ARMORED CORE6:Re.life in Kivotos 作:トリミングチキン
申し訳ございません。
俺は工場を制圧した後呼んでおいたヒナに拘束され特別牢にぶち込まれた。
「なあ。そこの、俺はいつまでここで過ごさなくちゃならないんだ」
見張りはそっと目をそらした。顎から冷汗が垂れている。
「ハーッハッハ‼そんなに私と同じ牢はいやかね!」
こいつは鬼怒川カスミ。ゲヘナの中でも一二を争そう犯罪集団の温泉開発部の部長だ。
この牢に入ってから何かと話しかけてくる。
「無視かね。悲しいな私の部員たちをコテンパンにしたのだから少しくらい付き合ってくれてもいいんじゃないかね?」
「お前と話すと惑わされるから口をきくなとヒナに言われている」
「ほう。君は風紀委員長を呼び捨てにしているのか」
「ふつうは役職単体か名前を付けて呼ぶのだが。今まで指摘されなかったのかね」
「そうか、いいことを聞いた。感謝する」
「ふむ。君は少々特殊な生い立ちのようだね」
「ところでこの前の温泉開発で部員100人を一人で5分もかからず倒した奴がいるのだが。君ではないかね?」
「だとしたらなんだ」
「いやーだからどうというわけでは無いが。私は小さな恨みも決して忘れない。私は目的のためなら手段を問わないぞ」
「…くだらない脅しをするな。お前は報復とか率先してやるタイプじゃないだろ」
「それに風紀委員個人に報復するのはコストに見合わない、ましてや俺が相手ならな」
「風紀委員長に私の性格を聞いたのかね」
「いや、違うが」
「ははっ、ハーハッハッハ‼」
「驚いた。この短時間でそこまで頭が回るか。気に入ったあの件は水に流そう」
何やら気に入られたようだ。面倒ごとは避けられそうでなによりだ。
コツ、コツ
「烏羽さん。牢を出てください。ヒナ委員長がお呼びです」
階段を下りてきた風紀委員が言う。
「またな。カスミ部長」
牢から出てヒナ委員長の執務室に向かう。
扉をノックし中に入る。
コンコンコン
「失礼します」
「詳細はイオリと便利屋やから聞いた」
「大手柄ね。でも、その過程であなたが風紀委員30名にけがを負わせ、便利屋の手錠を外した」
「これは反省文じゃすまないわよ」
「わかっている。責任をとって風紀委員を辞めさせてもらう」
ヒナ委員長が少し眉をひそめたような気がした。
「…これからのことは決めてるの?」
「独立傭兵をしようと思っている。まあ経験はある。それからはキヴォトスを見て回るつもりだ」
「ゲヘナは気に入らなかった?」
「いや、気に入ったさ。楽しいひと時だった」
「そう。あと数日は特別牢ということになったわ」
「あとこれは独り言だけど。今日の22時以降は牢から南に人はいないわ、あと工場の近くにあった車も牢の近くに置いてある」
俺は部屋の外の見張りと牢に戻った。
案内された牢には便利屋4人組が入れられていた。
俺を見るアルの顔は何か言いたげだった。
「あー!あなた話と違うじゃない」
「大丈夫だアル社長。すぐに出れる」
牢に入り無言の時間が続いた。
そして見張りが居眠りを始めたところで4人に話しかける
「22時にここを脱獄する」
「え‼何言ってるの無理に決まってるじゃない!」
アルが大声で驚くのをムツキが抑える
「アルちゃんシーッ。一旦話だけでも聞こうよ」
「22時以降は南に人がいないことを確認している」
「俺なら力ずくで牢を破れる。見張りを殴り倒してあっちの私物保管庫から銃を取り出して俺の拳で壁を破壊する」
「外に置いてある車に乗ってお前らの事務所まで行く」
「なんて作戦よ!そんなのできるの?」
「大丈夫だ。別に俺が勝手にやるだけだから。ついてこなくてもいいがどうする?」
「社長せっかくだし乗らないその作戦。本当に牢を壊せるならそれでいいし」
「なら今のうちに寝とけ。何があるかわからんぞ」
「ああもう、わかったわよ!」
アルは目を閉じて寝転がった。カヨコとムツキも壁によっかかって眠りだした。
ハルカは天井に張り付いている。見張りからは見られてなさそうだが疑われるかもしれないからやめてほしい。
時計の針が10を刺した瞬間に立ち上がり檻を思いっきり引っ張り抜け出す。
「なっ。はっ、何をしt「黙ってろ」
見張りを殴り倒し奥の私物保管庫のドアをけ破る。
「便利屋!」
「まさかほんとに牢屋を壊しちゃうなんて…」
「シオンちゃんとんでもない怪力だね~」
「ハルカなんで天井張り付いてるの。行くよ」
「すみませんカヨコ課長。すみませんすみません」
俺がすぐにコキュレット、ハリス、ジマーマンとカードを回収し牢屋の壁を蹴り壊す
牢の近くに俺が出したハーフトラックがあった。
「お前ら車に乗れ、このまま一気にゲヘナの外に行く」
「じゃあなカスミ部長」
隣の牢のカスミに別れを告げるだけ告げ車に乗り込む。
「フルスロットルだ‼飛ばすぞ!」
出せる限界の速度を出しながらゲヘナの校内を走る。
もうすぐ校門だここを出ればもう追いつかれることは」
キキーッ
車を急停車させる。
「何かあったの?」
「カヨコ課長ハンドルを握っておけ。あいつと話してくる」
「いいけど。あいつって…」
車から飛び降り校門の前にいた人物に近寄る。
「何か用ですかヒナ委員長」
「ようというほどではないけど。これを渡したくて」
ヒナは服を1着差し出してきた
「これは昔私が使ってたんだけど。少し大きくて使うのをやめたのだけれど、あなたならちょうどいいんじゃないかと思って」
「なぜわざわざこれを?」
「餞別よ。これまでの仕事の報酬だと思ってもらってもいいけど」
「昔、ある人にもらったものなの。大切だけどサイズが合わないから、せっかくならあなたに使ってほしくて」
夜の闇のように黒いコートだ。差し色に赤い模様、胸に白い羽が縫われている。
「よくわからないが、ありがとう。」
コートを受け取る
「短い間だったが世話になった。この恩は忘れない。何かあったら連絡してくれ」
車に乗り込む。
「カヨコ。出せ」
車が再び走り出し校舎が徐々に遠ざかっていく。名残惜しさのようなさみしさを感じる。
「あなたが話してたのヒナだったよね。何もらったの」
「ただの服だ、怪しいものじゃない。それにヒナ委員長なら罠を仕掛ける意味もないだろ」
「それもそっか。それで目的地は事務所でいいの」
「あぁ、構わん」
事務所に着くと車を降りて全員で事務所でくつろぐ。
「ふぅ~疲れた~。もうこんなことはなければいいんだけど」
「でも私は楽しかったよ。シオンちゃんもそうでしょ?」
「あぁ、いい経験だった。まあ俺は風紀委員をクビになったけどな」
「まぁいいわ、報復もできたし。ハルカ何か飲み物買ってきて」
「はっはい。ただいま!」
「ところで相談なんだが。俺は独立傭兵になろうと思っているんだが、なにかアドバイスはないか」
「うーん。そうねとりあえずこのアプリに登録してみたら」
アルが見せてきたスマホ画面には『マークメイト』というアプリが映し出されていた。
傭兵のMercenaryと仲間のMateを混ぜたのだろうか。
「とりあえずこれに登録すればいいのか?」
「そうよ。あと電話番号とメールを登録して。名前とプロフィールを入力すればいいわ」
「名前は本名も多いけどコードネームを考えたりすることも多いわよ」
「名前か…どうしようか」
「はいはい!ムツキちゃん考えたい!」
「いいぞ。…そうだ今手持ちに3万ある。これで便利屋68に依頼する」
「三万‼⁉」
アルの目がいきなり輝きだした。
「その依頼受けるわ!完璧な名前コードネームを考えてあげる」
俺はアルたちに任せソファで寝ることにした。
3時間後
アルに肩を揺らされ目が覚めた。
「それでいいコードネームはできたか?」
「もちろん。いい名前ができたわよ。感想を聞かせて頂戴!」
「あなたのコードネームは『レイヴン』よ!」
目をキラキラさせながら俺の反応を期待しているようだ
「…………最高だ」
どうやら俺はこの名とつくづく縁があるらしい。
ルビコンのことをいやでも思い出してしまう。
兎にも角にも、これで傭兵登録は済んだ。
便利屋に別れを告げ車に乗り込み夜の街に繰り出た。
621にはやはりレイヴンかと。
この作品に1番期待している要素は?
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ac6らしい戦闘や残酷な描写
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キャラクターの掛け合いや日常の描写
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621の内面描写
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シリアスなストーリー
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アクション、バトル中心のストーリー
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ここにはない