超絶次元ゲイムネプテューヌ おーばーどらいぶ!   作:白宇宙

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お待たせしました、白宇宙です!

いやぁ…ちょっと更新に間が開いてしまいました…申し訳あr


宗谷「理由は“ウルトラマンティガ”に何故かまたハマって、DVD借りて見てたから遅れたらしいけどな?」

あ、ちょ!? 何でバラすかな!?

宗谷「なんとなく」

畜生この野郎!!


でも、いいじゃないですか、かっこいいじゃないですか、ウルトラマンティガ…。
彼は僕の思い出のウルトラマンですから…。


と言うわけで、最新話!
別にウルトラマンティガの要素とか全くありませんが、どうぞお楽しみください、どうぞ!


stage,30 俺と歌姫の想い

数分後、部屋の中に響き渡っていた音色はやがて止み、部屋の中を再び静寂が包み込んだ。

部屋の中では今まで歌い続けた宗谷と5pb.が、互いに手に持っているそれぞれの楽器を手放し、ケースに戻そうとしていた。

 

宗谷は隣で愛用のギターをケースに入れている5pb.をちらりと見る。

 

「……いい顔だ」

 

その表情は、さっきの暗い表情とは一転して、どこか清々しさを感じるものになっていた。

 

「やっぱり、音楽が好きなんだな」

 

「……うん」

 

5pb.は小さく頷くとギターケースのファスナーを閉める。

さっきまでの不安な気持ちが軽くなっている、むしろ演奏中は忘れているに等しいほどに…。

 

「ボク、世間とか周りの人の事とかに敏感になりすぎてたのかな…」

 

「それは、人見知りだから?」

 

「そうじゃなくて……アイドルとしての自分を気にしすぎてたんじゃないかって…そのせいで大切な事を忘れてた気がするんだ…」

 

そう言うと、彼女は自分の頭にあるお気に入りのヘッドフォンに手を添える。

 

 

「ボクはね……小さい頃から人見知りで……友達って言える人が一人もいなかったんだ」

 

 

 

 

 

いつも一人ぼっちで、どこかに隠れるようにして生きてきた。

昔からこんなだったせいで、人と話すのはもちろん、人前に出るのも極端に怖がってたくらいで…。

 

子供のころは公園とか、みんなが遊んでる姿を離れた所で見つめるのが精いっぱいだったんだ。

 

羨ましいなぁ、ボクも遊びたいなぁ…。

 

そんな風に思いながら、ずっとずっと一人で何もできずに、ただ隠れるようにして生きてきたんだ。

でも、そんなある日、ボクは“あの人”に出会ったんだ…。

 

ボクがいつも見たいに森の中で一人、何をすることもなくただ歩いていると…。

 

 

 

――― ~~~♪

 

 

 

人気のないはずの森の奥で誰かが歌を歌ってたんだ。

偶然聞いたその歌声を、ボクはなぜだかだれが歌ってるのか知りたくてその歌声を頼りにして、誰が歌っているのか探した。

 

 

そして、見つけたんだ…白い髪飾りをしたあの人を…

 

 

『~~~♪………あ』

 

『………あ』

 

 

今考えると、最初に天条さんと会った時と同じ出会い方だったなぁ…。

 

その人もボクを見てびっくりして、ボクも同じくらいびっくりして、初めての事でボクはどうしていいか分からなくて……。

 

『うぇ……ふぇぇぇ……』

 

本気で泣きそうになったんだよね…。

 

でも、その人はボクが泣きそうになっているのに気づいたのか、急にボクに近付いてきて…

 

『ご、ごめん……なさい……驚かし、ちゃって……』

 

すっごい小さい声で頭を小さく前に倒してそう言って来たんだ、その時、ボクはどう答えたのか分からないけど…

その人は、まだ落ち着かないままのボクを落ち着かせる為に…。

 

 

『……~~~♪』

 

『………わぁ』

 

 

綺麗な声だった…。

 

優しい声だった…。

 

安心する声だった…。

 

素敵な歌だなって、思えた…。

 

気付いたら夢中になっていて、泣きそうになってたことなんて忘れちゃった。

その人はボクが落ち着いたのを確かめると、じゃあね、ってだけ言ってどこかに行っちゃったんだ。

 

でも、この時初めて思えたんだ…。

 

歌ってすごいんだって…。

 

歌で気持ちを、誰かをこんなに安心させたり、感動させたりできる…。

そんな歌を、ボクも歌ってみたいってその時初めて思えたんだ…。

 

 

 

 

 

 

「……それが、5pb.ちゃんがアイドルを目指したきっかけ?」

 

5pb.の話を聞いた宗谷は彼女に聞くと、彼女はすぐに頷いた。

 

「………いつの間にかアイドルとしての自分の事ばっかりに目が行っちゃって、ボクが本当にやりたい事を忘れてた………」

 

5pb.はギターケースを持ち上げると、右手でやさしく、ゆっくりとケースの表面を手の平で撫でる。

その表情は穏やかで、どこか吹っきれた顔をしていたと宗谷は感じた。

 

 

 

「ボクは、あの人みたいな………誰かに何かを伝えることが出来るような、そんな歌をみんなに届けたい」

 

 

 

宗谷はその言葉を聞くと、自分の使っていたショルダーキーボードを担ぎ、ドアの方へと向かった。

 

「なら、取り戻しに行こうぜ? 5pb.ちゃんの夢の一歩を………」

 

そう言って彼はポケットから彼の愛用の端末、ブイホを取り出す。

 

 

「5pb.ちゃんの夢を邪魔する悪人を懲らしめに…」

 

 

 

 

 

 

 

「違法コピー、ですの?」

 

『はい、間違いありません』

 

薄暗い夜の闇の中、リーンボックスの外のフィールドに出た宗谷と5pb.、そしてベールとケイブの四人はスピーカーホンにしたブイホから伝えられた真相を聞いていた。

 

宗谷は三人にブイホの画面を向けながら付け加えるように数回頷く。

 

「そもそも、なぜある時期を境にして5pb.ちゃんのCDの売り上げが下がったのか…それは、ファンの人気がなくなったんじゃない、だよなアイエフ?」

 

『ええ、調べたらCDの売り上げが落ちたのは5pbちゃんのほか、多数のアーティストのCDの売り上げが下がっている事がわかりました、これはリーンボックスだけじゃなくてプラネテューヌでも起きているようです』

 

ブイホの向こう側にいるのは、宗谷があらかじめ調査を依頼していたプラネテューヌにいる諜報員のアイエフだ。

彼女は宗谷に、プラネテューヌで売り上げが特定の時期に急激に落ちたCDを調査してほしいと頼まれたのだ。

その結果、プラネテューヌでも同じような時期に5pb.の曲の売り上げが急激に落ちていることが判明したのだ。

 

しかも、それは彼女だけに起こっているわけではなかった。

リーンボックス以外の国で活躍する、多数のアーティストの曲の売り上げも同じ時期に急激に落ちていた。

 

そして、アイエフは怪しんだ。

なぜ同じような時期に急激に売り上げが落ちたのか?

 

不審に思ったアイエフはすぐさまギルドなど多数方面に協力を要請し、ネットや人脈を駆使して、その原因を突き止めることができた。

 

宗谷が通話中の画面とは別の画面をブイホに表示する、それはアイエフが見つけ出したこの一連の不可思議な出来事の原因。

 

 

「これは……」

 

『会員限定で密かに開かれている、ブラックマーケット、つまり闇市……』

 

「売っているのは通常の製品版より遥かに安い値段の違法コピーのディスクだ」

 

画面に映し出されていたのは激安とか破格などの商売文句を前面に出している如何にもな雰囲気を感じさせてならないインターネットサイトだった。

 

いくつもの有名な音楽のタイトルが映し出され、その隣には値段と思われる数字が並んでいる。

 

既にその事に気づいていたケイブを除く二人は驚いた表情を浮かべて息を飲んだ…。

だが、宗谷はそれに付け加えるように画面に表示されているある一文を指し示す。

 

 

 

「ブラックマーケットの入会条件は“正規の方法でCDを入手しない”こと…」

 

 

 

この時、二人はすべてを理解した。

普通に売り出している製品版のCDではなく、違法コピーのCDが売れたのはその条件があったのが大きな原因なのだと。

その条件さえ飲めば通常よりも破格の値段で買う事が出来るからだ。

 

『次にブラックマーケットが売り出すコピーCDの内容の中には既に5pb.ちゃんの新曲も入っているわ』

 

「予約数が伸びないのも、それが原因だな」

 

5pb.は正直、信じられないと言いたげな顔をしている。

だが、宗谷の示す画面には確かに自分の新曲の名前が表示されている。

 

対するベールは目付きが鋭いものになり、怒りを隠せない様子だった。

 

「こんなの……許せませんわ! こんな卑劣な手を使って、我が物顔で5pb.ちゃんの歌をお金儲けのために利用するなんて……」

 

自分の事のように真剣に怒りの表情を見せるベール、それに対して5pb.は俯いたまま何も言わない。

それを見た宗谷は、ブイホの画面に表示されていたブラックマーケットのサイトを消す。

 

「………5pb.ちゃん……いや、5pb.」

 

名を呼ばれた彼女はゆっくりと顔を上げた。

彼女の目をまっすぐに見つめる宗谷の目はベール以上に、いや、この場にいる誰よりも真剣な眼差しだった。 まるで自分の事かの様に…。

 

「………大丈夫か?」

 

「…うん、大丈夫だよ」

 

「でも、辛そうだぜ?」

 

バツが悪そうに彼女は眼をそらした。

しかし、すぐに宗谷の方に目線を戻す。

 

「……本当はちょっとショックなんだ……そんな事をする人がいるって分かったから……」

 

でも、と続けて彼女は強い意志の籠った瞳で宗谷を見つめる。

 

「でも、大丈夫……ボク、ちゃんと“伝えたい”から……」

 

その言葉を聞いた宗谷は、それ以上は効かずにただ小さく頷いて、優しく微笑んだ。

 

「………そうか、なら十分だ」

 

再びブイホの向こう側にいるアイエフとコンタクトを取ろうと宗谷はブイホを構える。

それに合わせてアイエフが絶妙なタイミングで話し始める。

 

『既に闇市がどこで開かれているのかも調べ済みです、開始は今夜の深夜十二時から』

 

ケイブが持ち前の時計で時間を調べる。

現在はもう日も暮れて、夜の7時過ぎ、開始まで5時間ほどだ。

 

「人が集まり始める前に闇市に乗り込んで、現場を押さえる…今日でこのブラックマーケットを閉店に追い込む!」

 

宗谷は強い口調で言うと、その場にいた全員が決心を固めたのか力強く頷いた。

彼はそれを確認すると、スピーカーホン状態にしていたブイホを元の通常の通話状態に戻して耳元に近付ける。

 

「てんきゅ、アイエフ、おかげで助かった」

 

『別に気にしなくていいわよ、彼女の曲、私も好きだしね』

 

「おっと、なら余計に頑張らないとな」

 

『どういう理屈よ?』

 

「ははは……帰ったら、なんか奢らせて貰うぜ」

 

彼はそう言うと通話を切ろうと、ブイホを耳から離した。

 

 

 

『………気をつけなさいよ』

 

 

 

最後にアイエフが言った言葉はスピーカーの位置から耳から離した宗谷には届く事はなかった。

 

通話を切った宗谷が後ろにいる三人に向き直りある方角を指差す。

その先には人気のないはずのフィールドにぽつんとたたずむ一軒の建物があった。

それほど大きくないその店の中は既に明りが付いている、恐らく今日の分の闇市の準備に取り掛かっているのだろう。

 

古びた建物と言うのもあってか怪しさ満点のその建物を指差した宗谷は再度確認するようにベールたちの方を見る。

 

それに気付いた三人は再度頷き合い、四人は問題の闇市へと足を運ぶ…。

 

 

 

 

 

 

さて、どうしたものかな?

 

あまり被害を拡大させないために早めに行動したはいいが、流石にこの時間帯で闇市ももうすぐだ、仲に誰もいないと言うのはおそらくないだろう、少なくとも誰かがいてもおかしくないはずだ。

 

出来る事なら一人でいてほしいものだが、大体こう言うパターンって複数犯ってのが相場だからな…。

 

俺は一抹の不安を感じつつも闇市へと近づく、近場に隠れて置くように三人に指示して近場の窓から中の様子を確認する。

 

さぁて、どんないかついDQNな人たちがいるのかな?

 

ゆっくりと窓に近づいて視線を中の方に送ると………。

 

「ん? 誰もいない?」

 

まさかのパターンに俺は拍子抜けして、部屋の中全体を見渡して確認するがこれと言って人影が見当たらない…。

 

気付かれたか?

いや、流石に今日見つけて今日決断して来たんだ、情報漏洩が早すぎるだろ…。

 

…ちょっと思い切って中に入ってみるか。

 

 

俺は思い切って決断し、正面のドアに回りゆっくりとドアを開ける。

念のため音をたてないように慎重に開いて、スパイ映画っぽく前転とかしながら中に潜入する。

 

 

「………よくもまあ、こんなにコピー製品を作ったもんだな」

 

 

部屋の中に置かれている机の上には、コピー品と思われる無地のディスクが所狭しと並んでいた。

この中に5pb.の曲のディスクもあるのかと考えると、気に食わないにも程がある。

 

自分の私利私欲のために他人を食い物にするなんてのは根性が腐ってる以外の何物でもないからな…。

 

よし、念のため一度外に出てみんなに報告を……。

 

 

 

「はぁ~……あの野郎、給料安いくせにこき使いやがって……」

 

 

 

やばっ!? 誰か来た!?

 

俺は咄嗟に机の下に隠れて部屋に入って来た誰かの様子を窺う事にした。

 

奥の方から出てきたのは灰色の…鼠色のパーカーを着た人物だ。

声の感じから言うと、ガサツな雰囲気を漂わせる女性のようだが…。

………なんかどっかで見たことあるような?

 

俺は気になって机の下からその人物の顔を見るべく覗きこむ。

 

幸いに見てとれたその顔、と言うか肌まで鼠色のその人は鋭い三白眼を垂れさせてひどく疲れた様に大きなため息をついていた。

緑色の髪をいじりながら、ぶつぶつ言いながらディスクを整理し始める。

 

おっと…これはチャンスか?

 

相手は油断しきっている、少し無茶な気もするが…ここは思い切って…

 

俺は身を低くした体制のままその人物に近づく、ばれないように机の下に身を隠しながら、じわりじわりと近付いて…。

 

「ったく…トリック様がどっか行っちまってからと言う物、更に下っ端扱いが激しくなった気がするぜ……」

 

ん? 今、トリックって言った?

 

トリック…、トリック…、たしかルウィーの時にロムちゃんとラムちゃんを愉快したロリコンモンスターがそんな名前だったような…。

そう言えば、そいつの名前を呼んでたのって…。

 

………。

 

……………。

 

…………………。

 

なるほど、思い出したぜ…。

あの野郎、ルウィーでトリックと一緒にいた、俺に毒針使って来たあの時の下っ端だ!

 

どうりで見たことあると思ったぜ…、全然忘れてたわけじゃないぞ! 決して影が薄いなとか思ってたわけじゃないぞ!

 

ここであったが百年目、事件を解決するためにもこの下っ端をどうにかしないといけないな…。

 

 

 

…………と言うわけで

 

 

 

「待たせたなっ!!」

 

 

 

どっかの伝説の傭兵張りのバリトンボイスでそう言いながら、俺は背後からその下っ端に組みつく。

 

「なっ!? ふぐっふぐぅぅぅうううう!?」

 

大声を出せないように口元を押さえてもう片方の腕で下っ端の腕の関節を決める。

抵抗しようともがく下っ端だが、俺も全身全霊で解くまいと下っ端を押さえつける。

 

やがてもつれあう形になって俺と下っ端は部屋の扉を突き破って外に出た。

 

地面を数回転がりながら外に出た俺達、だが、俺はすぐさま彼女の上にまたがる形で下っ端を地面に押さえつけて身動きをとれないようにした。

 

「まさかこんな所で会うとはな……あの時の仕返しきっちりさせて貰おうか?」

 

「な、なんだてめぇ! なんのつもりでこんな!」

 

「ブラックマーケットを潰しに来ただけのつもりが思わぬ収穫だぜ……さぁて……」

 

俺はさらに身動きが取れないように下っ端の下半身に体重を乗せるようにして彼女の上に腰を下ろす。

男の体重だ、そう簡単に身動きはできないはずだ…。

 

俺は尚も逃げ出そうと両手でじたばたして起き上がろうとする下っ端を全身全霊で精神を集中しつつ、彼女の上にのしかかる。

深く息を吸って、精神を統一……。

 

 

 

やるぜ、あまりにも危険なために封印していた………あの奥義を!

 

 

 

 

 

「超奥義、くすぐりアタック!!」

 

 

 

 

 

目をかっと見開いて、押さえつけていた両手を彼女の脇の下へと滑り込ませ指を駆使して彼女の体を思いっきりくすぐりまくる。

 

「や、やめっアッハハハハハハハハハハハっ!! アハッ、アハッ! ひぃぃぃ、ヒィハハハハハハハハハ! し、しぬ、しぬぅ!! アハハハハハハ!!」

 

「幾千のいじめっ子達を笑いの地獄へと叩き落とし、最終的には失禁させるまで追い込んだこの技、お前にどれだけ耐えられるかな?」

 

そう言いながら俺は手を休めることなく脇から脇腹へと両手を上下に移動させながら更に下っ端を追い立てる。

さらにはパーカーの下にまで手を入れて直に近い感覚で彼女をくすぐり地獄へと叩き落としてやる。

 

不健全じゃないかって? 俺は麻痺毒入りの矢を喰らってんだぞ、仕返しにしては甘すぎるくらいだ。

それに女性を殴るのは男として許せないからな。

 

だから俺は………

 

 

 

こいつが、落ちるまで、くすぐるのを、やめないっ!!

 

 

 

「ほらほら、漏らさせるぞ? 漏らすまでくすぐってやるぞ? あぁん?」

 

「あは、あはははははははは!! や゛、や゛め゛っゆるじぎゃはははははははははっ!! ほ、ほんどにもう、むり、げんっあははははははははははははははは!!」

 

「だが、断る!!」

 

 

 

 

 

その後、俺のくすぐりアタックはこいつが笑いすぎで意気消沈するまで続いた…。

 

え? 漏らしたのかって?

 

そんなこと俺の口から言えないよ…。 あくまで健全それが俺のモットーだ。

 

「………宗谷、案外鬼畜ですわね………」

 

「鬼畜ね………」

 

「あ、あはは…」

 

代償としてベールとケイブさんに鬼畜と言われ、5pb.には乾いた笑いを返されたけどな…。

しかし、俺は謝らない!

これは正当な報いである!

 

 

「「「………」」」(じと~…

 

 

…………そんな目で見るなっ!

 

 

 

「と、とにかくだ…これで侵入しやすくなったわけだし、さっさと中に入って犯人を―――」

 

捕まえよう、と俺が言おうとした時だった。

 

「おいこら! バイトの癖に何外でギャーすか騒いでやがる! 直にブラックマーケットの開店時間なんだぞ!」

 

大声で俺がさっきくすぐり地獄に叩き落としたあの下っ端を叱りつけながら、店の中から誰かが出てきた。

その人物は結構若い男だった、その目つきは悪く、粗暴な態度が見て取れる。

 

「あん?なんだ、お前ら?」

 

その男は俺達を見つけると、鋭い目つきで俺達を睨みつけてきた。

その目はどこか、人間にしては冷たい粘着質のある瞳をしていた。

 

おそらくこいつが………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男は宗谷達四人を一瞥すると、暫し間をおいてからふん、と鼻を鳴らした。

その時、男の視線は突然現れた男にびっくりして、ケイブの後ろに隠れた5pb.に向けられていた。

 

怯える5pb.を庇うようにして、ケイブが男を睨み返す。

 

「あなたが、違法コピーを作っているブラックマーケットの経営者ね?」

 

「…なるほど、嗅ぎつけたってわけか」

 

男はぼそりと呟くと、やれやれと頭を振って悪びれる様子もなくにやにやとうすら笑いを浮かべる。

 

「先に言っておくが、俺を捕まえた所で違法コピーを使った商売はなくならないぜ?」

 

にやにやと笑いながら自分の置かれている状況を理解していながらも、余裕を見せるようにそう言って見せた男。

それが本当に余裕なのか、はたまたただの中傷か、はったりか…その真意を宗谷は見抜く事が出来ない。 と言うより、全てが当てはまるような気がしたのだ。

それほどまでの自信のようなものを宗谷はいち早く感じ取ったのだ。

 

男の言葉を聞いたベールが目尻を釣りあげて一歩前に出る。

 

「あなた、何を根拠にそんな事を言っていますの! 今自分が置かれている状況を、理解していますの?」

 

対する男はベールを見てもなお、にやにやとうすら笑いを浮かべている。

 

 

「……女神様、あんたもうちょっと頭を使ったらどうだ? それとも、考える頭の栄養も全部そのでっかいおっぱいにいっちまってんのか?」

 

「なっ!? ………わ、私の自慢の胸を………ディスるとは………ば、万死に値しますわ!」

 

「ベール様、落ち着いてください……」

 

 

途端にベールが背後に見えない気迫のオーラの様なものを浮かべた、さすがに自分の自慢の胸に対してそこまで中傷されたのには黙っていられないのだろうか、今にも持ち前の槍を取り出しそうである。

 

そんなベールをケイブがすぐさま宥めに入る、ここでベールに暴れられたら全てがうやむやに終わってしまいそうだからだ。

同時に、男の言葉を聞いていた宗谷は言い知れぬ違和感を感じていた。

 

(……普通、女神様をここまでディスるか? 国の外で活動しているにしても、もうちょっと言葉を選ぶと思うけど………開き直っているのか?)

 

不信感を抱いた目線を男に向ける宗谷、しかし、男はそれに気付く事もなく視線を再び5pb.に向ける。

 

「いいか? どんな奴でもな、欲しい奴は普通よりも安い値段の方がいいって思ってんだよ、世の中には欲しくても懐の事情でそれを手に入れられないって奴が五万といるんだ、俺はそんな奴らによりよく、買い取りやすい値段で音楽を提供してやってるんだよ………」

 

男は自信満々の表情でそう言うと、ドアを潜り抜けて店の中から外に出てくる。

 

「だからって……無断でコピーした模造品を売るなんて、間違っているわ……」

 

「ハッ、でもそのおかげで更に5pb.ちゃんの人気が高まったと思えばどうだ? むしろ俺は、一役買ってやってるんだぜ? 感謝してほしいくらいだ」

 

確かに、男の言うように今回の事件はあくまでCDの売り上げが落ちただけであって、5pb.の人気が落ちたわけではない。

しかし、やっている事は正しい行いとは到底言えない…。

それに、彼のやっている諸行は裏を返せば己の欲を満たすための傲慢と変わりはないのだ。

 

「そんないい訳を並べても、5pb.は喜ばないぜ?」

 

宗谷はそう言って、一歩に前に出て男をびしりと指差す。

 

「お前がやってるのは5pb.の大切な夢を邪魔しているんだよ!」

 

「なにぃ?」

 

「………アーティストはな、売り出した曲を収入の糧にして活動しているんだ……お前みたいな奴の行動はその収入を奪い、5pb.の夢を潰そうとしているのと同じ行為なんだぞ!」

 

男は途端に、気に入らないと言いたげに眉を曲げ宗谷を睨みつける。

 

「そんな訳あるか! そんなの、大げさだ!!」

 

初めて激昂の意思を示した男、宗谷は負けじと男に食って掛かろうとするが…。

 

 

 

「ねえ、あなたは……音楽が嫌いなの?」

 

 

 

ケイブの後ろに隠れていた5pb.が、いつの間にかそこから出てきて男にそう問いかけた。

それを聞いた男は怒りの表情をうっすらと残したまま5pb.へと視線を向ける。

 

「は? そんなもん決まってんだろ? 大好きさ!」

 

当然と言いたげな仕草を見せつけてそう言う男。

しかし、5pb.はどこか悲しげな表情で男を見つめる。

 

「でも、あなたは……ボクの歌を悪用している……」

 

「違うね、俺はいい歌を聞きたがっている人に歌をプレゼントするお手伝いをしているのさ、夢を希望を幸せを! それらを格安の値段で手に入れられる………素晴らしい事じゃないか?」

 

「そんなの、あなたの自分勝手な思い上がりに過ぎませんわ! こんなのフェアとは到底言えません!」

 

ベールの怒鳴り声を聞いても尚、男は眉ひとつ動かそうとしない。

しかし、そんな男を諭すように5pb.は言葉を続ける。

 

「あなたのしている事はボク達の様なアーティストを……いや、もっと言えば音楽業界そのものを食いつぶす事なんだよ?」

 

「はぁ? 何言ってやがる?」

 

「そう言う事なんだよ………収入を得る事が出来なくなっちゃうと、やがてそう言う事になってもおかしくない、いずれボクもアイドルとして活動する事が出来なくなる………あなたはそれでも…ボク達の未来を……夢を犠牲にするつもりなの?」

 

今までに見せた事がないような真剣な表情を見せる彼女、彼女の言葉を聞いた男は一瞬たじろぐように数歩後ずさったが、やがて歯をむき出しにしてさっきよりも激しい怒りの表情を見せた。

 

 

「う、うるせぇ!! どいつもこいつも、説教なんざ…鬱陶しいんだよ!! ………ぐっ!」

 

 

叫んだ刹那、男が急に頭を押さえてその場にうずくまった。

 

あまりにも突然の事に5pb.やケイブ、ベールも何事かと目を見開いた。

 

「うぐぅ……なんだ、これは…あ、頭が……痛ぇっ! う、ぐぅぅぅぅぅぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

男が夜空に向かって吠えた。

 

すると、彼の体からまがまがしい邪気の様なものが溢れ出た。

 

やがて、それは形をなし、一つの体として実体化した!

 

『ぬぅぅぅうう……よくも、よくも邪魔してくれたなぁ!!』

 

「ひ、ひゃぁぁぁああああああ!?」

 

出てきたのはローブを着た姿が特徴的なモンスターだった。

その姿を見たベールがすぐさま反応し、モンスターを睨みつける。

 

「これは……なるほど、そのモンスターがその人に乗り移って今までの違法行為を促してきましたのね!」

 

憑依型のモンスターはベールの言葉を聞いて舌打ちをするとギロリとローブ多くにある瞳を宗谷達に向けた。

 

この時、宗谷はさっきから感じていた違和感がなぜか理解した。

モンスターなら女神を信仰する心が端からない、だからあの時、女神であるベールをあそこまで中傷する事が出来たのだ。

 

『人気アイドルの曲がタダ同然の値段で手に入る、それを聞きつけた欲の強い奴の体を乗っ取り、欲望を膨らませ、俺の力にする計画だったのはずが………許さんぞ、貴様らぁ!!』

 

ローブのモンスターが袖をはためかせて今にも襲いかかろうと身構える。

すぐさまベールたちも戦闘態勢に入ろうとする―――

 

 

 

 

――――――だが、

 

 

 

 

 

「ほいきた」

 

それよりも早く前に出ていた宗谷がモンスターに鋭い飛び蹴りを浴びせた。

 

『ぐぅぅぼぉぉぉぉおおおおおおう!?』

 

体をくの字に曲げて、地面にたたき落とされたモンスター、さらに宗谷はベルトから取り出した赤剣の切っ先をモンスターに向けて突き出す。

 

 

『な、ちょ、やっと出てきた親玉に不意打とはどういうつもりだ貴様!』

 

「モンスターなら躊躇なく殺れるから」

 

『き、貴様もう少し空気を読め! ここはもう少しちゃんとしたバトルシーンと言うものが―――』

 

「悪・即・斬!!」

 

 

言い終わる事が出来ず、モンスターの体は宗谷の赤剣によって一刀両断された。

断末魔を上げることもなく、モンスターが消滅すると、宗谷は赤剣を肩に担ぎモンスターが消えた地面をじっと睨みつけていた。

 

 

 

「大切な夢を食い物にするゲス野郎に、やる出番は……ない!」

 

 

 

あっさりと終わったモンスターとの対決、流石のベールとケイブもきょとんとしたまま宗谷の事を見つめるしかできなかった。

 

 

 

「え、これで終わりですの?」

 

 

 

 

 

 

「そんな訳ないだろ」

 

宗谷はそう言うと赤剣を仕舞い、モンスターに憑依されていた男の顔を覗き込む。

どうやら男は気を失っているようだが、もがくように瞼を震わせている辺りから見るに、やがて眼がさめるだろう。

 

宗谷に5pb.が近づき、男の事を心配するように見つめる。

 

「天条さん…この人…」

 

「大丈夫だ、直に目が覚める」

 

そう言った直後、うっすらと男が瞼を持ち上げた。

男はむくりと起き上がり、意識をしっかりとさせるためか頭を左右に振った。

 

「こ、ここは一体? 僕は確か……5pb.ちゃんのCDがタダで手に入るって聞いて……」

 

「その欲望に、あんたは付け込まれたんだよ」

 

宗谷は男に今までの経緯を簡潔に話した。

全てを知った男は信じられないと言いたげな表情をしていたが、目の前にいる5pb.を見ると申し訳なさそうに頭を下げた。

 

「そうだったのか……僕はなんて事を……」

 

「いけないことと分かっていて、違法コピーに手を出したのがいけなかったな」

 

「ああ……5pb.ちゃんには本当に迷惑をかけました……なんて謝ったらいいか……」

 

「も、もう……こんな事はしないと約束してくれるなら……」

 

少し口ごもりながらも頑張ってそう言った5pb.の言葉に、男はすぐさま頷いた。

 

「もちろん! ここにあるコピーも全部処分してかまいません、本当にご迷惑をおかけしました!」

 

さっきとは打って変わった男の態度に、宗谷と5pb.も安心した表情で互いに視線を交わした。

これでもう、最近起きていた一連の出来事も終息に向かう事だろう………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの事件からしばらくして、ブラックマーケットはすぐさま撤去され、生産されていたコピーCDもすべて処分された。

あの男はすっかり改心して、というか、あれが素の状態らしいのだが彼も全身全霊をかけてそれを手伝うと言うことらしい。

 

ちなみにあの下っ端はいつの間にかいなくなっていた。

あれだけくすぐったのに、動けるとはな………少々甘く見ていたようだ。

 

まあ、それはいいとして…。

ケイブさんが男の身柄を保護し、店の撤去を全面的に行うと言う方針で今夜の事件は幕を閉じることとなった。

 

全てを終えた俺達はすぐさま教会に戻り、二日連続に来た言い知れぬ疲れに耐えきれず、用意を整えるとすぐさまベッドで夢の中へと旅立った。

5pb.も、安心したのかその日はぐっすり眠れたとのことだ。

 

ちなみに、いーすんはと言うと………

 

「………ぐすっ」

 

「あの、本当に何があったの?」

 

目を真っ赤に腫らしてベッドの上で体育座りをしていました。

寝る前に心配になったから様子を見に行ったら……というか、今日一日そうしてたの?

 

本当、ベールは何をしたんだよ…。

 

 

 

そして翌日の昼ごろ………

 

 

 

「本当にありがとう………えっと……宗谷さんのおかげでまたアイドル活動が続けられるよ」

 

「ああ、俺も応援してるから頑張れよ?」

 

「うん!」

 

持ってきた荷物を手に持った俺といーすんが5pb.とベールに見送られながら教会の外に出た。

いーすんはまだ少しベールの事を警戒している…。 今朝説得してやっとここまで回復したんだけど、流石に一日じゃ無理か?

 

ちなみに、何をしたのかはベールから直接聞きだした。

まったく、なんという羨m……けしからん事を……とりあえず不健全だと言う事で朝の内から二時間ほど説教しておいた。

 

「あの……宗谷? 足がまるで生まれたての小鹿のようなのですが……教会で休んでからではいけませんか?」

 

「だめ」

 

「うぅ……やはり鬼畜ですわ……」

 

二時間の正座によって足を痺れさせたベールが足を若干震わせながら俺に聞いてきたが、俺はすぐさま一蹴してやった。

少しはいーすんのショックに対する報いを甘んじて受け入れなさい!

 

まぁ、というおふざけはここまでにしておいて…。

 

俺達は一旦プラネテューヌに戻ることにした、流石にまだ十分な準備もしていないからリーンボックスに長居するつもりはない。

それに、あまり教会を開けておくとネプテューヌあたりが気になって仕方なくなってくるからだ。

 

「また……会えるかな?」

 

「……会えるさ、そのためのこれだろ?」

 

俺はそう言ってあるものを上着のポケットから取り出した。

 

それはひと切れのチケットだった…。

 

書かれているのは“5pb.スペシャルライブチケット”という内容だ。

 

「また一ヶ月後、ここに来る、その時はお前の歌を……お前のメッセージを存分に聞かせてもらうよ」

 

そう言うと、5pb.は明るい笑顔を浮かべて強く頷いた。

 

「………うん! ボク、頑張るよ!」

 

俺は笑顔を浮かべて答えると、右手を彼女の頭の上に置く。

前にノワールとユニちゃんにやった、別れの儀式だ。

 

頑張れ、頑張れ、と頭の中で念じながら彼女の頭を撫でる。

 

少ししてからその手を離すと、5pb.が頬を赤くして俺が撫でられた頭を気にするように触った。

 

「あの……今のって?」

 

「おまじないだ、また会えるようにって言うな」

 

5pb.はそれを聞くと、少し俯いてからうっすらと優しい笑顔を浮かべた。

 

「また……また、会える……うん♪」

 

嬉しそうに聞こえたその呟きから察するに、まんざらでもないようだ。

最初にあった時の人見知り加減と比べるとがぜん仲良しになった物だ…。

 

「「………」」(じと~~~……

 

だから何でそんな目で俺を見るかな?

 

ていうか、なんでいーすんまで俺をそんなジト目で見るかな!?

 

「……こほん……ベールも、また来た時はよろしくな?」

 

耐えきれなくなった俺がベールに話題を振ると、ベールはジト目をすっと止めて、優しい表情を浮かべた。

 

「ええ、ライブの方も楽しみにしてくださいな?」

 

「ああ、そうしとくよ」

 

「………なら」

 

すると、なぜかベールが俺の方に頭を差し出してきた。

俺は突然の行動に一瞬何をしているのかと不思議に思ったが、すぐに何をしてほしいのかを察する事が出来た。

 

要は同じ事をしてほしいらしい…。

 

まあ、最初からやるつもりだったけどさ…。

 

俺はベールの頭に優しく手を置くと、同じように念を送りながら数回頭を撫でる。

 

「………うふふ♪」

 

ベールは何故か満足そうな笑顔を浮かべる。

 

そんな嬉しいものなのか?

 

「……………」(じと~~~~~………

 

「………いーすん、怖い」

 

「……宗谷さんなんて知りません」

 

「なんで!?」

 

何故か隣にいたいーすんは不機嫌になっちゃいましたけどね…。

 

こりゃ、帰ったらまたご機嫌取りかな?

まあ、いいや…俺もいーすんと出かけるのは何気に楽しいし…。

 

さてと、プラネテューヌに返るとしますか…。

 

あ、お土産忘れないようにしないと……、ネプテューヌが後でうるさいだろうからな。

 

 

 

 

 

こうして、俺のリーンボックスでのひと時が幕を閉じた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「彼が返ってくると?」

 

『そう言う訳や…一度プラネテューヌに返るみたいやから、報告しとこう思ってな』

 

通信端末でエネミーと会話するトランスは、その報告を聞くとうっすらと口元に笑みを浮かべた。

 

「なるほど……と言う事は、一度検査しませんとね?」

 

そう言うとトランスは身につけていたジャージのファスナーを下ろし、ばさりと脱ぎ捨てた。

同時に体をノイズの様な光が包みこみ、その姿を全くの別物に変化させる。

 

「新たなステージに進んだ奴がどれほど成長したのか……確かめるとするか……ククク」

 

藍色のボディースーツに身を包んだ、恐竜スピノサウルスを思わせるフルフェイスへマスクを被った戦士へと姿を変えたトランスは、獰猛な声色で小さく笑い、ブーメランの様な形をした武器を手に握る。

 

その戦士の名は、かつてスーパー戦隊の一つ、“獣電戦隊キョウリュウジャー”と激闘を繰り広げた、“獰猛の戦騎”こと、“D”…。

 

またの名を、“デスリュウジャー”…。

 

『………ほどほどにしといてな?』

 

通信端末の向こう側にいるエネミーの言葉を最後まで聞いたかは分からないが、デスリュウジャーは端末の通話を切った。

 

 

 

 

 

一方、トランスとは別の部屋にいるシンシアは、ヘッドホンを頭につけてある音楽を聴いていた。

聞いているのは5pb.のヒット曲だ。

 

「…………いい歌だね、それに………大きくなったね」

 

端末に映る、5pb.の画像を懐かしむように見るシンシア。

彼女は5pb.の歌声を聴きながらかつての出来ごとに思いをはせる。

 

「あの時は…びっくりしたなぁ……」

 

自分と同じようにすごくびっくりしていた少女の顔が今でも、脳裏に浮かび上がる…。

 

 

 

「頑張ってね……私も応援するから……」

 

 




いかがでしたか?

次回はリーンボックスに戻るまでの幕間話です。

それではまた、お会いしましょう…。
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