚いていたが、別に俺は見学に来ただけだし、運良く行方不明になっても問題ない場所で人間の素体を確保できたので良しとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 最初の階層に戻った俺はタンクローリーの兄ちゃんに回収したスライムの液体の殆どを換金してもらい、そのまま外へと向かった。

 

 外の換金所でスライムの核の殆どを換金してもらい、今日の収益はプラス3万4500円。

 

 スーパーの惣菜コーナーで弁当と飲み物を幾つか購入して、俺はフライングマシンで宇宙船のある場所に戻るのだった。

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