魔法の世界で守る者達   作:妄想野郎

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6話

 小さな窓から未だ沈んでいない太陽の光にいかにも取調室といった感じの部屋はオレンジ色の染められ、椅子と机、壁に付けられた大きな鏡。

 

 そんな部屋にマクミランは拘束を解かれた状態でパイプ椅子に座っていた。

 

 然して時を待たずに部屋のドアが開かれて茶色の制服らしき服を着た一人の少女が入ってきた。

 

 「初めまして。今回あなたの取り調べを担当します八神はやてです。よろしくお願いします」

 

 机を挟んで反対側に立った八神はやてと名乗る少女は自己紹介をするとマクミランと同じパイプ椅子に腰を下ろす。

 

 「では、取り調べを始めますね。と、言いたいところですがあなたのお名前を教えていただてもよろしいですか?」

 

 「おっと、これは失礼した。私のことは・・・マック、と呼んで貰おうか」

 

 「マックさん・・・でよろしいんですね?」

 

 マクミランは軽い感じで「結構」と答えるが、はやては腑に落ちないらしく首を捻っている。

 

 《二人共。この人ティアナ達から聞いた名前と違うんやけど、どないしたらいいやろうか》

 

 はやては意見を求めるため鏡の向こうにいるリインとシグナムに念話で聞くことにした。

 

 《主はやて。ここは相手に合わせるがよろしいかと思われます》

 

 《リインとシグナムと同じ意見なのですよ。向こうがそうして欲しいのだったら、合わした方が角が立たないというものだと思うのですよ》

 

 《・・・分かった。ならそうする。ありがとな二人共》

 

 無意識にお礼を言ったはやてに対して、シグナムは謙遜すするように《当然の仕事をしたまでです》と言うがリインは《そうです。これも仕事の内なのです!》というが何故か胸を張って答える。その隣にいるシグナムが、調子に乗るな、と言って軽くデコピンを噛ますと、痛いです!シグナム!、と文句を言う。

 

 その様子が見えなくても思い浮かぶはやては心の中で微笑む。

 

 「どうかされたかな?」

 

 だが、マックと名乗る男ははやての雰囲気が少し変わったのを敏感に感じて声をかける。

 

 「い、いえ。なんでもありません」

 

 対するはやては驚いたと同時に顔に出ていたと勘違いして構えを整えると、何もない所からキーボードらしきものとディスプレイらしきものを出して取り調べを始めようとする。

 

 そして、今度驚いたのはマックの方だった。

 

 そりゃそうだろう。マックがいた世界では紙かパソコンが主流の上に、何も置かれていない机の上から出したのだから。

 

 だが、マックは目を少し見開いたて驚いたのは驚いたがそこまでだった。もはやここは違う世界と端から割り切っていたので、耐性というより諦めに近い感じでいた。

 

 「それでは、あなたがいた世界もしくは星の名前と出身国、それと職業を教えて頂けますか?」

 

 「世界の名前は知らんが、地球という惑星のイギリス、正式にはグレートブリテン及び北アイルランド連合王国が私の故郷だな。あと、職業は見ての通り軍人だ」

 

 マックの答えを聞いたはやては記録する為に軽快にキーボードを叩いていく。

 

 「え~と、世界名は不明、星の名前は地球、出身国はイギリス・・・・・・え?」

 

 「どうかしたかね?」

 

 軽快にキーボードを叩いていた指を止めたはやてにマックが声を掛けると、ゆっくりと顔をディスプレイからマックへと向ける。

 

 「・・・あの、その星に日本という国はありませんか?」

 

 「? 有るには有るが、生憎と私はその国に行ったことがない。すまんな」

 

 「い、いえ。お気になさらずに」

 

 別に謝らなくてもいいのに謝れて面食らったはやてだが、残りの欄を埋めるべく文字を打ち込みながらシグナム達に話しかける。

 

 《もしかしたら今回の件は早くに終わりそうやな》

 

 《そうですね。この者達が我々の故郷から来たとなれば送り返せば済みますね》

 

 《ですがその前に、詳細なことを聞いて向こうの世界とすり合わせないといけないのですよー》

 

 《せやな》

 

 この時、はやてはマックのことを同じ地球の出身と聞いて早く終わると思っていた。だが、マックの言葉に驚愕することをまだ知らない。

 

 「では、その星で特徴や出来事を教えていただけますか?」

 

 「・・・戦争」

 

 「・・・え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 場所を変えてケガ人チームは、再起動したゴーストがパイロットの肩を持って四人の子供、先頭に赤毛の実直そうな男の子とピンクの髪をしたおっとり系の女の子、その後ろに紫がかった青色の短髪のボーイッシュな少女とオレンジの髪をした真面目そうな少女に案内されながら医務室を目指していた。

 

 ちなみにソープはストレッチャーに乗せられ後ろの少女たちに押されていた。

 

 「いてて。もう少し静かに歩いてくれ」

 

 「文句言う元気があるなら自分で歩け。こっちはさっきまで寝てたんだぞ」

 

 パイロットの注文を一蹴したゴーストは、隣でなおも文句言っているのを流しつつ前を見て歩を進める。

 

 すると、目的地に着いたのか子供たちはぞろぞろとある部屋に入っていく。ゴースト達もそれについて行くと、そこは広い部屋で白衣を着た医者らしき女性が椅子に座ってカップを傾けて飲んでいた。

 

 「シャマル先生。この人達見て貰えませんか?」

 

 シャマル先生と呼ばれた女性は本当に医者らしく、カップを置いて立ち上がるとパイロットに近づいて来るが、ゴーストが体をずらして間に割って入る。

 

 「何をする気だ?」

 

 表情は見えずとも、雰囲気で警戒心を醸し出しながら尋ねるゴーストに対し、女医は戸惑った顔を浮かべ歩を止める。

 

 「そ、その人の足の怪我を見ようしただけなんだけど・・・」

 

 そんなことも分からずにこんなことをするほどゴーストは馬鹿ではない。しかし、こんなことをした理由は、目的というより確認と言ったところだろうか。

 

 今この部屋にいるのはゴーストを含め3人。内2人は怪我をして動けないので目の前にいる女医に見せてやりたい。しかし、どんなことをされるか、この世界はゴーストに限らずほとんどの者が右も左も分からないのだ。もしかして呪いに似た何かをかけられるかもしれない。

 

 しかし、女医がオロオロしている様子からしてそのような事が出来るような感じがしない。

 

 (・・・任してみるか)

 

 「脅すようなことをして申し訳ない。なにせこの世界に来たばかりで誰を信じていいか分からないので、少し試させてもらいました。それじゃ、こいつの足を見てもらえますか」

 

 「え?え、ええ。分かりました」

 

 シャマル先生はパイロットに近づくと、膝を折って屈む足にそっと手を近づける。すると、手から淡い緑色の光現れ、それが足を包む。

 

 「・・・・・・」

 

 ゴーストがその様子を見る中シャマル先生は、手を上へ下へと動かし足全体を見ていく。

 

 チラッとパイロットに視線を向けるが、どうやら呪文のようなものは掛けられてはないようだ。

 

 「う~ん。どうやらただの骨折のようですね。複雑骨折も見られなので、治療すれば直ぐに治りますよ。あっ、そうそう」

 

 シャマル先生は何か思い出したようでパタパタとさっきいた机と椅子まで行き、引き出しから何か出してゴーストのもとに戻る。

 

 その手には甘く美味しそうな匂いを漂わせてゴーストとパイロットの鼻腔をつつく物がある。

 

 その名は、クッキー。

 

 「一つどうですか?ついさっき出来たばかりなんですよ」

 

 「「いただきます」」

 

 普段男ばかりの世界にいるせいか、女性の手作り、それもかなりの美人が作ったとなれば飛びつくのはある種の性だろう。

 

 二人は一つずつそのまま口へ。ゴーストは片手で器用にバラクラバ、もとい目出し帽をずらして口に入れる。

 

 ゆっくりと咀嚼してから飲み込む。

 

 「・・・どうですか?」

 

 感想を聞こうとしたシャマルだが、二人は何も答えず立ったままである。と、思いきや膝から崩れるように倒れる。

 

 結果・・・・・・気絶

 

 

 

 

 二人は復帰したあと仲間にこう言っていていた。

 

 

 

 

 

 「「口の中で何かが爆ぜて、そこからの記憶が思い出せない」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・・・・・・・」

 

 はやてはマックの話を聞いて、口を開けて呆然としていた。

 

 だが目の前には、戦争を生き抜いた正真正銘の指揮官が座っていてその口から想像を絶する話を聞いたのだから仕方ないだろう。

 

 (そんな馬鹿な話があるはず・・・)

 

 はやての生まれは平和な日本であり、戦争なんぞ数十年前の話か海の向こうの遠いところでやっているとしか知らない。それでも、大国同士がそれがどういう意味か素人のはやてでも少しは理解ができた。

 

 果てしない殺しと殺しの連鎖。広がっていく戦火。

 愛する人を守ろうする人達。愛する人を亡くし涙を流す人達。

 立ち上る巨大なキノコ雲。降り注ぐ死の灰。

 青き空は厚い雲に覆われて、荒廃した大地。

 崩壊した建物。その中を飛び交う無数の弾丸。

 

 「・・・・・・」

 

 「・・・ところで」

 

 暫しはやてを見ていたマックはこの重くなった空気を変えるため声をかける。

 

 「君はかなり若く見えるが、ここには長いのかね?」

 

 「・・・え?い、いえ、そこまでは・・・。何分ここの隊が出来て日が浅いですから」

 

 突拍子に話しかけてくるマックの質問に戸惑うはやてだが、気持ちを切り替えてきちんと返す。

 

 「ここまで来るときのヘリの中に子供達を見かけたのだが、ここは子持ちの関係者でもいるのかね?」

 

 「ひょっとしてこの子達のことですか?」

 

 何とか落ち着いて、そう言って現れたディスプレイに写っている四人の子供を指差して訪ねて、マックは「そう、この子達だ」と言って肯定する。

 

 「この子達は子供ですけど、立派な前線メンバーの一員なんです」

 

 答えたあとに「まだ訓練生ですけどね」と付け加えるが、その言葉はマックの耳には届いたのだろうか。

 

 「・・・前線メンバーというのはどういうものだ?」

 

 「前線メンバーというのはですね、実際に現場に出て調査等をすることですね」

 

 「それだけか?」

 

 「・・・ここの責任者に合わせてくれ」

 

 「え?」

 

 突然マックが漂わせる雰囲気が変わり、問いかけにはやては生返事をしてしまう。

 

 「聞こえなかったか?責任者を呼べと言っているんだ!」

 

 その有無を言わせないような口調にはやてはさらに混乱する。が、その時はやての後ろにあるドアが勢いよく開けられた。

 

 「主!大丈夫ですか!?」

 

 「シグナム!?なんできたんや!?」

 

 その者は入るなりはやてに近寄ってはやての隣に立つ。

 

 「勝手な事をして申し訳ありません。ですが、何やら不穏な空気を感じまして」

 

 確かにマックは穏やかな雰囲気を出していないが、シグナムは心配して来てくれたとはやては思い「ありがとな」と小さな声で伝える。

 

 「・・・」

 

 その様子を傍観していていたマックは一つの疑問を抱いていた。

 

 (まさか・・・いや、そんなはずは無いだろう。いくらなんでも若すぎるが、聞かんと分からんな)

 

 「よろしいかな?」

 

 「・・・なんだ?」

 

 はやての隣に立つシグナムが応答するが、そのことは気にせずマックは続ける。

 

 「お嬢さん。もしかして君が責任者なのか?」

 

 すると、はやてとシグナムは互いに目を合わせると、はやてが頷いてシグナムが一歩下がる。

 

 「お答えする前にひとつよろしいですか?」

 

 「なんですかな?」

 

 「あなたの本当の名前を教えてください」

 

 少し迷った感じのマックだが、これ以上は意味もないと判断したのか頷いて答える。

 

 「では教えましょう。私の名前は、マクミランとでも呼んでください。名前の方は職業上教えることができないので、そこはご容赦を」

 

 教えてもらったはやては「分かりました。そのようにしておきます」と言って、先ほど埋めた欄の名前を書き換える。そして、打ち終わると姿勢を正してマクミランのの顔を見る。

 

 「・・・私がここの責任者の、機動六課課長の八神はやてです」

 

 

 

 

 

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・はは」

 

 「え?」

 

 「わははははははははは!!!」

 

 突如大きい声で笑い出したマックに呆気にとられたはやてだが、直ぐに自身が目指す事を笑われたと理解すると身を乗り出して抗議する。

 

 「な、何が可笑しんですか!!?」

 

 「黙れ小娘が!!」

 

 マックの怒鳴り声が狭い部屋に響き、シグナムがはやてを庇うように前に出るが、はやてはマックが漂わせる雰囲気に戦いて何も言えずにいた。

 

 「貴様のような小娘が責任者だと?しかもこんな子供が戦闘をする?ふざけるのも大概にしろ!」

 

 「ッ!貴様!」

 

 「ダメやシグナム!落ち着いて!」

 

 掴みかかろうとしたシグナムを何とか止めたはやてだが、内心同様しておりここからどうするべきか頭をフル回転させる。だが、これといったが言葉が出てこずにいた。

 

 「・・・・・・あの、八神部隊長。大丈夫ですか?」

 

 気がつくとはやての顔のそばに来ていたリインが不安そうな顔ではやてを見ていた。

 

 「ありがとな、リイン。大丈夫やから」

 

 「そうですか・・・・・・八神部隊長、お願いがあるのですがよろしいですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「マクミランさん・・・でよろしいですか?」

 

 はやてとシグナムが退室して、部屋にはマクミランとリインの二人だけになっていた。

 

 「そうだ」

 

 「初めまして、リインフォースⅡ(ツヴァイ)と申しますです。よろしくお願いしますです」

 

 机に着地すると、リインは敬礼の姿勢で自己紹介をして、それを見ていたマクミランも敬礼して返すが、その顔には先ほどと違い優しい笑顔を浮かべて「こちらこそよろしく」と言う。

 

 その顔を見てリインは安堵していた。

 

 リインは始めマクミランを見て悪そうな人ではないと思っていたのだ。しかし、先ほどの態度を見て怖く感じていたが、やはり根は悪く無い人だと確信したのだ。

 

 「・・・聞きたいことがあるのですが、よろしいですか?」

 

 「何かな?」

 

 「先ほどはやてちゃんに・・・いえ、八神部隊長を怒鳴られたのは何か理由があるのでありますか?」

 

 おずおずとした感じで尋ねられたマクミランの顔から笑顔が消え、真剣な顔になる。

 

 「・・・嬢ちゃんはあの娘を指揮官としてどう思っているかね?」

 

 「え、えと、こっこれ以上ないほどの上官です!」

 

 質問に質問で返され戸惑うリインだが、詰まりながらも言い切るリインを見てマクミランは静かに頷いていた。

 

 「君が言い切るという事は、あの娘はさぞかし慕われているんだろうな」

 

 「はい。機動六課全員が慕っていると言っても過言じゃないのです!」

 

 「・・・そして、あの娘も慕う者達を大切にしたいと思っている」

 

 「はい!・・・って、なんで分かるんです?」

 

 マクミランは「経験だ」と言うと顔を鏡の方に向ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鏡の反対側には退室したはやてとシグナムが二人の様子を見ていた。

 

 「ひょっとしてここにおるのがバレとるんやろうか」

 

 「そんなはずはないかと。あやつからリンカーコアの反応はありませんでしたし、適当にこちらを見ているだけかもしれません」

 

 (そうやろうか・・・、私にはそうは思えんのやけど)

 

 はやてはどこか腑に落ちないらしくマクミランを見ている。

 

 「ところで、あいつの無茶な提案をよく許可されましたね」

 

 「え?ああ、さっきのことな」

 

 なぜ、リインとマクミランを二人だけにしたのか。これはリインが《私にやらせ貰えないでしょうか》と提案したのがきっかけなのだ。当然はやてとシグナムは危険だと言って却下したのだが、当の本人は譲らなかったためにはやて達が折れたのだ。

 

 「理由は無いんけど、なんとなくリインなら何とかしてくれると感じたから、かな」

 

 「・・・そうですか」

 

 「うん。やけど、危なくなったら飛んで行く」

 

 シグナムの方を見て微笑み、シグナムは「はい」と言ってガラスの向こうを見て、はやても顔を向ける。が、その顔は少し険しかった。

 

 (なんか、すごいことを忘れてるような気が・・・。)

 

 「しかし、あやつは何者なんでしょうか。ただの軍人ではなさそうですが」

 

 (・・・・・・軍人?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「どうかしましたか?」

 

 「いやなんでもない。ところで、まだ答えてなかったな。私が怒った理由を・・・」

 

 リインは(やっぱり)と思いつつも、一言一句聞き逃さまいとマクミランの言葉を待つ。

 

 「少しばかり感情的になってしまったが、あの娘の為を思ってこそだ」

 

 「・・・為を思って・・・ですか?」

 

 「そうだ。その娘は人としては良い方だろう。だが、それだけでは指揮官は務まらんのだ。己の目的を達するための覚悟が、それこそ、死んでしまった部下の亡骸を踏み越えるような覚悟がな・・・」

 

 リインはマクミランの言葉に哀愁が込められている事を感じ、またはやて達も感じていた。

 

 「画面越しで次々と倒れていくを見て、聞こえてくる部下達の助けを求める声。助けに行きたくても行けない歯痒さ。応援部隊を出したくても出せないもどかしさ。そして、自分の指揮が悪かった為に部下を死なせたと言って自分を責める。・・・私には、あの娘がそれに耐えられとは到底思えんのだ」

 

 「で、ですけど、八神部隊長はとても優秀ですし、人一倍努力される人です!そ、それに、ここにいる人たちはマクミランさんが思っている程弱くありません!この子達だって、今は子供ですけど将来はすごい魔道士になる卵なんです!」

 

 最後の方は身振り手振りで伝えようとするリインだが、マクミランの視線はリインではなくその後ろに向けられていた。

 

 「・・・・・・・・・らしいが本当のことか?」

 

 「本当もな「はい」・・・ふぇ?」

 

 可愛いらしい声を出して振り返ると、そこには微笑んでいるはやてが佇んでいた。はやては部屋に入ってリインの隣に立つ。

 

 「ありがとうな、リイン。けど、おかげで思い出せることが出来た」

 

 そう言うとはやてはマクミランを見据える。

 

 「マクミランさん。今からこの機動六課がなぜ作られたのか。そのことについて話します。そして、私なりの覚悟も伝えたいと思います」

 

 

 

 

 

 《はやてちゃん。いきなりどうしたのですか?》

 

 《えっとな。さっきも言うたけど思い出したんよ。よく当たるお姉さまの予言を》




卵四人組の静かな理由
「「「「顔(頭蓋骨)が怖くて話せない!!!!」」」」
((((;゚Д゚))))
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