蜘蛛糸釈迦羅天〜大和撫子七変化〜   作:かりん2022

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あにまん掲示板のエイリアンと呪術師が戦うやつに影響を受けてます。
とっても面白いのでぜひ探して読んで見てください。


試練はこれだ!

ここは私の生得領域である。丸い舞台と周辺に鎮座する玉座。私は隅っこにいて、丸まっていた。

正直ムカムカする。しかし特級術師共に逆らうのは馬鹿のする事なのでひたすら言い争いが収まるのを身を縮こまらせて待った。

 

『はいはい。君らは今やゲームシステム、いわばスキルにしかすぎなんだ。決定権はプレイヤーにあるよ。それにまだ試練も伝えてないしね』

 

ここで丸投げせんでもろて。

私にスポットライトが当たり、彼らは玉座に縛り付けられる。

 

「まあ、終わった事は仕方ねーか」

「悪いね、悟」

「それで、この後どうすんですか」

「そろそろ先発隊が来るんだっけ?」

 

 先発隊ってなんぞ。

 

「先発隊ってなんですか?」

「エイリアン!」

「まあ敵だな」

「侵略者だ」

「これを撃退すればクリアだよ。頑張っていこう!」

「私も出来うる限り力を貸すからね」

「個人でどうこうできる相手ではないが?」

 

 何言ってんだこいつら。エイリアンと戦争になった時点で普通に詰みじゃん。

 

『大丈夫。英語も中国語もロシア語もバッチリ教えてあげるから』

「地球ごときの科学力でなんとかなるの?」

 

 宇宙を旅できる科学力を持つ者たち相手に? 月がせいぜいの猿が? うっそだぁ。

 

「ならなかった。戦争で負けて、呪術をエイリアンに向けて使うかでも揉めて、そうこうしている間に壊滅した。最後呪霊とも協力体制を取ったけど、それでもダメだった」

「クソじゃん」

『非術師と術師で協力してればなんとかなったかもしれないのにね。私達は、そんな滅びた世界の片隅から、滅びた世界同士力を合わせて大儀式を行ったんだ』

「なるほど」

『だから、制限時間は僕達が全滅するまでだよ』

「現在進行形でサバイバルやってんのかよ、クソじゃん」

「俺ら、頑張って生き残るから!」

「まあ、隠れ住むだけならどうにかなるしな」

「まあ、10年は頑張ってみせるよ」

「……何すればいいの。ルールとかも、全部教えて」

 

 この人たち、個別で1人生き残って頑張って泥を啜って生きてるんだ。

 それに協力しないなんて、私がすごい悪者になっちゃうじゃん。

 

『ありがとう! じゃあ皆、試練とVIPを言ってくれ』

「順平! なんだかんだ言って、他の奴らはちょっと手助けすれば勝手に生き残るだろうし」

「傑。傑さえ無事でいてくれたら、僕はいいよ」

「悟。悟が生きててくれなきゃ意味ないからね」

「津美紀。絶対守れよ」

「俺は恵だ」

『私は高羽を指定しておくよ』

「このゲームクリアさせる気ある? まあいいや、試練は?」

 

 

 夏油は五条をぎゅっと抱きしめた。

 

「ーーごめんね、悟」

「傑? 嫌な予感すんだけど」

「私の出す試練は決まっている。天元様を操り、真人を捉え、術師を量産してもらう」

「それは……!」

「他に何か案があるのかい? 悟」

 

 五条は、苦しそうな顔をする。

 

「非術師も痛みを負うべきだ。同様にね。負けたら死ぬのは一緒なんだし」

「はいはい! 俺は兄貴達を受肉させる事! 後、これは試練じゃねーけど、兄貴達のこと助けて欲しいな」

 

「簡単にいうけど、3人殺せって事ですよ? それ」

 

「俺は、資金を稼ぐ事だな。どっちみち先立つものが必要だろ? 銀行口座に1兆で達成とする」

 

「桁多すぎない?」

 

「俺はそんなキツくないぞ。1000人助けろ」

「いや多いでしょ。めちゃめちゃ多いしきっついわ」

 

「僕からの試練は、一度でいいから、術式に寄らず呪霊の助力を得る事」

「きっつ」

 

『地球からのエイリアンの撃退が最終試練ね』

 

 うーん、これは成功する余地ある? ないでしょ。

 

「なんかいいお知らせとかないの」

「エイリアンが降下したら位置とかわかるよ。私の呪霊が使える」

「わーやったー(棒)」

 

 とにかく、私は作戦を考える事にしたのだった。

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