陵南高校のシューター!   作:ゆーざー315

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投稿ペースを上げて行きたいですね。
とにかく変な気恥ずかしさと制作から目を背けたくなるのをどうにかしないとなと思ってます。
色々な話の展開や描写についてとかの感想とかくれると助かるので良ければお願いします。


第5話「湘北との練習試合(後半)」

 

「何だ、陵南は交代か?」

 

「あれは1年生ね、ポジションはSGみたい。

しかし赤木先輩とは別の意味で高校生には見えない見た目してるわねー。髪も長いし一瞬女のコかと思ったわ。」

 

ゴン!

「あいた!」

 

「悪かったな高校生に見えなくて…!」

 

「スイマセン。」てへぺろ

 

「…ダンナ。あいつ、オレがマッチアップしてもいいかい?」

 

「ミスマッチだがいいのか?」

 

月野の身長が182cmに対して宮城リョータは166cmであり、16cmもの身長の差があった。

 

「そんなの俺にとっては何でもないですよ。」

 

「そうか、それなら好きにしろ。」

 

「オーケー。よし…後半はこの宮城リョータが点を入れまくってやるぜ。」

 

「その意気だ!頑張れよリョータ!」

 

「まかせて彩ちゃん!俺のカッコいいとこ見ててね!」ガシィ!

 

「あーもう分かったから!早く行ってきな!」

 

「こいつはコレさえなければいいんだがな…」ハァ…。

 

 

ピー!後半開始!

 

そして後半が開始され、また魚住と赤木のジャンプボールから始まる。

 

「フッ!」バシッ!

「くそっ!」

 

「ナイスダンナ!速攻!」パシッ!ダダダ!

 

「させねぇ!」ダダダ!

 

赤木からボールを受け取った宮城が速攻をかけ仙道が追いかけるもあっという間にゴール前に近づていく。

 

「うりゃ!」ダンッ!シュッ!

「!(速い!)」

 

パサ!

 

だが少し仙道のブロックが間に合わず宮城はレイアップを決めた。

 

「よーし!いいぞリョーター!」

 

「(彩ちゃん…!)」ブンブン!

 

「フゥー…やるね。」

 

「仙道クンを振り切るなんて…よかったー宮城クンがボクのマッチアップじゃなくて。」

 

そして陵南のオフェンス

 

「仙道!」シャ!

「!」パシッ!シャ!

 

仙道が3年のPGからボールを受け取るとすぐに月野にボールを回した。

 

「…!(きた!)さーて…ん?」パシッ!

 

パスを受け取り向きなおると厄介そうに思っていた相手『宮城リョータ』が前に居た。

 

「お前はこのオレが相手してやるよ。」

 

「(宮城リョータ…!)キミポジション違うでしょ?何でボクにつくのさ!」

 

「点差が開いてから入ってくるような舐めたヤツはぶっ潰したいからな!もらった!」バッ!

 

「うゎあぶな!」サッ!

 

宮城は焦っている月野からボールをスティールしようとするが間一髪後ろにボールを引かれ奪えなかった。

 

「チッ!」

 

「いいぞ宮城!」

「何してる!ボール回せ月野!」

 

「どーした月野、そんなもんか?」

 

「そこ!」バッ!

 

「させるかっ!」シュン!ダン!クルッ!

 

月野が宮城のディフェンスに押されボールをとられそうになるが腰を低く姿勢をとり、

宮城が前からディフェンスで当たってきた所にレッグスルーを交えたロールターンでのドリブルでかわした。

 

「な…!(上手ェ…!)」

 

「…あっぶ、な!(ここで決めても2点だけど…!)」スッ…!ダンッ!

 

一瞬、フリーになった後すぐにシュートモーションに入る。

 

「打たせるか!」

「このやろ!」バッ!

 

「遅い!」シュッ!

 

宮城とカバーした選手がブロックするがすでにボールは手から離れており、リングに向かっていた。

 

パシュッ!

 

そして月野の2点シュートは決まった。

 

「やった!」

 

「よしいいぞ月野!」「ナイスシュー!」

 

「よし…!やはりあいつは使える…!体力不足を補えば陵南不動のシューターになれる存在かもしれん…!」

 

 

「ねぇ仙道クン見た?次からはあーいうの決めてねあーいうの。」

 

「あーいうのねぇ。でも3点じゃねぇよな今のは。」

 

「むか…!じゃあ次決めるから見てなよ!」

 

 

「うぉぉぉー!入っていきなり決めやがったぜ月野の野郎!練習中はあんなにダメダメなやつが!」

 

「俺達も早く追いつかないと。」

 

「くそ…。月野…!(俺も試合出たい…!)」

 

 

 

「ちっ…!おいお前!名前は?」

 

「?月野真琴。よろしく。」

 

「月野!次は俺の番だからな!」

 

「そうだねー。(次って…キミとボクはポジション違うけど。)」

 

「ポジション変更だ!PGも牽引して宮城を止めろ月野!」

 

「えぇ!?何で!?PGなんてやった事ないよ!?酷いよカントクー!」

 

 

「池上とのダブルガードなら問題はない!やってみろ!(あの宮城に月野をマッチアップさせておけば丁度いい経験値になるしな。…ぶっ倒れるかもしれんが。)」

 

 

そして湘北のオフェンスとなり、宮城の組み立てから始まった。

 

 

「さーて…、さっきは良いシュート見せてもらった代わりにコッチからもお返しさせてもらうぜ。」ダン、ダン、ダン、

 

「はぁ…、一番面倒くさそうな人が相手になっちゃったよ。」スッ…キュッ!

 

「ほぉ…。(こいつ…地味な雰囲気の癖に良いディフェンスしやがる。でも俺の相手じゃねぇな!)切り崩してやるぜ!」ダンダン!シュン!

 

「っ!(速い!でもドリブルのコースを絞れば!)」キュッキュッキュッ!

 

「ちっ!(抜けねぇ!)」ダンダンダン!

 

「こだわるな宮城!パス回せ!」

「いいぞ月野!ナイスディフェンス!」

 

「ぜってぇ抜く!」ダン!ダン!

 

ムキになった宮城は周りが見えなくなり、意地になって月野を抜こうとする。 

 

「もうすぐ時間よリョータ!」

 

「くそ…!しつけぇんだよ!」

 

「そっちがね!」

 

そして湘北のシュートバイオレーション(攻撃側のシュート時間)も近づき焦りが見えた宮城の隙を月野が突いた。

 

 

「この…いい加減に!(体力使わせないでよ!)」バッ!バチッ!

 

「しまっ…!」

 

「よし!」パシ!

 

「ヘイ!」

 

「OK!」シャ!

 

「行くぜ速攻!」ダンダンダン!

 

スティールに成功した月野は自分より前にいた仙道にパスを出した。

 

 

キュッ!

「…!」シャッ!

 

そして仙道はスリーポイントラインで止まりシュートを放った。

 

パシュン!

 

「クソ…!また仙道か…!」

 

「どうだ?今度はちゃんと決まったぜ?」

 

「ナイスシュート。」

 

「サンキュー。それより湘北のPGと楽しそうにしてるが体力持つのか?」

 

「…うるさい。それより自分の心配しなよ、キミは前半から動き回ってるだろ?」

 

「俺はぜんぜん疲れてないぜ。後20点はとる。」

 

「体力おばけめ…。」

 

 

 

そして陵南のオフェンス

 

「月野!」

 

「はい!」パシ!

 

陵南メンバーのガード『池上亮二』からパスを受け取ると湘北のガード、宮城リョータと再び対峙する。

 

バッ 

 

「!」

 

「今度は油断しねぇ、来な。」

 

「…ねぇ、止める間合いはそこでいいの?」

 

「は?」

 

ダンッ!

 

月野はそう言うとスリーポイントラインより2歩分、高速のステップバックで下がりシュートモーションに入りシュートを構える。 

 

「…。」スッ…

 

「な…!」

「まさか…!」

 

「そうだ…!」ニヤリ…!

 

シュッ!

 

パサ!

 

スリーポイントラインからさらに後方での月野のディープスリー(3Pラインより後方のシュートの名称)は高い軌道を描きながらリングに吸い込まれた。

 

「うぉぉー!あんな遠くから決めやがったー!」「月野ー!」

 

月野の3Pに湘北の面々も衝撃を受けた。

 

「チッ!陵南にシューターが居たとは…!」

 

「あんなシューターが陵南に入ったのか…。くそ…!三井が居ればウチも…!」

 

「フム…きれいなフォームだ…。」

 

 

 

「ハァ、よかったーいきなりだったけど決まった。」

 

「まいったよ月野、よく決めれるなあんな所から。」

 

「ありがと。はぁー…すごく疲れるんだこのシュート。疲れてるとエアボールになるし。」

 

「ナイスシュートだ月野ォ!」バシィ!!

 

「いて!?魚住さん!?」

 

「まだまだバンバン決めていけよ!俺も赤木に勝つ!」

 

「は、はい…!」

 

 

だが3Pを決めてからの月野は少しの活躍はするものの体力が無くなっていき少しずつ動きが悪くなっていった。

 

「ディフェンス!」

 

「ハァ…!ハァ…!」バチン!

「後ろからかよ!このやろ!ヘロヘロの癖に!」

 

 

「オフェンス!」

 

「スクリーンだ!いけ月野!」ガシ!

「(ボク使いすぎでしょ!)…はい!」

 

「月野!フリーだ!打て!」シャッ!

「ハァ…!ハァ…!」パシ!

 

「宮城!小暮!止めろ!」

 

「打たすかよ!」

「間に合え!」バッ

 

ヨロっ!「くっ!」シュ!

 

ガィン!ガン!ガン!コロコロ…パサ…

 

疲弊し倒れながらフリーで打った月野のシュートはリングに転がりながら辛くも決まった。

 

「うわっ!」バタン!

 

「くそ!止めれなかった!…?おい君大丈夫か?」

 

「ハァ…!ハァ…!気にしないで…下さい…!大丈夫です…!(あーもう…!変なシュートになっちゃった…!)」

 

「大丈夫か月野。もう交代した方がいいんじゃないか。」

 

「ハァ…!ハァ…!」  

 

「…!(…入ってから10分程で限界か。

試しに湘北で赤木の次に活きの良い宮城に月野をぶつけてみたがいい判断材料が採れたな。)」

 

「(うわ、何かカントクが険しい顔して見てる!)いえ池上さん!もう少しいけます!」

 

「そうか、無理なら俺にすぐに言って来いよ。」

 

「は、はい。(池上さん目立たない人だけど優しい…!)」 

 

「お前さんスタミナは全然無いみたいだな!」ダン、ダン!

 

「…ハァ…!ハァ…!バレた?」

 

「それで隠せてるつもりだったのかよ?悪いが抜かせてもらうぜ。」

 

「ハァ…!ハァ…!(くそ…!目はチカチカするし足の踏ん張りきかない!

大体何でボクがPGのディフェンスやんなきゃいけないんだよ!)」

 

後半から入った月野はオフェンス、ディフェンスと1年ながら奮闘し活躍を見せていたが、やはり問題のスタミナ不足がたたり、

マッチアップ相手の宮城についていけなくなっていた。

 

「隙あり!」ダン!シュン!

 

「くっ!」キュキュ!ズルッ!「!?」バタン!

 

ついにディフェンスの体勢で脚が踏ん張れなくなり転ぶ月野。

 

「仙道ォ!ヘルプだ!」

 

「やらせねぇ!」

 

「指示してる場合かい?ダンナ!」ビッ!

 

「おう!」ブワッ!

 

仙道にヘルプにつかれた宮城は瞬時に赤木にアリウープパスを出した。

 

「アリウープだと…!やらせんぞ赤木ー!!!」ブワッ!

 

「フッ…!」シュゥゥゥン…!パシ!

 

「ウホ!!!」ガシャーーーン!

 

魚住の上から叩き込んだ赤木のアリウープに体育館の一同が驚いた。

 

「「「!?」」」

 

「す、すげぇー!!点差は負けてるってのに何てプレーをするんだ!」「あれが湘北の赤木か…!」

 

 

「まだまだ行くぞ!ディフェンス!」

「おお!」「何て迫力…やっぱゴリラだな。」

 

「くそ…!くそぉ…!赤木ィ…!」

「…ハァ、ハァ…、」

 

「潮時か、月野を下げるぞ。」

 

「おい月野交代だ、立てるか?」

「すみません池上さん…立てません…。あっ…!」フラッ!

 

ガシッ!

「ったく情けねぇやつ、ほら立てよ。」グイ

 

「す、すみませ…ってあれ?宮城リョータクン…?」

 

「フルネームで呼ぶなよ。お前月野って言ったな、体力つけろよ。」

 

「うん…自覚してるよ。支えてくれてありがとう。それじゃ…」フラフラ

 

「お、おい!ホントに大丈夫かよ?」

 

「こ、これで外からは撃たれなくなったようだな赤木!」

 

「…おう。(3点を打てる奴が陵南の1年にいるのか。三井…。ちっ、今更ヤツの事なんぞ思い出したくはないが…。)」

 

 

「ナイスプレーだったぞ月野!」「最後は見てらんなかったけどな!」

 

「ハァ…ハァ…。ありがとうございます。」

 

「月野、よくやった。が…自分で分かっているな?」

 

「はい…分かっています。あの…、隅っこの方で倒れてて良いですか?」

 

「…せめて試合は見ておけ。」

 

「はい。」

 

「監督月野に甘いよな…」「あんな発言しようもんならゲンコツの一発や二発は飛んでくるよな。」

 

「ん?何だ?何か言ったか?」

 

「「い、いえ!何も!」」

 

「(月野に甘い、か…。仕方あるまい。コイツは飴をもらえないと伸びんタイプだろう。

かといって飴ばかりやって調子に乗らせるのも他の部員からの示しとしてもよくない。鞭を与えるタイミングはどうすべきか…。)」

 

田岡が考えを巡らせる中、試合は陵南の怒涛の攻撃が続き、1年生にもかかわらず仙道を中心に動いていた。

 

「フッ!」ガシャン!

 

「仙道止まらねぇー!」「ホントに1年かあいつー!」

 

「よっしゃぁ!」

 

「何か知らないけど張り切っちゃってまぁ…。はぁ疲れた、明日の練習は休も。」

 

そして月野が外れた後の試合展開は湘北の赤木と宮城のプレーを除いては陵南が圧倒し仙道のプレーー止める事が出来ずに、スコアの結果は湘北との点差は100点ゲームのダブルスコアとなり陵南の勝利で終わった。

 

「「「「「ありがとうございました!!!」」」」」

 

 

〜試合後〜

 

「はぁ…。(これは本格的に体力不足をどうにかしないとなー。ボクを見てたあのカントクの険しいカオ!あーこわいこわい!)」

 

試合後、月野が考えにふけっていると宮城リョータから声がかかった。

 

「おい月野、今度は本戦であのスリー止めてやるよ。あと体力ちったぁつけろよ。」

 

「あー、うん。忠告ありがとう。もう帰るの?」

 

「ああ、またな。」

 

月野と宮城が言葉を交わす中、今日の試合で赤木にプレーで及ばず気落ちする魚住に赤木が一言言葉をかけた。

 

「…。」

 

「魚住、また本戦で闘おう。」

 

「……ああ。」

 

「よし帰るぞ!帰って反省会だ!」「「はい!」」

 

かなり点差が開いた負けを喫しているにも関わらず湘北高校の赤木剛憲率いる湘北高校は毅然とした態度で陵南バスケ部の体育館を後にするのだった。

 

「なんか迫力ある人達だったな。もしあっちに外から打てるプレーヤーが居たら苦戦してたよねきっと。」

 

「試合後のミーティングを始めるぞ!全員集合しろ!」

 

「…迫力に関してはウチも負けてないか。はーい。」

 

湘北との練習試合を終え、さらに陵南バスケ部は全国への道のりへと目指し、厳しい練習を重ねて行くのだった。

 

 

 





登録してくれた方と評価くれた方々、本当にありがとうございます。制作の励みになってます。
また次の話でも良ければよろしくお願いします。
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