今回のお話は前回宗谷が新たに変身した、クロス・ヴィクトリー フォーチュン・リンクの能力の一つが明らかに!
果たしてクロス・ヴィクトリーとパープルハートは四天王に勝つことが出来るのか!
そして、終盤には新たな展開が……。
それではお楽しみ下さい、どうぞ。
人気が少なく、煙が所々で立ち上っているプラネテューヌの街にある一件のビルの屋上、人知れずそこに立ち、そのビルの上から視線を下に向けるライラとシンシア。
その視線の先にいたのは、ライラが思い描いていた“勇者”の姿があった。
本来ならば、マジェコンヌとの戦い、“最初の困難”を乗り越えた時に宗谷が至るはずだった姿、“フォーチュン・リンクシステムの完全形態”。
その姿が、今自分の目の前にあることにライラは驚きと共に素直に一つの山を越えたことに対する安心感を覚えていた。
「……まさか、本当に少年くんをあの姿にするなんて……あの人は何をしたんでしょうかね、まったく」
この場にはいない、自分たちには何も話さずに“信じろ”と言いたげな笑顔を向けた彼、ヴィクトリオン・ハート。
すべて彼が思い描いていた通りだったのだろうか……彼が自分たちに見せた笑顔の裏で考えていることは理解できない。
だが、結果的に彼が考えていた方法は彼を覚醒へと導いた。
これで当初の予定の一つは越えた…。
そのためか、ライラはその表情に微笑みを浮かべる。
「………絆………繋がりの力が……満ちている」
その隣、ライラの服の裾を握りながら同じく宗谷を見下ろすシンシアがそう呟いた。
「……ええ、あの姿こそ今の彼とイストワールの絆の象徴です……あの姿なら、イストワールの“リンカー”としての力も十分に発揮できます」
「………ぅ」
頷くシンシアの頭をライラが優しく撫でる。
くすぐったそうにするシンシアをよそに、ライラは視線を自分の背後に向ける。
「さて、こっちは……一応、予定通り、後は少年くんの頑張りに任せるとして……あなたもそろそろ準備しておいてください」
ライラがそう言うと彼女たちの背後でずっとその言葉を待っていたかのように、一人の人物が一歩前に出た。
その人物の両手には二つのアイテムが握られていた。
左手にはコバルトブルーの色合いを施した手に収まるサイズの端末が握られている。
正方形の形をしたそのアイテムにはくぼみがあり、薄いカードの様な物をその端末の上から差し込めるような構造になっている。
そして右手には何枚ものカードが納められたカードデッキの様な物が握られている。
これはここに来る前、ライラが手にしていたアイテムだった。
それを手にしたその人物はその二つのアイテムを握り絞めながら、二人に視線を向ける。
「期待には応える……」
ただ淡白にそう言ったその人物にライラは向き直ると期待を込めた眼差しを向ける。
「…ようやく気が乗ってきたんです、期待していますよ…」
『これは…』
イストワールは今現在自分が体感している変化に驚きを隠せなかった。
いや、正確には“自分たちが”、の方が正しいだろう…。
まるで広大な電子の空間の中にいるかのような場所、そこでイストワールは宗谷が限りなく、近くにいるように感じた。
まさに、今自分たちは一つになっている。 文字通り、正真正銘の一心同体。
『これは、私たちの新しい力……フォーチュン・リンクシステムのあるべき姿なのですね』
クロス・ヴィクトリーの胸の装甲のXのマークがちかちかと点滅する。
そして、そこからイストワールの声が響いてきたのを宗谷は確認すると肯定の意志を込めて首を縦に振った。
「ああ、これが……俺といーすんの本当の力だ!」
『あっ……!』
クロス・ヴィクトリー、宗谷はイストワールにそう言うと仮面の奥で一度目を閉じた。
その瞬間、宗谷と意識と体を一つにしたイストワールの頭の中に様々な情報が流れ込んできた。
この姿をした宗谷の名前、どれだけの力を秘めているか、どれだけ戦えるのか…。
突然の事に驚くイストワールだったが、それが何の情報かを理解した瞬間そのすべてを脳内にインプットした。
(……これは……やっぱり、今までのフォーチュン・リンクシステムとは違う…)
そのすべての情報を得たイストワールはこの姿が今までのフォーチュン・リンクシステムのアンバランスさもない完全な姿なのだと改めて理解した。
そして、その本来の能力もすべて……。
『宗谷さん、この姿……クロス・ヴィクトリーのフォーチュン・リンク時の能力について、理解しました』
「そうか、じゃあ準備はいいな…」
クロス・ヴィクトリーはそう言うと、深く腰を落し両手で握り拳を作ると目の前にいる新・犯罪神四天王に向かって身構えた。
それと同様にパープルハートも隣に並び立ち、得物の刀を構える。
「………姿を変えた程度で図に乗らないことだな」
「悪いがこっちは最初から本気と書いてマジだぜ?」
「ええ、最初から全力で行かせてもらう……ただそれだけよ」
仮面の奥の目を細めて鎌を構えたマジック・ザ・クイーンに二人はそう言い返すと、四天王達もいよいよ持ってして戦闘態勢に入る。
それぞれの武器を構え、標的を目の前の乱入者と目標となる最後の女神に絞り込むと四天王達は一斉に身構えた。
ギラリと光る鎌、鋭い光を放つ長剣、凶悪な残光を刃に灯す曲刀、今にも唸りを上げそうなモーニングスター。
「なら、こちらも当初の目的を果たさせてもらおう……死にぞこないの邪魔者を排除し、パープルハート…貴様を新・犯罪神様の元へ連れていく!」
マジック・ザ・クイーンのその言葉を合図に、新・犯罪神四天王が一気に駆け出しクロス・ヴィクトリーとパープルハートに迫った。
「行くぜ、いーすん! ネプテューヌ!」
『はい、宗谷さん!』
「ええ! いつでも行けるわ!」
そして、それに対抗すべくクロス・ヴィクトリーとパープルハートも駆け出した。
二人の標的に対し、四天王達は二手に分かれてそれぞれの対象に攻撃を仕掛けた。
マジック・ザ・クイーン、ブレイブ・ザ・ナイトはパープルハートへ……そしてトリック・ザ・ルークとジャッジ・ザ・ビショップはクロス・ヴィクトリーへと襲い掛かる。
「シャァ!」
トリック・ザ・ルークが二振りある曲刀の内の片方を振り上げ、クロス・ヴィクトリーに向かって振るう。
真正面から振り下ろされたその刃はクロス・ヴィクトリーを顔面からまっすぐに両断する角度に刃を向けている、直撃すれば一溜りもないだろう。
しかし、クロス・ヴィクトリーは恐れることなくその刃に立ち向かった。
「喰らって溜まるかよ!」
そして、クロス・ヴィクトリーは目の前に迫ったその刃を躱すべく、曲刀を持つ腕を素早く掴みその攻撃を防いだ。
「甘いぞ小僧!」
「それはどうだろうな!」
さらに追撃でトリック・ザ・ルークがもう片方の曲刀を横薙ぎに振るうが、クロス・ヴィクトリーはその腕も掴んで防御するとすぐさまトリック・ザ・ルークの腹部に蹴り込みを入れて反撃した。
今までにない重い蹴りを受け、よろけて後ろに後退するトリック。
『宗谷さん、続けてきます!』
「!」
その瞬間、宗谷と体を共有しているイストワールが宗谷に警告した。
程なくしてよろけたトリック・ザ・ルークの上を飛び越えて、ジャッジ・ザ・ビショップがモーニングスターを振り上げてクロス・ヴィクトリーに飛び掛かってきた。
「破壊………!」
振り下ろされるモーニングスター、しかし、イストワールの警告を聞いていたのもありいち早く行動を起こすことが出来たクロス・ヴィクトリーはその攻撃を身を屈めて回避し、ジャッジ・ザ・ビショップの腹部に拳を放った。
黒く頑強な鎧が大きく揺れ、巨体が揺らめく…。
「っ………」
僅かに動揺したのか、ジャッジ・ザ・ビショップの動きが鈍った。
その隙を見逃さず、クロス・ヴィクトリーはさらに追い打ちを仕掛ける。
「せぇっ!」
まっすぐ突き出す右の正拳突き、防御する隙すら与えずジャッジ・ザ・ビショップを打ち据えたクロス・ヴィクトリーはさらにもう片方の拳を振るう。
「…!」
しかし、この攻撃はジャッジ・ザ・ビショップがモーニングスターの柄で防御し、押し返した。
「ちっ……ほんのちょっと油断してしまったが、四天王の二人を相手取ってただで済むと思うなよ!」
「抹殺………!」
後ろに下がったクロス・ヴィクトリーに一気に畳みかけるべく、トリック・ザ・ルークとジャッジ・ザ・ビショップは徒党を組み、左右に分かれるとクロス・ヴィクトリーを挟み撃ちにする形で襲い掛かる。
どちらかの攻撃を防御すれば、どちらかの攻撃が当たる。
回避しようとしても、二人同時の追撃は免れない。
二段構えの攻撃がクロス・ヴィクトリーに迫る。
だが…。
『宗谷さん、左からは4秒後、右からは6秒後に来ます!』
「てんきゅ、いーすん! なら右は俺が!」
『左は私が承ります!』
その指摘に答えるように、クロス・ヴィクトリーは素早く背中に収めてあった赤剣を引き抜くと先に左側からくるジャッジ・ザ・ビショップの攻撃を赤剣で防ぎ、僅かに遅れてきたトリック・ザ・ルークの攻撃が届く前にクロス・ヴィクトリーが攻撃を防ぎつつ体を反転させて左手をまっすぐに伸ばした。
『スキルリンク、発動します!』
『Skill Link Metal gear Solid!』
そしてその左手にガンコンシューターが出現し、彼はそれを掴むと迫るトリック・ザ・ルークに銃口を向けてすぐさまトリガーを引いた。
「うぎゃっ!?」
放たれたエネルギーの弾丸がトリック・ザ・ルークに直撃し、たまらずトリック・ザ・ルークはその場に後ろ倒しに倒れた。
「お前もだ!」
さらに赤剣で防いでいたジャッジ・ザ・ビショップにもガンコンシューターの銃口を向けて至近距離で乱射する。
至近距離の銃撃を受けて後退したジャッジ・ザ・ビショップ、それを確認したクロス・ヴィクトリーは赤剣を肩に担ぐように構え左手に持つガンコンシューターをくるりと回す。
「さすがいーすん、調べるのは三日かかるけど対応が早いな」
『調べることに関しては余計です』
不機嫌そうなイストワールの声に宗谷は仮面の下で苦笑いを浮かべる。
だが、彼の言った通り彼女の対応があってこそ、このクロス・ヴィクトリー フォーチュン・リンクの力は発揮される。
「あだだだ……おいどういうことだ、俺様の記憶が正しければお前が力を使うときはその剣についたスマホを操作しなければいけないはずだろう!」
自分の肉体を手に入れるために媒介にしたこの世界のトリックの記憶から宗谷の戦い方を理解していたトリック・ザ・ルークがクロス・ヴィクトリーにそう問いかける。
そう、今まで彼がスキルリンクを発動させる際は赤剣に連結したV.phoneを操作しなければいけなかった、しかし、先程はその呼び動作もなく突然スキルが発動した。
「ああ、確かにな…だが、今の俺達にはブイホを操作しなくてもスキルを発動することが出来る」
『宗谷さん、次のスキルを発動します』
「オッケー、頼むぜいーすん」
二人がそうやり取りした瞬間、クロス・ヴィクトリーが左手に持っていたガンコンシューターが消滅した、そして同様に右手に持っていた赤剣を背中に納めるとクロス・ヴィクトリーは両腕を横に大きく広げる。
『Skill Chain! NARUTO! ULTRAMAN!』
電子音が鳴り響き、胸のXのマークが点滅する。
そして、クロス・ヴィクトリーの両腕にスキル ウルトラマンによって生成された武装、スぺシウムコネクターが装着された。
両手を開き、構えるクロス・ヴィクトリー、スぺシウムコネクターに青白い光がチャージされ、両掌に十字の巨大な手裏剣型のエネルギーカッターが生成される。
「『弐重大旋風! ツイン・テンペストファング!!』
宗谷とイストワールが同時に叫び、クロス・ヴィクトリーが両手のエネルギーカッターを思い切り放った。
唸りをあげ、宙を駆ける光の手裏剣は、まっすぐにトリック・ザ・ルークとジャッジ・ザ・ビショップに向かっていく。
「冗談じゃないぞ!」
その攻撃に対し、咄嗟に地面を叩いた。
すると、突然二人の目の前に派手な色合いが施されたトランプの様な柄の分厚い壁が地面から飛び出すように出てきた。
どうやら防御のためにトリック・ザ・ルークが作り出したもののようだ。
だが、咄嗟に作った防御用の壁は程なくして直撃した光の手裏剣にあっさりと突破されてしまう。
「なにっ……うぎゃぁぁぁぁあああ!?」
「………っっっ!!」
二つの手裏剣は標的に見事に直撃し、直撃を受けて二人は大きく吹っ飛んだ。
「今の俺達は一心同体、いーすんがスキルの力を制御そしてサポートし、俺がそれを全力で使うことが出来る」
『サポートはお任せ下さい、宗谷さんは戦いに集中を』
「端っからそのつもりだよ、っと……でも、向こうはちょっと危ないみたいだな」
クロス・ヴィクトリーはそう言うと、上空でマジック・ザ・クイーンとブレイブ・ザ・ナイトと戦っているパープルハートに目を向けた。
「堕ちろ、女神よ!」
ブレイブ・ザ・ナイトが長剣を振り下ろし、三日月形の斬撃を飛ばして空中を飛び回るパープルハートに攻撃する。
それに対し、彼女は迫るその攻撃を刀で弾き飛ばし、体勢を整えると一気にブレイブ・ザ・ナイトとの距離を埋めて反撃に移ろうとする。
「このっ!」
刀を大上段から振り下ろすパープルハート、だがその刃は横から入ってきた大きな弧を描く刃に受け止められた。
マジック・ザ・クイーンの大鎌である。
「………ふっ!」
短く息を吐き、刀を鎌の刃で押し返したマジック・ザ・クイーン、さらにパープルハートを切り裂かんと刃を次々に翻す。
「くっ……!」
「どうしたパープルハート……さっきの言葉は威勢だけか?」
「そんなわけないでしょ!」
殺到する斬撃を紙一重で躱し、刀で弾いて身を守るが防戦一方だ。
それ程に隙がなく、まっすぐに得物を捉え、鎌を振るうマジック・ザ・クイーンの姿はまさしく死神と言っても過言ではない。
だが、敵がどれだけ協力でもパープルハートには負けられない理由があった。
「私は、必ずみんなの所に行く! そして……みんなを助ける! 取り戻すの……そして、謝らなくてはいけない! だから!」
守ってあげられなかった事、現実から目をそむけたこと、そして、何気ない理由で妹を傷つけたこと…。
多くのことに決着をつけるためにも、彼女は負けるわけにはいかなかった。
「ヴィクトリー・スラッシュ!!」
渾身の気合いを込めて、強力な一撃をマジック・ザ・クイーンに見舞う、だがその一撃はマジック・ザ・クイーンが体を怪しげな炎で包み込み、その姿を消したことで不発に終わった。
「なっ!?」
「隙あり!」
「っ! うっ、ぐぅぅ……!」
動揺したパープルハートに上からブレイブ・ザ・ナイトが奇襲を仕掛ける、すぐに気づいて何とか紙一重で防御したがその一撃は相当な重みを秘めていて、鍔競りあう刃がぎりぎりと音を立てて今にも押し切られてしまいそうだ。
さらに最悪なことに、姿を消したマジック・ザ・クイーンがパープルハートの背後に現れた。
マジック・ザ・クイーンを中心に囲むように怪しげな火の玉が灯り始める、これらを一斉に受ければ一溜りもない、だがこの状態ではまともに防御することもできない…。
(このままじゃ……!)
やはり、四天王は強い……。
この状態に、パープルハートが危機を感じた………その時だった。
「まだだネプテューヌ!!」
地上から宗谷の声が聞こえてきた。
自分を叱咤するようなその声にパープルハートが反応し、そちらに視線を向ける。
「受け取れ、ネプテューヌ! 俺の憧れた、ヒーローの力を!!」
クロス・ヴィクトリーは、右腕の携帯ゲーム機型のブレスレット、“リンク・コネクターブレス”を構えると中央のタッチパネル式らしい画面に指を這わせて、右側の紫のボタンを押した。
『スキルロードを開始、スキル ソードアート・オンラインをロードします』
「行けっ!」
クロス・ヴィクトリーの胸の中央のシンボルが点滅し、イストワールの声が聞こえた。
そして、クロス・ヴィクトリーはパープルハートに向けてリンク・コネクターブレスを構えると勢いよく画面に指を滑らした。
すると、リンク・コネクターブレスから二本の剣が交差したような紋章が浮かび上がる光が飛び出し、パープルハートに向かって真っすぐに飛んでいく。
光は勢いよく、パープルハートの体に飛び込むようにして入り込んだ。
途端に、パープルハートの体が淡い光で包まれ、彼女の身に纏うプロセッサユニットの首元に先程と同じ二本の剣のマークが浮かび上がった。
「今のは……?」
「ふん、何をしたかは知らんが……こけおどしだ!」
ブレイブ・ザ・ナイトは有無を言わさず、目の前の標的を切り裂かんと再び長剣に力を込める。
「………はぁっ!」
「っ、何!?」
だがその瞬間、パープルハートが押し出すようにして、横に構えていた刀を引くように、ぐるりとその身を回転させた。
長剣に力を込めていたため、体重をかけていたブレイブ・ザ・ナイトはその相手がいなくなったことで必然的に前に体が出てしまった。
先程までの位置を入れ替えるようにして回避したパープルハート、しかし、彼女の行動はこれだけには留まらなかった。
「せいっ!!」
「ぐおぉっ!?」
合間すらなく、すぐに振り抜かれた一閃。
横薙ぎの斬撃がブレイブ・ザ・ナイトの背中を切り付けた。
(は、早いっ! 先程よりも明らかに!)
ブレイブ・ザ・ナイトは今の彼女の反撃で放った斬撃が今までよりも明らかに早いことをすぐに感じ取った。
「やぁぁぁぁぁあああ!!」
そのまま休みなく振るわれる刀による連撃は、スピード、パワー、正確さ、動き、それらすべてが今までの動きよりも格段に上がっていた。
まるで長年に渡って磨き上げた剣術を扱っているかのように……。
防ぐ暇もなく叩きこまれる彼女の連続攻撃はまさにそれだった。
そう、今の彼女は今まで以上に剣術の実力が上昇している。
と言うのも、彼女自身が修行したわけでもなく、これはもたらされた力によるもの。
“スキルロード”。
「ぐはぁぁああああ!?」
とどめの一撃とばかりに袈裟懸けの一撃を振り下ろし、ブレイブ・ザ・ナイトを弾き飛ばしたパープルハート。
ブレイブ・ザ・ナイトはそのまま瓦礫の山の中に落下した。
そして、先程の状況を覆した彼女は今自分に何が起きていたのかを改めて実感する。
「今の、私の動き……」
「今のお前はスキルリンクを使っている俺と同じ状態だ」
自分の手を見つめるパープルハートにクロス・ヴィクトリーがそう告げる。
「これが“繋げる力”の一つ、“スキルロード”! お前たち女神と俺の知るヒーローたちの力を合わせる能力だ!」
宗谷の持つスキルリンク、それを女神達に反映させる能力。
それによって今、彼女はスキル ソードアート・オンラインを使っている状態であり、今まで以上の剣撃を扱うことが出来たのだ。
「繋げる力……」
その力を実感するかのように首元のシンボルマークに触れるパープルハート。
「小賢しい真似を……!」
だがそこに、マジック・ザ・クイーンの攻撃が迫ってきた。
彼女に殺到するように放たれたいくつもの火の玉、僅かに反応が遅れたパープルハートが慌てて刀を構える。
「もういっちょ行くぞ!」
『スキルロードを開始、スキル とある魔術の禁書目録をロードします』
しかし、クロス・ヴィクトリーがパープルハートにさらにスキルをロードした。
今度のスキルはあらゆる攻撃を一度だけ無力化することが出来る、スキル とある魔術の禁書目録だ。
リンク・コネクターブレスから放たれた光がパープルハートに飛び込み、彼女の首元のシンボルが変化する。
その瞬間、パープルハートは右腕を前に突き出す。
すると、不可視の障壁が彼女の前に現れ、殺到する火の玉をすべて防いだ。
「何だと……っ!」
突然の事に初めて動揺を見せたマジック・ザ・クイーン、だがその動揺が大きな隙を作りだした。
『スキルロードを開始、スキル ウルトラマンをロードします』
「決めろ、ネプテューヌ!」
障壁に衝突したことで立ち込める煙を突き抜ける様に、パープルハートが飛び出してきた。
両手には赤と銀の機械的な装甲を身に着けた状態で…。
「ええ、この力……借りるわ、ソウヤ、いーすん!」
そう言うと彼女は以前に宗谷が構えていたポーズを思い出して、同じように自分も両手で十字を作るように腕を交差させて、スぺシウムコネクターを連結させる。
装甲の腕の部分が左右に開き、そこにエネルギーがチャージされていく。
そして、光が溢れんばかりに溜まった時、彼女は裂帛の気合いと共に光線を撃ち出した。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!」
放たれた青白い光線はまっすぐにマジック・ザ・クイーンに伸びていく、マジック・ザ・クイーンはそれを防御しようと右手を振り上げるがそれよりも早く光線がマジック・ザ・クイーンの元に到達し、直撃した。
「うぁぁぁあああああ………!」
煙を上げて大きく吹き飛んだマジック・ザ・クイーンはそのまま後ろにあった建物の中に突っ込んでいった。
これが、異世界のヒーローの力…。
苦戦していた四天王の二人にダメージを与えることが出来たこの力…。
自分が放った一撃に驚きを隠せないパープルハートは地上のクロス・ヴィクトリーに再び視線を向ける。
それに対して、クロス・ヴィクトリーは自分に視線を向けたパープルハートにサムズアップを向けている。
パープルハートもそれを見ると、微笑みを浮かべてサムズアップを返した。
だが、まだ終わってはいない。
「ぐぬぬぬぬっ! この忌々しい小僧めがぁ~!!」
「抹殺……消滅……撲滅……破壊……撃滅!!」
クロス・ヴィクトリーが相手取っていた二人が再び立ち上がったのだ。
武器を構え、今にも襲い掛かろうとするトリック・ザ・ルークとジャッジ・ザ・ビショップ、その気配を感じ取ったクロス・ヴィクトリーはそろそろこちらも決着をつけようと再び赤剣を背中から抜き放った。
「………さて、こっちもそろそろ決めるか、いーすん」
『はい、一気に行きましょう!』
あまり長引かせるわけにはいかない、このまま一気に勝負をかけるべく、クロス・ヴィクトリーは新たに左手にも武器を握った。
イストワールが戦闘時に扱っていた白い細剣だ。
クロス・ヴィクトリーは二振りの系統の違う武器を構えると、大きく足を開き、腰を低く落とした。
その瞬間、背中の機械の翼が広がり光を溢れさせた。
「はぁっ!!」
力強く地面を蹴り、前に飛び出したクロス・ヴィクトリー、すると彼の体が程なくして宙に浮かび上がる。
光の翼による飛行能力、これは以前のまでのフォーチュンリンクにもあった能力だ。
しかし、スピードが明らかに違う、まるで流星の如く宙を駆けるクロス・ヴィクトリーは二振りの剣を構えてまっすぐにトリック・ザ・ルークとジャッジ・ザ・ビショップに迫る。
「図に乗るなよ!!」
「破壊破壊破壊破壊破壊破壊破壊!!」
迫りくるクロス・ヴィクトリーに小型の爆弾を投げつけ、モーニングスターの棘付き鉄球を振り回して攻撃を仕掛ける二人、だがクロス・ヴィクトリーはその攻撃を物ともせずに回避し続ける。
『Skill Chain! Zeruda no densetu! Sword art online!』
二刀流を自在に操ることのできる組み合わせのスキルチェインが発動し、クロス・ヴィクトリーは空中を駆け抜けながら二振りの剣を構える。
そして、目の前に迫った爆弾を赤剣で弾き飛ばし、迫る鉄球を二本の剣で防ぐと、そのままトリック・ザ・ルークとジャッジ・ザ・ビショップに肉薄し、すれ違いざまに二振りの剣を振るい、攻撃を仕掛ける。
「まだまだ!!」
さらに体を翻して反転し、次々とすれ違いざまに二人を切り付けるクロス・ヴィクトリー、反撃をしようにも二人はスピードについていけずに防戦一方になり、うまく攻撃を当てることが出来ずにダメージを受けるばかりだ。
ここで、クロス・ヴィクトリーがまた新たな行動に出た。
再び二人に接近するのかと思ったら、今度は急上昇したのだ。
天高く舞い上がったクロス・ヴィクトリー、彼の姿が豆粒ほどの大きさになったところで上昇が止まると、今度は一気に急降下を仕掛けてきた。
「いーすん、フィニッシュブレイク、行くぞ!!」
『はい、フィニッシュブレイクアプリ、発動します!』
両手の剣を交差させるようにして構えたクロス・ヴィクトリーはそのまま体をドリルの如く回転させてまっすぐにこちらに向かってくる。
そのスピードは隕石や弾丸の比ではなく、防御しようにも間に合わないのは二人には直感で理解することが出来た。
それでも反射的に防御を試みようとする、二人だったが………。
「『
「あぎゃぁぁぁぁあああああああ!!」
「っっっっっ………!!?」
急降下しながら体を回転させ、赤と銀の光を刀身に纏わせてすれ違いざまにXを描くように両者を切り付けたクロス・ヴィクトリー。
彼らの新たな必殺技を受け、たまらず左右に吹き飛んだトリック・ザ・ルークとジャッジ・ザ・ビショップ。
体をきりもみ上に回転させつつ、体勢を立て直して鮮やかに地面に着地するとクロス・ヴィクトリーは赤剣を背中に再度戻し、白い細剣を消滅させる。
確かな手ごたえがあった、大ダメージは必須だろう。
今の一撃を繰り出したときに感じた感覚でそう判断したクロス・ヴィクトリーは後ろを振り返る、すると程なくして上空にいたパープルハートも自分の隣に降りてきた。
「やったわね、ソウヤ、いーすん」
「ああ、お前もなネプテューヌ」
『お二人とも、お見事です!』
ハイタッチを躱すクロス・ヴィクトリーとパープルハート、それをイストワールが称賛する。
先程まで苦戦していた四天王と互角以上の戦いを繰り広げた両者。
これならば、新・犯罪神とも戦える。
パープルハートがそう感じていると………。
「ぬぅっ!!」
そこに先程パープルハートの一撃を受けてビルに突っ込んでいったマジック・ザ・クイーンが二人の前に飛び込むようにして現れた。
現れたマジック・ザ・クイーンに再度身構える二人、だがマジック・ザ・クイーンは武器を構えるようなそぶりを見せずにゆっくりと立ち上がると仮面の奥の目で二人を見据えた。
「このままで済むと思うなよ……貴様らが、新・犯罪神様と戦ったとしてもすべてを救うことはできやしない……!」
「なにを……!」
呪詛の言葉を吐き捨てる様にそう言ったマジック・ザ・クイーン、一体何を言っているのかとパープルハートが前に出て問い詰めようとするが、それをクロス・ヴィクトリーが制止した。
「………いいや、救ってみせるさ………みんなも、そして………“新・犯罪神も”」
「………え?」
クロス・ヴィクトリーが言った発言を、パープルハートは理解できなかった。
一体、何を言っているのだろうか……なぜ彼は敵をも救うと言い出したのか、彼女には理解できなかった。
だが、その言葉を聞いたマジック・ザ・クイーンはその意味を知っているのか動揺を露わにしている。
「貴様………まさか気づいていたのか……?」
「まあな、ある奴に頼まれてな……おおよその見当はついている」
その発言に苦虫を噛み潰したように口元を歪め、舌打ちをしたマジック・ザ・クイーンの元に他の四天王達も集まってきた。
再びかかってくるのかと再度身構えるパープルハート。
だが、マジック・ザ・クイーンはその場で右手を振り上げると四天王の周りに怪しげな炎が灯り、彼らの体を包み込んだ。
「ここは一旦退かせてもらう……次に会うときは覚えていることだな……!」
そう言い残した次の瞬間、四天王の姿は跡形もなく消えていた。
逃げた、そう理解するのにそれほど時間は掛からなかった。
まわりには既に四天王達の放っていたプレッシャーを感じることはなく、パープルハートは刀を下ろすとクロス・ヴィクトリーに向き直った。
「………ねえ、ソウヤ、今の言葉……新・犯罪神も救うってどういうことなの?」
『私にもお願いします、宗谷さんそれはどういう意味なのですか?』
先程の発言が気になり、宗谷に問いかけるパープルハートとイストワール。
「……それに関しては、後で話す……今は向かうところがあるだろ?」
二人に対してそう言って別の方角に視線を向けたクロス・ヴィクトリー、彼が向いた先、そこに何があるのか、パープルハートはすぐに察した。
すべての事件の始まり、自分を除くすべての女神を倒した強敵、新・犯罪神のいる居城…。
「……ギャザリング・フォレストね」
「ああ、そう言うことだ」
「………今から向かうの?」
「待っている余裕がお前にあるか?」
「まったく」
異論なし、パープルハートはそう答えると二人はすぐにギャザリング・フォレストに向かおうとする。
するとそこに、先程新・犯罪神四天王の不意打ちを受けたヒーローメモリーの四人が二人の元に近づいてきた。
「……しばらく見ないうちに強くなったな、宗谷」
「キリトさん………みんな、ありがとう、プラネテューヌを守ってくれて」
「……私からもお礼を言わせて、ありがとう……それに、会えて光栄だわソウヤの憧れたヒーローたちだもの」
「……いや、俺達はそんな大それたことはしていないさ」
キリトはそう言うと、クロス・ヴィクトリーをまっすぐに見つめて微笑みを浮かべる。
「後は任せたぜ、宗谷」
そう言った後、キリト、仮面ライダー1号、マリオ、悟空の四人は光の粒子となってその場から姿を消した。
ここからの役目を、彼に、いや、彼らに託したのだ。
その思いを察したクロス・ヴィクトリーは深く頷くと、踵を返してギャザリング・フォレストに向かおうとする。
「っ!」
だが彼らの目の前に、また新たな敵が現れた。
ソルジャー・ポーンの増援部隊だ。
「くそっ、まだ残ってるのか!」
「……しかたないわ、まずはこいつらを片付けて」
突如として彼らの前に現れた数十体のソルジャー・ポーン、プラネテューヌの安全を確保するためにまずは目の前の敵を何とかしなければいけないと判断した二人は互いの武器を構える。
だが…。
程なくして、そのソルジャー・ポーンの群れに向かって数発の銃声と共に銃弾が放たれた。
弾丸を受けて僅かに動揺したソルジャー・ポーン達。
一体誰の攻撃かとクロス・ヴィクトリーが疑問を感じていると…。
「あんたたちは先に行きなさい、ねぷ子、宗谷!」
「もちろん、いーすんさんもです!」
「あいちゃん、こんぱ!」
「二人とも……」
それに答えるようにして現れたのは、アイエフとコンパの二人だった。
さらに二人を筆頭にするようにケイブやマーベラスAQLたちも駆けつけてクロス・ヴィクトリーとパープルハートの前に躍り出た。
「ここは私たちが引き受けるわ、だから気兼ねなく暴れてきなさい」
「ケイブさん……でも」
「大丈夫、私たちもまだまだ戦えるよ!」
「マベちゃん………ありがとう」
彼女たちの目は本気そのものだった、今更逃げろと言っても聞かないだろう。
それに彼らもまたこの町を守るために立ち上がった者達、そうそうやられることはないのはパープルハートと宗谷、そしてイストワールも理解していた。
パープルハートはマーベラスAQLの言葉にこくりと頷くと彼はクロス・ヴィクトリーの方に視線を向ける。
そして、クロス・ヴィクトリーもしばらくして同じように頷く。
「みんな、ありがとう…!」
パープルハートに促がされ、クロス・ヴィクトリーは彼女と共に空へと飛び立ち、ギャザリング・フォレストの方角へと飛んでいった。
そして、残されたアイエフ達は二人を見送った後、プラネテューヌの街を守るべく再び眼前の敵に向き直る。
「………とは言ったものの、さすがに骨が折れそうね」
視線の先にいるソルジャー・ポーンの増援、その数は今までの敵の数よりもさらに多いようだった。
今まではそれぞれ小隊に分かれてプラネテューヌの街を攻撃していたので、それぞれに分かれて各個撃破することが出来た。
しかし、今目の前にいるのは小隊とは言えない数だ、しかも今までの戦闘によって彼女たちの体力も残り僅か。
「…でも、ここで諦めるわけにはいかないものね」
それでも、アイエフは自分を奮い立たせる。
カタールを握りしめ、目前の敵を鋭く睨み付ける。
この街を守るため、この世界を守るため、そして諦めなかったイストワールに答えるため。
彼女達は再び武器を構える。
「……覚悟はいいわね、みんな」
アイエフはそう言うと自分の隣に並び立つ仲間たちへと目を向ける。
コンパ、ケイブ、マーベラスAQL、サイバーコネクトツー、鉄拳、ブロッコリー、MEGES.。
この街を守るために立ち上がった仲間たちの眼もまた覚悟の意志を宿している。
それを確認したアイエフは意を決して目へと歩を進める。
「さあ、正念場よ!!」
「「「「「「おーーー!!」」」」」」」
彼女の声に答えるように、その場にいた全員が答える。
そして、一斉に全員がソルジャー・ポーンの部隊に向けて駆け出した。
その時だった。
―――ガキィン!
どこからか青く光る何かがソルジャー・ポーンの部隊の中に投擲された。
甲高い音を立てて、地面に突き刺さったそれを、アイエフ達はソルジャー・ポーンたちの間から確認することが出来た。
「………槍?」
それは先端が三股に分かれた青色の槍だった。
機械的な見た目をした柄と先端がゲームのコントローラーのような見た目をしている青い槍は別名、トライデント、または三叉槍とも呼ばれるタイプのものだ。
一体誰がこの槍を投げたのか……アイエフが首を傾げている時だった。
「っ!」
突然の襲撃に警戒していたソルジャー・ポーンたちの大軍が地面に突き立つ青い槍を中心にしてたちまち白い煙で覆われてしまったのだ。
あまりにも突然の事に動揺するアイエフ達、咄嗟に後ろに下がってその煙から逃れた彼女たちだが、遅れてその身にある感覚が走った。
「あいちゃん……なんだか、寒いです」
「これは………冷気?」
「……のようね」
まるで冷凍庫の中にでもいるかのようなひんやりとした冷たい空気が、辺りに漂っていた。
しかも、その冷気に触れず、離れた場所に下がったというのにこの寒さ、どうやら相当な低温を秘めているらしい。
そして、それを裏付けるようにあたりを覆っていた白い煙が晴れると……。
なんと、彼女たちの目の前にいたソルジャー・ポーン達がすべて氷漬けになっていた。
一瞬にして凍らせてしまった冷気。
その威力に驚きを隠せないアイエフ達だったが、なによりも氷の彫像とかしたソルジャー・ポーンを見て真っ先に目を引くものがあった。
(………青い、薔薇?)
氷漬けになったソルジャー・ポーンに巻き付くように咲いている、“青い薔薇”。
どうやらそれも氷で出来ている様だが………。
「あ、あいちゃん、あそこ! 誰かいるです!」
その時、コンパが氷漬けになったソルジャー・ポーンの中で明らかに異質な存在感を放つ何者かの姿を見つけた。
慌てて彼女が指差した先に目をやったアイエフ。
そして、氷漬けになった兵士たちが並ぶその中にいたのは………。
「………青い」
氷に包まれたその場所の中央、異変を起こしたトライデントが突き立っている場所にいつの間にか立っていた人影。
その人物は近未来なデザインが施された青い装甲で全身を包み込んでいた。
首元の深い青のマフラーをなびかせ、地面に突き立つトライデントを引き抜いたその人物はちらりとアイエフ達の方に目をやる。
その風貌は、まさしく戦士と言える雰囲気を放っている。
一体、何者なのか……。
「………ハッ!」
すると、青い装甲の戦士は引き抜いたトライデントを思い切り振り回した。
空間を駆け巡る、青い斬撃、それらはたちまち氷の彫像たちを粉砕し、一瞬のうちに全滅へと誘った。
氷が砕けて宙に舞い上がる氷の粒子、ダイヤモンドダスト。
光を放ちながら宙を漂うそれに、アイエフ達は不覚にも目を奪われた。
「……きれい」
サイバーコネクトツーがそう呟き、他の仲間たちも宙を舞うダイヤモンドダストに目を奪われている。
そして、その隙をついてか……。
「……あ、しまった! いない!」
彼女達が立ち向かおうとした敵を一瞬で打ち砕いた青い戦士の姿はもうそこにはなかった。
「………なんだったのよ、今の」
プラネテューヌの街を守るために街に蔓延る敵へと立ち向かう彼女たちの前に現れた、謎の青い戦士。
果たして、何者なのか……。
まだ、このことを宗谷は知らない…。
いかがでしたか?
今回明らかになったフォーチュン・リンクの力の一つ、スキルロード。
だがこれはまだ力の内の一つにしかすぎません、次回、さらなるもう一つの力が明らかに!
次回、新・犯罪神が待ち受けるギルティキャッスルに向かうクロス・ヴィクトリーとパープルハート、新・犯罪神との決戦は近い…!
それでは、次回でお会いしましょう。