投稿が長く開いてしまい申し訳ありませんでした。
再開していこうと思います、よろしくお願いします。
次の話も近くに投稿します。
擬音とか多めになってるので見にくい&分かりにくかったらスミマセン。(誤字とかもあるかも…。)
表現や描写とか上手い方はコメントお願いします。
〜陵南高校体育館〜
湘北を下した陵南高校は海南、翔陽、武里、陵南の4校での全国出場の2校を決定する決勝リーグへと駒を進めていた。そしてそれに向けてのミーティングをする為、選手達は体育館に集まっていた。
◇
「いやーシードさまさまだね。1回勝っただけでもう決勝リーグだよ。」
「調子に乗るなよ月野、結局湘北戦で後半はバテて動けなくなってオレと交代しただろーが。」
「ゔっ…そーいう事は言わないでよ。
越野クンだって代わった直後にターンオーバーしたし、どフリーのレイアップも外したじゃん。」
「ぐっ…減らず口を…。」
「喧嘩しちゃ駄目だよ2人とも。もう仲間同士モメるのはやめようって決めただろ?」
「「はい…。」」
試合後での感想の言い合いをする2人に植草がたしなめる。
「…もしかしてずっとこの戦い方してれば余裕なんじゃ…!?」
「海南や翔陽相手にそう簡単にいくかよ。」
「そうだ月野、決勝リーグではそうはいかんぞ。ここからは魔境だ。」
「あっカントク、お疲れ様です。」
「「お疲れ様です!」」
「うむ、全員揃ってるようだな。ミーティングを始めるぞ。」
「「はい!」」
田岡監督によるミーティングが始まり、部員達への決勝リーグでの戦い方、方針、作戦を伝えた。
「そして最後に言っておく。
初戦の相手は海南大附属高校、神奈川県の王者だ。
ここに勝てない限り全国への道は閉ざされたままだと思え!」
◇
〜リングのある公園〜
「…って監督は言ってたけど少し大げさだと思うんだよね〜って聞いてるルカワクン?」
「」Zzz…
公園にて流川楓と再会していた月野は海南大付属の印象について流川に問いかけるも話を聞く途中で寝落ちしたのか問いかけに反応がなかった。
「おいこら、話の途中で寝るな。」ビシッ!
「…オレの眠りを妨げるヤツはゆるさん…!」ブン!
「な、何!?うわー!」
ドカバキ!
「起こしてごめんなさい。」
「分かりゃいーんだ。」
……………
「それで海南って強いの?皆同じように強い強いって言うんだけど。見た感じ上手いのは分かるけどそこまで強さを感じないんだよね。」
「オレは相手がどこだろーが関係ねー。」
「そっか、そうだよね。ひたすらシュートを打って決めるだけか。」
「それでいい。そーすりゃ勝てる。」
「今回は負けても最終的な勝ち負けの差で決めるらしいから海南は捨て試合とか言ってる先輩いたけどね。」
「…何だそいつ。」
「3年生にけっこういるんだよそーいう人が。
来年は居なくなってやりやすくなりそうなんだけどね。マトモな上級生が2年だけってのが悲しいよね。カントクもなーんかクセあるし。」
「…。」
能天気そうなこいつにも意外に色々あるんだな、と未だ年上に思えない月野に対して失礼な考えを持っていた流川楓であった。
「ちなみにルカワクン高校はどこ行くの?」
「…家から近いとこがいい。」
「あー通学とか苦労したらイヤだよね。」
「なんも考えてねーけどそれだけはイヤだ。」
「ルカワクンが入ってきたらウチは無敵になりそうだけどなー。いやでも案外仙道クンと合わなかったりして…。」
仙道と流川の凄まじいコンビプレーを思い浮かべながらも天才肌でクセのある性格の両者が揉め合う未来も見えた月野だった。
「ワリーけど陵南には行かねえ。」
「えっ、いや、来て欲しいけど誘ったつもりは無かったんだ。」
「元々行くつもりない、遠いし。」
「じゃあ今の内に1on1でキミのプレーを分析しておこうかな、敵になる前に。」
「できるもんならやってみろ。」
そして月野と流川の1on1は暗くなるまで続いた。
◇
試合当日となり、陵南高校は控室でのミーティングと準備を始めていた。
〜陵南控室〜
海南との試合開始前に田岡監督は陵南メンバーに作戦を伝えると共に試合での立ち回りを伝えていた。
「月野、海南攻略の為にはお前のシュートが必要不可欠だ。
今陵南には外から打てるのは仙道とお前しかいない。その仙道もお前と比較すると3点シュートにおいては1段落ちるからな。」
「はい、そうですね…。」
「?どうした?まさか体調でも悪いのか?」
「いや結構プレッシャー感じてて…。」
「お前は今やウチにとって欠かせないプレーヤーとなりつつあるんだ。プレッシャーを感じて当然だろう。」
「そーいう意味で感じてるんじゃなくて…。」
「じゃあ何の理由があるんだ?」
「ボクと植草クンのマッチアップの相手って全国で有名な人なんですよね?」
「全国随一のディフェンスのスペシャリストだ。だがオフェンスでも平均20点前後取ってくるプレーヤーだ。
抜かれたらインサイド陣とカバーし合うように守っていけ。」
「は、はい…。」
「それと植草も分かっているとは思うがお前のマッチアップする『牧紳一』は2年にして神奈川No.1プレイヤーだ。1人でどうにかしようと思うな。」
「は、はい…!」
「結局の所ボクと植草クンの所がヤバい人達じゃん!どーすんのさカントク!」
「月野…。」
「そうだ。牧紳一、榊総悟、それだけではなく海南のスタメンに選ばれている選手は一筋縄ではいかない。」
「…。」
「だがな月野、お前の持っているシュートセンスなら海南が相手だろうが引けを取らないと信じている。そして植草、お前の粘り強さと根性があれば牧といえど苦しくなる時が来るだろう。」
「抜かれても気にするな、オレがシュートを全てはたき落とす!」
「カントク…魚住さん。」
田岡と魚住の励ましの言葉に月野が胸を打たれていると、チームメイトの面々も言葉をかける。
「ヘバッたら俺もすぐ交代してやるからな。2人共。」
「魚住の言う通りカバーするから1人で背負い込むな、気持ちで負けるなよ月野、植草。」
「…やろう月野、なんか怖さが消えてきた気がするよ。」
「うん!やろう!よーし!やる気出てきた!王者だか知らないけど覚悟しろ海南!」
田岡やメンバーの励ましの言葉で相手への不安が消え、前向きな気持ちで試合に望む月野と植草の2人だった。
◇
コート場
〜両校試合前ウォーミングアップ中〜
ダン!ダン!キュキュ!
「」ゴゴゴゴゴ…!
「(…と思っていた時期がさっきまではありました!何なのこの人達、ホントに高校生!?
特に怖いのはオールバックで色が黒い人と色白で目つき冷たい人の2人!
ひっ…!目つき冷たい人がこっち来る!何で!?)」
「お前が月野真琴か。」
試合開始前のウォーミングアップ中、月野の今日のマッチアップの相手である
海南高校3年のキャプテン『榊 総梧』が声をかけてきた。
「は、はい!よろしくお願いしま…」
「5本だ。」
「えっ…、5本って何が…」
「5本、お前がこの試合で決めれるシュートの数だ。」
「ご、5本…!?」
「…すまない、言い方が悪かったな。
それぐらい全力でお前を止めに行かせてもらうという俺なりの意志表示だ。悪気はない、
…用はそれだけだ。」スタスタ
そう勝手に言葉を言い残して月野の前から立ち去る榊。
「(な、なーにが何が意志表示だよ、ムカつく!ただ煽りにきただけじゃんか!)」
榊の言葉に月野が憤慨していると話に興味を持った仙道が尋ねる。
「よぉ、榊さんに何て言われてたんだ?」
「いや!何も!ただイヤな感じだっただけだよ!」スタスタ!
「おい教えろよ、何て言われてたんだよ。」
「(5本、…か。それだけで止まればいいがな。)」
◇
〜メンバー紹介〜
陵南
C 魚住(2年)背番号4 200cm
F 池上(2年)背番号5 181cm
SF 仙道(1年)背番号7 188cm
SG月野(PG兼任)(1年)背番号14 182cm
PG 植草(1年)背番号15 169cm
海南
C高砂(2年)6 190cm
F武藤(2年)8 182cm
SF小菅(2年)10 180cm
SG榊(3年)4 184cm
PG牧(2年)5 183cm
◇
そして試合開始の前に両監督が挨拶を交わしていた。
「田岡先輩、今日はよろしくお願いします。」ガシッ!
「ああ、今日こそウチが勝たせて貰うぞ高頭。」ガシッ!
「フッ…、いくら活きのいい1年が入ったからといってウチには勝てませんよ。」
「ほう…?ウチの選手達の事を知ってくれているとは中々に注目してくれているようだな高頭よ。」
「いやいや、別に陵南だけ特別に注目している訳ではないんですが…。粒揃いで羨ましい限りです。
ほとんど1年生をスタメンに起用するとは挑戦的だなとは思いましたが。しかもウチ相手に。」
「よ、余計なお世話だ…!(ぐっ…。こいつ…!相変わらず可愛くない言い方をしおって…!)ご、ごほん!これ以上喋ることは無い!ではな!」
「はい、お互い良い試合をしましょう。(あの厳しい田岡先輩が1年生をスタメンで試合に出すと言う事は実力を持っていると言う事だ。油断は出来んぞ高頭力…!)」
◇
ザワザワ…
《どっちが勝つかなー。》《そりゃお前海南だろー。》
《でも陵南には強烈なスリー打つやつがいるじゃん。》
《榊が抑えるだろ、それに加えて2年になったあの牧も居るんだからこれからも海南に勝てるチームなんてあんのか?》
試合を見に来ている観客が各々感想を述べている中、海南のキャプテン『榊総悟』に黄色い歓声が送られた。
《榊さーん!こっち向いて〜!《榊さ〜ん!》
「…。」フリフリ
それに応えるように手を振る榊。
《きゃ〜!!?手振ってくれた〜!!》フリフリ!
「ふぅ…。」
「フフフ…、顔に似合わずサービスがいいな榊。」
「いえ、応援しに来てくれているのでそれに応えました。」
「それはいいんだが…。」
キャー!キャー!キャー!
「お前が応えるとますますうるさくなってかなわん!どうにかしてこい!」
「すみません、鎮めてきます!」
「モテますね榊さんは。」
「お前はああはなるなよ神。色々と教えてもらってるみたいだが。」
「いやいや監督、オレが教えてもらってるのはバスケだけですよ。」
「そうだといいが…。大体ウチに黄色い歓声などいらん!どこの女達なんだ!全国で榊が目立った弊害だなまったく!」
「そ、そうですね…。」
◇
両者挨拶!
「「よろしくお願いします!!!」」
両校が挨拶を終え、試合の開始が近づいていた。
「(ジャンプボールは必ず魚住さんが取ってくれる…!そしたら一気に速攻だ…!)」
月野が開始に向けて集中していると近くにいた仙道からふいに小声で話しをかけられた。
「おい、今日調子はどうだ?」
「?何で試合始まる寸前にそんな事聞くのさ。調子とやる気は充分だよ。仙道クンこそどうなの?」
「お前には言っとくが…、ぶっちゃけて言うと悪い。」
「えっ、ピンチじゃんそれ…。ただでさえ相手が高校生離れした人達なのに。(顔とか。)
ていうか早く言いなよそんな事は…!」
「やる気になってるヤツがいたから水は差せねぇと思ってな。」
「変な気遣いしなくていいよ!どーすんのさ!」
「後半までに調子を取り戻す。…まー、前半は頼んだ。」
「…ボクにできる事はやるよ。」
「おっけ、任せたぜ。」
「…始まるよ、位置について。」
そしてまだチームとしては若く未熟な陵南と常勝と呼ばれる海南の試合が始まった。
次話に続く。
次話は一気に試合の半分まで入れ込むかそれとも半分前にするかで悩んでます。
お読み頂きありがとうございました!
次話もよろしくお願いします!