ARMORED CORE6:Re.life in Kivotos 作:トリミングチキン
この期間中に投稿済みの話にもいくつも手直ししています。
もしよろしければ軽く見ていただけると嬉しいです。
幾つか変な箇所がありますが手直しの影響で少し話そのものが変わっているためだと思われます。
失踪しないように頑張ります。
俺がセリカを連れ帰ってきた翌日の昼。
アビドス高等学校、とある一室。
俺と一人の大人が席についていた。
俺は先生に昨日起きた出来事や『シャーレ』について教えてもらっていた。
対策委員の皆は早めの昼食へ向かった。
「そうか、俺のいないときに皆が世話になったな。この恩はいずれ返そう」
”したくてしたことだから、お礼はいらないよ”
「そういうなら構わないが」
正直何を話したらいいのかわからない。
ウォルターのことについて聞きたいが俺がレイヴンだと知られるわけにはいかない。
ホシノ先輩はともかく、ほかの皆は心を開いてるようだし、敵対的な態度は止めておくべきだろう。
『シャーレ』とのつながりは持っておいて損はない。
「…もういい時間だな、そろそろ飯にしよう。うまいラーメン屋があるんだ」
”………”
俺と先生は食事処へ向かった。
ここはアビドス自治区、柴崎ラーメン
味良し、値段良し、大将の人柄もいい。
セリカのバイト先でもある、
アビドスの誇れる数少ない飲食店だ。
皆もここに来ていたようで
麺を啜っているシロコの隣へ座る。
「ん、二人ともここに来ると思ってた。それにしても遅かったね二人で何してたの」
「大したことじゃないさ、大将!醤油ラーメン二つ」
「ん!ごまかした!怪しい」
俺にじゃれつくシロコをノノミが止める。
「シロコちゃん。二人きりの学校ですることなんて決まってるじゃないですか~☆」
「うへー、いくら先生といえど私のかわいい後輩に手を出されたらおじさん何するかわかんないかもなー」
「ホシノ先輩まで…」
"イツキ…どうしよう私何かされちゃうかも"
「先生も別にノラなくていい!」
ラーメンを待ちながらふと入り口を見ると何やら見覚えのあるやつがセリカの接客を受けている。
「イツキちゃんどうしたの?入口の人をそんなに見つめて」
「知り合いだ。少し席を外す」
するとさらに三人が店に入ってきた
見たことのある四人組だ。
「やっと600円以下で食べれるラーメン屋が見つかったねー」
「フフフ、何事にも解決策はあるもの、これも計画どうれよ」
「はぁ…ちゃんとお金残しておけばこんな手間もかからなかったのに」
彼女らに近寄り赤髪の少女の隣に座る。
「久しぶりだな、便利屋」
俺と再会にアルとハルカは目を輝かせてくれた、それとは対照的にカヨコはそうでもないように見えた。
ムツキは笑みを浮かべながらひょこりと顔を出した。
「久しぶりだね、転校生ちゃん」
「今はイツキだ、前の呼び名前はよしてくれ」
「名前を使い分けてるのね。アウトローっぽいわ!」
「ところでさっき600円以下だとかだどうとか言ってたが、金欠なのか?」
「そうなのよ!今度の依頼で「アルちゃんが散財しちゃったんだよね!」
アルが何か話そうとしているのにムツキがかぶせるように言った。
カヨコもアルの隣に立つ。
「そう、それで600円以下のメニューをずっと探してた」
「なるほどな、セリカ!柴崎ラーメン四杯をこいつらに」
目に見えて驚いていたアルが俺の肩を揺らした。
「えっ!いいの!?四人分で2400円よ。私たちを助ける義理もないのに」
「まぁ、貸しということにしておけ」
セリカが5杯のラーメンを運んできた、俺の分も含め出来上がったようだ。
席に置かれたのは明らかに普段より多く盛られたラーメンだった。
便利屋四人分のラーメンも同様に多く盛られ、トッピングもされていた。
「セリカ…なんかこのラーメン量多くないか?」
「いや、それが普通の量のはずよ。ねっ、大将」
厨房から大将の声が聞こえる。
「あぁ、ちょっと手元が狂っちまったが、こっちのミスだからな通常料金で構わねぇさ」
「…だそうだ、大将がそういうなら気にする必要はない気にせず食おう」
皆でズルズルと麺を啜る。
便利屋の表情は驚きと感動に満ちていた。
一番に反応を示したのはハルカだった。
「…おいしい!」
「まさか600円でこのクオリティーだなんて」
「でしょー、お嬢ちゃん達もわかる人だねー」
ホシノ先輩はアルの隣に座り話に入ってきた。
「当然よ!私たちは「社長。あんまり人前で言うべきじゃないと思うけど」
「そっそうね!」
またもやアルのセリフがさえぎられていた。
(アビドスで
「………」
すると俺の顔を覗き込んだホシノ先輩に問われてしまった。
「イツキちゃんどうしたのそんな怖い顔しちゃって」
「いや何でもない、ところでアル、事業は順調なのか?」
「えぇ!ちょうど大きな仕事が舞い込んできたのよ」
「そうか、まあアルならうまくやれるだろう」
「フフフ、この仕事が終わったら今度は私が奢ってあげるわ!」
そんなこんなでラーメンを食い終わった俺たちはアビドスへ帰り、便利屋と別れた。
教室へ戻りそれぞれが教室でくつろぎだした。
「いい人達でしたね~☆」
「ん、それにしてもゲヘナ生がアビドスまで何しに来たのかな?」
「?柴崎ラーメンを食べに来たんじゃないの」
「うへー、初めて来たみたいだしそれはないんじゃないかなー」
部屋の隅にいた俺の顔をじっとのぞき込んでくる
”イツキどうしたの”
「いや、……なにも起きないといいのだが。と思ってな」
”?”
するとアヤネが扉を鳴らし息を切らしながら声を張り上げた
「校舎より西方10km付近に大規模兵力確認!おそらく日雇いの傭兵です!」
「うへー、傭兵かー。随分お財布に余裕があるんだね。どこの誰だか知らないけどうらやましいねー」
ホシノ先輩は呑気なことを言うがそこまで余裕のある状況でもないらしい。
「これ以上の接近を許せば校舎に被害が出るかもしれません、先生指揮をお願いします」
”よし、対策委員会出動!”
俺は毎度おなじみの大型ショットガン『
アヤネと先生はヘリで向かい、他のメンバーもそれぞれが武器を取り、先生の指示に従い西方の大規模兵力の元へ向かった。
その場にたどり着くと、あからさまに鉛臭い集団が集まっていた。
服装も銃器も統一性がなく、まさに
確かに数は多く質も悪くはない。だが、どこまで行っても取るに足らない木っ端だ。
集団の最前列には便利屋の四名が堂々と歩いている。
(この程度の戦力で俺の相手ができると思っているのか?便利屋)
互いに相手の姿が見え銃を構える、先生もヤル気だ。
だが、俺はまずはやることがある。
便利屋へ向かって歩みを進めながら声を張り上げる。
「便利屋!銃を下ろして、こちらへ来い!話をしよう」
俺の行動が意外だったようで戸惑っていたが、アルは話し合いの席に着くつもりはあるようだ。
銃口を下ろしこちらへ向かってきた、ほかの3人はアルの後ろを3歩ほど間を開けてついてきていた。
アビドスの皆も俺の意図を組んで銃口を下ろしてくれた。
アルと俺は手を伸ばせば拳が当たるほどの距離まで近づいた。
「簡潔に聞くぞ、目的はなんだ?」
「アビドス生徒の殲滅及び校舎の確保よ」
「誰からの依頼だ」
「いうわけないでしょう私達もプロなのよ」
「俺が相手で勝てると思ってるのか?ゲヘナでの一軒の二の舞になって終わりだ」
「確かにそうかもしれないわね…」
「なら手を引け、痛い目を見るだけでは済まないぞ」
「舐めないで頂戴!私たちは便利屋68。お金さえもらえれば何でも引き受ける何でも屋よ!」
「そうか。まあそうだろうな。他にも聞きたいことがあるが…面倒だ、身体に聞くとしよう!」
俺が銃口をアルへ向ける、アルも同様に
そのままジマーマンを横に振り抜きアルのライフルを弾き彼女の
アルが倒れると入れ替わるように目をかっぴらき食いしばるハルカが突っ込んできた。
その勢いを利用してジマーマンで殴りつけた。
よろけたハルカに銃口を合わせ、引き金を引く。
しかし、後方にいるムツキとカヨコからの射撃で銃を撃たれ弾丸がそれる。
ハルカはその隙に立て直し、俺の面にショットガンを連射してくる。
頭に全弾ゼロ距離射撃、通常の生徒ならこれで事足りるはずだが、ハルカはショットガンを構え続けている。
ジャケットの内側に左手を突っ込み、ベイラム制の大口径ハンドガン『
空砲を撃ち続けているハルカのこめかみに銃を突きつけ、ゼロ距離で弾を打ち尽くす。
衝撃でハルカは意識を失った。気づけばカヨコは後方で傭兵共に指示を飛ばしている。
ムツキは道路の端のガードレールを盾にしながら様子をうかがっているようだ。
奴への距離を縮めようと歩を進める。
”イツキ!5歩下がって”
その言葉が耳に入った瞬間、俺は思考を挟むより早く後ずさりした。
ちょうど五歩目————
鼻の先を銃弾がかすめた。
その弾丸は雪崩のように迫っていた傭兵の頭に命中した。
瞬きの一瞬、視界に桃色の髪がふわりと舞い込み、黒鉄色の盾が鈍い音を立て弾丸を弾いた。
「イツキちゃんが強いのはわかってるけどさ、あまり前に出ないでね。私が守るから」
「ホシノ先輩…すまん」
(想定よりも手こずった。俺だけで終わらせるつもりだったのだが…)
ホシノ先輩は俺に目線を合わせ子供を慰めるように優しい声色で話した。
「…そんなに落ち込まないで、みんなイツキちゃんが頑張ってるのは知ってるからさ」
俺自身に落ち込んでいるという自覚はなかった、しかし彼女にはそう映ったのだろう。
「今は戦闘中だぞ。話している暇があるのか」
「少しくらいなら大丈夫だよ。みんな強いからね」
こちらに背を向け盾を構える。
「少し下がって見ててよ、私達の力をさ」
ホシノ先輩は前線に戻り、盾で雑兵どもを吹き飛ばしていた。
先生の指揮のもとでのみんなの動きはまるで違った。そこらのスケバンはおろかゲヘナの風紀委員をも上回るチームワークだった。
その勢いに押されたのか傭兵共は散り散りになって逃走した。
一息ついて座り込むホシノ先輩の隣に立つ。
「どうだった?すごかっでしょ」
「あぁ」
「これからはもうちょっと頼ってね」
「あぁ」
俺は一見無関心そうな返答をしていたが、ホシノ先輩の話は聞いていた、適当に相槌を打っていたわけでは決して無い。
しかし、俺の関心は別に向かっていた。
「嫌な予感がするな。何か大きな見落としをしているような…」
(士気が落ちたにしても散るのが早すぎる。それに便利屋が一人も見当たらない)
(本当にこれで終わりか?)
ヘリに乗っているアヤネに連絡を取る。
「アヤネ、ここから逃げるように走る人間の中に便利屋はいないか?」
『うーん、先ほど散らばった傭兵が多すぎて誰が便利屋なのか判断着かないですね』
「おそらく傭兵が散ったのは便利屋が一番にこの場を離れたからだ。ここから一番遠いやつらはどこに向かっている」
『少し待ってください』
それからほんの少しの静寂の後、アヤネから返答が来た。
『…アビドス砂漠へまっすぐ走る四人組がいます」
「了解した」
場所が分かったなら後は追うだけだ。
速度を出すため
「ホシノ先輩。ここにいてくれよ。すぐに戻る」
言うや否やアビドス砂漠へ向かって駆けだした。
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市街地を飛び出し照り付ける太陽に焼かれながら走る。
砂に足をすくわれ思うように走れない中。
アルとハルカを背負いながら走るカヨコとムツキの姿を捉えた。
速度を出したあまり疲弊していたが奴らに向かってできる限りの加速をする。
そのまま飛び込むように奴らの首を後ろからつかみ、地に伏せさせる。
ムツキは限界だったのか意識を失ってしまった。カヨコの拘束を強め、捕らえた首にさらに負荷をかける
「ハァハァ、ようやく捕えたぞ、洗いざらい吐いてもらおうか。何か企んでいるんだろ」
砂で顔を汚し、息も切らしているというのに未だ余裕ありげな顔をしていた。
「驚いた、まさか追いつかれるとはね」
カヨコの腕を握りつぶす。
「ッ……!」
「早く吐け、このままお前の骨をすべて折ってもいいんだぞ」
「私が言わなくても多分すぐにわかるよ」
一息つき、腕に力を込め骨をへし折ろうとしたその時。
轟音が空を割り地面を震わせた。
顔を上げると一つの黒い影が頭上を切り裂いていった。
すぐさま立ち上がり今一度それを瞳に映す。
「……ヘッドブリンガー。殺したはずだろ、イグアス」
気が向けばまた書きます
この作品に1番期待している要素は?
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ac6らしい戦闘や残酷な描写
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キャラクターの掛け合いや日常の描写
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621の内面描写
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シリアスなストーリー
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アクション、バトル中心のストーリー
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ここにはない