今回、申し訳程度の戦闘描写がありますが、期待しないでください。できるだけほんわかした部分だけ書きてぇんだ…。
とりあえず前回のあらすじ
謎生物に突進を食らいそうになったまどか、そこに現れたのは自身のことを魔法少女と名乗る人物、巴マミ。
そうして魔法少女や魔獣、魔女のことを知ったまどか&さやかは、どうやら魔法少女のことが気になっているらしく…
「それじゃあ今日はよろしくお願いします、マミさん」
「ええ、こちらこそよろしく」
夏休み初日、今日はさやかちゃんが「魔法少女って、実際どんな感じで魔女とかを倒すんだろう?」と思ったことがきっかけになって私とさやかちゃんでマミさんのパトロールを見学することになりました。
「それで、魔女とかってどうやって探すんですか?」
「それはね、これを使うのよ」
そう言うと、マミさんは指輪の形をあっという間に卵型の宝石に変えてみせた。
「うわ…すごい、これも魔法の力ですか?」
「そうなんだけど、これはその魔法を使うための物、"ソウルジェム"よ」
「そういえば前にそんなこと言ってましたね」
「ほら、ソウルジェムが光ってるでしょ?この光が強くなれば、それは魔女や魔獣が近くにいる証、これを手がかりにして魔女や魔獣を探すの」
そう話しながら進んでいく私達、でも、ソウルジェムの輝きは強くなりもしなければ弱くなるわけでもなくて、ず〜っと同じ光り方をしているように見える。
「…なんか、思ったよりも地味なんですね」
「そうなのよ、でも、これも安全を守ったりするには必要なことなの」
「へ〜…あれ?ソウルジェムの光が強くなってる?」
さやかちゃんがそう言ったので、ソウルジェムを見てみると、確かにさっきより光が強くなっている気がする。
「この魔力パターンは…この前の使い魔達と同じようなパターンね」
「ということは…?」
「恐らくだけれど、ここに大本の魔女がいるわ」
そう言うと、マミさんは廃ビルの前に立つ、私達もその後ろに立つけど、魔法少女でもないから本当に魔女がいるかとかは分からない。
さっきより周りを警戒しながら廃ビルの中に入っていくと、中に一箇所だけ、歪んでいるように見える場所があった。
「これが、魔女の結界ってやつですか?」
「ええ、この中に入ればすぐに魔女や使い魔に襲われるかもしれないわ、一応聞いておくけど、本当にいいのね?」
そう聞かれて、私とさやかちゃんは顔を見合わせた後、覚悟を決めて頷いた。
「そう、それじゃあ行くわよ!」
「「はい!」」
「…ところでさやかちゃん、さっきから持ってるそれは…?」
「ん?ああ、これね、ほら、魔女とかは襲ってくるから危険だって言うじゃん?だから護身用に金属バットを…」
「いや、それは分かるんだけど…どこで手に入れたの?」
「うちのクラスの中沢いるじゃん?そいつから使ってないボロボロで古いやつを貰ってきた」
「えぇ〜…」
中沢くん…なんかごめんね…?。
「身を守ろうとするのはいいのだけれど、魔女や魔獣相手に金属バットを使っても、そこまで効かないと思うわ」
「そうなんですか?いやでも、持ってるか持ってないかで言ったら持ってる方がいい…はず!」
「まあ、それはそうね、でも、それだと不安だからっ…」
マミさんがさやかちゃんの持つ金属バットに触れると、あっという間に金属バットがマジカルな感じの見た目になった。
…マジカルな見た目っていうのは白かったり、リボンがついていたり、そういう感じの見た目。
「うお、なんかすごい…」
「それならさっきよりずっとマシなはずよ」
「なんかありがとうございます」
「そしたら、そろそろ行きましょうか」
そうして私達は、魔女の結界の中に入っていった…。
「ふ〜ん…マミのやつ、最近見ないと思ったら一般人連れて何やってんだか…」
「…何やってるか気になるし、ちょっとだけ覗いてくか…」
魔女の結界・第1階層
「うわ〜…なんか目がチカチカする…」
「前に見た結界と似てるね」
「魔女の結界なんてそんなものよ、もし魔法少女になるなら、今のうちに慣れておいたほうがいいわ」
そう会話していると、さやかちゃんがマミさんに質問する。
「そういえば、どうやって魔法少女になるんですか?」
「「…あっ」」
私とマミさんの声が被った。私のは、そういえば聞き忘れてたことに気づいて出た声で、多分、マミさんのは説明し忘れてたことを思い出した声だろう。
「ごめんなさい、説明し忘れてたわね、魔法少女になるには、キュゥべぇと契約をする必要があるのよ」
「「きゅーべー?」」
今度はさやかちゃんと被った。
「キュゥべぇっていうのは、白くて小さな、猫みたいな子よ、多分見たことあるんじゃないかしら?」
「白くて…猫みたい…あ!あの変な白い猫!?」
そういえばあの日、結界に入ってしまう前に変な白い猫を見かけて、それを追いかけていったせいで結界に入っちゃったんだった。
「見たことがあるなら話が早いわ、魔法少女になれるのはその素質がある人だけなんだけれど、素質がある人にはキュゥべぇが見えたりするのよ、だから2人とも魔法少女になれる素質があるっていうことね」
「なんか素質があるって言われると、さやかちゃん照れちゃうな〜」
「私もちょっと嬉しいな…」
「ところで、2人は何を願うか決めているの?一応こんな大変なことをすることになるんだから、軽い気持ちで契約したらダメよ」
素質があると言われて、少し調子に乗っていたところをマミさんに注意される。でも、願い事かぁ…そう言われるとなぁ…。
「願い事って、本当に何でも叶うんですか?」
「そうよ、例えば億万長者になりたいとか天才になりたいとか、誰かの怪我を治したいっていうのも叶えられるわね」
「……!」
さやかちゃんが少し反応した気がするけど、よく見てなかったので気のせいかもしれない。
ちなみに、なんで結界の中で話しながら歩いていれるでしょうか?。
正解は…マミさんが話しながら使い魔が出てくるたびすぐに銃で倒しているからでした!。すごいね。
すごいっていうか、使い魔の方すら見ずに倒すからなんかもう逆に怖くなってきた。
そんな状態で特に何もなく(?)歩き続けて、ついに大きい扉の前にやってきた。
「魔力反応が強くなっている…恐らくこの奥に魔女がいるわ」
「ついにご対面か〜、いったいどんな見た目してんだか…」
「あんまり怖くないといいんだけど…」
「それじゃあ行くわよ」
そう言うとマミさんは扉を開けて、中に入っていった。
それに続いて私とさやかちゃんも入っていく。
魔女の結界・最下層
扉の奥は、そこら中に薔薇っぽい花や、植物が生えていて、薔薇園のような雰囲気がした。
そこには、これまでの使い魔と違って、大きくて恐ろしい見た目の生物がいた。
多分、あれが魔女なんだろうな。
「うわ、グロ…」
「なんか気持ち悪いね…」
「そしたら、早く倒してくるわね」
言い終わると同時に、マミさんはいくつも銃を取り出して、魔女に向かって射撃し始めた。
そのうちのいくつかが魔女に当たらず後ろの使い魔や薔薇のようなものに当たる、すると魔女が怒ったらしく、自分の座っていた大きい椅子を私達に向かって投げ飛ばしてきた。
「Don't hurt the roses!!」
「きゃあっ!」
「危ない!」
でもその椅子は、私達に当たる前にマミさんのリボンで止められた。
「お返しするわね!」
すぐにマミさんはリボンを動かして、逆に椅子を魔女に向かって飛ばした。
「…! ?」
魔女はまさか椅子を投げ返されるとは思っていなかったらしくて、攻撃しようとしていたところに椅子が当たって、後ろに吹き飛んでいた。
「うわ、すごい…」
「すごいね…」
「これでとどめよっ!」
マミさんはいつの間にか周りにいた使い魔も全員倒していたらしくて、最後に魔女に大きな大砲のようなものを向けてこう叫んだ。
「ティロ・フィナーレ!!」
多分技名だと思う。必殺技なんだろう。それを食らった魔女はすぐに倒れてしまった。さすがマミさんだ。
「すごかったですね!マミさん!」
「いいえ、それほどでもないわ、まだ使い魔が残っているようだし」
そう言ってマミさんは、どこかへ消えていくとすぐ戻ってきて、結界もすぐに消えた。
元の廃ビルに戻ると、私もさやかちゃんも、マミさんもいたけど、もう1人追加で知らない人がいた。
「あんた、まだそのやり方変えてねーんだな」
「佐倉さん…」
「あの…知り合いなんですか…?」
「彼女は佐倉杏子って名前で、昔私と一緒に活動していたのよ」
「そうなんですか」
「それで佐倉さん、どうしてここにいるの?」
「いや、久しぶりにあんたの顔を見に来てみたら、後ろに知らない奴らが2人ついてたもんだから、何してんのかと思って見てたのさ」
「それで?あんたら2人は何でマミの後ろにいたんだ?」
「それは…魔法少女になるかどうか迷ってて、どんな感じなのか見学してみようってなって…」
「見学?はっ、バカなことをするやつもいるもんだね」
「ちょっ…バカってなによ!」
「バカだろ、魔法少女でもないのに見学とか言って結界に入っていくって、自分から死にに行くようなもんじゃねーか」
「そんな言い方ないでしょ…!」
「佐倉さん、そんなことを言うためだけに来たの?」
「違うさ、マミに伝えておきたいことがあってな」
「伝えておきたいこと…?」
「そう、今から大体1ヶ月か2ヶ月後、魔女や魔獣の宴、ワルプルギスの夜が起こるって話」
「ワルプルギスの夜…、その情報はどこから?」
「そのことなんだけどな、あたしは他の魔法少女から聞いたんだよ」
「じゃあ、その人に聞いたら…」
「とっくに聞いたさ、でも、そいつも他の魔法少女に聞いたって言うんだから、情報を流した野郎を特定するのは無理だろうな」
「そう…」
「じゃ、伝えることは伝えたし、魔獣や魔女もいなさそうだからあたしは帰らせてもらうぜ」
「あっちょっ、バカって言ったの謝れー!」
「誰が謝るか!バーカ!」
そう言って杏子ちゃんはビルの上を走って、風見野市の方へ消えていった。
「もう、なんなのよあいつ」
「なんか嵐みたいだったね…」
「別に悪い子ではないのだけれど…」
そう話していると、視界の端に1枚の紙を見つけたので、近づいて取ってみる。
「杏子ちゃんが落としていったのかな…」
その紙は真ん中には大きい絵、その上に[AOJカタストル]と書いてあり、下の方には小さい字で他にも色々と書いてある。
「なんだろこれ、えーおーじぇーかたすとる?」
「あっそれ、ゲーセンにあるカードゲームの台でもらえるカードだ!」
さやかちゃんが叫ぶ。知ってるってことは、やったことあるのかな…、何書いてあるかわかんないし難しそう…。
「ということは、どこかのゲームセンターを探せば見つけられるかも…」
「すぐに探しましょう!そして、バカって言ったこと謝らせてやる!」
それはさやかちゃんがいやだっただけじゃない?私もバカって言われるのはいやだし、言っちゃ駄目なことだと思うけど…。
「そうね、私も佐倉さんには色々聞きたいことがあるし、ワルプルギスの夜が本当に起こるなら、協力した方がいいしね」
「そういえば、ワルプルギスの夜ってなんですか?」
「さっき佐倉さんが言っていたように、魔女や魔獣が大量発生する現象のことよ、魔女や魔獣が大量発生するから、その分被害もすごくて、一番被害が大きいのだと都市が滅んだっていう噂も聞いたことがあるわ」
「えっ?そんなのどうにかできるんですか?」
「きっと、みんなで力を合わせれば大丈夫よ、だって私達、魔法少女ですもの!」
「そうですか、それじゃあ明日にでも杏子を探しに行きましょう!」
「そうね、確かあの子は風見野市にいるはずだから、そこのゲームセンターに行きましょう」
そうして明日、杏子ちゃんを探しに行く約束をして、今日は解散することにした。
今日は特にほむらちゃんについて思い出すことはなかったけど、杏子ちゃんと話せば少しは思い出すかもしれないし明日は頑張ろうと思う。
「にしても、ワルプルギスの夜かぁ…どこかで聞いたことがあるような…ないような?」
寝る前にそんなことを思いつつ、まぶたを閉じると、疲れがたまっていたのかすぐに眠くなってきた。
それじゃあ、おやすみなさい……
「まさかワルプルギスの夜が発生するなんてね…」
「やっぱりこんなことしたせいかしら…」
「まどかに被害が及んではいけないし、巴マミと佐倉杏子には早いところ手を組んでもらいたいわね」
「まあ、余程のことがなければ大丈夫でしょう…」
「にしても懐かしいわね、ワルプルギスの夜…」
「……ちょっと、そのカチューシャ、返してもらえる?」
「ちょっと…待ちなさいよ…返しなさいって…!」
「ああっ…、本当、ついてないわね」
申し訳程度の戦闘描写イェァ
なぜマミさんがこんなに強いかって?そりゃあ精神状態が最高だからだよ
この後に出てくる魔女も、マミさんとかに適当に片付けてもらうつもりなので、そこまで戦闘描写は細かく書いたりしません。
あくまで基本まどか視点のお話なのでね、ガッツリ戦闘描写入れたりはしませんよ
ところでAOJカタストルが何かわかりますか?
分からない人のために言っておくと、遊戯王のカードです
ゲームセンターに誘導できて、杏子が持ってそうなものは、こういうカードくらいしか思いつかなかったんです…
デュエルターミナルっていうやつなんですけどね、確かあれゲームセンターに設置されてるんですよね、かなり前の話ですけど
そしたら次回予告いきまーす!
AOJカタストルのカードを手がかりに、風見野市のゲームセンターに足を運ぶ3人、そこで杏子を見つけるも、さやかが勝負を仕掛け始めて…
次回「大乱闘ゲーセンシスターズ」ランニングデュエル!アクセラレーション!